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アムール愛の法廷あらすじネタバレと感想!ラスト結末も

  • Writer :
  • シネマルコヴィッチ

「大人のラブストーリー」と「法廷劇」という、2つのプロットを巧みに絡み合せたストーリー展開。

2015年ベネチア国際映画祭で脚本賞を受賞した、『アムール、愛の法廷』をご紹介します。

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1.映画『アムール、愛の法廷』の作品情報

【公開】
2017年(フランス映画)

【脚本・監督】
クリスチャン・ヴァンサン

【キャスト】
ファブリス・ルキーニ、シセ・バベット・クヌッセン、コリンヌ・マシエロ、ミカエル・アビブル、ジェニファー・デッカー

【作品概要】
『大統領の料理人』のクリスチャン・バンサン監督が熟年の淡い恋を描いた法廷劇。今作は第75回ベネチア国際映画祭で脚本賞を受賞しています。

ミシェル役をフランスの名優ファブリス・ルキーニが演じて、ベネチア映画祭で男優賞受賞。『王様のためのホログラム』に出演したシセ・バベット・クヌッセンがディット役を務め、第41回セザール賞の助演女優賞受賞。

2.映画『アムール、愛の法廷』のキャスト

ファブリス・ルキーニ(ミシェル・ラシーヌ役)


『アムール、愛の法廷』公式サイトから

今作でベネチア国際映画祭主演男優賞を受賞した、人気と実力ともに兼ね備えた俳優

2010年に『屋根裏部屋のマリアたち』、2012年に『危険なプロット』、2014年に『ボヴァリー夫人とパン屋』など日本でも知られています。

また、『クレールの膝』をはじめ、エリック・ロメール作品にも出演が多い俳優です。

セザール章に6回ノミネートされており、クロード・ルルーシュ監督の『Tout ca… pour ca !』で助演男優賞を受賞しています。

シセ・バベット・クヌッセン(ディット・ロランサン=コトレ役)


『アムール、愛の法廷』公式サイトから

今作にてセザール賞助演女優賞を受賞したデンマーク出身の女優

2016年にトム・ハンクス主演の『インフェルノ』では、エリザベス・シンスキー役で出演。

世界中で放送されたデンマークのテレビドラマ『コペンハーゲン/首相の決断』や、映画『アフター・ウェディング』などに出演しています。

デンマークテレビフェスティバルの主演女優賞を2年連続で受賞。自然な美しさと演技が魅力のデンマークを代表する女優です。

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3.映画『アムール、愛の法廷』のクリスチャン・ヴァンサン監督


『アムール、愛の法廷』公式サイトから

フランス出身の監督・脚本家。今作でベネチア国際映画祭脚本賞を受賞。1992年に『恋愛小説ができるまで』ではセザール賞脚本賞受賞

​1994年にイザベル・ユペール主演で『La separation』、2013年に日本公開された『大統領の料理人』など、社会的なテーマある物語を製作するにあたり、入念な下調べを行い、また、それらを巧みな構成力で描く作風が高く評価をされています。

【主な日本公開作のフィルモグラフィ】
2015年:『アムール、愛の法廷』(脚本・監督)  
2012年:『大統領の料理人』(脚本・監督)  
1999年:『パリの確率』(脚本)  
1990年:『恋愛小説ができるまで』(監督・脚本)

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4.映画『アムール、愛の法廷』のあらすじとネタバレ

厳格で人間味のない裁判所の所長と、周りから恐れられているミシェル・ラシーヌ。

かつて、ミッシェルは入院中に想いを寄せていた女医のディットと偶然再会します。

ミッシェルが担当する「乳児殺害事件」の公判に陪審員として選ばれたのが、あの時のディットと知り驚きを隠せません。

ミシェルは休憩中にディットにメモを送って、裁判の閉廷後、カフェで2人は落ち合います。

2人はその昔に出会っていた過去があるのです。麻酔医のディットは患者の不安を除くために手を握る。その日もミッシェルの手を握りました。

その行為を“愛”と思い込むミシェルは彼女を独占したいと思うようになります。しかし、退院したミシェルにディットは関心すらありません。

ミシェルにはそんなフラれた過去があったのです。

しかし、今の2人は裁判長と陪審員の関係は個人的に会い、話をすることは望まれることではありませんが、それでも、ミッシェルは胸の高鳴りを抑えきません…。

以下、赤文字・ピンク背景のエリアには『アムール、愛の法廷』ネタバレ・結末の記載がございます。『アムール、愛の法廷』をまだご覧になっていない方、ストーリーのラストを知りたくない方はご注意ください。

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ミッシェルはそのような自己の内面にあった感情に揺さぶられたことで気が付くことがありました。

それは人間は理性では割り切れないのだとつくづく思い知るのです。

やがて、事件に関する調書など、本質的なことからほど遠い意味のない文書であると、ミシェルは被告の若い父親に忖度を示すまでに変化をもたらします。

頑なな態度を取り続けている被告の若い父親にはどんな真実があり、そのようなことが起きたのだろうか?

ミシェルは証人たちの証言にある、事柄が食い違って合わないことを見つけ出し、無罪を主張する被告が自分の息子の亡き命を受け留めてきたかを想像していきます。

また、ミッシェルは自身もディットへ気持ちを押し付けてきのではないかと感じました。でも、今となってはディットのおしゃべりを聞くのがとても楽しい…。関係は始まったばかり、いつか2人はきっと…。

5.映画『アムール、愛の法廷』の見どころは?

ベネチア映画祭の国際映画批評家連盟賞受賞した長編デビューした『恋愛小説ができるまで』のクリスチャン・ヴァンサン監督

今作の脚本も執筆したのはクリスチャン・ヴァンサン監督自身です。2015年に、再び、ベネチア国際映画祭で脚本賞を受賞して注目を集めることになりました。

その物語設定の巧みさや、主人公の心情的な変化を表現させたことによる評価でしょう。

人間の情よりも法の精神を重んじた裁判所の所長ミッシェル。

彼が片思いに焦がれた女性と再会をきっかけに、少しずつ他人の胸中を理解していく、それは彼女や被告人ばかりでなく、自身の内面を見つめていくところが見どころです。

ミシェルは堅物な人物と呼ばれながら司法に身を捧げてきた人生。しかし、それは感情よりも事実しか目に入れなかったのかも知れないからです。

それのミッシェルを演じたのは、『ボヴァリー夫人とパン屋』などでも素晴らしい演技を見せた名優のファブリス・ルキーニ。

クリスチャン・ヴァンサン監督とは今作で25年ぶりのタッグにを組んだ点にも注目です。

クリスチャン監督の抑制のきいた映像は、法廷での2人の絡み合う視線で心の揺れを見せ、観客の思いもくすぐります。

地位や立場のある男性が、それすらを忘れて恋する中年男性になっていく過程は、あなたにもおじさんながらにチャーミングと感じられるのではないでしょうか。

これは人間の心境の変化というだけではなく、誰の心にもあるだろう優しさに気が付かされたからだと思います。

6.まとめ

ゴールデンウィークにメジャー映画を観たあなた。これからどんな映画を観るか迷った時、大人のラブストーリーを観てみるのは良いかもしれません。

ベネチア国際映画祭で見事に、名優のファブリス・ルキーニ男優賞。さらにはクリスチャン・ヴァンサン監督が脚本賞を受賞した、大人の本格的なラブストーリー。

上質でお薦めな映画の1本です。

2017年5月13日(土)から東京のシアターイメージフォーラムにて上映。また、愛知は、5月20日より名演小劇場にて公開。その後、全国順次公開予定。

ぜひ、お見逃しなく!

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