Cinemarche

映画感想レビュー&考察サイト

新作映画ニュース

劇場版『パラレルスクールDAYS』高橋ひかる&甲斐翔真ら舞台挨拶に登壇。完成披露試写会リポート

  • Writer :
  • 桂伸也

さらなる盛り上がりを目指して、登壇者全員が意気込み

© SoftBank Corp. All rights reserved.

YouTubeで配信中の人気ドラマを映画化、深い味わいを見せる純粋なラブストーリー『パラレルスクールDAYS』

2019年3月31日(日)に東京・ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場にて“1日限りの”舞台挨拶付き完成披露試写会が開催されました。

キャストの高橋ひかる、甲斐翔真、はやしん、サイバーマン、莉子、中山咲月、主題歌を担当したフレデリックのメンバー、藤井道人監督が登壇した舞台挨拶の様子をお届けします。

スポンサーリンク

映画『パラレルスクールDAYS』舞台挨拶リポート


©︎Cinemarche

映画『パラレルスクールDAYS』(以下、『パラスク』)の完成披露上映会が2019年3月31日に東京・ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場にて開催され、キャストの高橋ひかる、甲斐翔真、はやしん、サイバーマン、莉子、中山咲月と、主題歌を担当したフレデリックのメンバー、藤井道人監督が登壇しました。

※「高橋ひかる」の“高”の字は、実際には新字体のもの

出演作より改めて実感したこと

© SoftBank Corp. All rights reserved.

本作は2月16日~3月15日の間にYouTubeで配信されたドラマの映画化作品。

今回、主人公の二渡志乃莉役を演じた高橋は事前に配信で視聴者からの反響を見ており「実際に反響がコメントですぐ見られて、それはドキドキもするし面白いと思った」と配信に面白みを感じた様子。

一方で、SNSの在り方などについても深く考えさせられる内容にもなっている本作。

コメント欄にはそういった内容のものも多く書き込まれており、高橋自身もそのことを改めて回想しました。

そして本ドラマについては、そんなベースがある中で「“本当の自分って何だろう?”とか“SNSの自分は偽物だ”とか、難しいことを考えずに、自分というものを大切にしてもらいたいと思いました」と作品を見ていただく方々に向けた思いを語ります。

©︎Cinemarche

また志乃莉の彼氏である須賀みさき役を演じた甲斐は、完成した作品を改めて見て「SNSってある種、現実と理想のギャップを埋める物なのかなと。その小さい幸せというものこそ一番の幸せだなとも感じました」と、また違った視点で見た作品の所感をコメント。

一方で二人の役柄はパラレルワールドの全く違う世界に存在し、唯一電話でやり取りのみができるという役柄。

甲斐は「電話のシーンがあったんですけど、実際には違う空間でというところが大変でした」と撮影現場の様子を明かしました。

高橋も「そういった役を行った経験もなかったし、どんな気持ちでやればいいのかと」と戸惑いながらも、撮影をやり遂げたことを振り返ります。

特徴的な「陽キャラ」と「陰キャラ」の使い分け


©︎Cinemarche

はやしんとサイバーマンはYouTuber集団レイターズのメンバー。

今回、藤井監督自身が面談にて出演してもらうことを決めたとのこと。

藤井監督は、当初はやしんは問題を感じなかったものの、サイバーマンは暗い印象もあり、若干不安も感じていたと発言。

しかしそこは動画作家でもある二人。

藤井監督は「自分で作った動画に自分でも出ている分、演技は初めてだけど、初めてと思えないくらいの演技を見せてくれました」と不安が一掃された様子を語りました。

“暗かった”というサイバーマンは「“楽しくやろう”という思いがあったので、楽しくやれてよかったです。まあ演技というよりは、普段通りにできたらな、と思っていました」と撮影を振り返ります。

また高橋と甲斐、中山以外のキャラクターには、現実とパラレルワールドそれぞれで、個々の持つ「陰キャラ」と「陽キャラ」が逆転するという、ちょっと複雑な条件が課せられています。

そんな中、はやしんはキャラクターの使い分けの中で、自分が陽キャラになった際に「普段言わないキザなことを言う」という部分に若干抵抗を感じていたことを明かしつつ、自分的に「陽キャラの方が結構いい。自分に素直になっている感じがいいなと思いまして」と、結果的には満足の様子。

しかし現場では「結構陽キャラの方が、スタッフからの無茶ぶりがすごかったです。一発ギャグまがいのものをどんどん出すように言われまして…心に来ましたね」とコメント、苦労も諸々にあったことがうかがえます。

役柄への共感点と異なる点


© SoftBank Corp. All rights reserved.

また、引っ込み思案な志乃莉の友人・國土なるこ役を演じた莉子は、今回普段の自分と全く正反対の性格を熱演する一方で「でも(なるこちゃんの)まわりの人間を観察するのが好きみたいなところには共感できると思いました」と演じる上での共通点を見つけたといいます。

一方、謎の人物・和仁留薫役を演じた中山は、自身が普段抱えている悩みが薫の持つものと似ており、共感する部分が強かったと感じたものの「あんなにきつくはないです。(高橋さんには)ぶち当たるようにセリフを言ったけど、カットがかかったら謝ろう、と思ったくらいで」と、演じてみて微妙な違いを感じた様子。

© SoftBank Corp. All rights reserved.

そんな中山の印象を、高橋は「迫力がすごくて、目力が凛々しい。だからすごくドキドキしました。でもその後で笑顔になったときには、胸を打たれましたね。カッコよくて、可愛くて」と大絶賛。

しかしそんな中山の役柄は、ほかの出演者の方と学校でのクラスが全く違う役。

「皆さんとほとんど演技ができず、内心すごく悲しかった」とコメント、現場ではちょっぴり寂し気だったようです。

「人との付き合い方」を改めて一人一人に問う作品

© SoftBank Corp. All rights reserved.

本作は、去年発表されたドラマ『放課後』シリーズの第二弾。

藤井監督曰く、前回はどちらかというと純粋な作品であり、本作を作るにあたって、チーム内で「違うものを撮ろう」と考えたといいます。

また藤井監督は「人との付き合い方、携帯を通して会いたい人にすぐ会いたいと伝えられるようになったりした今、自分の中で”大事な人にはどういう風に接しているんだろう?”ということなんかを、見てくれた皆さんが感じてくれれば、と思って」と作品に込めた思いを語りました。

一方で今回、SNSという存在が大きなテーマにもなっていますが「“SNSの人格を否定するドラマを作ろう”ということでも“SNSを使わないことが正しい”ということをいうわけでもないです」と、SNSの存在の是非を問う作品ではないことを、改めて断言。

そして「若いみんなにすごく知恵を借りて。YouTubeってどんなものなのか?SNSって言ったら?なんてことを、キャストのみんなにすごく助けてもらいながら作ったドラマです。だからみんなで作り上げたドラマという印象があります」と多くの人の力で作品が作り上げられたことを回想しました。

YouTubeで配信された作品は5分×20本という尺で作られたドラマ。

映画版はこのドラマのシナリオを使用し作品を作るという、他では見られない手法で作っており「そういう意味ではYouTubeの作品と映画では、すごく印象が違うのではないかと思います」と映画版ならではの特色をアピールしました。

スポンサーリンク

映画として見た時に印象が変わった主題歌

©︎Cinemarche

この作品の主題歌には、ロックバンドのフレデリックによる「エンドレスメーデー」が起用されており、そのエモーショナルな雰囲気が作品の印象的なエンディングを飾っています。

この作品に音楽で参加できたことについて、バンドのコンポーザーである三原康司は「こういう場でこういうつながりがあって、主題歌をやらせてもらえるってなかなかないことで、すごくありがたいと感じますね」感謝の言葉を語ります。

そして「世界観とか、ストーリー、話数を重ねるごとに「エンドレスメーデー」の聴こえ方、感じ方とかを作った自分自身も深く考えることがありました」と番組で曲が流れた際に、逆に自身も何らかのインスパイアを受けていることを明かしました。

ボーカリストの三原健司も「一話一話のラストの展開によって、曲の印象も変わっていったことも多かった」と自分たちの曲が劇中で流れる中での印象の変化に強く刺激を受けた様子。

またこの曲のMVには、フレデリックのメンバーのほかに高橋も登場。

高橋も三原康司と同様『パラスク』と「エンドレスメーデー」の重なりが、話数を重ねるごとに深くなっていったことを深く感じたことを回想しました。

合わせて「すごく素敵な曲を作っていただき嬉しかったし、MVにも出させていただき、その世界観に私がいられたことも嬉しかったです」と自身も大きな満足を覚えたと話します。

また、本作はオリジナル作品でありますが、この日ノベライズ作品が発売されること、さらに追加でまた劇場公開が行われることが発表され、出演者一同で喜びの表情に。

そしてさらに『パラスク』を盛り上げていきたいと意気込みを見せました。

劇場版『パラレルスクールDAYS』の作品情報

【公開】
2019年(日本映画)

【監督】
藤井道人

【主題歌】
フレデリック 「エンドレスメーデー」

【キャスト】
高橋ひかる、甲斐翔真、はやしん(レイターズ)、サイバーマン(レイターズ)、莉子、中山咲月、大関れいか、志田友美(夢みるアドレセンス)

【作品概要】
ワイモバイルが制作する放課後ドラマシリーズの第二弾として制作された作品。映画「青の帰り道」(2018)、「デイアンドナイト」(2019)を手掛けた藤井道人監督がメガホンをとる。

主演は『第14回全日本国民的美少女コンテスト』でグランプリを受賞した高橋ひかる。共演に『仮面ライダーエグゼイド』(2016)で人気を博した甲斐翔真。純粋なラブストーリーの一方でSFテイストも醸しているこの物語は、キュンキュンな思いだけではない多様性を感じさせるストーリーが展開します。

スポンサーリンク

劇場版『パラレルスクールDAYS』のあらすじ

「教室って、グラデーションになってる。」

自分に自信を持てず、学校でも目立つことのない女子高生・志乃莉には、付き合って半年になる彼氏がいました。

その相手は誰もが憧れる「一軍男子」のみさき。

交わることはないと思っていた、まさかの恋を手にいれた志乃莉は、充実した日々を送っているように見えました。

しかし彼女には誰にも言えない“秘密”があったんです。

ある日とある事件をきっかけに、 志乃莉は不思議な世界へと迷い込んでしまいます。

地味で目立たなかった自分が、クラスの人気者に。

みんなの中心だったあの子は、クラスの隅の存在に。

そこはクラスメイトのヒエラルキーが逆転した、もう一つの2年B組でした。

いつもの教室、いつものクラスメイトとは何かが違う、もう一つの世界。

果たして志乃莉は、この世界を抜け出すことができるのか?

ミステリアスな青春の、その行方やいかに…。

まとめ


©︎Cinemarche

気鋭の藤井道人監督によるオリジナルの青春ラブストーリーを映画化した『パラレルスクールDAYS』

3月31日(日)に東京ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場にて開催された、完成披露試写会の舞台挨拶の模様をお届けしました。

主演の高橋ひかると、共演の甲斐翔真、はやしん、サイバーマン、莉子、中山咲月、さらには主題歌を担当したフレデリック、メガホンをとった藤井道人監督が登壇、撮影の裏話や本作への深い思いを語り、場内は盛り上がりました。

一日限りの上映の予定でしたが、緊急発表としてノベライズ、および追加上映が決定。

登壇者はさらに作品を盛り上げようと、熱く意気込みを語りました。

純粋なラブストーリーにSFテイストを加え、ストーリーに深みを与えた『パラレルスクールDAYS』はYouTubeで配信中です!

関連記事

新作映画ニュース

映画『妖怪大戦争 ガーディアンズ』キャスト狐面の女役は杉咲花。最新情報と演技力の評価プロフィール!

映画『妖怪大戦争 ガーディアンズ』は2021年8月13日よりロードショー 2005年に三池崇史監督が神木隆之介主演で製作した『妖怪大戦争』に続く、超ド派手妖怪ファンタジーエンタテインメント『妖怪大戦争 …

新作映画ニュース

映画『もち』あらすじ/キャスト/公開日。岩手の祭畤⼤橋から着想を得た日本の伝統と“今”を生きる少女の葛藤

フィクションなのかノンフィクションなのか… 実在する⼈々が演じ、彼らの追体験がドラマになった奇跡の⼀作 岩⼿県⼀関市⾻寺村を舞台に、そこに⽣きる⼀⼈の少⼥を主⼈公に⼟地の伝統の⾷⽂化【もち】にまつわる …

新作映画ニュース

2019年8月の4DXシアター上映劇場情報!ワンピースやワイスピ最新作・ライオンキングなどのラインナップ発表

車、シンバ、ルフィ、コナン! 8月のアツさは、最強にアツイ4DX新作で吹っ飛ばす! 4DXが、アクション、ミュージカル、アニメまで多様なジャンルの8月4DX新作ラインアップを発表! ©Universa …

新作映画ニュース

映画『ピーターラビット2』あらすじ/キャスト/公開日。実写続編「バーナバスの誘惑」は都会で暴れまわる⁉︎

今度のピーターは“悪”に染まる!? 湖水地方を飛び出したピーターが都会で出会ったのは…。 イギリスで最も美しいと称えられる湖水地方を舞台に、世界で一番愛されるウサギを主人公にした、ビアトリクス・ポター …

新作映画ニュース

映画『キックス』感想評価と内容が語られたトークイベント報告!上映される劇場情報の紹介も

映画『キックス』は、2018年12月1日より、渋谷シネクイントにてロードショーほか全国順次公開。 ギャング、ドラッグ、銃、そして仲間とスニーカー。カリフォルニアの太陽の下、少年が少しだけ男になる瞬間を …

U-NEXT
CINEMA DISCOVERIES【シネマディスカバリーズ】
架空映画館 by ReallyLikeFilms Online
【連載コラム】NETFLIXおすすめ作品特集
【連載コラム】U-NEXT B級映画 ザ・虎の穴
【連載コラム】光の国からシンは来る?
映画『哀愁しんでれら』2021年2月5日(金)より全国公開
映画『写真の女』
【草彅剛×水川あさみインタビュー】映画『ミッドナイトスワン』服部樹咲演じる一果を巡るふたりの“母”の対決
永瀬正敏×水原希子インタビュー|映画『Malu夢路』現在と過去日本とマレーシアなど境界が曖昧な世界へ身を委ねる
【KREVAインタビュー】映画『461個のおべんとう』井ノ原快彦の“自然体”の意味と歌詞を紡ぎ続ける“漁師”の話
【玉城ティナ インタビュー】ドラマ『そして、ユリコは一人になった』女優として“自己の表現”への正解を探し続ける
【ビー・ガン監督インタビュー】映画『ロングデイズ・ジャーニー』芸術が追い求める“永遠なるもの”を表現するために
オリヴィエ・アサイヤス監督インタビュー|映画『冬時間のパリ』『HHH候孝賢』“立ち位置”を問われる現代だからこそ“映画”を撮り続ける
【べーナズ・ジャファリ インタビュー】映画『ある女優の不在』イランにおける女性の現実の中でも“希望”を絶やさない
【イッセー尾形インタビュー】映画『漫画誕生』役者として“言葉にはできないモノ”を見せる
【広末涼子インタビュー】映画『太陽の家』母親役を通して得た“理想の家族”とは
アーロン・クォックインタビュー|映画最新作『プロジェクト・グーテンベルク』『ファストフード店の住人たち』では“見たことのないアーロン”を演じる
【柄本明インタビュー】映画『ある船頭の話』百戦錬磨の役者が語る“宿命”と撮影現場の魅力
【平田満インタビュー】映画『五億円のじんせい』名バイプレイヤーが語る「嘘と役者」についての事柄
【白石和彌監督インタビュー】香取慎吾だからこそ『凪待ち』という被災者へのレクイエムを託せた
【Cinemarche独占・多部未華子インタビュー】映画『多十郎殉愛記』のヒロイン役や舞台俳優としても活躍する女優の素顔に迫る
日本映画大学