イーサン・ホーク×『ブルーに生まれついて』監督最新作!
俳優のみならず脚本家、映画監督、演出家としても多方面で活躍するイーサン・ホーク。
そんな彼が伝説のトランペット奏者チェット・ベイカーを演じスマッシュヒットを記録した『ブルーに生まれついて』のロバート・バドロー監督と再タッグを組んだ主演最新作『STOCKHOLM』が日本に上陸します。
その邦題『ストックホルム・ケース』に決定し、2020年11月6日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、シネマート新宿、UPLINK吉祥寺他にて全国公開されることが決定しました。
映画『ストックホルム・ケース』について
誘拐事件や監禁事件などの被害者が、犯人と長い時間を共にすることにより、犯人に連帯感や好意的な感情を抱いてしまう心理学用語「ストックホルム症候群」。
本作は、その語源となった、“スウェーデン史上、最も有名な銀行強盗事件”として知られる5日間の立てこもり事件(ノルマルム広場強盗事件)を基にしたクライム・エンタテインメントです。
長髪のカツラを被り、アメリカ人風を装って大胆不敵な銀行襲撃事件を起こす、今までにないクレイジーでハイテンションな強盗犯ラース役を魅力いっぱいにイーサン・ホークが演じ切ります。
また、不運にもラースの人質になるものの、どこか憎めないラースに不思議な感情を芽生えさせていく銀行員ブリジッタ役には「ミレニアム」シリーズや『プロメテウス』のノオミ・ラパス。
ラースの犯罪仲間クラーク役を「キングスマン」シリーズや『裏切りのサーカス』などで知られる英国出身の名バイプレイヤーであるマーク・ストロングが演じるなど、実力派たちの演技アンサンブルは必見です。
製作には『ゲット・アウト』(2017)『アス』(2019)などのヒットメーカー、ジェイソン・ブラムが参加、制作陣には人気俳優ウィル・スミスの会社も名前を連ねています。
そして、音楽にこだわりのあるバドロー監督らしく、劇中歌には「新しい夜明け」「今宵は君と」「明日は遠く」「君と二人きり」など、ボブ・ディランの名曲たちが登場。
それらは自由の国アメリカに憧れるラースの心境や、1970代当時のスウェーデンの雰囲気を感じさせ、強い印象と情感を醸し出します。
映画『ストックホルム・ケース』の作品情報
【日本公開】
2020年(カナダ・スウェーデン合作映画)
【原題】
STOCKHOLM
【監督・脚本】
ロバート・バドロー
【日本語字幕】
安藤里絵
【キャスト】
イーサン・ホーク、ノオミ・ラパス、マーク・ストロング
映画『ストックホルム・ケース』のあらすじ
何をやっても上手くいかない悪党のラース(イーサン・ホーク)は自由の国アメリカに逃れるために、アメリカ人に扮装してストックホルムの銀行強盗を実行します。
彼は幼い娘を持つブリジッタ(ノオミ・ラパス)を含む3人を人質に取り、犯罪仲間であるクラーク(マーク・ストロング)を刑務所から釈放させることに成功。
続いてラースは人質と交換に金と逃走車を要求し、クラークと共に逃走する計画でしたが、警察は彼らを銀行の中に封じ込める作戦に打って出ます。
現場には報道陣が押し寄せ、事件は長期戦となっていきます。
すると犯人と人質の関係だったラースとブリジッタたちの間に、不思議な共感が芽生え始めますが…。
まとめ
興味深いことに「ストックホルム症候群」は日本人にも無縁ではありません。
1996年に起きた「在ペルー日本大使公邸占拠事件」においても同様の事象が起きており、それは「リマ症候群」とも呼ばれています。
極限状態の中で、何故、正反対の立場の彼らが心を通わせたのか?
本作は人間が持つ不思議な共感能力を、ユーモアを交えながらスリリングに描き出していきます。
映画『ストックホルム・ケース』は2020年11月6日(金)より、ヒューマントラストシネマ渋谷、シネマート新宿、UPLINK 吉祥寺他にて全国ロードショーです。