Cinemarche

映画感想レビュー&考察サイト

ファンタジー映画

ファンタスティックビーストと黒い魔法使いの誕生|あらすじとキャスト。ハリポタ監督のデビッド・イェーツの紹介も

  • Writer :
  • 富士野

映画『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』は、11月23日(金)よりTOHOシネマズ新宿ほか全国ロードショー!

大ヒットファンタジー小説「ハリー・ポッター」シリーズの新たな物語として制作された『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の続編がついに公開されます。

主演に前作に引き続き、エディ・レッドメイン、監督に「ハリー・ポッター」シリーズのデビッド・イェーツ、脚本に原作者のJ・K・ローリングと、ファン歓喜の制作陣が集結です。

スポンサーリンク

映画『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』の作品情報


(C)2018 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights (C)J.K. Rowling

【公開】
2018年(アメリカ)

【原題】
Fantastic Beasts: The Crimes of Grindelwald

【監督】
デビッド・イェーツ

【脚本】
J・K・ローリング

【キャスト】
エディ・レッドメイン、キャサリン・ウォーターストン、アリソン・スドル、ダン・フォグラー、エズラ・ミラー、クローディア・キム、ジュード・ロウ、ジョニー・デップ、ゾーイ・クラビッツ、カラム・ターナー、ブロンティス・ホドロフスキー

【作品概要】
2000年代を代表するファンタジー作品「ハリーポッター」シリーズの派生作品として登場した映画「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」の続編が公開されます。

主役にオスカー受賞俳優のエディ・レッドメイン、メインキャストにジョニー・デップが本格参戦と、さらにパワーアップした“ファンタビ”の魔法にかかっちゃってください!

デビッド・イェーツ監督のプロフィール

参考映像:『不死鳥の騎士団』(2007)

1963年、イギリス・マージーサイド州生まれ。イギリスとアメリカの大学にて政治学を専攻。

短編で、脚本も兼ねた初監督作品『When I Was a Girl』(1988)が高く評価され、イギリスの国立映画TV学院に入学します。

テレビドラマの演出を手掛けつつも、1998年に『The Tichborne Claimant(原題)』で長編監督デビューを果たします。

社会派テレビドラマ『セックス・トラフィック』(2004)で注目を集めた後、長編作品の経験はこの1本しかないにも関わらず、大ヒットファンタジー映画「ハリー・ポッター」シリーズの第5弾『不死鳥の騎士団』(2007)の監督に抜擢されます。

同シリーズは、『不死鳥の騎士団』まで3作以上続けて同じ監督というケースはありませんでしたが、イェーツはシリーズ最終章「死の秘宝 PART2」(2011)までの計4作全てで監督を務め、いずれも高い評価と興行収入を収めました。

その後、作家エドガー・ライス・バローズの代表作を実写3Dで映画化した『ザ・レジェンド・オブ・ターザン(原題)』(2016)を監督。そして、「ハリー・ポッター」シリーズのスピンオフ映画にあたる『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』(2016)でも監督を務めました。

今作『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』の監督も続投しています。

スポンサーリンク

映画『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』の主なキャスト


(C)2018 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights (C)J.K. Rowling

エディ・レッドメインのプロフィール

1982年、イングランド・ロンドン出身。父リチャードは銀行の頭取、兄たちは起業家や銀行の重役というエリート一家のレッドメインは、英国一の名門であるイートン校で学びます。なんと、あのダイアナ元妃の息子、ケンブリッジ公ウィリアム王子と同級生だったんですよ!

大学はケンブリッジ大学のトリニティ・カレッジに入学し、美術史を専攻。2003年に大学を卒業しました。2014年には長年友人関係にあったハンナ・バグショーとイングランド・サマーセットで結婚しました。

2005年、エドワード・オールビー作の劇『山羊…それって…もしかして…シルビア?』に出演し、劇の新人賞を受賞します。2008年にはその180cm越えの長身を武器に、バーバリーのモデルをつとめました。

2009年にはジョン・ローガンによる舞台『Red』でローレンス・オリヴィエ賞助演男優賞とトニー賞という演劇界の名誉ある賞を受賞。

注目を集める場所は舞台にはとどまらず、2012年には、名作ミュージカルを映画化した『レ・ミゼラブル』に物語のキーマンともなるマリウス役で出演しました。

2015年2月22日に、物理学者のスティーブン・ホーキングを演じた『博士と彼女のセオリー』で若干33歳にして初のアカデミー主演男優賞を受賞したほか、同作品でゴールデングローブ賞主演男優賞、英国アカデミー賞主演男優賞、全米映画俳優組合賞など多くの賞を受賞し、若手ながら、世界レベルの俳優へとステップアップを果たします。

参考映像:『博士と彼女のセオリー』(2015)

さらに翌年には、受賞こそ逃したものの、『リリーのすべて』で2年連続でアカデミー主演男優賞にノミネートされるなど、オスカー俳優としてもすっかり知られるようになりました。

映画『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』のあらすじ


(C)2018 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights (C)J.K. Rowling

ホグワーツ魔法魔術学校の卒業生、ニュート・スキャマンダーは、魔法動物を守るために世界中を旅する魔法動物学者。

今回、アメリカからイギリスに戻ってきたニュートは、アメリカ合衆国魔法議会が捕らえた凶悪な魔法使い、ゲラート・グリンデルバルドが脱走したことを知ります。

若きダンブルドア先生から特命を受け、フランス・パリに向かったニュートは、仲間や魔法生物たちとともにグリンデルバルドの行方を追います。

ところが、グリンデルバルドの悪の力は仲間たちにも及び始めて…。

彼らの運命は?そして、ニュートの恩師ダンブルドアの思惑はいかに?

スポンサーリンク

映画『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』の見どころ


(C)2018 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights (C)J.K. Rowling

本作は、「ハリーポッター」シリーズのスピンオフ作品という位置づけですが、前作『ファンタスティックビーストと魔法使いの旅』は世界興行収入900億円をたたき出したヒット作。そこまでいってしまうと、もはやスピンオフの域を超えた、一つの「ファンタスティックビースト」シリーズですよね。

それほどまでに、この「ファンタスティックビースト」は一つのシリーズとしての面白さがある、ということでしょう。

「ファンタスティックビースト」は、俳優のキャスティングのバランスが素晴らしいです。

メインの役にはまだ日本ではそこまで知名度のない俳優を配しつつ、主役のエディ・レッドメインをはじめ、強敵役のジョニー・デップ、恩師のダンブルドアにジュード・ロウなど、ハリウッドスターを迎えています。

出演していると聞くだけで映画館に足を運びたくなるスターもいれば、どんなお芝居をするんだろう、とこれから注目して見てみたくなる俳優もいて、2つの楽しみを味わえるわけです。

また「ハリー・ポッター」シリーズは、世界観がかなり作りこまれています。クスっと笑える仕掛けのあるお菓子“百味ビーンズ”や“蛙チョコレート”、魔法学校の壁画の中のキャラクターの“ほとんど首なしニック”など、細部にまで名前と細かい設定がついています。

それは「ファンタスティックビースト」シリーズにも受け継がれていて、可愛かったり、ちょっと怖かったりする魔法生物に出会えます

「ハリー・ポッター」シリーズしか見ていない…という方には新たなハリポタの世界を堪能することができます。

まとめ


(C)2018 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights (C)J.K. Rowling

「ハリー・ポッターって子供向けの作品でしょ?」「話題になっているのは知っていたけど、8作もあるし……もうシリーズが出過ぎて今更ついていけないかも…」と敬遠していたらもったいないですよ!

子供が楽しめるドキドキのファンタジーであるのはもちろんですが、デビッド・イェーツ監督が担当したハリポタ映画5作目からは、かなりダークでスタイリッシュな大人向けの映像になったとの評判もあり本作も大人にも十分楽しめます

ぜひ本作のタイミングで、ハリー・ポッターの世界に飛び込んでみてください!!ニュート・スキャマンダーという新たな主人公と共に“大人の魔法の旅”を楽しんでください。

映画『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』は、11月23日(金)よりTOHOシネマズ新宿ほか全国ロードショー!

関連記事

ファンタジー映画

リング・ワンダリング|ネタバレあらすじ感想と結末の評価考察。笠松将×阿部純子で描く幻想的な“生と死の実感”

失われた人々に触れ、東京の土地に眠る記憶がよみがえる幻想譚! 『アルビノの木』(2016)が海外の映画祭で高く評価された金子雅和監督。 自然と人間の関係性を描いてきた金子監督が手がけた映画『リング・ワ …

ファンタジー映画

映画『空海 美しき王妃の謎』あらすじネタバレ感想。ラスト結末も

東宝とKADOKAWA初の共同配給作品にして、日中共同製作映画史上最大の本格ビッグプロジェクト。 企画の立ち上げから完成まで、10年の歳月をかけたチェン・カイコー監督。 染谷将太主演の『空海 KU-K …

ファンタジー映画

映画『隠された時間』あらすじと感想レビュー!ネタバレなし考察も

2017年8月19日(土)より新宿シネマートほか順次公開される韓国映画『隠された時間』。 主人公ソンミン役をカン・ドンウォン、そして300倍のオーディションから選ばれた少女スリン役にシン・ウンスが出演 …

ファンタジー映画

ハリー・ポッターと秘密の部屋|ネタバレあらすじ解説と結末の感想評価。ダンブルドアを演じたリチャード・ハリスの熱演が光るハリポタ第2弾

J・K・ローリングの世界的ベストセラー「ハリー・ポッター」シリーズ映画化第2作! クリス・コロンバスが製作総指揮・監督を務めた、2002年製作のアメリカのファンタジー映画『ハリー・ポッターと秘密の部屋 …

ファンタジー映画

映画ドクターストレンジ|ネタバレあらすじ感想と結末の解説考察。マーベル史上最強の魔術師登場!

超感覚ファンタジック・アクション!覚醒!! 空前のスケールでその世界観を広げ続けるMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)から、新たな風を吹かせるニューヒーローが誕生。 元・外科医という異色の経 …

U-NEXT
タキザワレオの映画ぶった切り評伝『2000年の狂人』
山田あゆみの『あしたも映画日和』
【連載コラム】NETFLIXおすすめ作品特集
【連載コラム】U-NEXT B級映画 ザ・虎の穴
【連載コラム】光の国からシンは来る?
星野しげみ『映画という星空を知るひとよ』
編集長、河合のび。
映画『ベイビーわるきゅーれ』髙石あかりインタビュー
【草彅剛×水川あさみインタビュー】映画『ミッドナイトスワン』服部樹咲演じる一果を巡るふたりの“母”の対決
永瀬正敏×水原希子インタビュー|映画『Malu夢路』現在と過去日本とマレーシアなど境界が曖昧な世界へ身を委ねる
【KREVAインタビュー】映画『461個のおべんとう』井ノ原快彦の“自然体”の意味と歌詞を紡ぎ続ける“漁師”の話
【玉城ティナ インタビュー】ドラマ『そして、ユリコは一人になった』女優として“自己の表現”への正解を探し続ける
【ビー・ガン監督インタビュー】映画『ロングデイズ・ジャーニー』芸術が追い求める“永遠なるもの”を表現するために
オリヴィエ・アサイヤス監督インタビュー|映画『冬時間のパリ』『HHH候孝賢』“立ち位置”を問われる現代だからこそ“映画”を撮り続ける
【べーナズ・ジャファリ インタビュー】映画『ある女優の不在』イランにおける女性の現実の中でも“希望”を絶やさない
【イッセー尾形インタビュー】映画『漫画誕生』役者として“言葉にはできないモノ”を見せる
【広末涼子インタビュー】映画『太陽の家』母親役を通して得た“理想の家族”とは
アーロン・クォックインタビュー|映画最新作『プロジェクト・グーテンベルク』『ファストフード店の住人たち』では“見たことのないアーロン”を演じる
【柄本明インタビュー】映画『ある船頭の話』百戦錬磨の役者が語る“宿命”と撮影現場の魅力
【平田満インタビュー】映画『五億円のじんせい』名バイプレイヤーが語る「嘘と役者」についての事柄
【白石和彌監督インタビュー】香取慎吾だからこそ『凪待ち』という被災者へのレクイエムを託せた
【Cinemarche独占・多部未華子インタビュー】映画『多十郎殉愛記』のヒロイン役や舞台俳優としても活躍する女優の素顔に迫る
日本映画大学