連載コラム「未体験ゾーンの映画たち2022見破録」第11回
映画ファン待望の毎年恒例の祭典、今回で11回目となる「未体験ゾーンの映画たち2022」が今年も開催されました。
傑作・珍作に怪作、ユニークな設定のSF映画などさまざまな映画を上映する「未体験ゾーンの映画たち2022」、今年も全27作品を見破して紹介、古今東西から集結した映画を応援させていただきます。
第11回で紹介するのは、その設定からして話題を呼ぶ作品『TUBE チューブ 死の脱出』。
意識を失って目覚めた時には、日常から離れた空間に閉じ込められていた主人公。閉じ込めた者の正体とその狙いは。果たしてこの空間から脱出できるのか。
SF・ホラー映画ファンにはお馴染み、ソリッド・シチュエーションで描かれたユニークな作品が登場しました。
「未体験ゾーンの映画たち2021」で上映が予定されながら、本国の都合で上映中止となった作品がついに公開されました。
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CONTENTS
映画『TUBE チューブ 死の脱出』の作品情報
【日本公開】
2022年(フランス映画)
【原題】
Méandre / Meander
【監督・脚本】
マチュー・テュリ
【キャスト】
ガイア・ワイス、ペーテル・フランツェーン
【作品概要】
暗く狭い、さまざまな仕掛けを持つチューブの中で目覚めた女。不条理な状況に置かれた彼女は脱出できるのか。特異な設定で描いたSFサスペンススリラー。
監督は数多くの現場で助監督を務め、クレジットされた作品には『G.I.ジョー』(2009)『ラスト・ミッション』(2014)、『マダム・マロリーと魔法のスパイス』(2014)などがあるマチュー・テュリ。
彼がさまざまなジャンルを融合させた、デストピア・サバイバル映画『HOSTILE ホスティル』(2017)に続いて監督した作品です。
主演は『ザ・ヘラクレス』(2014)や『スクランブル』(2017)のガイア・ワイス、共演を『ザ・ガンマン』(2015)や『巨山』(2016)のフィンランド人俳優、ペーテル・フランツェーンが務めました。
映画『TUBE チューブ 死の脱出』のあらすじとネタバレ
車のラジオからさまざまな声が響きます。空に輝く光を見た、それは神だ、主の声に耳を傾けよ。2人の若い女性が連続して刺された、警察が駆け付けたが犯人は逃亡していた…。
ラジオはショーン・ジェームズが歌う「Through the Valley」、“死の影が覆う渓谷を私は歩む……”という歌詞から始まる歌を流します。
車は人気の無い荒涼とした道路を走ります。その路上に、思い詰めた顔をした女性が仰向けに横たわっていました。
女性は車が近づくと悩んだ末、立ち上がり道路の脇に移動します。通り過ぎた後バックして女性の脇に停まる車。
車から大丈夫か、と声をかける男に、「道に迷った」と答える女性。同乗するかと言われた彼女は断りますが、一番近くのガソリンスタンドは10㎞以上先と知り乗り込みます。
やがて夜になりました。女はバーでウェイトレスとして働くリサ(ガイア・ワイス)だと名乗り、アダム(ペーテル・フランツェーン)と名乗る男は退屈な夜警をしているが、人間嫌いの自分にお似合いの仕事だと話しました。
自分は厳しく、嫌な奴だった父に育てられたと語るアダム。子供がいるかと聞かれたリサは、今日は娘の9歳の誕生日だった、と答えます。
だった、の言葉を聞き、それで路上に横たわっていたのかと尋ねたアダムに、死にたくないがもう一度娘に会いたい、と答えるリサ。
その言葉を聞きたアダムは、俺たちはいつも1人ぼっちだと語ります。
リサがラジオのスイッチを入れると、ラジオのニュースは2人の女性が殺害された事件の続報を流していました。
逃走した容疑者は白人男性で、右手に十字架のタトゥーをしている…ニュースが語る特徴が、車を運転するアダムと一致していると気付くリサ。
彼女の表情に気付いたアダムは急ブレーキをかけ、リサは強く頭を打って意識を失います。
目覚めたリサは、狭い空間にいました。体を起こした彼女は、自分が奇妙な姿をしている事に気付きました。
ほぼ全身を覆うボディスーツを着用し、左手首に大きなライト付きのブレスレットが装着されています。
手首の明かりを頼りに、自分を閉じ込める空間を探りますが出口はありません。助けを求め大声で叫ぶリサ。
反応はありません。彼女はハッチのような箇所を開けようと試みますが無駄でした。
ブレスレットは外せません。時折周囲から奇妙な音が聞こえる空間で、絶望した彼女は座り込みます。
突然ハッチの一つが開きました。先が明るくなっている狭い通路、はって進むことが可能な“チューブ”のような空間でした。
彼女がその中に入るとハッチが閉じました。パニックになったリサは、やがてブレスレットの照明の中に「10:55」と数字が表示された気付きます。
それは残り時間を示すかのように、カウントダウンを始めます。時々不気味な音が聞こえる中、腕の光を頼りに先に進むリサ。
すると目の前の通路に障害物が現れます。彼女は狭まった通路をすり抜けて進みました。
その先に進むと、“チューブ”が上下2段に分かれた場所に来ました。リサは上の通路を選び進みますが、突然天井が降りてくると気付きます。
このままでは天井と床に挟まれ潰されます。必死に進んだ彼女は狭まる箇所を抜け出すことに成功しました。
ブレスレットに数字が表れ、残り時間が「5:20」を切ったことを表示して消えました。進むべき通路が現れると先へと進むリサ。
目の前に損傷の激しい、リサと同じブレスレットを付けた死体が現れます。異臭と気味悪さに耐えつつ、彼女はそれを動かし通路を進みました。
残り時間は「2:02」を切ったと表示されます。先に進んだリサは、目の前に通路を塞ぐシャッターが現れたと気付きます。
格子状のシャッターは人が通り抜けることは出来ません。するとブレスレットの照明が赤く変わり、残り時間が1分を切ったと表示されました。
“チューブ”内に列をなして何本もの、ガスバーナーが突き出てきました。先に進んで逃げることは出来ません。壁の一部に身を隠せるスペースが現れます。
彼女は急いでその空間に入ります。彼女が入ると同時に、入り口にガラス板が勢いよく降りました。密閉された空間に隔離される形になるリサ。
ブレスレットのタイマーが0になると、“チューブ”全体が炎に包まれ焼き払われます。このスペースに逃げ込まなければ彼女は死んでいたでしょう。
炎が消えるとガラス板は上がり、背後の壁が動き出しリサは元の通路に押し戻されました。
そして“チューブ”の天井が下がって来ます。彼女は身動きもままならぬ空間にいました。彼女は自分が何者かに弄ばれていると知り、涙を流します。
ブレスレットのタイマーは「11:00」からカウントダウンを始めます。仰向けのまま身をよじらせ先に進むリサ。
通路の先は下へ傾斜し、その部分は水で満たされていました。先に進むしかないと悟った彼女は、大きく息を吸い水の中へとすべり落ちます。
水で満たされた空間を泳いで進むと、その先の天井部に出口があります。リサはそこから外に出ますが、そこも“チューブ”の続きでした。
ところがその空間の上部から激しく水が流れてきます。水と共に彼女と同じ目にあった者でしょうか、何者かの遺体が流れてきます。
天井まで水で満たされましたが、耐え抜いたリサは水の流れてきた箇所から顔を出します。その先にも暗くて狭い通路が続いていました。
呼吸を落ち着かせると、リサは細く折れ曲がった空間を進んで行きました。彼女はノイズのような音の中に、助けを求める声が聞こえると気付きます。
リサは狭い“チューブ”内を、身をよじり声の聞こえる方へ進んで行きました。いきなり床が開き始め、慌てて身動きを止めるリサ。
床下は怪しげな色の、煙を吹き出す液体で満たされていました。リサはボディスーツの一部を引きちぎり液体に浸します。布は腐食し、彼女は液体が高濃度の酸か何かだと悟ります。
手足を広げ壁の部分を伝って進めば、床下の液体に触れずに先に進めます。苦心して渡り切るリサですが、最後に左膝を液体に浸けました。
その箇所はスーツも皮膚も焼けてしまいます。苦痛に顔を歪めながら声の方向へと進むリサ。
“チューブ”の先の床に丸く穴が開いています。そこから声が聞こえると悟ったリサは、下へ降りました。
そこにも細く狭い通路が続いています。そして前方に先ほどと同じ、通路を塞ぐ通り抜けられぬシャッターが降りています。
その先にいる声の主に呼びかけるリサ。相手の男も同様のシャッターに遮られ、助けを求め泣き喚いていました。
男を諦めるなと励まし、何者かが私たちをネズミのように殺そうとしてる、互いに助け合おうとリサは訴えます。
そちら側に何があると彼女に聞かれ、何も無い、忌々しい“チューブ”だけだと叫ぶ男。
男の方が長くこの空間にいる、と悟ったリサは何か覚えているか尋ねます。男は何かが戻って来る、俺たちを殺されるとわめき始めました。
リサのブレスレットが赤く光ると、男の腕も同じ様に光ります。男もリサと同じ格好をしており、2人は同時に残り1分のカウントダウンを迎えたのです。
またバーナーが突き出てきました。お前が死ね、と男は叫びます。2人の間の通路の壁に、先程と同様の退避スペースが現れました。
2人の目の前のシャッターが同時に上がりました。相手より先に狭いシェルターに入ろうと、争うように進む2人。
ほぼ同時に到着した2人は掴み合い争います。何とかリサがスペースに入り、足を掴む男を通路に出しました。
その瞬間2人に間にガラス板が降り、男の腕はガラスに切断され、リサのいるシェルターに残ります。手のタトゥーを見て男がアダムだと気付くリサ。
カウントが0になった瞬間、“チューブ”内は炎に包まれアダムの体は焼き払われました。リサは自分の意識が遠のくように感じました。
我に返ったリサは、今回のスペースは前回より高さがある、白く輝いた空間と気付きました。そして天井に穴が開き、何かが突き出してきます。
それは朽ち果てた人間の頭部と機械が融合したものです。それはリサの膝の傷に気付くと高度な技術で治療します。この機械、あるいはこれを操る者は、自分を生かそうとしていると悟るリサ。
機械の目を持つ頭部が朽ちた口を開くと、太いパイプが現れました。伸びたそれはリサのスーツの腹部のジョイント部に接続されます。
その瞬間記憶を取り戻すリサ。彼女はあの時、車の中でナイフを持つアダムと激しく争っていました。
刺されたのか、リサは自分の手が血に染まったと気付きます。その時、天から現れた光が大きくなり、彼女はその光に包まれます…。
頭部が戻って行くと、彼女はシェルターから通路に出されました。またブレスレットのカウントダウンが始まりました。
通路に転がったアダムの腕に、以前無かった「◇✕◇」のタトゥーがあると気付くリサ。ダイヤモンド、十字、ダイヤモンド…彼女は意味が判りません。
今度は通路に回転するプロペラが現れ、彼女の方に進んできます。慌ててバックして逃れるリサ。残されたアダムの腕は、プロペラによってミンチにされていきます。
天井に穴があると気付き、そこから上に逃れるリサ。彼女の前には、また細くて狭い“チューブ”が広がっていました…。
映画『TUBE チューブ 死の脱出』の感想と評価
突如、謎に満ちた空間に閉じ込められ、生死をかけた脱出劇を繰り広げるソリッド・シチュエーションスリラー&ホラー映画『キューブ』(1997)。
世界で大ヒットし、カルト的な人気を獲得したこの作品は日本でも大人気で、『CUBE 一度入ったら、最後』(2021)が製作・公開されたのは記憶に新しいところです。
邦題は『TUBE チューブ 死の脱出』の本作。世界中のSF・ホラー映画ファンが『キューブ』からの影響を指摘している作品だけに、妥当なタイトルと呼べるでしょう。
自分は閉所恐怖症ではないが、子供の頃住んでいた家には高さ50㎝の地下室があった。小さい私は物を取りに、よく入らされたと振り返るマチュー・テュリ監督。
この経験が脚本に生かされたと思う、と監督は言葉を続けています。『キューブ』や『[リミット]』(2010)のような作品は、そんな閉塞した環境に不安を抱く観客に上手く機能していると分析しています。
本作を単純に罠が連続する映画にはしたくなかった、と語る監督。彼女を蝕む哀しみや、癒えることの無い憎しみや罪悪感の輪廻を描きたかったと説明しています。
『キューブ』とは異なる、本作の面白い要素と思うものは、主人公が起き上がれない不快な状況に置かれ、しかも常に前進せねばならない点にあると語る監督。
狭くて複雑な構造の“チューブ”を進む。その困難な前進は、元の場所に戻る循環に過ぎないかもしれません。
それでも心に深い傷を負った主人公は、その過程で精神的な成長を遂げます。テュリ監督が描こうとした世界は、全ての観客に伝わっているでしょう。
ビデオゲームからも影響を受けた作品
自分が最初に見た映画は、6歳の頃ソファーの陰に隠れて見た『遊星からの物体X』(1982)だと話す監督。カンヌで生まれた彼は、18歳で映画学校に入ります。
クエンティン・タランティーノ監督やリュック・ベッソン監督作品など、多くの現場に参加した彼ですが、クレジットされない初期の作品では撮影現場に入れず、その外で人が入らぬよう群衆整理をしていました。
その後も現場で経験を重ねたテュリ監督。さまざまな方法で映画監督になる人物が増えた中、彼のような経歴を持つ監督は、少数派になったのではないでしょうか。
何かと『キューブ』と比較される本作ですが、『キューブ』は一つのセット、あの立方体の部屋を使い回して、次に入った部屋を描きました。
比較して本作はさまざまなセットを作った、例えばロングショットに使用する長いセットを作る必要もあった、と監督は解説しています。
金属的な通路にさまざまな光源、監督はブレスレットの照明はアイデアだったと語っています。この空間は未来的ですが、洞窟に住む原始的な人に作られた可能性もある、それでトラップに火や水の要素を加えたと話しました。
これを実際にセットの中で起こして見せたい。そして実行した結果、セットは本当に火事になった。幸いにも最終日でしたが…とインタビューで笑って話した監督。
狭い空間で一方向に進んで様々な障害を乗り越え、水中を泳いだり炎に包まれたり…。これ、「スーパーマリオ」だよ、とツっこんだ方もいるでしょう。
自分はゲーム「メタルギアシリーズ」の生みの親、小島秀夫の大ファンだと語る監督。本作はさまざまなビデオゲームからインスピレーションを得ているとも証言していました。
例えばブレスレットのライトの色。タイムリミットが近づくと赤色に変化します。死体には緑色。主人公が通常の状態なら黄色と、ゲームがライフ状態を表示するように、リングのなったライトの色が登場人物の置かれた状態を示します。
主人公が身につけたボディスーツ、そして“チューブ”の中で、なぜ彼女の髪は編まれているの?というスタイリッシュな姿。これらもゲームからの影響でしょう。
主人公に与えられた苦痛の意味
参考映像:ゲーム”The Last of Us Part Ⅱ”より Ellie’s Song「Through the Valley」
狭い通路を進み、恐るべき怪物と化したアダムと闘った女性。続編では少女のために戦った主人公と言えば、テュリ監督も大好きな『エイリアン』(1979)のリプリーです。
しかし監督は、怪物に追われ下着姿で逃げるリプリーの姿が、不健全なセクシャリティ描写だと批判されていた過去を知っていました。
主人公リサを演じるガイア・ワイスは、そういった点に配慮しつつSF的な、レイチェル・カーンビーがデザインした、白と黒からなるボディースーツを身に付けます。
このスーツは綺麗なものから破れて汚れたものまで、3つのスーツが用意されシーンにより使い分けられました。
当初の美しく無機的なスーツは、やがて赤く染まり血肉を感じさせるものに変化します。これは彼女の肉体的、そして精神的変化を描いたものだと気付くでしょう。
娘を失った女性である主人公。彼女は狭く、曲がりくねった“チューブ”の中で、立つことも振り返ることも出来ず、前に進むしかありません。
彼女がこの苦難の果てに得たものは何だったのか…。本作を見た方は皆、その意味に気付いているでしょう。
この映画は冒頭で男性シンガー、ショーン・ジェームズが歌う「Through the Valley」が流れます。
“死の影が覆う渓谷を私は歩む…”という、旧約聖書の詩篇23篇から引用された歌詞から始まる歌は、絶望と迷いに満ちた人生の歩みを歌う内容です。
この歌は監督が大好きなビデオゲームの世界でも使用されています。2020年に発売された「The Last of Us Part Ⅱ」が描く文明が崩壊した世界で、復讐の旅に出る女主人公がこれを歌っていました。
このゲームはGolden Joystick Awards 2020のゲーム・オブ・ザ・イヤーを受賞しながら、ポリコレ描写や前作ファンがショックを受けた凄惨な展開が、炎上騒ぎを起こしたことでも知られるゲームです。
一方でそのストーリーが胸に刺さった人からは、熱烈に支持されています。このゲームの世界観を見事に表現した歌が「Through the Valley」でした。
『TUBE チューブ 死の脱出』は冒頭にこの歌を流すことで、これから主人公リサに起きる出来事を宣言しています。その結末をどうか見届けて下さい。
まとめ
不条理なSF的ソリッド・シチュエーション映画として描かれながらも、テーマははっきりと見える作品『TUBE チューブ 死の脱出』。
もがき苦しみ、苦痛に苛まれながらも傷付いた心は癒され、新たな地で再生する。“チューブ”の中を彷徨う主人公リサは、天国にも地獄にも行けなかった者が向かう、カトリック教会が説く“煉獄”にいたのでしょうか。
“煉獄”にいる者は苦痛を通して罪が清められ、天国に行くとされています。すると彼女がたどり着いた場所は天国でしょうか。
いや、これは3本指を持つ宇宙人の仕業でしょうか。宇宙人こそが神なのでしょうか。リサの前に現れたアレはメカ、それとも天使でしょうか。
リサの娘が最後に口にした言葉は、実は彼女が何度も“チューブ”の中で、循環を繰り返したことを意味するのでしょうか。これらの疑問について監督は何も話していないようです。
この疑問には、ご自身で答えを出すしかないようです。そして最後まで鑑賞した時、冒頭に流れた「Through the Valley」の歌の意味が、切実に心に迫ってくる映画です。
次回の「未体験ゾーンの映画たち2022見破録」は…
次回の第12回では元海兵隊員の男が、家族のためにスーパーマーケットでテロリストに立ち向かう!アクション炸裂の映画『レッド・ブレイク』を紹介いたします。お楽しみに。
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増田健(映画屋のジョン)プロフィール
1968年生まれ、高校時代は8mmフィルムで映画を制作。大阪芸術大学を卒業後、映画興行会社に就職。多様な劇場に勤務し、念願のマイナー映画の上映にも関わる。
今は映画ライターとして活躍中。タルコフスキーと石井輝男を人生の師と仰ぎ、「B級・ジャンル映画なんでも来い!」「珍作・迷作大歓迎!」がモットーに様々な視点で愛情をもって映画を紹介。(@eigayajohn)