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Entry 2021/05/25
Update

映画『アンチ・ライフ』ネタバレあらすじ感想とラスト結末の評価解説。エイリアンと対峙するクレイとアダムス提督の勇姿と“黒幕の正体”

  • Writer :
  • 秋國まゆ

エイリアンvs元軍人や現役兵士たちの死闘を描くSFアクションスリラー

ジョン・スーツが監督を務め、ブルース・ウィリスが出演した、2020年製作のカナダのSFアクションスリラー映画、『アンチ・ライフ』。

宇宙船に潜んだ正体不明の生命体相手に、宇宙船を管理する元軍人や現役兵士たち、搭乗した民間人が人類存亡をかけて死闘を繰り広げていく姿とは、具体的にどんな内容だったのでしょうか。

新たな地球を目指して旅をしていた、宇宙船の中で繰り広げられる謎の生命体vs人間たちの戦いを描いた、カナダのSFアクションスリラー映画、『アンチ・ライフ』のネタバレあらすじと作品情報をご紹介いたします。

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映画『アンチ・ライフ』の作品情報


(C)2020 Anti-Life LLC.ALL RIGHTS RESERVED.

【公開】
2021年(カナダ映画)

【脚本】
エドワード・ドレイク、コーリー・ラージ

【監督】
ジョン・スーツ

【キャスト】
コディ・カースリー、ブルース・ウィリス、カラン・マルベイ、レイチェル・ニコルズ、ティモシー・V・マーフィ、トーマス・ジェーン、カサンドラ・クレメンティ、ジョニー・メスナー、コーリー・ラージ、ヨハン・アーブ、アンジー・パック、ラルフ・モーラー

【作品概要】
『PANDEMIC パンデミック』(2016)のジョン・スーツ監督が手掛ける、カナダのSFアクションスリラー作品です。

パワーレンジャー』(2017)のコディ・カースリーが主演を務め、「ダイ・ハード」シリーズや「エクスペンダブルズ」シリーズなど、人気シリーズ映画に多数出演している大スター、ブルース・ウィリスが出演しています。

映画『アンチ・ライフ』のあらすじとネタバレ


(C)2020 Anti-Life LLC.ALL RIGHTS RESERVED.

西暦2242年。謎のウイルスの流行により、地球は滅亡の危機に陥り、選ばれた5,000人の富裕層が新たな地球となる惑星、「ニュー・アース」へと避難することになりました。

これまで41隻の宇宙船がニュー・アースへと旅立ち、時空を超えて長い航海の旅に出れる宇宙船「ヘラクレス号」の出発が最後です。地球には、宇宙船に乗れる許可証を持たない190億人が、まだ残されているというのに…。

ヘラクレス号は、船長アダムス提督を筆頭に構成された現役兵士と、クレイという男を筆頭にした元軍人によって管理されています。

アダムス提督の娘で元士官学校生ヘイリーの恋人で、妊娠した彼女のお腹の子供の父親であるノア・コラルは、家族と一緒にニュー・アースで新生活を築くため、労働と引き換えに何とかヘラクレス号に潜り込むことが出来ました。

しかしアダムス提督は、ヘイリーが妊娠し士官学校を中退させた原因である、彼女の恋人を許していません。そのため、ノアとヘイリーは、アダムス提督に自分たちが恋人同士で、いずれ家族になることは隠していました。

ヘラクレス号に搭乗したヘイリーたち民間人と、アダムス提督を含む現役兵士のクルーは、ニュー・アース到着までの半年間、人工冬眠装置の中に入り冬眠します。

アダムス提督たちの冬眠が完了し、ヘラクレス号は「ニュー・アース」に向けて、量子ジャンプを開始。しかしその直前、フードを深く被った男が、船内にある端末に何かを仕込んでいたのです。

そうとは知らないノアと、クレイたち元軍人、アダムス提督の代わりに指揮官になった男スタンリー大佐。彼らはハイパー速度により、地球が30年の時を経過した翌朝、他のクルーが冬眠中の間、宇宙船の管理に取り掛かります。

その際、スタンリー大佐はノアたち、起きているクルーに「この船はあと182日で“ニュー・アース”に到着する。提督をはじめ、ほとんどのクルーは冬眠している」と告げます。

「稼働メンバーには衛生兵が6人、技術兵が6人。衛兵5人と俺がお前らを厳しく取り締まる」「船内の雑用担当は5人。問題が起きたら自分で解決しろ、分かったらさっさと行け」と述べました。

ニュー・アース到着まであと171日。船内の清掃を任された雑用担当のノアは、同室となったクレイと、彼のホログラムにたびたびからかわれながらも、淡々と仕事をこなしていました。

真面目に仕事をこなすノアとは違い、クレイとその仲間のブルーとオルテガ、衛生兵のチェンバースと衛兵のティークらを含む、他のクルーはスタンリー大佐にバレない程度に適度にサボっていました。

ニュー・アース到着まであと86日。クレイたち他のクルーと馴染めず孤立するノアにとって、冬眠しているヘイリーと一緒に、ニューアースでどんな生活を送るのかが唯一の楽しみでした。

そんな中、高濃度の放射線が出ているリアクターがある部屋、「リアクター室」に何者かがアクセスしようとして失敗し、船内に警告アラートが鳴り響きます。

警告アラートに気づいたスタンリー大佐が、リアクター室前にいる誰かに声をかけようと向かいますが、そこには誰もいません。

その代わり、何かが船内の通気口を移動する音が聞こえ、スタンリー大佐は船内の見回りに向かいます。そこで偶然、スタンリー大佐は船内のトイレを清掃中のノアと遭遇し、彼にこう言いました。

「地球を離れ、心が不安定になる者は多い。新たなスタートを喜ばず、他の惑星の植民地化に反対する者もいる」「中には船の自爆を企む奴がいるかもしれん。だからお前は不審者を見たら必ず俺に報告するんだ」

そう話すスタンリー大佐が去った後、仲間と一緒にサボっていたクレイがふらっと現れますが、ノアは彼にその話をしませんでした。

そんなある日、謎の生命体が酒のボトルに侵入したとは気づかず、その酒を飲んで体内に取り込んだクルー、シェイディが大量の血液だけを残して死んだ事件が発生。しかもその時、シェイディと一緒に隠れて麻薬を吸っていたクルー、ブルーが謎の失踪を遂げていたのです。

そんなことが船内の一室で起きているとは知らないノアは、一緒に仕事をする相棒のクレイの姿が見当たらず、船内を探し回っていました。

ようやくノアが見つけたクレイは、チェンバースとオルテガ、仲間の男性1人と一緒に、クレイ特製の洗浄剤を主原料とした酒を武器庫で飲んでいました。

クレイたちはそれを知ったノアを取り押さえ、「スタンリーにバレたら全員軍法会議にかけられるから黙っていろ」と口止めし、代わりに彼を仲間に引き入れます。

後日、オルテガの誕生日会が行われ、すっかりクレイの仲間に溶け込んだノアは、彼らと一緒に酒を飲みながら他愛もない話をしていました。

そんな時、オルテガは姿が見えない仲間のブルーを探しに行きますが、血まみれの彼は既に謎の生命体に体を乗っ取られており、オルテガは壁に何度も頭を叩きつけられて死亡します。

同時刻。ノアは密かに船内のパソコンを弄り、移住先での職業を肉屋から衛生設備業に変更していました。

それを見たクレイは、ノアが実は搭乗許可証を持っていない密航者で、その理由は家族と一緒に居たいからだということを、彼の口から聞いて知りました。

その話を2人がしていた直後、クレイはスタンリー大佐に呼び出されます。その理由は、シェイディの死とそれに関与した疑いがあるブルーが失踪、オルテガも行方不明になっていることでした。

しかし、シェイディが死んだ現場は、どう見ても人の手によるものではありません。

10年来の仲間であるブルーを、シェイディ殺しの犯人と疑いたくないクレイは、一緒にスタンリー大佐からその話を聞いたノアに、「もし奴が犯人だった時は、俺に少し時間をくれ」と言いました。

以下、『アンチ・ライフ』ネタバレ・結末の記載がございます。『アンチ・ライフ』をまだご覧になっていない方、ストーリーのラストを知りたくない方はご注意ください。

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(C)2020 Anti-Life LLC.ALL RIGHTS RESERVED.

その後、スタンリー大佐の命令により、起きているクルーは総出でブルーとオルテガの捜索が行いました。一番早くオルテガを見つけたのは、クレイです。しかしオルテガは、既にブルーによって嬲り殺された後でした。

一方ノアは、部屋の扉をカッターでこじ開けようとするブルーの姿を発見。ノアはクレイとチェンバース、ティークとスタンリー大佐、衛兵のズウを連れてきて、ブルーに話しかけました。

しかし、振り返ったブルーの顔は血まみれな上にボロボロで、スタンリー大佐たちの呼びかけに何も答えようとしません。

それどころか、ブルーは近くにいたズウの首を噛み千切って殺害。そんな彼を、銃を持っていたスタンリー大佐とティークが射殺します。

人間業とは思えないブルーの襲撃に、何かおかしいと感じたクレイはその原因を探るため、チェンバースにブルーの遺体の解剖を任せました。

チェンバースによる解剖の結果、ブルーの臓器・神経・血液はなく、代わりにネバついた黒い体液が検出されたことが判明。

その解剖結果から、チェンバースは、ブルーは自身の臓器・神経・血液を食べた何かに寄生され、体を操られているのではないかと推測します。

さらにチェンバースは、オルテガの死を受けて再度船内にいる人数を調べたところ、密航者がいることが判明。この瞬間、ノアが偽造の登場許可証を使って乗り込んだ密航者だということがバレてしまうのです。

ノアは咄嗟にその場から逃げようとし、スタンリー大佐とティークは彼を捕まえ殺そうとしますが、クレイの説得によって渋々解放します。

クレイたちはスタンリー大佐とティークが持ってきた、シェイディの死の間際を映した監視カメラの映像を検証した結果、彼の体内から複数のエイリアンが確認できました。

船内に複数のエイリアンが侵入したことを、冬眠中のアダムス提督に話すべきか否か話し合うクレイたち。

するとその時、真っ先にエイリアンを侵入させた犯人に疑われたノアは、先ほどまで台の上に横たわっていた、ブルー・オルテガ・ズウの遺体がないことに気づきます。

その直後、エイリアンに寄生されたブルーたちが、それぞれチェンバースとクレイ、スタンリー大佐へ襲撃。

ブルーたちとの死闘の末、スタンリー大佐がズウに殺され、ブルーとオルテガを銃によって退けたクレイ・ノア・チェンバース・ティークが無事その部屋から脱出しました。

クレイたちはとりあえず武器の調達をしようと、武器庫へ向かい、その道中で部屋にいる他のクルーに避難するよう指示します。

しかし、リアクター室を除く全ての船内の権限を持つスタンリー大佐によって、全ての部屋が解錠されてしまい、他のクルーたちは全滅してしまうのです。

無事武器庫へ到着後、ティークとチェンバースに犯人だと疑われたノアは、自分が密航してきた理由を明かします。

ノアへの疑いが晴れたところで、クレイたちは銃弾でエイリアンの動きを抑えつつ、火炎放射器で一掃しながら、下のセキュリティーベイと呼ばれる部屋へ向かおうとしました。

しかし、船内は謎の煙が充満しており、クレイたちはどこからエイリアンが襲撃してくるか分からないなか、慎重に歩いて進むしかありません。

その際、エイリアンに寄生されたクルーにティークが連れ去らわれてしまい、火炎放射器を持つクレイは単独で彼を救出します。

そんなクレイたちが向かった先から現れた彼の仲間の男は、セキュリティーベイに向かった彼らと離れ、1人脱出ポッドに乗り込みました。

ところが、その脱出ポッドには既にブルーが侵入しており、クレイの仲間の男はブルーによって殺されてしまうのです。スタンリー大佐を退け、セキュリティーベイにひとまず立て籠もったクレイたち。

しかし、セキュリティーベイの外には大勢のクルーが押し寄せており、エイリアンには銃弾も効かず逃げ場もない、かといって助けを呼ぶこともできません。

圧倒的な劣勢を強いられたクレイたちは、ノア以外の3人は死を覚悟して酒の力に縋ろうとしますが、ノアは家族のために最後まで戦うことを決心します。

そこでノアは、ホログラムのクレイによる指示のもと、通気口の中を通ってアダムス提督に助けを求めることにしました。

しかしその際、ノアを誘導するクレイとチェンバースは、ティークがエイリアンを侵入させた犯人であることを、ティークの口から聞かされたのです。その理由は、「苦しまずに一思いに死ねると思ったから」でした。

ノアは無事、他のクルーと眠るアダムス提督の元へ辿り着き、眠りから目覚めた彼と一緒に、船内アナウンス越しにクレイたちの話を聞きます。

「この船には30万人が乗っていて、新たな人生を送ろうとしているのよ。それを踏みにじる気?」

「人類は触れる全てのものを破壊してしまう。俺から言わせれば、人類こそが寄生生物だ」

「お前が持ち込んだものは一体何なんだ?入手先は?ラボで作ったのか?」

「実験したが失敗した。だから、宇宙ができる前から存在していたエイリアンを呼び寄せた」

「お前の命令で連中は俺たちを皆殺しにするのか?」「いや、連中は自分の意志で人類を殺してるのさ」


(C)2020 Anti-Life LLC.ALL RIGHTS RESERVED.

現状を把握したアダムス提督は、冬眠中の現役兵士たちを起こして武器を装備させ、船内に侵入したエイリアンを宇宙に放り出そうと、セキュリティーベイへ向かおうとします。

その際、人工冬眠装置が無事であることを伝えたノアから、アダムス提督はヘイリーの恋人だと聞かされ、思わず彼を殺そうとしました。

クレイは同じ士官学校出身のアダムス提督を説得したことで、ノアはとりあえず殺されずにすみ、アダムス提督たちを誘導します。

その道中、リアクター室に群がるスタンリー大佐率いるクルーたちと遭遇し、アダムス提督たちはレーザー銃を使って死闘を繰り広げていきました。

その際、ノアはブルーに襲われましたが、偶然入った武器庫にあった強力な洗浄剤、「モクサセル(人体に触れると解ける危険があるもの)」を使って撃退。

銃も効かなかったエイリアンが、ブルーの体ごと跡形もなく溶けて消えたことから、ノアはモクサセルならエイリアンを倒せると踏んで、アダムス提督たちの元へ戻ります。

しかしノアが駆けつける頃には、既にアダムス提督以外の現役兵士は全滅しており、残ったアダムス提督も自身に群がるエイリアンを一掃しようと、手榴弾を使って自爆を決行。

扉が壊され、エイリアンによってティークが死んだ後、何とか銃と火炎放射器を使ってクルーたちを退けたクレイたちは、アダムス提督の死に愕然と立ち尽くすノアと合流します。

ところが、アダムス提督や現役兵士たち、エイリアンに寄生されたクルーの爆散した体は、徐々に一か所に集まり出したのです。

それを見て、クレイたちはその場から離れて武器庫へ避難します。その際、ノアはモクサセルならエイリアンを倒せると言い、火炎放射器にその液体を入れました。

アダムス提督たちのバラバラの死体がバラバラにくっつき、醜い怪物と化したエイリアンは、体内に取り込んだアダムス提督の指紋を使って、リアクター室の扉を解錠。

エイリアンは、生き残っているクルーたちを使って冬眠中の乗客を襲わせ、仲間を増やします。そしてエイリアンは、侵入したリアクター室のリアクターに、乗客たちを入れてオーバーヒートさせるよう仕向けました。

そのせいで、リアクターの出力はどんどん上昇し、ニュー・アースへの到着日が78日に早まってしまうのです。

船内アナウンスで到着日が早まったことを知ったクレイたちは、「エイリアンたちは、リアクター室へのアクセス権限を持つアダムス提督が目覚めるのを待っていた」と推測。

彼らはニュー・アースにいる最後の人類5,000万人を守るため、モクサセル入りの火炎放射器を使って、リアクター室に群がるエイリアンたちを一掃しようとします。

その際、クレイたちは乗客もエイリアンに寄生されてしまったことを知りました。クレイはノアにヘイリーの救出に向かわせ、チェンバースと一緒にエイリアン退治をします。

ノアがヘイリーを無事救出し、目覚めた彼女と一緒にクレイたちと合流しますが、エイリアンの長い腕によってクレイとチェンバースは一撃で沈められてしまうのです。

ノアとヘイリーは火炎放射器を持ち、無事脱出ポッドへ到着。ノアはヘイリーを先に乗せ、追いかけてきたエイリアンと対峙します。

しかし、火災報知機の誤作動によって辺り一面は煙に覆われてしまい、ノアはエイリアンの姿を目視することができません。

そんなノアを、脱出ポッドの発生装置まで吹き飛ばすエイリアン。ノアは脱出ポッドの発進準備を完了させた直後、エイリアンを火炎放射器で炙って殺します。溶け出すエイリアンの体から、人型の何かが出現。ノアは急いで脱出ポッドに乗り込みました。

そこへ、クレイのホログラムが出現し、一緒に脱出しようと訴えるノアたちを救うべく、有無を言わさず脱出ポッドを発進させます。

頭に傷を負ったクレイは、ノアたちの脱出後にヘラクレス号の進路を変更して、ニュー・アースへ行かせないよう仕向けました。

そんなクレイに、スタンリー大佐たちが襲い掛かろうとした瞬間、リアクターのオーバーヒートによってヘラクレス号は自爆し、跡形もなく消滅しました。

ニュー・アースに無事到着したノアとヘイリーでしたが、もうそこは既にエイリアンの侵略を受けており、生き残った人が巨大エイリアンと戦っていたのです。

ニュー・アースのどこかの湖。ノアと破水したヘイリーが、巨大エイリアンと湖にいた、エイリアンに寄生された少女に立ち向かうところで、物語は幕を閉じました。

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映画『アンチ・ライフ』の感想と評価


(C)2020 Anti-Life LLC.ALL RIGHTS RESERVED.

クレイとアダムス提督の勇姿

エイリアンvs元軍人と現役兵士たちの戦い、これが本作『アンチ・ライフ』の見どころです。

エイリアンに寄生されたシェイディの死と、死んだブルーの解剖、オルテガが殺された場面はグロイので、観る時は心の準備が必要となります。

強力な助っ人となるはずのスタンリー大佐やアダムス提督、アダムス提督率いる現役兵士たちが死んでしまうのは、本当に残念で仕方ありません。

それでもアダムス提督が現役兵士たちを率いて、エイリアンを一掃しようとする姿と、彼がノアに「おいお前、ヘイリーを頼んだぞ」と言って自爆した場面は男らしくて格好良かったです。

その前に、娘を妊娠させ士官学校を中退させた原因であるノアを殺そうとした、アダムス提督の姿と比較すると、そのギャップに惚れ惚れします。

それに何といっても、ブルース・ウィルス演じる元軍人のクレイが、最後まで格好良いのです。

最初はホログラムを使って、ノアのことをからかってばかりいたクレイが、ノアの事情を知ってから仲間として信頼し、最後は自らの命を犠牲にしてまで守ります。

一度は死を覚悟したクレイが、最後まで諦めずにエイリアンと戦い、宇宙に散っていった姿に感動する人は多いでしょう。

エイリアンを侵入させた“黒幕の正体”

実はこの宇宙船「ヘラクレス号」に、エイリアンを侵入させた黒幕の正体は、クレイたちと一緒に戦ってきた衛兵のティークです。

謎のウィルスによって人類が滅亡の危機に瀕し、新たな居住地に向かう道中、ティークは自暴自棄になってしまったのでしょう。

いっそのこと、ヘラクレス号にエイリアンを侵入させて、一思いに殺してほしいと思ってしまったのです。

あまりに身勝手な理由で、エイリアンを侵入させ、最後はそのエイリアンに寄生されたクルーに殺されたティーク。

彼がどのようにしてエイリアンを呼び寄せたのか、また何の研究をして失敗したのかまでは、劇中では明かされていません。

そのことに関して、観る人それぞれで考察できる楽しみが出来たのと同時に、一緒に主人公たちと戦っていた彼が犯人である真実に驚愕します。

まとめ


(C)2020 Anti-Life LLC.ALL RIGHTS RESERVED.

自暴自棄になった1人の衛兵によって、宇宙船内でエイリアンvs元軍人と現役軍人たち人間の死闘が繰り広げられていく、カナダのSFアクションスリラー作品でした。

ブルース・ウィリス演じるクレイや、トーマス・ジェーン演じるアダムス提督が最後まで諦めず、仲間と一緒にエイリアンと戦った場面は、迫力満点のアクションが満載です。

物語のラストでは、既にエイリアンに侵略されていたニュー・アースで、コディ・カースリー演じるノアと、カサンドラ・クレメンティ演じるヘイリーがエイリアンと戦う姿が映されていました。

ノアとヘイリーがその後どうなったのか分からないまま、物語は幕を閉じたので、もしかしたら続編が製作されるのかもしれませんね。

ちょくちょく出てくるギャク要素に笑いつつ、エイリアンvs元軍人集団と現役兵士たちの死闘にハラハラドキドキする、SFアクションスリラー映画が観たい人に、とてもオススメな作品です。

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