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Entry 2019/03/04
Update

時代を動かした感動の実話を映画化!『ビリーブ 未来への大逆転』強い信頼関係が現れる劇中ショット解禁

  • Writer :
  • 中村綾子

『博士と彼女のセオリー』のフェリシティ・ジョーンズ主演

映画『ビリーブ 未来への大逆転』は、3月22日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほかで全国ロードショー

男女差別が色濃く残る1970年代のアメリカで、世紀の男女平等裁判に挑んだ女性弁護士ルース・ギンズバーグを描いた感動の実話を映画化。

85歳の今なお現役の最高裁判事として活躍し、アメリカで最も尊敬される女性第4位に選ばれるなど、正義と平等のために闘う存在として敬愛され続けているルース・ギンズバーグ。

実在の夫婦役を演じたフェリシティ・ジョーンズとアーミー・ハマーの夫婦ショットが解禁となったのでご紹介します。

2人の夫婦愛を感じさせる劇中ショット

映画ではルースが挑んだ男女平等裁判での爽快な大逆転劇はもちろん、劇中で描かれるルースと夫マーティンとの、誰もが憧れる理想の夫婦関係も注目のポイントです。

今回、夫婦の強い信頼関係と夫婦愛を感じさせる二人の劇中の画像が解禁されました。

(C)2018 STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC.

まずはルースとマーティンが抱き合い見つめ合う場面です。

ルースは背を向けているため表情がわかりませんが、彼女を見下ろすマーティンの視線は、とても愛おしそうに感じます。

口角がゆるんでいる彼の表情から、幸福感がにじみ出ています。

(C)2018 STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC.

別のカットでは、2人がまっすぐ前を向いています。

法廷の場面なのでしょうか。彼らが裁判の行方を見守っているのかもしれません。

その目は自分たちの揺るぎない信念をしっかりと宿しているようにも見えます。

そのほか、自宅のダイニングテーブルの端と端で2人が話をしている画像、家族3人が肩を組んで法廷を後にする姿など、本記事内の「あらすじ」や「まとめ」などでもご紹介します。

映画『ビリーブ 未来への大逆転』の時代背景と考察

この作品はルース・ギンズバーグが若かり時代に挑んだ世紀の男女平等裁判を描いた物語。

1970年代のアメリカでは、女性は自らの職を選べず、自分の名前でクレジットカードさえ作れなかった時代です。

そして男性もまた、人生において多くの選択肢を選べず専業主夫にはなれませんでした。

そんな時代に、1人の女性弁護士ルース・ギンズバーグはアメリカを変え、ひいては世界をも変える第1歩となった世紀の男女平等裁判を起こしました。

なぜ、彼女は法律の専門家たちに100%負けると断言された訴訟に踏み切ったのでしょう?

そして、どうやって大逆転を成し遂げていったのでしょうか?

史上初の歴史的勝利に至るすべてが映画で明かされます!

映画『ビリーブ 未来への大逆転』に見る理想の夫婦の在り方

(C)2018 STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC.

1970年代アメリカ。ハーバード法科大学院を主席で卒業したにもかかわらず、「女性だから」という理由で弁護士事務所では働けなかったルース。

そんな彼女が、男女平等裁判に挑むことになったのは、同じ弁護士の夫であるマーティンがある訴訟の話を持ちかけたからでした。

女性であれば、結婚して家事と育児に専念するのが普通とされていた時代

妻であるルースに重要な訴訟を託すだけでなく、劇中では、裁判の準備で忙しく、家を空けがちなルースに変わって料理をしたり、ルースと娘が喧嘩をした時にはその仲裁に入ったりと、家事と育児と仕事を分担するという、まさに理想の夫婦と言える姿が描かれています。

今ですら夫婦間には家事や育児の分担というトラブルが多い中、これが50年前の、しかも実在の夫婦の姿というから驚きです。

もちろん、マーティンがルースを支えるだけではなく、ルースもマーティンへの思いやりを欠かしません。

法科大学院時代、難病に侵されたマーティンのため、家事・育児のみならず、彼にも法科大学院を無事に卒業してもらいたい一心で、自分の講義と平行して彼の分の講義に出席。

彼の為にレポートを代筆するという、離れ業までやってのけたのだとか。

“男だから”とか“女だから”とかという固定概念にとらわれることなく、お互いが1人の人間として何をすべきか、相手と支えあいながらどう生きていくかというしっかりとした考えが現れている感じがしますね。

フェリシティ・ジョーンズとアーミー・ハマーのコメントも

(C)2018 STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC.
夫・マーティン役を演じたアーミー・ハマー。自身も2人の子供を持つ父親として、そして夫として、2人の関係性に惹かれたと言います。

「2人の関係は、驚くほど良い関係だった。自分の成功は主にマーティンのおかげだとルースがいつも言っている理由は、2人がどれくらい共生していたかということにあると思う。互いを支えることに関心がなかったら、彼らのように2人の子どもを育てて、いくつもの仕事をこなすことはできなかっただろう。2人は本当に良いチームなんだ」

(C)2018 STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC.

ルースを演じ、2018年に結婚したばかりのフェリシテイは、夫婦として最高の関係を築いた2人について次のように明かしてくれました。

「真の友情関係であると同時に、ロマンチックな関係でもあって、それだけでなく、2人は互いを心から尊敬しあっている。本当の意味でパートナー。1950年代なのに、2人とも掃除や食事の準備をしたのよ」

今から半世紀前、ルースが女性の立場向上を訴えかけていたことに風当たりが強かった時に、彼女を支えていた家族という存在はとても大きかったのかもしれません。

映画『ビリーブ 未来への大逆転』の作品情報

(C)2018 STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC.

【公開】
2019年(アメリカ映画)

【原題】
On the Basis of Sex

【監督】
ミミ・レダー

【キャスト】
フェリシティ・ジョーンズ、アーミー・ハマー、ジャスティン・セロー、キャシー・ベイツ、サム・ウォーターストンほか

【作品概要】
1970年代のアメリカで、史上初の男女平等裁判を起こした弁護士ルース・ギンズバーグの物語です。

ルース・ギンズバーグを演じるのはフェリシティ・ジョーンズ。

『博士と彼女のセオリー』でアカデミー賞主演女優賞ノミネート、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』で主演を務めました。

ルースを信じ、支え続けた夫のマーティには『君の名前で僕を呼んで』のアーミー・ハマー。

さらに『ミザリー』でアカデミー賞を獲得しているキャシー・ベイツが伝説の弁護士役で出演しています。
監督は『ディープ・インパクト』のミミ・レダー。

映画『ビリーブ 未来への大逆転』のあらすじ

ルース・ギンズバーグは貧しいユダヤ人家庭に生まれました。

「すべてに疑問を持て」という亡き母の言葉を胸に努力を重ね、名門ハーバード法科大学院に入学します。

1956年当時、500人の生徒のうち女性は9人。女子トイレすらありませんでした。

家事も育児も分担する夫のマーティの協力のもと首席で卒業したルース。

しかし、女だからという理由で雇ってくれる法律事務所はありませんでした。

ルースはやむなく大学教授になり、1970年代になってさらに男女平等の講義に力を入れます。

それでもルースは弁護士の夢を捨てられません。

そんなとき夫のマーティがある訴訟の記録を見せます。

ルースはその訴訟が、歴史を変える裁判になることを信じ、自ら弁護を買って出るのでしたが…。

まとめ

(C)2018 STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC.

現在の日本社会でも男女雇用機会均等法が成立されているため、女性も管理職として上の立場から社会の一員として働くことができています。

しかし、それはほんの一握りであり、女性の社会進出を快く思ってもらえないこともあります。

逆に、女性の多い社会での男性の存在は、肩身の狭いものであったりします。

性別を超えて受け入れられることが当然と思える事柄というのは、まだまだ少ないです。

そんな今よりも半世紀近くも前に男女平等を訴えたルース・ギンズバーグの強さ、彼女を支える夫のマーティンと家族のすばらしさは、現在を生きている私達でも見習えるところはたくさんあると思います。

『ビリーブ 未来への大逆転』は1人の女性が権力と逆境に立ち向かう爽快感と感動の大逆転劇として勇気をもらえるほか、偉業を成し遂げた女性を支え続けた、夫婦の愛の物語としても楽しめる作品です。

映画『ビリーブ 未来への大逆転』は3月22日(金)よりTOHO シネマズ日比谷ほかで全国公開します

ぜひお見逃しなく!

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