Cinemarche

映画感想レビュー&考察サイト

新作映画ニュース

Entry 2021/03/10
Update

映画『アメリカン・ユートピア』あらすじ/キャスト/公開日/上映館。スパイクリー×デイヴィッドバーンがブロードウェイの舞台を映像化

  • Writer :
  • 石井夏子

デイヴィッド・バーン×スパイク・リーによる、一生に一度の至福の体験!

元トーキング・ヘッズのフロントマンで、グラミー賞受賞アーティストのデイヴィッド・バーンと『ブラック・クランズマン』でオスカーを受賞した鬼才・スパイク・リー監督。

現代アメリカを代表するふたりの才人の奇跡のコラボレーションがついに実現した映画『DAVID BYRNE’S AMERICAN UTOPIA』。

(C)2020 PM AU FILM, LLC AND RIVER ROAD ENTERTAINMENT, LLC ALL RIGHTS RESERVED

邦題『アメリカン・ユートピア』TOHOシネマズシャンテ、シネクイントほかにて2021年5月28日(金) より全国ロードショーとなります。

字幕監修はブロードキャスターのピーター・バラカンが務めました。

このたび日本版ポスター、予告編、場面写真が解禁されましたのでご紹介します。

スポンサーリンク

映画『アメリカン・ユートピア』とは?

(C)2020 PM AU FILM, LLC AND RIVER ROAD ENTERTAINMENT, LLC ALL RIGHTS RESERVED

映画『アメリカン・ユートピア』の原案となったのは 2018年にデイヴィッド・バーンが発表したアルバム「アメリカン・ユートピア」です。

この作品のワールドツアー後、2019年の秋から、ブロードウェイのショーとして再構成された舞台が始まり、その斬新な内容は大評判となりました。

映像化の可能性を考えたデイヴィッド・バーンはスパイク・リーに声をかけ、映画化がスタート

バーンのライヴ映画としては、トーキング・ヘッズ時代にジョナサン・デミ監督による『ストップ・メイキング・センス』(1984)が作られましたが、バーンとスパイク・リーの幸福なコラボレーションにより、 ドキュメンタリーでもなく記録映画でもない、新たなスタイルのライヴ映画が完成しました。

海外では早くも高い評価を得ていて、「ふたりの大物が組んだ見事なコラボ」(ヴァラエティ)、「このジャンルの最高傑作の1本」(インディワイアー)「圧倒的な傑作」(ローリング・ストーン誌)、と絶賛の声が寄せられ、 ローリング・ストーン誌は20年度のベスト映画の第3位に選出しています。

映画『アメリカン・ユートピア』の見どころ解説

(C)2020 PM AU FILM, LLC AND RIVER ROAD ENTERTAINMENT, LLC ALL RIGHTS RESERVED

魅惑のショーの全容

今回の舞台でバーンは意識的に何もない空間を選び、マイクやドラムセットもなくし、新たな仲間である11人のミュージシャンやダンサーと舞台の上を縦横無尽に動きまわります。

パントマイムや前衛パフォーマンスの要素も取り入れた斬新な振り付けを担当したのは、過去にもバーンの舞台も手がけたアニー・B・パーソン。

プロダクション・コンサルタントもバーン一家のアレックス・ティムバースが担当。

現代アメリカが熱狂!舞台から発信するメッセージ

舞台に立った11人の仲間はさまざまな国籍を持っていて、クライマックスではブラック・ライブヴズ・マターを訴えるプロテスト・ソング、ジャネー ル・モネイの「Hell You Talmbout」を熱唱します。

アルバム「アメリカン・ユートピア」からは5曲、トーキング・ヘッズ時代の代表曲から9曲が選ばれ、計21曲が演奏。

大ベテランのバーンがパワフルに歌いながら踊ります。

そんな彼と11人の新たな仲間が組むことで、まさにミュージシャンとしても更なる進化を遂げる最高のショーとなりました。

監督のスパイク・リーはもともと最高の音楽センスを持つ監督として知られ、『ブラック・クランズマン』では盟友プリンスの曲を効果的に使っていましたが、今回は舞台の頭上からのショットや斜めからのアングルなども効果的に使い、視覚的な刺激にあふれた映像を作り上げます。

撮影監督は『サマー・オブ・サム』でもリーと組んでいたエレン・クラスが担当。

スポンサーリンク

映画『アメリカン・ユートピア』のポスタービジュアル

(C)2020 PM AU FILM, LLC AND RIVER ROAD ENTERTAINMENT, LLC ALL RIGHTS RESERVED 

今回解禁となるポスターでは、デイヴィッド・バーンを筆頭に11人のミュージシャンたち全員が登場。

彼らはジェンダー、国籍あらゆる境界線を飛び越え、さながら理想郷<ユートピア>へと見るものを誘う使者のよう。

未来感溢れる印象を受けるポスタービジュアルです。

映画『アメリカン・ユートピア』の予告編動画

予告編ではその至福のステージングの一部を解禁。

ステージからは一切の配線をなくし、自由自在な構成になっているのがうかがえます。

ミュージシャンたちは揃いのグレーのスーツと裸足というスタイルでショーを展開。

コンテンポラリーダンスやヨガのような動きも取り入れ、縦横無尽に動き回るバーンは当時67歳という年齢も感じさせないほどにパワフルで、時に可愛らしく、時に崇高にも見えます。

テンションが上がっていくドラム隊の音。伸びやかな歌声。熱狂が観客にも伝播し増幅していく幸福と感動のステージが、70秒の中に詰め込まれました。

トーキング・ヘッズの名曲「Burning Down the House」や「Everybody’s Coming To My House」が予告編では取り入れられています。

スポンサーリンク

映画『アメリカン・ユートピア』の作品情報

【日本公開】
2021年(アメリカ映画)

【原題】
DAVIDBYRNE`SAMERICANUTOPIA

【監督】
スパイク・リー

【キャスト】
デイヴィッド・バーン、ジャクリーン・アセヴェド、グスタヴォ・ディ・ダルヴァ、ダニエル・フリードマン、クリス・ジャルモ、ティム・ケイパー、テンダイ・クンバ、カール・マンスフィールド、マウロ・レフォスコ、ステファン・サンフアン、アンジー・スワン、ボビー・ウーテン・3世

【字幕監修】
ピーター・バラカン

映画『アメリカン・ユートピア』のあらすじ

(C)2020 PM AU FILM, LLC AND RIVER ROAD ENTERTAINMENT, LLC ALL RIGHTS RESERVED

冒頭、プラスティックの脳を持ったデイヴィッド・バーンが登場し、人間の脳の進化について語り始めます。

「人間の脳は成長と共に衰えていく」。そんな衝撃な研究結果について話を始めるバーン。

今回のショーを通じて、彼は現代のさまざまな問題について問いかけます。

コミュニケーションの大切さ、選挙の重要性、人種問題。

混迷の時代を生きる現代人の意識をゆさぶる物語が紡がれ……。

まとめ

(C)2020 PM AU FILM, LLC AND RIVER ROAD ENTERTAINMENT, LLC ALL RIGHTS RESERVED

コロナ禍でライヴを生で体験できる機会は激減する中、全21曲、スペクタクルな107分のノンストップなステージが展開される本作。

本国アメリカではHBOにて配信のみの公開となりましたが、日本では映画館での上映が叶いました。

渋谷系ミニシアター文化の出発点ともなった80年代伝説の音楽映画『ストップ・メイキング・センス』から36年。

かつて若者の代弁者だったデイヴィッド・バーンは、若いミュージシャンからのリスペクトを受けながら、止まることなく進化を続けます。

ぜひ劇場で映画『アメリカン・ユートピア』を体感してください。

映画『アメリカン・ユートピア』は、TOHOシネマズシャンテ・渋谷シネクイントほかにて2021年5月28日(金) より全国ロードショーです。






関連記事

新作映画ニュース

映画『ステップ』あらすじ/キャスト/公開日。山田孝之が重松清原作のシングルファーザーを演じる!

大切なものを失った人たちの“10年間”の足跡。 『とんび』『流星ワゴン』など、大切なものを失った家族が再生していく姿を描いてきた小説家・重松清。連載終了から約10年の時を経て、『ステップ』が待望の映画 …

新作映画ニュース

映画『search/サーチ』あらすじとキャスト。サンダンス映画祭観客賞受賞作の予告編解禁!

映画『search/サーチ』は、10月26日(金)より全国ロードショー。 まったく新しい映画体験、100%すべてPC画面の映像で展開するサスペンス・スリラー! サンダンス映画祭観客賞受賞した新感覚スリ …

新作映画ニュース

ホラー映画『禁じられた遊び』中田秀夫監督最新作の劇場公開は2023年【清水カルマ原作小説を実写化でポスタービジュアル解禁】

ジャパニーズホラー『禁じられた遊び』が2023年2023年9月8日(金)公開に! 「これぞホラー!」「新しいJホラーを期待したい!」と評判の『禁じられた遊び』。 日本では、2022年11月1日(水)か …

新作映画ニュース

4DX上映の映画館情報『スカイスクレイパー』香港のザ・パールで大暴れ!パニックアクション超大作

超高層ビルからのスリル満点のアクションが4DXシアターで炸裂! 映画『スカイスクレイパー』の4DX版が、9/21(金)より公開です。 「4DXシアターが火の海になる」救出不可能!?な特別映像をお届けし …

新作映画ニュース

【2019年8月2日〜3日公開】Cinemarcheおすすめ映画情報

あなたと映画の結び目。すこしだけツウ好みな映画webマガジン「Cinemarche」 (C)しおしお 映画感想レビュー&考察サイト「Cinemarche(シネマルシェ)」で掲載している最新情 …

U-NEXT
タキザワレオの映画ぶった切り評伝『2000年の狂人』
山田あゆみの『あしたも映画日和』
【連載コラム】NETFLIXおすすめ作品特集
【連載コラム】U-NEXT B級映画 ザ・虎の穴
【連載コラム】光の国からシンは来る?
星野しげみ『映画という星空を知るひとよ』
編集長、河合のび。
映画『ベイビーわるきゅーれ』髙石あかりインタビュー
【草彅剛×水川あさみインタビュー】映画『ミッドナイトスワン』服部樹咲演じる一果を巡るふたりの“母”の対決
永瀬正敏×水原希子インタビュー|映画『Malu夢路』現在と過去日本とマレーシアなど境界が曖昧な世界へ身を委ねる
【KREVAインタビュー】映画『461個のおべんとう』井ノ原快彦の“自然体”の意味と歌詞を紡ぎ続ける“漁師”の話
【玉城ティナ インタビュー】ドラマ『そして、ユリコは一人になった』女優として“自己の表現”への正解を探し続ける
【ビー・ガン監督インタビュー】映画『ロングデイズ・ジャーニー』芸術が追い求める“永遠なるもの”を表現するために
オリヴィエ・アサイヤス監督インタビュー|映画『冬時間のパリ』『HHH候孝賢』“立ち位置”を問われる現代だからこそ“映画”を撮り続ける
【べーナズ・ジャファリ インタビュー】映画『ある女優の不在』イランにおける女性の現実の中でも“希望”を絶やさない
【イッセー尾形インタビュー】映画『漫画誕生』役者として“言葉にはできないモノ”を見せる
【広末涼子インタビュー】映画『太陽の家』母親役を通して得た“理想の家族”とは
アーロン・クォックインタビュー|映画最新作『プロジェクト・グーテンベルク』『ファストフード店の住人たち』では“見たことのないアーロン”を演じる
【柄本明インタビュー】映画『ある船頭の話』百戦錬磨の役者が語る“宿命”と撮影現場の魅力
【平田満インタビュー】映画『五億円のじんせい』名バイプレイヤーが語る「嘘と役者」についての事柄
【白石和彌監督インタビュー】香取慎吾だからこそ『凪待ち』という被災者へのレクイエムを託せた
【Cinemarche独占・多部未華子インタビュー】映画『多十郎殉愛記』のヒロイン役や舞台俳優としても活躍する女優の素顔に迫る
日本映画大学