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Entry 2021/06/17
Update

映画『スプートニク』ネタバレあらすじ感想と結末の解説評価。冷戦下のソ連宇宙開発を描く|未体験ゾーンの映画たち2021見破録41

  • Writer :
  • 増田健

連載コラム「未体験ゾーンの映画たち2021見破録」第41回

世界各地の埋もれかけた貴重な映画を発掘する「未体験ゾーンの映画たち2021見破録」。第41回で紹介するのは『スプートニク』。

東西冷戦時代、アメリカと激しく競ったソビエト連邦の宇宙開発。一時は世界をリードし、社会主義陣営の優位を示したと世界に宣伝されます。

一方で軍事利用や事故の隠ぺいなど、秘密のベールに包まれた旧ソ連宇宙開発。それを背景に描かれたSFホラー映画が誕生しました。

宇宙船事故の隔離された生存者に謎の生命体。秘密裡に処理された事故の背後には陰謀が潜んでいたのです。

【連載コラム】『未体験ゾーンの映画たち2021見破録』記事一覧はこちら

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映画『スプートニク』の作品情報


(C)Vodorod Pictures LLC, (C)Art Pictures Studio LLC, (C)Hype Film LLC, (C)NMG Studio LLC, 2020

【日本公開】
2021年(ロシア映画)

【原題】
Спутник / Sputnik

【監督】
エゴール・アブラメンコ

【出演】
オクサナ・アキンシナ、フョードル・ボンダルチュク、ピョートル・フョードロフ、アントン・ワシーリエフ

【作品概要】
地球への帰還中に事故を起こした宇宙船の生存者は、軍事施設に監禁されます。彼を診察した女性医師は、恐るべき事実に遭遇します。旧ソ連を舞台にしたSFスリラー映画。

監督はこれが初長編映画のエゴール・アブラメンコ。彼の短編映画『Пассажир(Passazhir)』(2017)をより発展させた本作を手がけました。

主演は『ヴァーサス』(2016)のオクサナ・アキンシナ。『ワールドエンド』(2020)のピョートル・フョードロフ、『アトラクション 制圧』(2017)シリーズの監督フョードル・ボンダルチュク、『ストリート・レーサー』 (2008)のアントン・ワシーリエフらが共演した作品です。

映画『スプートニク』のあらすじとネタバレ


(C)Vodorod Pictures LLC, (C)Art Pictures Studio LLC, (C)Hype Film LLC, (C)NMG Studio LLC, 2020

1983年、ソビエトの宇宙船オービタ4号の乗員コンスタンティン(ピョートル・フョードロフ)は、『百万本のバラ』の歌を歌っています(『百万本のバラ』は原曲は1981年のラトビアの歌で、翌年ロシア語版が生まれソ連の大ヒット曲になる)。

同僚のキリルと地球に帰還した後が話題になり、彼はロストフに行くと答えます。キリルは女性かと聞きますが、詳しく話さないコンスタンティン。

宇宙船の帰還カプセルが切り離されます。異常な振動が起きますが、カプセルの姿勢の安定に成功します。緊張を解いて笑う2人。

ところがカプセルの外から奇妙な音が聞こえます。窓の外で何かが動いていました。その音はハッチへと移動します…。

パラシュートを開いた帰還カプセルは、旧ソ連のカザフスタンに降下します。馬に乗った遊牧民風の男が直陸したカプセルに近寄りました。

そこには頭部を損壊した宇宙飛行士キリルの体がありました。カプセルからはコンスタンティンが苦しみながら姿を現します…。

モスクワのソ連科学アカデミー脳医学研究所では、査問会が開かれます。脳神経生理学者の女性医師タチアナ・ユリエヴァナ(オクサナ・アキンシナ)は、査問委員から追及されました。

彼女は17歳の少年を救おうと、通常の手順を逸脱した蘇生処置を行いました。それが人命を危険にさらしたと追及されたのです。納得していない表情を見せるタチアナ。

この件で彼女は少年の母親から告訴されていました。自分の処置は正しいとタチアナは強く主張しますが、委員会は彼女が責任を認め解雇を受け入れるか、裁判で争うか選択しろと迫ります。

まだ査問委員と争う姿勢の彼女を1人の男が見つめていました。査問会終了後、彼はタチアナに近づきました。

男は警戒するタチアナにセミドラフ(フョードル・ボンダルチュク)と名乗ります。自分は保険省の人間ではない、一緒に来て欲しいと告げるセミドラフ。

軍人らし男に、2週間待って欲しいとタチアナは告げます。診せたいが動かせない患者がおり、すぐ来て欲しいと言うセミドラフに、彼女はそれは命令かと尋ねました。

自分は科学者で研究所を持っている、患者は君の興味を引くはずと話すセミドラフ。タチアナは承諾しました。

彼女はセミドラフと共にヘリコプターに乗ります。患者のカルテが見たいと言うタチアナに、機密扱いで書類は無いと答えるセミドラフ。

かれは口頭で説明します。患者は宇宙船オービタ4号で事故に遭い生還した宇宙飛行士のコンスタンティン。彼は英雄だと報道されていました。

事実は報道と異なり、オービタ4号は帰還前日に交信が途絶え、何か事故があったとセミドラフは説明します。記憶を失い異常な言動も見られるコンスタンティンを、秘密裡に治療して欲しいと言うのです。

ヘリから降りたタチアナは、カザフスタンの厳重に管理された秘密研究施設に案内されます。セミドラフは施設の責任者であり軍人で、彼女とコンスタンティンの元に向かいました。

コンスタンティンは取調室のような隔離室で、催眠療法で記憶を呼びさまそうとされます。階級と名を聞かれ、陸軍元帥のロバート・デュヴァルと答えるコンスタンティン。

からかわれたと受けとったヤン・リゲル医師(アントン・ワシーリエフ)に、コンスタンティンは精神的強さも条件に選ばれる宇宙飛行士は、催眠術にかかりにくいと言いますこれは催眠術でなく医学療法だとリゲルは怒ります。

タチアナにリゲルは研究所の科学部長だと紹介するセミドラフ。その彼をコンスタンティンは大佐と呼びました。

彼は同僚の安否を尋ねます。事故の責任を取らせ自分を有罪にしてもいい、そうでないなら解放しろ、場合によってはハンストで抗議すると叫ぶコンスタンティン。

隔離室に入るタチアナ。彼にお茶の入ったコップを勧め、自分はあなたを評価するよう求められたと説明します。

部屋にあった赤ん坊の、おきあがりこぼし(ロシアでも一般的な乳幼児玩具)が誰のものか聞くタチアナ。自分のもので、宇宙飛行士が宇宙に身近な物を持ち込む伝統に従ったと話すコンスタンティン。

タチアナに何を覚えているか聞かれ、彼は地球に帰還する準備を始めたことは覚えているが、その後の記憶は無く気が付けばこの施設にいたと説明します。

コンスタンティンは彼女に自分を外に出せるか尋ねます。権限は無いが力にはなれると告げるタチアナ。

彼はタチアナにモスクワに戻ったら、母に電話し無事だと伝えて欲しいと頼み、電話番号を渡します。心配させた家族のために必ず家に戻ると言うコンスタンティン。

隔離室から出たタチアナは彼をどう診察するか聞かれますが、彼女はもう行ったと答えます。コンスタンティンはPTSDを発症し、熱いコップを平気で持つ彼は指先の感度は低下し、末梢神経が破損している可能性があると指摘しました。

しかし事故に遭遇し、監禁されたことを考慮すれば彼は正常。診断は終わり帰りたいという彼女に、セミドラフは帰りのヘリは明日発で、一晩施設に泊まるよう告げます。

大佐は兵士にタチアナを宿舎へ案内させます。彼女は敷地内で作業中の男たちを目にします。それは労役に駆り出された囚人でした。

部屋に案内された彼女はモスクワに電話したいと告げますが、ここには長距離電話は無く、使用には大佐の許可が必要と告げられます。

シャワーを浴びるタチアナの背には、背骨に沿って大きな傷跡がありました。シャワーから出ると持参した薬を服用するタチアナ。

寝付かれない彼女は敷地内をランニングし、労役中の囚人とぶつかります。彼女の手を握り、離さない囚人を兵士が注意し彼女を去らせました。

部屋に戻った彼女をセミドラフ大佐が迎えに来ます。彼女を監視室に案内した大佐は、時間が来ると部屋の防護扉を閉め、兵士たちを配置します。

隔離室内で眠るコンスタンティンは苦しみ、その姿は暗視カメラで撮影されています。彼の口から何かがゆっくりと吐き出されます。

彼の体内から現れた、粘液と被膜に包まれた何かはゆっくりと四肢を広げます。タチアナに奴と会いたくないか、とささやく大佐。

隔離室に近づいた彼女は、ガラス越しに生き物と対面します。不気味な姿の生き物は彼女を見つめ、飛び掛かかって激しくガラスに衝突します。

驚き倒れたタチアナは廊下に出ます。大佐にあれは何かと尋ねますが、地球上の物では無いと答えるセミドラフ。

この生命体はコンスタンティンの体内に潜んで生息します。宿主の体に大きなダメージを与えず、体外で活動後また彼の体に戻るのです。コンスタンティンはこの事実に全く気付いていません。

コンスタンティンと同じ宇宙船の飛行士は死んだと告げ、自分は宇宙で何が起きたか解明するのが使命だ。君に彼と宇宙生命体を分離する方法を探して欲しいと告げるセミドラフ大佐。

なぜ自分を選んだか問うタチアナに、大佐は患者の命を救うため迷わず通常の手順を無視する姿勢を評価した、と告げました。

他に適任者はいなかったのかと彼女は質問します。結果が全てで実際君は少年を救ったと大佐は語り、今度は英雄を救って欲しいと頼みます。

そこでコンスタンティンに関する全ての資料と映像記録、この件に関するセミドラフ大佐の証言を要求したタチアナ。

地球に帰還したコンスタンティンは病院に送られますが、その夜体内から現れた生命体が看護士を襲い殺害し、彼は隔離されることになります。謎の生命体とコンスタンティンから分離することは出来ません。

生命体が外に出ると彼の生命に危機が迫る。しかし体内に戻った生命体はコンスタンティンの体を修復する能力を持ち、彼の大きな負傷を2日間で直したと告げます。

胃の中に戻った時の生命体の大きさは30㎝程度。筋肉を弛緩させる毒素のようなものを放出し、体内に居場所を確保します。

目覚めたコンスタンティンは、自分の体の生命体の出入りを全く知らず、健康そのものに行動します。夜になると毎日午前2時40分から3時10分、体外で活動する地球外生命体。大佐は全ての資料をタチアナに提供しました。

翌朝何も知らぬコンスタンティンは体に問題ないと主張し、尋常でない回復力が問題だと告げるリゲル医師。

記録映像を確認中のタチアナは部屋に来たリゲルに、ロストフにいるらしいコンスタンティンの息子は、今どこにいるか尋ねます。

それを知らず関心も無さそうなリゲル。彼女は続けてコンスタンティンは何を食べているか質問します。非協力的なリゲルに、あなたの研究を邪魔しないと告げるタチアナ。

リゲルは彼女に全ての情報にアクセズ可能で、必要なものはセミドラフ大佐に申請しろと冷たく告げました。

タチアナはセミドラフの前で長距離電話をかけ、コンスタンティンの子供を探します。歳は7~8歳、姓はコンスタンタンティンとは異なるかもしれないと、関係各所に問い合わせます。

ロストフの孤児院で、車椅子の少年が苦労して鍵を盗もうとして職員にとがめられます。注意されても固い表情で何も答えぬ少年。

タチアナが現れた時、隔離室のコンスタンティンは歌っていました。宇宙では様々なことが起こるが、歌を持っている事が大切だと語った彼は、「百万本のバラ」を歌い出しました。

話しかけたコンスタンティンに、私を連れて来た責任者はあなたが精神に異常をきたし、同僚のキリルを殺害したと疑っていると話すタチアナ。

監視室のセミドラフ大佐とヤン医師は驚きます。それは記憶の無いコンスタンティンをいたずらに刺激するものでした。

異常な殺人者は英雄扱い出来ず隔離した、全ての異常者は正常に見えると告げたタチアナに、彼は厳しい訓練に耐え長い年月を待って宇宙に行った事実を強調します。

宇宙飛行士は英雄ではなく、宇宙船のコクピットに座っただと告げるタチアナ。彼女はコンスタンティンの息子について話しました。

彼はある女性と子供を作っていました。しかし宇宙飛行士に選考される際、婚外子の存在は不利に働くので存在を隠したコンスタンティン。

母が死にその子は孤児院に送られロストフにいる。英雄なら我が子を置き去りにしないと告げるタチアナ。彼女は黙ったコンスタンティンを残して隔離室を出ます。

リゲル医師は彼を不当に責めたと非難しますが、タチアナは彼のホルモンレベルを調べろと要請します。彼女は昨日のコンスタンティンの反応に違和感を感じていました。

彼女は寄生した宇宙生物が、彼の体から何を得て生命活動を維持しているのか突き止めようと、あえて彼にストレスを与えたのです。宇宙生物の食物を突き止めれば、人体から分離も可能と判断したのです。

原因の究明には彼を不必要に外部と隔離せず、日常生活に近い環境を与え変化を観察するべきとセミドラフに訴えるタチアナ。

それを受け入れた大佐は、コンスタンティンを宿舎に移動させます。彼が部屋のTVを付けると、ニュースはソ連のアンドロポフ書記長とキューバのカストロ議長の会談を伝えています。

続くニュースは宇宙飛行士のコンスタンティンとキリルは無事地球に帰還し、現在リハビリセンターにいると伝えるものでした。

そこにタチアナが現れます。彼女はストレス状態でのホルモンレベルを測定する必要があり、厳しいことを言ったと謝ります。

去ろうとする彼女に、子供の存在は宇宙飛行の1週間前に知らされたと語るコンスタンティン。ロストフから母親の死を知らせる連絡で知り、身寄りのない子供は孤児院に送られたと知りました。

地球に帰還すれば子供を迎えに行くつもりだったと語り、タチアナに協力を求めるコンシタンティン。

その夜彼は隔離室に戻されます。そして彼が眠り同じ時間が訪れると、体内から宇宙生命体が現れました。

隔離室のガラスの前に立つタチアナ。中にいる生命体は彼女と同じ姿勢をとり、おきあがりこぼしに反応を示します。タチアナはガラス扉を開けろと監視室に要求します。

セミドラフ大佐は彼女に宇宙服を着せると扉を開けさせます。おきあがりこぼしを持ち隔離室に入るタチアナ。

彼女が床におもちゃを置くと怪物はそれを抱え込みました。彼女は生命体に近づきます。

生命体に触れようとした彼女は粘液に滑り倒れます。それに反応したのか彼女を掴み、引き付り込もうとする怪物。

それを見た大佐は照明をフラッシュさせます。怪物が怯んだ隙に兵士がタチアナを助け出し、直ちに扉を閉めるセミドラフ大佐。

彼女を救出すると、大佐は隔離室のガラス扉の前に立ち怪物を睨みつけます。宇宙生命体も大佐を睨みつけました…。

以下、『スプートニク』のネタバレ・結末の記載がございます。『スプートニク』をまだご覧になっていない方、ストーリーのラストを知りたくない方はご注意ください。

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(C)Vodorod Pictures LLC, (C)Art Pictures Studio LLC, (C)Hype Film LLC, (C)NMG Studio LLC, 2020

自室に戻ったタチアナ医師に勇敢だと告げるセミドラフ大佐。タチアナはおきあがりこぼしに反応した宇宙生命体は、宿主のコンスタンティンの意識と結びついていると指摘します。

子供を残し宇宙へ飛んだ彼の罪悪感が、怪物の行動に影響を与えている。地球外生命体は、宿主の記憶から様々なことを学んでいるのではないか。

また記録映像を確認した彼女は、コンスタンティンの体から出た生命体の活動時間が毎日1~2分ずつ伸びていると気付いていました。

地球に関する知識を身に付け、長時間行動する能力を確保した生命体は、やがて宿主を棄て活動するのではないか。モスクワに連れて本格的に研究し、別の対処を検討すべきと語るタチアナ。

セミドラフ大佐は生命体について何も知らず研究せねばならない、制御不能の事態に陥れば処分せねばならぬと移送を拒否します。

国家のヒーローであるコンスタンティンなら、自分の身は危険に瀕しても厭わぬはずだ。モスクワには日々詳細な報告を入れていると、この地での研究続行を譲らない大佐。

タチアナはリゲル医師に、コンスタンティンのホルモン値を調べた処、夜に急激に悪化していると告げました。リゲルは重要視せず、何か彼女に隠しているようです。

彼女が今後どうすべきかアドバイスを求めると、モスクワに戻りここでの出来事は忘れろと言うリゲル。

その態度に不審を抱いた彼女は、隠している情報があれば教えて欲しいと告げます。悩んだ様子のリゲルは、彼女に車に隠れるよう指示します。

リゲルの運転する車は、研究所のある場所に向かいます。睡眠薬を飲み眠らされたコンスタンティンも隔離室に戻されます。

車が到着した場所に金網で作られた檻があります。タチアナに暗視ゴーグルを渡し隠れろと指示すると、リゲルは車を降り兵士の元へ向かいます。

そこに労役に使われた囚人が連行されます。何が起こると察した囚人は騒ぎますが、兵士は構わず檻の中に入れました。

フィルムカメラが回され、リゲルは消灯を指示します。暗くなると仕切られた通路を何かが進んできます。檻の中に入ったのは、コンスタンティンの体内から現れた宇宙生命体です。

タチアナのゴーグルに囚人に迫る怪物の姿が映っていました。それは囚人に襲い掛かると頭部を喰いちぎります。その光景に驚きゴーグルを落とすタチアナ。

その音に気付いた兵士が彼女の車に近づいてきました。リゲルは撮影中止を叫び、兵士の注意を逸らさせました。

車でタチアナと宿舎に戻ったリゲルは、地球に帰還した日コンスタンティンの体内から現れた怪物が、介護士を襲った事実を思い出させます。

重体のコンスタンティンは殺人を犯した怪物が体内に戻った後、劇的な回復を遂げました。

セミドラフ大佐たちは生命体に餌になる物を与えようと、実験用ラットから豚まで様々な動物を用意しますが怪物は手を出しません。

大佐は宇宙生命体に囚人を与えることにします。怪物はそれを捕食し、コンスタンティンの具合も良くなっていきます。

リゲル医師はタチアナによる彼のホルモンバランス異常の指摘で、何が起きているのか悟りました。怪物に必要なのは、人間を殺すことではありません。

宇宙生命体が求めるのは人間のホルモン物質、コルチゾールでした。寄生されたコンスタンティンはそれが低下しホルモンバランスが乱れ、タチアナが見抜いた諸症状が現れました。

体外に出た怪物は人間を襲う前に恐怖を与えます。恐怖に晒された犠牲者の脳から大量のコルチゾールを分泌され、それが宇宙生命体の狙いでした。地球上でコルチゾールを大量に分泌する生き物は人間だけです。

怪物にとり人間は捕食対象です。生命体がコルチゾールを得ることで、寄生されたコンスタンティンの生命は維持されていました。

問題解決の糸口を掴んだと言うリゲルに、あなたは人殺しだとタチアナは指摘します。

セミドラフ大佐の手配であり自分に責任はない、私を怪物だと思うのかと言うリゲル医師に違う、臆病者だと告げるタチアナ。

次の朝何も知らずTVで映画を見ていたコンスタンティンの前に、タチアナが現れジョキングに誘います。

2人で敷地内を走りますが、タチアナは監視の目の無い場所に出ると、注意して聞いて欲しいと告げ真実を話しました。

あなたは宇宙から寄生生命体を連れ帰り、それは体内に潜んでいる。あなたと生命体を分離する方法はあるが、実行するため上級者に働きかけると伝えたタチアナ。

2人は監視の兵士に会話を聞かれないよう注意します。戸惑いながらもコンスタンティンは、タチアナ自身が監視されていないか尋ねます。彼女に確実な事は言えません。彼は今夜部屋で会おうと告げます。

彼は与えられる睡眠薬をごまかして服用せず、それを砕いて粉末にします。コンスタンティンはそれを見張りの職員に与え眠らせました。

TVを分解し中から部品の磁石を取り出します。部屋を出て現れたタチアナと合流すると、監視カメラの一つに磁石を取り付けるコンスタンティン。

警備室の要員はカメラの様子を見に来ました。警備の注意をそらした上で2人は抜け出します。施設の実態を探ろうと研究室に忍び込むと、冷凍室に怪物の犠牲者の遺体が保管されていました。

レントゲン写真にはコンスタンティンの体に収まった怪物が映っています。彼の意識の無いうちに生命体が襲った犠牲者の写真も並んでいました。体内の怪物の存在を感じるかと尋ねたタチアナ。

怪物は本能に従って活動し、人間を餌食にする事に何の罪悪感も無いと告白するコンスタンティン。生命体に彼の記憶が影響したように、彼も怪物の意識を共有していたのです。

そして怪物と自分はもはや分離できない関係だと自覚し、それをセミドラフ大佐に知られぬよう隠していました。

研究室には生命維持装置につながれた彼の同僚、宇宙飛行士キリルの体もありました。セミドラフは人命を犠牲にしても宇宙生命体の研究を続けるつもりです。

彼は自分の理解している事実を告げ、それでも自ら死を選べなかったと告白します。残される母と孤児となった息子に会いたいと訴えるコンスタンティン。

彼の生きることへの執着も、宇宙生命体がキリルではなくコンスタンティンを宿主に選んだ理由かとタチアナは尋ねます。

それを非難と受け取ったコンスタンティンは、自分を怪物同様の獣と思うのかと言い彼女に掴みかかります。お前が安全な所にいる間、自分は全てを宇宙飛行に捧げ多くの犠牲を払ったと訴えました。

もう夕食の時間だ、戻らねばバレると告げ彼を振り払って立ち去るタチアナ。ロストフの孤児院ではコンスタンティンの息子がまた脱走を試み、職員の手を焼かせていました。

自室に戻るタチアナの前に兵士が現れ、彼女はセミドラフ大佐の前に連行されます。

セミドラフは最初から全てを君に話すべきだったと語りました。宇宙生命体が地球環境にどこまで適応できるか不明だが、この怪物を制御すれば、我々の大きな力になると語りました。

怪物を兵器と考えているのか、とタチアナが尋ねると認める大佐。武器は平和を保障するものだと主張し、コンスタンティンに寄生した生命体を兵器化する目的で研究していたのです。

その為に多くの人命を犠牲にしたと指摘した彼女に、怪物に与えた囚人は卑劣な殺人犯だ、アフガニスタンやアンゴラでは多くの兵士が今も犠牲になっていると告げるセミドラフ。

大佐の研究は独断で秘密裡に行わていると考えたタチアナは、これを上層部が知れば軍法会議で裁かれると指摘します。

その可能性を認めながらも、医師や兵士は時に困難な決定を独断で下す、それが成果を収めれば誰も非難しない。自分にはその責任を負う覚悟があるとセミドラフは語りました。

彼は少年の命を救うため、ルールを逸脱した医療処置を行ったタチアナを自分の同類とみなしていましたが、彼女はそれを否定します。

今度は怪物が捕食するのを間近で見せると大佐は告げます。彼はタチアナが研究室に忍び込んだ事だけでなく、リゲル医師が見せた件も把握していました。

今晩も宇宙生命体に餌が与えられ、その現場にタチアナとリゲルも立ち会います。リゲルも良心の呵責を感じていますが、大佐に命令に逆らった事実を指摘されると黙ります。

檻の中の囚人の前に怪物が現れます。タチアナは他に方法があるはずだと言いますが、それは直ぐには見つからないと言い放つ大佐。

彼女は独断で檻の中に入り、怪物の前に立ちます。コルチゾールを分泌しない、つまり恐怖を感じなければ襲われない事実に彼女は賭けたのです。

彼女を威嚇する怪物に『百万本のバラ』を歌うタチアナ。それを大佐と驚いた表情のリゲルが見守ります。彼女は生命体の意識の中のコンスタンティンの部分に訴えかけました。

それは怪物が体内から出たコンスタンティンにも伝わっているようです。彼の意識の影響か大人しくなる宇宙生命体。

しかし逃げようとした囚人の恐怖の感情を感じ取った生命体は、衝動に突き動かされます。それを止めることは宿主のコンスタンティンには出来ません。怪物は囚人を襲い餌食にしました。

呆然とするタチアナの前に立った大佐は、コンスタンティンが怪物をコントロールできるか尋ねます。彼女はまだ無理だと答えます。

結果が全てと語る大佐は彼に怪物を制御させよう、その手助けをして欲しい。今までの確執は忘れ自分が全責任を負うので、どうか協力して欲しいと告げるセミドラフ大佐。

翌日、タチアナは研究に没頭していました。彼女はリゲル医師にコンスタンティンの同僚キリル宇宙飛行士は、アジソン病の原因となる初期の腎臓腫瘍を患っていたと告げます。

彼はコルチゾールを分泌量が少なく、宇宙生命体は宿主に適さないと判断し、コンスタンティンに寄生することを選びました。

監視する兵士に気付かれないように、リゲルにホルモン分泌を抑制する薬と強力な鎮静剤を用意し、密かに渡して欲しいと頼むタチアナ。

彼女は今もセミドラフには従わず、コンスタンティンを救おうとしていました。リゲルの科学者としての良心と勇気に訴え協力を求めたのです。

リゲルは用意した薬品の入ったカバンを渡します。タチアナは鎮静剤を取り出すと、いきなり兵士に注射し眠らせ、拳銃を奪いました。

動揺するリゲルと共に、彼女はコンスタンティンの部屋に向かうと、生命体をあなたから分離する方法を発見した、薬品の注射で体内から追い出せば、怪物は1時間以内に死ぬと説明するタチアナ。

本当に可能か尋ねたコンスタンティンに、明るい場所で行えば怪物の活動も弱まると彼女は告げます。ただ薬品を注射された彼は、急いで病院で処置を受ける必要があります。

これは息子より宇宙を選んだ自分への罰だ、とコンスタンティンは自分を責めていました。タチアナは子供の名はリーシャ、一週間後7歳になると調べた事実を教えます。

コンスタンティンは我が子に会う意欲を取り戻し、危険な怪物との分離と施設からの逃亡を選びました。しかし警備の兵士が事態に気付きました。

タチアナはリゲルにも共に逃亡しようと勧めます。自分は体制や権力に適応することだけが取り柄だと告げ、残ることを選ぶリゲル医師。

リゲルは2人を出発させると一室に立てこもり、電話をかけ研究施設で秘密裡に行われた実験の報告を試みます。

監視室のセミドラフ大佐はタチアナとコンスタンティンの逃亡に気付き、部下を先回りさせ自らも銃を手にしました。

タチアナたちの前に兵士が待ち伏せていました。彼女は手を挙げ撃つなと呼びかけますが、容赦なく発砲する兵士たち。

リゲルは電話の相手にこの施設で、人命を犠牲にする実験が行われたと報告しますが、扉を破りセミドラフが入ってきます。

お前はヒーローではない、つまらない人間だとリゲルに告げる大佐。しかしヒーローになろうとした努力は認め、ヒーローに見えるよう殺してやると告げ、彼はリゲルに発砲しました。

タチアナは腕を撃たれ、コンスタンティンと共に身を隠していました。兵士が迫る中、彼女に注射器をよこせと告げるコンスタンティン。

彼は渡された怪物を体内から出す薬剤を注射しました。体から出た宇宙生命体が兵士の前に姿を現します。

発砲する兵士に襲い掛かる怪物。それは衝動に突き動かされたものか、それともコンスタンティンの意志でしょうか。混乱に乗じて2人は車に向かいます。

タチアナの運転する車はゲートを突破しました。大佐は兵士を皆殺しにした怪物に銃弾を浴びせます。

明るくなった荒野をタチアナの車は走ります。しかし大佐が生命体に銃弾を浴びせると、コンスタンティンは血を吐き苦しみます。

彼女はコンスタンティンと寄生した宇宙生命体の命は、分離できないほど結びついていると思い知らされます。車を停め彼を車外に出した時、追手のトラックがやって来ました。

トラックから降りた、怪物との戦いで左手首を失ったセミドラフ大佐に銃を向けるタチアナ。大佐は彼女の銃を取り上げ、部下の兵士にトランクを開けさせます。

中には宇宙生命体が入っていました。君は全ての人間を救おうとした、しかし現実は誰を生かすかを選択する必要がある、とタチアナに告げる大佐。

そして彼はタチアナを痛めつけます。それを見たコンスタンティンは最後の気力を振り絞ります。彼の意志に従った怪物は兵士たちを殺し、セミドラフ大佐の頭部を破壊しました。

コンスタンティンを介抱するタチアナに怪物が迫り、宿主の体内に戻りました。コンスタンティンの体は回復してゆきます。

頑張ってモスクワに行き、生命体との分離を試みようと告げるタチアナ。リゲルの報告で現れた高官の車でしょうか、2人に車列が近づいてきました。

しかしコンスタンティンは自らの体を拳銃で撃ち、怪物もろとも自殺します。彼自身が、自分の運命を悟っていたのかもしれません。

車から降りた高官たちの前に、涙を流したタチアナが立ち尽くします…。

後日。ロストフの孤児院にタチアナが現れます。彼女はコンスタンティンの忘れ形見、リーシャを引き取りに来ました。

リーシャに名乗ったタチアナは、少年を強く抱きしめます。

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映画『スプートニク』の感想と評価

参考映像:短編映画『Пассажир(Passazhir)』(2017)

宇宙から帰還した宇宙飛行士の体に、地球外生命体が潜んでいた!古典的SF小説にも登場する題材で、映画ではハマープロ製作の『原子人間』(1955)までさかのぼり、有名な作品は『エイリアン』(1979)でしょう。

本作と似たテーマの作品にジョニー・デップとシャーリーズ・セロン出演の『ノイズ』(1999)、また『ライフ』(2017)も人間の体内に潜まないものの、謎の生命体と宇宙飛行士の攻防を描く作品です。

『スプートニク』は冒頭で紹介した通り、エゴール・アブラメンコ監督の短編映画『Пассажир(Passazhir)』が基となった映画です。ただしアイデア一発勝負の短編を、『スプートニク』は様々な形で発展させています。

『Пассажир』の舞台は1970年で、『スプートニク』は1983年。ソ連崩壊が近づく頃の陰鬱とした時代を背景に作られました。

ロシアでは旧ソ連時代への懐古趣味がブームになっています。それは強大なソ連への憧れから、近年は当時の雰囲気を懐かしむ懐古趣味が主流となっています。

ソ連時代をレトロ趣味で描いても、日本の昭和時代をバラ色に美化した映画とは異なり、暗く陰鬱なムードを漂わせた映画になってしまうのは、お国柄とその歴史が成せる技でしょうか。

本作はSF映画だけではなく、旧ソ連を描いた映画であることにも注目すると面白くなる作品です。

当時ソ連には絶望的雰囲気が漂っていた


(C)Vodorod Pictures LLC, (C)Art Pictures Studio LLC, (C)Hype Film LLC, (C)NMG Studio LLC, 2020

舞台となった1983年。ソ連は1979年にアフガニスタンへ侵攻して以来、ドロ沼の戦いを続けています。日本では知名度は低いもののアフリカのアンゴラ内戦にもソ連は介入、出口の見えない戦いを繰り広げていました。これは本作のセリフにも出てきます。

1980年にレーガン政権が誕生したアメリカは、ソ連を「悪の帝国」と呼び軍備を拡張します。こうしてソ連は米との軍拡競争に突入、ますます疲弊していきます。

世界は米ソが全面核戦争に突入する可能性に怯え、1983年米で全面核戦争を描いたTV映画『ザ・デイ・アフター』(1983)が放送、視聴率46%を記録します(日本では翌年劇場公開)。

1983年は北海道付近で発生した、ソ連軍機による大韓航空機撃墜事件に日本中が震撼した年です。『ターミネーター』(1984)も当時の雰囲気を背景に作られました。

さらにこの年はレーガン政権が戦略防衛構想、いわゆるスター・ウォーズ計画を打ち出し、軍拡競争は宇宙に舞台を広げます。『スプートニク』の宇宙生命体を軍事利用する設定も、非現実的なようで当時を背景にした設定です。

そんな時代でも、人には懐かしいものです


(C)Vodorod Pictures LLC, (C)Art Pictures Studio LLC, (C)Hype Film LLC, (C)NMG Studio LLC, 2020

そんな時代が青春だった、という方もいるでしょう。また当時を知らない人には、レトロ文化の対象として興味の対象にもなります。

本作で重要な役割をする『百万本のバラ』の歌は、日本では加藤登紀子がカバーして歌い、1987年に発売されたシングル盤が大ヒットを記録しています。あらすじで紹介した通り、この時代のソ連歌謡曲を代表する歌でした。

劇中でコンスタンティンがTVで見ている映画は『ヒューマノイド・ウーマン』(1981)、当時製作されたソ連のSF映画です。

この映画を見ながら「戦争映画の方が好き」と言うコンスタンティンは、催眠療法を受けた際自分をロバート・デュヴァルと名乗ります。これは『地獄の黙示録』(1979)の影響でしょう。『地獄の黙示録』はソ連でも1979年に公開されました。

時代を感じさせる歌や映画を紹介していきましたが、ブラウン管TV、ビデオカメラにフィルムカメラ、電話機に無線機などレトロアイテムが多数登場します。

そして映画の大部分が、モスクワにある研究所の建物で撮影されました。この建物は1959年に建てられた、ブルータリズム(1950年代に流行した建築様式)のソビエト建築を代表する建物です。

本作全編に漂う雰囲気は選ばれたロケ地が生んだ物です。映画を撮影した場所が、映画全体のトーンを決めた好例と言えるでしょう。

まとめ


(C)Vodorod Pictures LLC, (C)Art Pictures Studio LLC, (C)Hype Film LLC, (C)NMG Studio LLC, 2020

旧ソ連を舞台に、硬派なタッチで描いたSF映画『スプートニク』。全編に展開される暗い映像も、80年代のソビエト社会と当時製作された映画の雰囲気を再現するのに活躍しています。

この全編に漂うムードが、気に入った方にはとことんハマる作品です。かつて存在したソビエトSF映画の雰囲気を再現した佳作と言えるでしょう。

さてマーベル映画など、ハリウッドのヒーロー・アクション映画には時に平凡な人物が、多くの人々の運命を左右する大きな決断を強いられるシーンが度々登場します。

映画の主人公ではなく映画を見ている者に近い存在の、モブキャラが重大な決断を下すシーンはつい我が身に置き換えて受け取るもの。その結果多くの人が救われ、平凡な人物が脚光を浴びる状況は観客にカタルシスを与える人気のシーンです。

本作でこのポジションに立つ登場人物がリゲル医師です。旧ソ連の超監視・官僚的社会で、長い物に巻かれて生きていた人物として描かれました。

その彼が勇気を振り絞り、大きな決断を下すのですが…その後の展開は爽快感とは真逆です。でも現実的なのはこちらだろうなぁ、と思わせる悲しい展開になります。

これこそハリウッド映画とロシア映画の、典型的な違いでしょうか。ステレオタイプな意見かもしれませんが、ハリウッド的展開よりもこちらの方が好みという方も多いでしょう。

本作にはSF要素やアクション、流血シーンもありますが、全編に漂う暗さこそ魅力的です。鬱になるバットエンドは嫌だが、暗い雰囲気の映画は大好きな方に、強くおススメする作品です。

次回の「未体験ゾーンの映画たち2021見破録」は…

今回で全41作品をすべて紹介しました。次回42回は最終の締めくくりとして、独断と偏見による「未体験ゾーンの映画たち2021」ベスト10作品を紹介させて頂きます。それではお楽しみに。

【連載コラム】『未体験ゾーンの映画たち2021見破録』記事一覧はこちら





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