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Entry 2018/10/20
Update

映画『月極オトコトモダチ』あらすじとキャスト。徳永えりと若き女優たちの演技力が見どころ

  • Writer :
  • 石井夏子

選出された第31回東京国際映画祭日本映画スプラッシュ部門のチケットが即刻完売した、映画『月極オトコトモダチ』。

女優・徳永えりが長編映画で初めて単独主演を務め、「男女の友情はあるのか」をテーマに、夢と現実の間で悩む男女が織りなす不思議な関係性が描かれる本作。

東京国際映画祭の他にも、音楽と映画の祭典“MOOSIC LAB(ムージック・ラボ)”の長編部門でもエントリーされています。

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映画『月極オトコトモダチ』の作品情報


©2018 MAYU AKIYAMA / MOOSIC LAB

【公開】
2018年(日本映画)

【脚本・監督】
穐山茉由

【キャスト】
徳永えり、橋本淳、芦那すみれ、野崎智子、師岡広明、三森麻美、安保優一、市川昂一郎、山田佳奈

【作品概要】
仲良くなっても越えられない「契約関係」。夢と現実の間で悩む男女が織りなす不思議な「関係性」の話。

初の映画単独主演となる徳永えりが主人公を熱演、芦那すみれがBOMI名義で主題歌も担当します。

穐山茉由監督の長編デビュー作。

映画『月極オトコトモダチ』のあらすじ

大人になると異性の友達ってなかなかできない。男女の間に友情は本当に存在しないの?

WEBマガジン編集者の望月那沙(徳永えり)は、合コンで「男女関係にならないスイッチ」を持つと語る柳瀬草太(橋本淳)に出会います。

実は、彼は合コンの幹事に数合わせのために雇われた“レンタル友達”だったんです。

那沙はそんな仕事があるのかと興味を持ち、柳瀬を「友達としてレンタル」し、取材しながらある検証を試みようとしますが…。

一方、那沙のルームメイトである珠希(芦那すみれ)は音楽を通じて柳瀬と距離を縮めていきますが…。

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初監督×初主演のフレッシュな顔合わせ


©2018 MAYU AKIYAMA / MOOSIC LAB

会社員として働きながら映画美学校で映画作りを学び、初長編を完成させた穐山茉由監督。

独創性とチャレンジ精神にあふれる日本のインディペンデント映画を紹介する、東京国際映画祭日本映画スプラッシュ部門の選出を受けて穐山監督はこう語っています。

「月極オトコトモダチ」が東京国際映画祭に…!この 最高のニュースを聞いた時、ここまで一緒に作り上げて きたキャストとスタッフの顔が浮かびました。この作品は夢と現実の間で悩む男女の、等身大でいて、 ちょっと不思議なお話です。あのスクリーンで観られる 喜びを噛み締めつつ、みなさんの様々な反応を楽しみにしています。ここから、さらに、たくさんの人たちにこの映画が届 きますように。

現在もファッション会社で働きながら映画監督をされている穐山監督。

監督自身の多面性を持った生き方が、作品にも深みを持たせ、一筋縄では行かないドラマを生みだしています。

また、本作で初めて長編映画の単独主演を務めた徳永えりも、スプラッシュ部門選出について以下のように語ります。

「月極オトコトモダチ」は穐山茉由監督の初長編作品です。現場で楽しそうにモニターを見つめる監督の姿が指針となり、私は主人公那沙として、どうポップにこじらせられるかを楽しんで演じました。

[男女の友情はあるか]というテーマに答えを出すのはとても難しい。だからこそ那沙 / 監督の出した結末を観て、ああだこうだ言ってもらえたら嬉しいです。
この作品は、皆さんの中に答えがあるはずだから。

作品を作る事に喜びを感じ、楽しんで撮影に挑んだ穐山監督と徳永えり。これは観客にとっても楽しい作品になっているに違いないです!

女優・徳永えりの魅力

参考映像:『春との旅』(2010年)

徳永えりは中学2年生の時にモデルデビュー、高校生でテレビドラマにて女優としてデビューしました。

その後もドラマや映画に出演を重ねて演技力を培い、2010年の映画『春との旅』では、仲代達也演じる祖父と旅する孫娘・春を演じました。

祖父に寄り添い、時には反発しながらも一緒に歩み続ける春。映画の中で唯一の若さである彼女は、作品に瑞々しい印象を加えました。

仲代達矢はじめ、大滝秀治、菅井きん、柄本明、田中裕子、香川照之など日本を代表する名優たちを相手に、臆さず伸びやかな魅力を発揮。

徳永は『春との旅』で毎日映画コンクールスポニチグランプリ新人賞日本映画批評家大賞新人女優賞を受賞しました。

春役を演じるにあたり、「自分で作るというより、周りの人たちがいっぱいヒントをくれた」という徳永。

この謙虚さと全てを吸収しようという貪欲さが受賞に繋がったのでしょう。

そんな徳永が『月極オトコトモダチ』で演じるのは、恋愛に関してはこじらせているアラサー編集者。

観る人を納得させる説得力を持つ徳永。等身大の女性像を演じた、徳永の魅力満載の作品です。

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キャストの女優たちの力


©2018 MAYU AKIYAMA / MOOSIC LAB

『月極オトコトモダチ』を更に面白い作品にしているのが女優たち。

徳永えりは勿論、周りを支える2人の女優にも注目です。

音楽も担当した芦那すみれ

徳永演じる那沙のルームメイト、珠希。

扮する芦那すみれは、BOMI名義で主題歌も担当しています。

予告動画でも聞けるその歌声は、ハスキーでソウルフル、そして温かみを感じます。

長編映画部門で選出されている“MOOSIC LAB(ムージック・ラボ)”は音楽と映画の祭典です。

どのように芦那すみれが奏でる音楽とのコラボレーションが行われているのか楽しみです。

200人から選ばれた野崎智子

那沙の後輩・ユリ役を務めるのは、長編映画初出演となるモデルの野崎智子。

200人を超えるオーディション参加者の中から選出されたその演技力。

「ユリは私の性格と比べて正反対だけど、ユリに似た友達を見て教わった」と語る彼女。

演技は“盗む”ものだと無意識に理解している天性の女優力に期待しています。

まとめ

第31回東京国際映画祭日本映画スプラッシュ部門のチケットが即刻完売した、映画『月極オトコトモダチ』。

働きながら映画を作ってきた穐山茉由監督の長編デビュー作であり、女優徳永えりが初めて長編映画の単独主演を務めた本作。

支える2人の女優、芦那すみれと野崎智子も観客を魅了してくれます。

スプラッシュ部門女性選定スタッフたちの評価がすこぶる高かったという『月極オトコトモダチ』。

「男女の友情はあるのか」をテーマに、夢と現実の間で悩む男女が織りなす不思議な関係性が描かれる本作、今後も要チェックです!

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