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『⼀⽣売れない⼼の準備はできてるか』あらすじ/公開日/上映館。バンドリーダー奈須重樹の首里劇場ライブドキュメンタリー

  • Writer :
  • 星野しげみ

「やちむん刺激茄⼦」奈須重樹のライブ・ドキュメンタリーが映像化!

沖縄発のバンド「やちむん刺激茄⼦」のリーダー・奈須重樹の⾒る者すべてに笑顔と勇気を与えてくれるライブ・ドキュメンタリー『⼀⽣売れない⼼の準備はできてるか』の公開が決定しました。

映画『⼀⽣売れない⼼の準備はできてるか』は、2024年4月26日(金)アップリンク吉祥寺ほか全国公開

本作に魅了されたシンガーソングライターのEPO、いまおかしんじんじ監督らからも応援コメントが到着。公開期間中にはゲストを迎えトークの他、劇場でのライブも行われます。

本記事では『⼀⽣売れない⼼の準備はできてるか』の予告編と応援コメントをご紹介します。

映画『⼀⽣売れない⼼の準備はできてるか』とは?

本作は、「やちむん刺激茄⼦」のリーダー・奈須重樹のライブ活動を、彼の盟友・當間早志が撮影したライブ・ドキュメンタリーです。

沖縄発のバンド「やちむん刺激茄⼦」のリーダー・奈須重樹は、2021年で⾳楽活動30周年を迎えました。⽞⼈筋には評判が良い作詞・作曲能⼒ですが、これまで⼩ヒットが1曲のみ。それでもめげずに活動を続け、今は流しを中⼼に⽇銭を稼ぎながら精⼒的に新曲を発表しています。

そんなイマイチ“売れない男”が脚光を浴びたのが、バンド結成25周年記念で挑んだ「⾸⾥劇場」ライブ。満員の聴衆を前に天⾐無縫なパフォーマンスを繰り広げ、沖縄最古の映画館・⾸⾥劇場を華やかな空気で包み込みました。

映画では、18⼈編成のビッグ・バンドで臨んだライブを迫⼒たっぷりに映し出し、インタビューや現在の流しで活動する姿を追撮し、奈須が紡ぐ楽曲の唯⼀無⼆の魅⼒や、彼の⽣き⽅そのもの素晴らしさを伝えています

映画応援コメント(順不同・敬称略)

映画『⼀⽣売れない⼼の準備はできてるか』予告編

EPO(シンガーソングライター)

この作品のタイトルは、私にとって、とても衝撃的でした。
「⼀⽣売れないかもしれない︖」夢を追うアーティストが、⾒ないようにしている恐れ。
しかし、この映画の主⼈公、奈須重樹さんは、堂々と、その恐れを、歌にしている。だから、クスッと笑えちゃう。
初めて、コーラスとして、レコーディングに呼ばれた私は、この作品のタイトルと、メロディー、詩に、魂、鷲掴みされてしまいました。
帰り道、「⼀⽣売れない⼼の準備はできてるか〜」と、思わず、⼝ずさんでいました。

スクリーンの中に映し出される、ライブで、楽しそうに歌っている奈須重樹さん、ミュージシャンの皆さん、
会場に集まったお客様の表情を⾒れば、奈須重樹というアーティストの⼈柄と、
どれだけこのライブが素晴らしかったかが、⼀瞬でわかります。

私も映画を⾒ながら、気がついたら、⼀緒に歌っていました。
覚悟を持った⼈の⽣き⽅は、誰よりも強い。この映画をみて、私はそう思いました。

強い覚悟を持った⼈の、強さに、励まされたい⼈、パワーを貰いたい⼈、
「⾃分の⽅が少しはましだな」と、ちょっとした優越感に浸りたい⼈、
⽇々の仕事に疲れている⼈、これからアーティストになりたいと思ってる⼈、
誰もが観客となって、楽しめる、そんな映画であることを、私が保証します。
そして今はなき、⾸⾥劇場の様⼦も懐かしく、お楽しみいただけます。

リョーサ(きいやま商店)

奈須重樹を知らない⼈
奈須重樹を少し知ってる⼈
奈須重樹を⾒た事ある⼈
観て終わったら奈須重樹が⼤好きになってる映画︕
僕もその1⼈です。

MOROHA アフロ

タイトルの悲壮感を吹き⾶ばす煌めく楽曲達。問いかけへの返答は、その答えを追いかけ続ける姿だ。
奈須さん、飲みに⾏きましょう。

いまおかしんじ(映画監督)

ここにもいた。ずっと準備している⼈。
⼩ヒット⼀曲だけでも⾦がなくて流しをやってもメンバーがコロコロ変わっても彼は歌い続ける。
ヘラヘラ笑いながら奇跡が起こるのを待っている。なんか勇気でた。

佐藤広⼀(映画監督)

どうにも胸をざわつかせるタイトルだが、本⼈はいたって気にしちゃいない。さぁ、沖縄最古の映画館・⾸⾥劇場での幻のライブをハンディカメラ越しに体験しよう。売れようと売れまいと、とにかく歌い続けるのが⼈⽣なのダ!…うん。でもやっぱりそんな⼼の準備はできてないです笑

ほたる(俳優・監督・プロデューサー)

映画のタイトル、いやいやこっちはそんな準備できてない…と思いつつ観始めたら、笑いつつ途中しんみりしながら最後はやちむん刺激茄⼦・奈須さんのファンになっていました…。
ライブ会場になっている、去年秋に残念ながら解体された⾸⾥劇場の姿に涙。
あがき続ける私たちへの応援歌のような映画。観てよかったな。

川村⼣祈⼦(キネマ旬報社)

「売れてない」でも「楽しく続けている」深く共感します!
沖縄の路地裏の飲み屋で、たまたま隣に座った陽気な兄さんが、
何気なく話しかけてくるような、ぜんぜん気取らない歌詞が格好いい。
⾸⾥劇場で観ているような没⼊感も、たまらんです。

映画『⼀⽣売れない⼼の準備はできてるか』のイベント情報

公開期間中には、連⽇、奈須重樹のミニLIVEを⾏う予定です。

その他、シンガーソングライターのあがた森⿂や、フォーク・ロックバンド「たま」で知られる⽯川浩司などのゲストを迎えたトークショーなども開催予定!

【イベントスケジュール】
4⽉26⽇(⾦)初⽇舞台挨拶&ミニライブ(奈須重樹、育、當間早志監督)
4⽉27⽇(⼟)舞台挨拶&ミニライブ(奈須重樹ほか)ゲスト:あがた森⿂
4⽉28⽇(⽇)舞台挨拶&ミニライブ(奈須重樹育、當間早志監督)
4⽉29⽇(⽉)舞台挨拶&ミニライブ(奈須重樹、育)
4⽉30⽇(⽕)舞台挨拶&ミニライブ(奈須重樹)
5⽉ 1⽇(⽔)舞台挨拶&ミニライブ(奈須重樹)ゲスト:⽯川浩司
5⽉ 2⽇(⽊)舞台挨拶&ミニライブ(奈須重樹)
※全て上映後

映画『⼀⽣売れない⼼の準備はできてるか』の作品情報

【日本公開】
2024年(日本映画)

【監督】
當間早志

【プロデューサー】
奈須重樹、平良⻯次

【ライブ撮影】
野⽥尚之、牧野裕⼆、當間早志

【キャスト】
やちむん刺激茄⼦(奈須重樹、育、⻑⾕川淑⽣、さとうこうすけ、⽐嘉正⼀郎、ヤギフミトモ)
関島岳郎、島⽥篤、有⽥康信、和⽥充弘、ローリー、知念保、本村実篤、儀部“ベギー”⾼⾏、⾼宮城徹夫、⾦城千賀⼦、⾚嶺志⿇⼦、内間晶⼦、ジーナ、新良幸⼈

まとめ

⾳楽活動30周年を迎えた「やちむん刺激茄⼦」のリーダー・奈須重樹のライブ・ドキュメンタリー『⼀⽣売れない⼼の準備はできてるか』の予告編と応援コメントをご紹介しました。

公開期間中、映画上映後に行われる奈須重樹の舞台挨拶とミニライブも見逃せません。

そして、本作の監督を務めたのは、奈須重樹の盟友・當間早志。ライブの舞台となった「⾸⾥劇場」の⻑い年⽉を経た建物だけが醸し出せる、強烈な佇まいも⾒どころのひとつとなっています。

3代⽬館⻑・⾦城政則が亡くなり、2023年10⽉に惜しまれながら解体となってしまった沖縄最古の劇場の在りし⽇の姿を観られる貴重なライブドキュメンタリーでもあります。

映画『⼀⽣売れない⼼の準備はできてるか』は、2024年4月26日(金)アップリンク吉祥寺ほか全国公開!



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