Cinemarche

映画感想レビュー&考察サイト

新作映画ニュース

Entry 2019/07/09
Update

映画『ホテル・ムンバイ』あらすじとキャスト。テロ事件に迫る実話の日本公開日は9月27日に決定!

  • Writer :
  • 石井夏子

2008年インドの5つ星ホテルで起きた無差別テロ。
惨状と化した“楽園”を救った、“5つ星”の勇気とは?

『ボーダーライン』製作陣が放つ、衝撃と感動の“実話”。

© 2018 HOTEL MUMBAI PTY LTD, SCREEN AUSTRALIA, SOUTH AUSTRALIAN FILM CORPORATION, ADELAIDE FILM FESTIVAL AND SCREENWEST INC

2008年、インド・ムンバイで起きた無差別同時多発テロ。

5つ星ホテルに閉じ込められた人質たちの奇跡の脱出劇を描いた感動の実話『HOTEL MUMBAI(原題)』の邦題が『ホテル・ムンバイ』に決定し、2019年9月27日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほかにて全国公開する運びとなりました。

あわせて、本作のポスタービジュアル予告映像が到着しましたのでご紹介致します。

映画『ホテル・ムンバイ』について

実際に起きた事件を描く

© 2018 HOTEL MUMBAI PTY LTD, SCREEN AUSTRALIA, SOUTH AUSTRALIAN FILM CORPORATION, ADELAIDE FILM FESTIVAL AND SCREENWEST INC

本作は2008年にインドの商都ムンバイで実際に起きた、イスラム武装勢力による同時多発テロ事件と、そこで決断を下す人々を描きます。

歴史あるタージマハル・パレス・ホテルが燃え盛る映像は世界を震撼させました。

ですがホテルに3日間閉じ込められた500人以上の人質は、その多くが生還を果たしたんです。

そこにはプロとしての誇りをかけて、宿泊客を救おうとしたホテルマン達の知られざる真実の物語が存在しました。

『ボーダーライン』の製作陣が放つ、リアルに迫りくる映像、決して折れない登場人物たちの強き信念に、観る者は、恐れ、怒り、哀しみ、そして最後にはこの上ない希望に包まれます。

キャスト・監督紹介

© 2018 HOTEL MUMBAI PTY LTD, SCREEN AUSTRALIA, SOUTH AUSTRALIAN FILM CORPORATION, ADELAIDE FILM FESTIVAL AND SCREENWEST INC

主演は『スラムドッグ$ミリオネア』(2008)で主演デビューし、『LION/ライオン~25年目のただいま~』(2016)でアカデミー賞にノミネートされたデヴ・パテルが務め、インドの5つ星ホテルで、自らの命を危険にさらしてまで宿泊客の守ろうとする給仕役を熱演。

また、『君の名前で僕を呼んで』(2017)、『ビリーブ 未来への大逆転』(2018)のアーミー・ハマーが、アメリカ人旅行客デヴィッド役として出演し、“名もなき英雄たち”に命を吹き込みました。

監督を務めるのは、これまで短編映画で世界的評価を得ているオーストラリア出身のアンソニー・マラス。本作が長編初監督作品にしてトロント国際映画祭正式出品作に選出されるほか、世界各国で映画賞を獲得。

ヴァラエティ誌が選ぶ「2018年注目すべき映画監督10人」にも選ばれる今最も注目を集める新進気鋭の監督です。

映画『ホテル・ムンバイ』の予告編

解禁された予告編は、テロが発生し、逃げまどう人々の姿を追った映像から始まります。

タージマハル・パレス・ホテルもテロリストたちに占拠され、銃声が鳴り響き、床には犠牲者の遺体が。

デヴ・パテルが演じるホテルの従業員が、自らの危険を顧みず、宿泊客たちを守ろうと決意を固めます。

ホテルレストランのシェフ役のアヌパム・カーが、従業員をまとめ、宿泊客を逃がすために動きはじめます。

従業員にも家族がおり、自分の人生があるにも関わらず、誰かのために恐怖に立ち向かっていく姿が感動的な予告編です。

そしてただの感動では終わらせず、「いつ誰の身にも起こりうること」として描ききった臨場感溢れる映像が恐怖を抱かせます。

映画『ホテル・ムンバイ』の作品情報

© 2018 HOTEL MUMBAI PTY LTD, SCREEN AUSTRALIA, SOUTH AUSTRALIAN FILM CORPORATION, ADELAIDE FILM FESTIVAL AND SCREENWEST INC

【日本公開】
2019年(オーストラリア・アメリカ・インド合作映画)

【原題】
HOTEL MUMBAI

【監督】
アンソニー・マラス

【日本語字幕翻訳】
中沢志乃

【脚本】
アンソニー・マラス、ジョン・コリー

【キャスト】
デヴ・パテル、アーミー・ハマー、ナザニン・ボニアディ、アヌパム・カー、ジェイソン・アイザックス

【作品概要】
2008年に起きた、高級ホテルや鉄道駅、タージマハル・ホテルなどムンバイの複数の場所で起きた同時多発テロを、オーストラリア人監督のアンソニー・マラスが映画化。アンソニー・マラスは本作が長編映画デビュー。

5つ星のタージマハル・ホテルの従業員に『スラムドッグ$ミリオネア』(2008)『LION/ライオン~25年目のただいま~』(2016)のデヴ・パテル、宿泊客に『ローン・レンジャー』(2013)『君の名前で僕を呼んで』(2017)『ビリーブ 未来への大逆転』(2018)のアーミー・ハマーが扮します。

映画『ホテル・ムンバイ』のあらすじ

© 2018 HOTEL MUMBAI PTY LTD, SCREEN AUSTRALIA, SOUTH AUSTRALIAN FILM CORPORATION, ADELAIDE FILM FESTIVAL AND SCREENWEST INC

2008年11月26日。

インドの5つ星ホテルがテロリストに占拠されました。

人質は、500人の宿泊客と従業員。特殊部隊の到着は数日後。宿泊客を逃がすため、ホテルに残った従業員たち。

部屋に取り残された赤ん坊を救うため、銃弾の中を行く父と母。

これは「誇り」と「愛」を懸けた、3日間の脱出劇です。

極限の状況下で、人はこんなにも人を想えるのか…。

まとめ

© 2018 HOTEL MUMBAI PTY LTD, SCREEN AUSTRALIA, SOUTH AUSTRALIAN FILM CORPORATION, ADELAIDE FILM FESTIVAL AND SCREENWEST INC

“銃”に“信念”で立ち向かった、名もなき人々の真実の物語。

極限の状況下、胸をえぐられるような事実を丹念に描き出し、悲劇の中にも、光り輝く人間性が存在することを証明してくれます。

奇跡の感動作『ホテル・ムンバイ』は2019年9月27日(金)TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー

本作に触れたら、決して他人ごとではいられなくなること必至です。

© 2018 HOTEL MUMBAI PTY LTD, SCREEN AUSTRALIA, SOUTH AUSTRALIAN FILM CORPORATION, ADELAIDE FILM FESTIVAL AND SCREENWEST INC



関連記事

新作映画ニュース

『桜色の風が咲く』あらすじ/キャスト/映画公開日/上映館。小雪の12年ぶりの主演作!母と息子の実話をもとに希望を描く

世界で初めて盲ろう者の大学教授となった福島智の生い立ちを描いた映画が完成 9歳で失明、18歳で聴力を失いながらも世界で初めて盲ろう者の大学教授となり、東京大学の教授として教鞭をとっている福島智(ふくし …

新作映画ニュース

岸井ゆきの&成田凌『愛がなんだ』画像解禁!角田光代原作の新作映画化ポスタービジュアルも

直木賞作家、角田光代の同名小説を主演・岸井ゆきので映画化した『愛がなんだ』。 一途過ぎるアラサー女子の全力片思いラブストーリーを描いた本作の監督は“正解のない恋の形”を模索し続けてきた恋愛映画の旗手、 …

新作映画ニュース

映画『ホムンクルス』女子高生役は石井杏奈!演技力の評価とプロフィール紹介

サイコミステリー『ホムンクルス』は2021年4月2日公開 山本英夫原作の国民的カルト漫画を、『呪怨』シリーズ、『犬鳴村』など国内外で活躍する日本ホラー界の巨匠・清水崇監督が綾野剛を主演に迎え実写化した …

新作映画ニュース

映画『今宵、212号室で』あらすじ/キャスト/公開日。マストロヤンニがカンヌで最優秀演技賞を受賞のラブ・ストーリー!

クリストフ・オノレ監督が描くフレンチラブストーリー。 第72回カンヌ国際映画祭ある視点部門最優秀演技賞(キアラ・マストロヤンニ)を受賞したフランス映画「Chambre 212(英語題:On a Mag …

新作映画ニュース

【親子試写会プレゼント】映画『藍色少年少女』5組10名様ご招待!7月22日(月)映画美学校試写室にて開催

映画『藍色少年少女』は2019年7月26日(金)より、アップリンク吉祥寺にてロードショー! 今後映画製作を予定しているシナリオを対象とする、2009年サンダンス・NHK国際映像作家賞のグランプリを受賞 …

【坂井真紀インタビュー】ドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』女優という役の“描かれない部分”を想像し“元気”を届ける仕事
【川添野愛インタビュー】映画『忌怪島/きかいじま』
【光石研インタビュー】映画『逃げきれた夢』
映画『ベイビーわるきゅーれ2ベイビー』伊澤彩織インタビュー
映画『Sin Clock』窪塚洋介×牧賢治監督インタビュー
映画『レッドシューズ』朝比奈彩インタビュー
映画『あつい胸さわぎ』吉田美月喜インタビュー
映画『ONE PIECE FILM RED』谷口悟朗監督インタビュー
『シン・仮面ライダー』コラム / 仮面の男の名はシン
【連載コラム】光の国からシンは来る?
【連載コラム】NETFLIXおすすめ作品特集
【連載コラム】U-NEXT B級映画 ザ・虎の穴
星野しげみ『映画という星空を知るひとよ』
編集長、河合のび。
映画『ベイビーわるきゅーれ』髙石あかりインタビュー
【草彅剛×水川あさみインタビュー】映画『ミッドナイトスワン』服部樹咲演じる一果を巡るふたりの“母”の対決
永瀬正敏×水原希子インタビュー|映画『Malu夢路』現在と過去日本とマレーシアなど境界が曖昧な世界へ身を委ねる
【イッセー尾形インタビュー】映画『漫画誕生』役者として“言葉にはできないモノ”を見せる
【広末涼子インタビュー】映画『太陽の家』母親役を通して得た“理想の家族”とは
【柄本明インタビュー】映画『ある船頭の話』百戦錬磨の役者が語る“宿命”と撮影現場の魅力
日本映画大学