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Entry 2018/12/01
Update

名作アクション映画『フレンチ・コネクション』『L.A.大捜査線/狼たちの街』2本緊急上映。ウィリアム・フリードキン作品を再びスクリーンで!

  • Writer :
  • 中村綾子

ウィリアム・フリードキン監督の映画『恐怖の報酬【オリジナル完全版】』は2018年11月24日(土)より、全国8劇場で日本初公開されました。

映画『恐怖の報酬【オリジナル完全版】』の初日・初回満員御礼企画として、ウィリアム・フリードキン監督の2大傑作『フレンチ・コネクション』と『L.A.大捜査線/狼たちの街』の緊急特別上映が決定しました。

今回、貴重な上映される2作品の作品情報と、上映される日時をご紹介いたします。

映画『恐怖の報酬【オリジナル完全版】』とは


© MCMLXXVII by FILM PROPERTIES INTERNATIONAL N.V. All rights reserved.

スティーブン・キングやクエンティン・タランティーノ監督が称賛するも、正当な評価を受けることなく92分の短縮版で公開された、ウィリアムス・フリードキン監督の映画『恐怖の報酬』。

複雑な権利問題でDVD化もされず、40年もの間、幻の作品とされていました。

その失われた傑作が2018年、日本に上陸。公開初日の初回上映は、初回満員という好スタートを切り、映画ファンからも大きな話題となりました。

『恐怖の報酬 オリジナル完全版』フリードキン監督メッセージ入り予告編

新聞や雑誌で絶賛されたほか、フリードキン監督からの日本向けヴィデオ・メッセージがネット上で話題を集めた『恐怖の報酬【オリジナル完全版】』。

公開初日のシネマート新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町、シネマート心斎橋では上映を待ち望んでいた映画ファンが多数押しかけました。

上記の3館の初回満員という好スタートを切ったという好評を受け、フリードキン監督の出世作であり、アカデミー賞を受賞した代表作『フレンチ・コネクション』(1971)。

そして1980年代フリードキンの最高傑作『L.A.大捜査線/狼たちの街』(1985)が、シネマート新宿、立川シネマシティにて緊急特別上映されることが決定しました。

今回、権利元からの上映許可は『フレンチ・コネクション』1回、『L.A.大捜査線』2回の計3回のみ。特に『LA.大捜査線』は1986年の日本公開から32年ぶりの上映という貴重な機会となります。

当時映画館で観た人はもちろんですが、ビデオやDVD、ブルーレイでしか知らないという人も、迫力のカーチェイスを大画面でご堪能ください!

映画『フレンチ・コネクション』の作品情報


© 1971 Twentieth Century Fox Film Corporation. Renewed 1999 Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.

【公開】
1972年(アメリカ映画)

【監督】
ウィリアム・フリードキン

【キャスト】
ジーン・ハックマン、フェルナンド・レイ、ロイ・シャイダー、トニー・ロー・ビアンコ、マルセル・ボズフィ

【作品概要】

ロビン・ムーアの同名ノンフィクション小説が原作で、ニューヨーク市警麻薬課の敏腕刑事ポパイ(ジーン・ハックマン)と相棒のクラウディ(ロイ・シャイダー)が、フランス・マルセイユの麻薬組織のボス、シャルニエ(フェルナンド・レイ)とニューヨーク暗黒街を結ぶ密輸ルートを追うポリス・アクションの傑作です。

ドキュメンタリータッチで描いたこの作品は、アメリカのニューシネマを代表するひとつです。映画『ブリット』を超える壮絶なカーチェイスは、当時の映画界に一大ブームを巻き起こし、映画史に残る名場面となりました。

組織を追う刑事“ポパイ”を演じたジーン・ハックマンは、この作品でアカデミー賞主演男優賞を受賞しました。現在に至るまで、“ポパイ”は彼の愛称として親しまれています。

そのほかにも、作品賞、監督賞、脚色賞、編集賞の計5部門を受賞しました。

映画『フレンチ・コネクション』のあらすじ

ニューヨーク市警の薬物対策課で“ポパイ”と呼ばれているのはドイル刑事。

強引な方法での捜査をいとわない薬物捜査のべテランでした。

ある日、マルセイユのマフィア、シャルニエがニューヨークを訪れていることが判明しました。

不審に思い、ドイルはシャルニエを尾行します。

ドイルの執拗な尾行や強引な捜査があだとなり、逆に命を狙われることになるのですが…。

映画『L.A.大捜査線/狼たちの街』の作品情報


© 1985 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc. All Rights Reserved.

【公開】
1986年(アメリカ映画)

【監督】
ウィリアム・フリードキン

【キャスト】
ウィリアム・L・ピータセン、ウィレム・デフォー、ジョン・パンコウ、デブラ・フューアー、ジョン・タトゥーロ

【作品概要】
ロサンゼルスを舞台に、紙幣偽造犯マスターズ(ウィレム・ デフォー)を追う2人の財務省捜査官、チャンス(ウィリアム・ピーターセン)とヴコヴィッチ(ジョン・パンコウ)の死闘を描いたクライム・アクション。

『フレンチ・コネクション』に勝るとも劣らぬ常軌を逸したカーチェイスが凄まじい興奮を呼びます。2018年11月16日に亡くなった天才デザイナー、パブロ・フェッロが手掛けたタイトル・デザインも見ものです。

映画『L.A.大捜査線/狼たちの街』のあらすじ

シークレット・サービスの捜査官、ジミーは、定年退職を2日後に控えていました。

しかし、以前から追い続けていた通貨偽造団のボス、エリック・マスターズによって殺されてしまいました。

ジミーと7年間相棒として捜査を共にしてきたリチャード・チャンスは、復讐を誓います。

新たな相棒にジョン・ヴコヴィッチを迎え、捜査を再開。

偽札の運び屋を手始めに、エリックの弁護士をたどって行方を追いますが…。

フリードキン監督の2大傑作の作品上映予定

『フレンチ・コネクション』

【日時】
12月中に上映、詳細は公式サイトで発表

【場所】
立川シネマシティ

『L.A.大捜査線/狼たちの街』

【日時】
①12月7日(金) 時間:未定

【場所】
立川シネマシティ

②12月9日(日) 時間:16:30 

【場所】
シネマート新宿SC1

※両作品はブルーレイ素材での上映となります。

まとめ

『フレンチ・コネクション』で、主人公の刑事ドイルを演じたジーン・ハックマンは、アカデミー賞、英国アカデミー賞、ゴールデン・グローブ賞で、主演男優賞を受賞し、世界中に名が知られることとなりました。

そのジーン・ハックマンが運転する車で電車と併走するという高架線下でのカーチェイスは、映画史に残る名シーンとなり、以降の映画のカーチェイスのシーンのルーツといえるでしょう。

『L.A.大捜査線/狼たちの街』は、相棒の復讐のために常軌を逸していくウィリアム・ピーターセンの熱演が見ものとなっています。

また、『プラトーン』や『シャドウ・オブ・ヴァンパイア』で助演男優賞にノミネートされ、「スパイダーマン」シリーズでは、グリーン・ゴブリン役でもおなじみの、ウォレム・デフォーの若かりし姿にも注目です。

大画面で見ることのできるまたとない機会、ぜひ劇場に足を運んでみてください!

もちろん、映画『恐怖の報酬【オリジナル完全版】』も、シネマート新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国で絶賛上映中!

ぜひ、お見逃しなく!

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