Cinemarche

映画感想レビュー&考察サイト

新作映画ニュース

Entry 2019/10/18
Update

映画『ブレッドウィナー』劇場公開日は12月20日に決定!世界各国で評価されたアニメの内容とは

  • Writer :
  • 石井夏子

家族のために髪を切り“少年”になった勇気ある少女の物語。

第90回アカデミー賞長編アニメ映画賞ノミネートをはじめ、アヌシー国際アニメーション映画祭観客賞・審査員特別賞・最優秀音楽賞受賞、アニメ界のアカデミー賞と言われるア
ニー賞最優秀インディペンデント作品賞受賞。

42の国と地域、102の映画祭で上映され、数多くの観客賞を受賞した、ノラ・トゥーミーの単独初監督作『ブレッドウィナー』の日本公開日が2019年12月20日(金)と決定しました。

YEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次公開される本作の予告編も解禁されましたのでご紹介します。

スポンサーリンク

映画『ブレッドウィナー』の予告編

物語性を際立たせ、主人公パヴァーナの目の表情に恐怖や怒り、そして希望を語らせる細やかな演出によって、家族のために髪を切り“少年”になった少女の勇気ある姿に胸を打たれる本作。

おとぎ話の勇気ではなく、本当の勇気を見せ、家族が愛し合う姿をアニメーションで見せたかったという監督の思いと、常に変化していく主人公パヴァーナの作り出すドラマから目が離せない予告編となっています。

パヴァーナはノラ・トゥーミー監督自身

自らをストーリーテラーと呼ぶトゥーミー監督は、思春期、自分の居場所を見つけられずに高校を中退。

工場で3年間働いた後に、アニメーションという自分を表現する方法を発見した経験があります。

境遇は大きく違っても、自分の力で人生を切り開く主人公に、監督自身の姿が重なります。

母親でもある監督は「現実の世界には問題が山積しています。それでも、その問題に向き合い、時には他の人に微笑みかけ、誰かとつながること、問題を深く考え理解しようとすることに未来への希望があります」と語ります。

他人を思う優しさを忘れず、どんな困難の中でも生き抜くパヴァーナは、ノラ・トゥーミー監督自身でもあるんです。

スポンサーリンク

映画『ブレッドウィナー』の作品情報

【日本公開】
2019年(カナダ・アイルランド・ルクセンブルク合作映画)

【原作】
デボラ・エリス「生きのびるために」(さ・え・ら書房)

【原題】
THE BREADWINNER

【監督】
ノラ・トゥーミー

【脚本】
アニータ・ドロン

【エグゼクティブ・プロデューサー】
アンジェリーナ・ジョリー

【字幕翻訳】
天野優未

【声のキャスト】
サーラ・チャウディリー、ソーマ・チハヤー、ラーラ・シディーク、シャイスタ・ラティーフ、カワ・アダ、アリ・バットショー、ヌリーン・グラムガウス

映画『ブレッドウィナー』のあらすじ

2001年アメリカ同時多発テロ事件後のアフガニスタン、カブール。

11歳のパヴァーナは、お話を作って家族に聞かせるのがとても上手な女の子でした。

しかしある日、父がタリバンに捕まり、パヴァーナたちの暮らしは一変。

女性一人での外出が禁じられているため、パヴァーナは髪を切り「少年」になって、一家の稼ぎ手(ブレッドウィナー)として町に出ます。

パヴァーナが目にした新しい世界とは?家族たちの運命は…。

スポンサーリンク

まとめ

本作の制作を手がけた、アニメ制作会社カートゥーン・サルーンはアイルランドで“ポスト・スタジオジブリ”と称され、『ブレンダンとケルズの秘密』(2009)、『ソング・オブ・ザ・シー海のうた』(2014)とファンタジックな映像を手がけてきました。

本作では、綿密な調査と伝統的な2Dの手描きアニメーションによって再現されるリアルなパヴァーナが生きる世界と、切り絵のアニメーションでファンタジックに描かれる彼女が語る世界を描き、対比させています。

トゥーミー監督に助言をし、共に本作を作り上げたのは、アフガニスタンで少女たちの学校教育を支援している、女優のアンジェリーナ・ジョリー。

どんなに困難な境遇にあっても人を思いやる優しさを忘れずに、強く生き抜いていく少女の勇気の物語『ブレッドウィナー』は2019年12月20日(金)よりYEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次公開です。

関連記事

新作映画ニュース

映画『ボヤンシー 眼差しの向こうに 』あらすじ/公開日/上映館/予告動画。タイの奴隷労働の真実をドラマとして描く!

ベルリン映画祭パノラマ部門、第92回アカデミー賞豪代表作品。 第69回ベルリン映画祭のパノラマ部門に出品された映画『BUOYANCY』(原題)。 観客投票では3位を記録し、さらにエキュメニカル審査員賞 …

新作映画ニュース

【第14回大阪アジアン映画祭2019】ロイ・チウが『先に愛した人』の演技で受賞!トークイベント開催

ロイ・チウが【オーサカ Asia スター★アワード】受賞決定! 優れたアジア映画の鑑賞機会を市民へ提供すること、大阪での映像制作活動促進を支援すること、およびアジア映画人の来阪を促進すること等を通じて …

新作映画ニュース

串田壮史監督の映画『写真の女』がSKIPシティアワード受賞!阪本順治・内田英治らのおすすめコメントも紹介

世界の映画祭で続々と受賞! SKIPシティ国際Dシネマ映画祭でも「SKIP シティアワード」を見事受賞。 2021年1月初春に渋谷ユーロスペース他全国で順次公開が決まっている長編映画『写真の女』。 こ …

新作映画ニュース

英国ファンにはたまらない!『ヴィクトリア女王 最後の秘密』を皮切りに英国王室に映画で浸る3カ月

主演ジュディ・デンチ×スティーヴン・フリアーズ監督最新作『ヴィクトリア女王 最期の秘密』 が1月25日(金)より Bunkamura ル・シネマほか全国ロードショー。 (C)2018 Focus Fe …

新作映画ニュース

映画『明日の食卓』キャスト石橋加奈役は高畑充希【演技評価とプロフィール】

映画『明日の食卓』は2021年5月28日よりロードショー 2002年、第42回講談社児童文学新人賞を受賞した『十二歳』で作家デビュー後、『しずかな日々』で第45回野間児童文芸賞、第23回坪田譲治文学賞 …

U-NEXT
CINEMA DISCOVERIES【シネマディスカバリーズ】
【連載コラム】NETFLIXおすすめ作品特集
【連載コラム】U-NEXT B級映画 ザ・虎の穴
【連載コラム】光の国からシンは来る?
映画『哀愁しんでれら』2021年2月5日(金)より全国公開
映画『写真の女』
【草彅剛×水川あさみインタビュー】映画『ミッドナイトスワン』服部樹咲演じる一果を巡るふたりの“母”の対決
永瀬正敏×水原希子インタビュー|映画『Malu夢路』現在と過去日本とマレーシアなど境界が曖昧な世界へ身を委ねる
【KREVAインタビュー】映画『461個のおべんとう』井ノ原快彦の“自然体”の意味と歌詞を紡ぎ続ける“漁師”の話
【玉城ティナ インタビュー】ドラマ『そして、ユリコは一人になった』女優として“自己の表現”への正解を探し続ける
【ビー・ガン監督インタビュー】映画『ロングデイズ・ジャーニー』芸術が追い求める“永遠なるもの”を表現するために
オリヴィエ・アサイヤス監督インタビュー|映画『冬時間のパリ』『HHH候孝賢』“立ち位置”を問われる現代だからこそ“映画”を撮り続ける
【べーナズ・ジャファリ インタビュー】映画『ある女優の不在』イランにおける女性の現実の中でも“希望”を絶やさない
【イッセー尾形インタビュー】映画『漫画誕生』役者として“言葉にはできないモノ”を見せる
【広末涼子インタビュー】映画『太陽の家』母親役を通して得た“理想の家族”とは
アーロン・クォックインタビュー|映画最新作『プロジェクト・グーテンベルク』『ファストフード店の住人たち』では“見たことのないアーロン”を演じる
【柄本明インタビュー】映画『ある船頭の話』百戦錬磨の役者が語る“宿命”と撮影現場の魅力
【平田満インタビュー】映画『五億円のじんせい』名バイプレイヤーが語る「嘘と役者」についての事柄
【白石和彌監督インタビュー】香取慎吾だからこそ『凪待ち』という被災者へのレクイエムを託せた
【Cinemarche独占・多部未華子インタビュー】映画『多十郎殉愛記』のヒロイン役や舞台俳優としても活躍する女優の素顔に迫る
日本映画大学