Cinemarche

映画感想レビュー&考察サイト

アクション映画

Entry 2023/10/11
Update

【ネタバレ】エクスペンダブルズ3|あらすじ感想と結末の評価解説。“ワールドミッション”に命をかける傭兵団の戦争アクションシリーズ第3弾!

  • Writer :
  • 秋國まゆ

大ヒット戦争アクション映画「エクスペンダブルズ」シリーズ第3作!

パトリック・ヒューズが監督を務めた、2014年製作のアメリカの戦争アクション映画『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』。

CIAより、武器の密売組織のリーダーであるミンズの排除と、武器取引の阻止を依頼されたバーニー・ロス率いる命知らずなエリート傭兵団「エクスペンダブルズ」は、別任務で救出した元エクスペンダブルズの初期メンバー、ドクター・デスとともに作戦を実行。

ところが、ミンズの正体は、かつてバーニーと袂を分かち殺されたはずのエクスペンダブルズ結成時のメンバーだったのです。

映画『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』のネタバレあらすじと作品の魅力をご紹介いたします。

映画『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』の作品情報


(C)EX3 Productions, Inc. All Rights Reserved.

【日本公開】
2014年(アメリカ映画)

【脚本】
シルヴェスター・スタローン、クレイトン・ローゼンバーガー、カトリン・ベネディクト

【監督】
パトリック・ヒューズ

【キャスト】
シルヴェスター・スタローン、ジェイソン・ステイサム、アントニオ・バンデラス、ジェット・リー、ウェズリー・スナイプス、ドルフ・ラングレン、ケルシー・グラマー、ランディ・クートゥア、テリー・クルーズ、ケラン・ラッツ、ロンダ・ラウジー、グレン・パウエル、ビクター・オルティス、メル・ギブソン、ハリソン・フォード、アーノルド・シュワルツェネッガー、ロバート・ダヴィ、イヴァン・コスタディノフ、スラヴィ・スラヴォフ、ヴェリザール・ビネヴ

【作品概要】
『レッド・ヒル』(2010)や「ヒットマンズ・ボディガード」シリーズのパトリック・ヒューズが監督を務めた、大ヒット戦争アクション「エクスペンダブルズ」シリーズ第3作です。

「大脱出」シリーズのシルヴェスター・スタローンが原案・脚本・主演を務め、「エクスペンダブルズ」シリーズで主要人物を演じてきたジェイソン・ステイサムやジェット・リーらキャスト陣と、「ターミネーター」シリーズのアーノルド・シュワルツェネッガー、「マスク・オブ・ゾロ」シリーズのアントニオ・バンデラスと共演しています。

映画『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』のあらすじとネタバレ


(C)EX3 Productions, Inc. All Rights Reserved.

キンバーゴールドコンバットII45ACPの二丁拳銃と、コルト・シングル・アクション・アーミーを愛用している早撃ちの名手バーニー・ロス率いる命知らずなエリート傭兵団「エクスペンダブルズ」。

彼らは南アフリカ内にある小国スワジランドの刑務所から脱獄した“ある男”の救出任務へ。男の名はドクター・デス……通称ドクと呼ばれる彼は、エクスペンダブルズ結成時の初期メンバーの1人でした。

バーニーは自身の右腕的存在であるリー・クリスマスと、射撃と空手の名手であるガンナー・ヤンセン、破壊工作と格闘技のプロであるトール・ロードと共にドクの救出作戦を実行。受刑者移送列車に乗っていたドクの救出に見事成功しました。

拠点とするアメリカ・ニューオーリンズには戻らず、チームに復帰したドクを連れ、ミンズという大物武器商人の排除と、彼の爆弾売買の阻止というCIAより依頼された任務に移ります。

その道中、バーニーはクリスマスに、ドクははした金のために政治家を暗殺しようとして失敗し、8年間刑務所に入っていたことを明かしました。

バーニーたちは、ソマリア・モガディシュの港に待機していたチームメンバーの1人で、銃火器のスペシャリストであるヘイル・シーザーと合流し、早速作戦を実行。ナイフ術の達人であるドクの活躍のおかげで、作戦は順調に進んでいきました。

ところが、いざミンズを狙撃しようとしたその時、ミンズの正体が死んだはずのエクスペンダブルズ結成時の初期メンバーの1人、コンラッド・ストーンバンクスだと気づいたのです。

激しい銃撃戦の末、ストーンバンクスの傭兵部隊の猛攻により、バーニーたちは逆に返り討ちにされて作戦は失敗。さらにストーンバンクスの狙撃により、シーザーは瀕死の重傷を負ってしまいました。

元衛生兵であるドクが応急処置を施したうえで、バーニーたちは意識不明となったシーザーをアメリカの病院に入院させました。

1人病院から出たバーニーのもとに、CIAの作戦担当指揮官マックス・ドラマーが現れ「標的の場所も必要な情報も全て与えたというのに、とんだ失態を犯したな」と任務に失敗した彼を責めつつ、引き続きストーンバンクスの排除を依頼しました。

実はドラマーは、ストーンバンクスのせいで最も有能な部下である友人2人を失っており、彼をとても憎んでいました。

バーニーは悩んだ末、クリスマスたちに「こんな暮らしを続けていたら、俺たち全員が行き着く先は1つ。人知れず野垂死ぬだけ」と言い、これ以上大事な仲間を失わないためにチームの解散を宣言しました。

アメリカ・ネバダ州ラスベガス。クリスマスたちのもとから去ったバーニーは、旧知の仲でかつて同じ戦場で戦っていた元傭兵で、現在は傭兵斡旋業者をしているボナパルトに、ストーンバンクスを追うために必要な若くて命知らずな奴を紹介して欲しいと依頼します。

バーニーからの依頼を引き受けたボナパルトは、彼と一緒にアメリカ各地やメキシコへスカウトしに行きました。

まず1人目の候補者は、“腕試し”でシアトルを3日間機能不全に追い込んだことがある凄腕ハッカーのソーン。2人目は、ニューヨークのクラブの用心棒をしている野外と接近戦が得意なルナ。

そして3人目は元スペイン軍の傭兵ガルゴでしたが、チームに捨てられ「殺ししか取り柄がない俺に仕事をくれ」と年齢と経歴を3度詐称し、傭兵斡旋業からブラックリストにも入れられていたため、ボナパルトは彼を候補者から外しました。

4人目は、アメリカ国防総省の研究事業局で次世代兵器のエリート集団「ダーパ」の1人であり、射撃のプロであるマーズ。

最後は、元アメリカ海兵隊の特殊部隊員ジョン・スマイリー。彼は過去の作戦で仲間を失い、その原因は自分にあると思って軍を除隊し、メキシコで八百長ボクシングをしてはした金を稼ぐ日々を送っていました。

バーニーはガルゴ以外の4人とともに新チームを結成。さらにドラマーから、ストーンバンクスがルーマニア・ブカレストでアルバニア人と会うという情報を入手します。

しかし猶予は36時間しかなく、くわえてCIA上層部からの指示で、ストーンバンクスを国際司法裁判所(ハーグ)にて戦犯として裁くために生け捕りにしなければなりません。

これを不服としながらも、バーニーは商売敵である元傭兵の民間軍事会社の経営者トレンチに協力を依頼し、新たなチームメンバーたちと共にブカレストへ捨て身の作戦に赴きます。

以下、『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』ネタバレ・結末の記載がございます。『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』をまだご覧になっていない方、ストーリーのラストを知りたくない方はご注意ください。


(C)EX3 Productions, Inc. All Rights Reserved.

バーニーたちはトレンチが操縦する飛行機からパラシュート降下し、ブカレストに侵入。しかし思った以上にストーンバンクスの警備が厳重なため、バーニーの古典的な作戦ではなくソーンが立案した作戦で行うことにしました。

「まずストーンバンクスが、取引現場に使うブカレストの美術館の動作感知器と生体センサーを停止させる」「さらに監視カメラを無効にした上で内部に乗り込む」というのがソーンが考えた作戦です。

ストーンバンクスは表向きは美術商をしており、美術品にはX線検査などが輸出入時に行われないことを武器の密売に使用していました。

さらにドラマーがバーニーに渡したCIAの機密情報によると、ストーンバンクスは核兵器などの大量破壊兵器の密売や民族虐殺などにも関わっていたのです。

その日の夜。バーニーたちは美術館に侵入し、アルバニア人のゴラン・ヴァータと取引をしているストーンバンクスを急襲。ストーンバンクスの生け捕りに成功します。ですがストーンバンクスは、バーニーたちに捕まっても臆するどころか、逆に彼らを挑発し返すのです。

トレンチの待つ空港への移動中、ストーンバンクスの口から、バーニーとエクスペンダブルズ創設時の初期メンバーと、ストーンバンクスが仲違いした理由が語られます。

ドクと同じくエクスペンダブルズ創設時の初期メンバーであったストーンバンクスでしたが、武器の密売という悪の道に走ったことで彼らと袂を分かちました。そして、ストーンバンクスの商売の競争相手であったアメリカ政府はバーニーを雇い、彼ら仲間同士を戦わせました。

その結果、バーニーたちと同じ釜の飯を食べた彼らの大切な仲間3人が死亡。ストーンバンクスはバーニーから3発の銃弾を食らい、死んだはずでした。ストーンバンクスは「防弾ベストを着ていたから助かった」とバーニーたちに語ります。

車内でバーニーとストーンバンクスが揉み合っていると、彼の腕時計に仕掛けられたGPSトラッカー(衛星測位機能で位置情報を取得し送信する端末)により駆けつけた彼の傭兵部隊が襲来。

ロケット砲による最初の攻撃で車が被弾し横転、乗っていたバーニーたちは道路に投げ出されます。そして続いて放たれた2発目で、ストーンバンクスに銃を向けたバーニーは道路から下の川へ吹き飛ばされてしまいました。

このストーンバンクスの傭兵部隊の襲撃で、ストーンバンクスを奪還された挙句、バーニー以外の4人が拉致されてしまいました。

重傷を負ったものの、何とか一命を取り留めたバーニーは捜索隊を蹴散らし、自力で空港に戻ります。そしてトレンチから、10分前に送られてきたというストーンバンクスからの動画を見て怒りに震えました。

「お前と一緒にいた4人を預かった」「こいつらが巻き添えで死んでも当然だが、俺とお前の仲だ。48時間待つ」「こいつらを死なせたくなければ助けにこい」

バーニーはトレンチの制止を振り切り、1人でストーンバンクスのもとへ向かおうとします。するとそこへ、バーニーの噂を聞きつけたガルゴが現れ「あなたの仲間になりたい」と言ってきたのです。

必死に説得した結果、バーニーの仲間になれたガルゴ。あまりのうれしさに、バーニーが飛行機を整備している間ずっと口うるさく喋り続けてしまい、バーニーは彼がチームをクビになったのはこれが理由ではないかと考えました。

飛行機の整備を終えて発進した直後、バーニーたちの前にクリスマスたちが登場。「1人で背負い込むな大バカ野郎。つき合えるのは俺たちだけだ」というクリスマスの言葉で、バーニーから許可が下りて4人は飛行機に乗り込みます。

その道中、バーニーはドラマーからの情報で、ストーンバンクスが根城としているのはアズメニスタンという小国であると知りました。

ドラマーも計画を変更し「これは非公式の作戦だ。私はここにいない」と言って飛行服の胸から名札を取り外し、トレンチと彼の配下となった元エクスペンダブルズのメンバーであるイン・ヤンとともにバーニーたちの援護しに向かいます。

アズメニスタンに到着後、バーニーはガルゴにチームをクビにされた理由を尋ねました。

ガルゴはスペイン陸軍を辞めてから傭兵になったこと、天気がいい日に行ったミンゴやトレス、タイガーという仲間とともにベンガジでの人質の救出任務を行ったこと。しかし敵に襲われて孤立し、援軍を待ったが誰も来ず、自分以外のチームメンバー全員が死んだことを明かしました。

バーニーたちは4人がいる廃ビルに侵入。8階にいる4人の見張りと遭遇せずに無事彼らを救出しました。4人を救出した直後、その部屋に残されたストーンバンクスからのビデオメッセージが流れました。

「バーニー、来ると思っていたよ」「しかし気の毒だが、ビル全体にC4爆弾を仕掛けておいた」「普通の兵士だと脱出に90秒かかるが、45秒でどうだ?」……そう告げると、別室にいるストーンバンクスは45秒後にC4爆弾が起爆するよう設定します。

窮地に陥ったバーニーたち。ですがガンナーが使い方も分からずに、ソーンからウェアエアブルコンピューターを勝手に装備して持ってきたことが功を奏し、爆破まであと3秒のところでソーンが信号を妨害して止めてくれたのです。

しかしそれは時間稼ぎでしかなく、ウェアラブルコンピューターのバッテリーは長くてあと25分で切れてしまいます。

さらにストーンバンクスに買収されたアズメニスタン軍が襲来。バーニーたちがいる廃ビルを陸と空両方で包囲していきます。

こうなった元凶である4人を責めるガンナーたち。バーニーの鶴の一声と銃声により、仲間割れしていた彼らの怒りを鎮め、チームは1つにまとまっていきます。

少人数に分かれて1階から外への脱出を図るバーニーたち。各階でアズメニスタン軍の兵士たちと銃撃戦を繰り広げていきます。

そんなバーニーたちに、容赦なく降り注ぐアズメニスタン軍の戦車による砲撃。するとそこへ、ドラマーが操縦するヘリが現れ、彼らを苦しめている戦車を次々と破壊していきます。

廃ビルの外にいる大勢の敵兵に、トレンチとヤンが機銃掃射を浴びせて撃退。さらにドラマーたちは、アズメニスタン軍のヘリ2機と空中戦を繰り広げ、ドラマーの合図でトレンチたちがヘリを撃墜しました。

そんな中、スマイリーはバイクを、トールとガンナーは戦車をそれぞれ敵兵から奪い、敵戦車や車両を次々と破壊していきます。

1階へ降りていく際に偶然出くわしたクリスマスとドク、ガルゴとルナのコンビは互いを助け合いながら襲い来る敵を撃退していきました。

その中で、クリスマスはストーンバンクスの傭兵部隊のリーダー、クリュッグに襲われるも返り討ちにします。ですが続々と敵の援軍が現れ、バーニーたちは廃ビルから身動きが取れなくなったため、作戦を変更し、屋上にあがってドラマーたちと合流することに。

ストーンバンクスはたった10人相手に手こずっているアズメニスタン軍に嫌気がさし、一緒にいたアズメニスタン軍の兵士2人を射殺。拳銃片手にトラックで戦場に向かいます。

ドラマーたちのおかげで屋上の安全が確保され、屋上に到着したクリスマスたちはヘリに乗り込みました。しかしそこに、バーニーの姿はありません。

バーニーは屋上へ向かう途中、ストーンバンクスに遭遇。壮絶な死闘を繰り広げた末、リボルバーによる早撃ちでストーンバンクスに致命傷を与えました。

その場に両膝をついたストーンバンクスに「ハーグで裁くんだろ?」と挑発されるも、バーニーは「俺が裁く」と言い返し、彼を射殺しました。しかしその直後、ウェアラブルコンピューターのバッテリーが切れて、廃ビル全体に仕掛けられたC4爆弾が次々と起爆しました。

バーニーは崩れゆく廃ビル内を駆け抜け、屋上に到達。間一髪のところでヘリから垂らされたロープに捕まり、チームのみんなに引き上げてもらいます。

ニューオーリンズに戻ったエクスペンダブルズは、バーでシーザーの退院祝いを行いました。そこにドラマーが現れ、バーニーと握手を交わしました。

ガルゴは自分も正式にチームに入れてほしいと、バーニーに懇願しました。バーニーがそれを快く受け入れ、ガルゴは大喜びでした。

クリスマスとドクはナイフをダーツの矢に見立てて、的当て勝負をしていました。ルナは助けてくれたバーニーに礼を言いながら彼の頬にキスをし、「あと30歳若かったら……」と意味深な言葉をつぶやきました。

バーニーは同じバーにいたトレンチとヤンに声をかけます。軽口を叩きながらトレンチと乾杯したバーニーは、酔っ払った2人が仲良さそうにコソコソ話す姿に思わず「ホテルの部屋がいるか?」と尋ねました。

クリスマスたちは「傭兵稼業から足を洗うときは一緒だぜ」というシーザーの言葉に同意し、ショットグラス片手に乾杯していました。

そしてクリスマスは1人佇むバーニーの隣に並び、仲良く歌を歌う若いメンバーたちの姿を眺め、軽口を叩きながら互いの片腕をぶつけ、笑いあいました。

映画『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』の感想と評価


(C)EX3 Productions, Inc. All Rights Reserved.

映画作中でバーニーはこれまで苦楽をともにし、死線を潜り抜けてきたクリスマスたちにチームの解散を告げます。それは前作『エクスペンダブルズ2』(2012)にて新メンバーのビリーが殺され、そして本作ではシーザーが瀕死の重傷を負い、もうこれ以上自分の大事な仲間を失いたくないからでした。

クリスマスたちにバーニーの気持ちは痛いほど伝わっているけれど「ここまできて解散なんて」と納得できません。本作を含む「エクスペンダブルズ」シリーズのファンも、バーニーの心情は分かるものの彼らのチームワークの凄さ、強さを知っているからこそ解散してほしくないと、ショックを受けたことでしょう。

特にクリスマスはチームの解散を告げたバーニーに怒っており、「とことんあんたに付き合う覚悟だった」と作中で彼に告げています。

バーニーが新メンバーのスカウトに奔走する中、クリスマスたちはどこか心ここにあらずな感じで平和な日常を過ごしていました。その時に流れた音楽は、まるでクリスマスたちの心情を現しているように感じて胸が痛くなります。

物語の後半、1人となったバーニーのもとに現れたのはクリスマスたちでした。バーニーの鶴の一声で1つのチームとなった彼らは、互いに助け合いながら敵を倒していきます。

そして崩れゆく廃ビルから脱出する際、間一髪のところでヘリから垂らされたロープに捕まったバーニー。ですが、クリスマスたちは自分たちの意見も聞かず勝手にチームの解散を告げ、新チームを結成したバーニーのことをまだ少し怒っていたため、すぐに彼を引き上げようとしませんでした。

そんなクリスマスたちに、バーニーは「悪かった」と必死に謝罪します。こういった彼らの他愛ないやりとりがとても微笑ましく面白いです。

さらに注目したいのは、本作での新キャラクターであるガルゴ役の『デスペラード』(1995)のアントニオ・バンデラス

おしゃべりで「殺ししか取り柄がない」と年齢や経歴詐称してまでバーニーたちに近づくガルゴという、これまでマッチョでセクシーな役柄が多かったアントニオ・バンデラスの新たな一面が見られ、ギャップ萌えしますし面白いです

一方で、バーニーたちエクスペンダブルズと、スマイリーたちvsバーニーの弱点を知るストーンバンクスの激闘の数々は、これまでの「エクスペンダブルズ」シリーズ作品以上にド派手で迫力があります。

またバーニーたちキャラクターそれぞれが得意とする戦い方で敵をバッタバッタと倒していく様は最高に格好良いです。

まとめ


(C)EX3 Productions, Inc. All Rights Reserved.

シルヴェスター・スタローンやジェイソン・ステイサムら「エクスペンダブルズ」シリーズでお馴染みの肉体派アクションスターに加え、CIAのドラマー役にハリソン・フォード、エクスペンダブルズに敵対する悪役にメル・ギブソンと豪華すぎるキャスト陣と、スケールアップしたアクションが描かれたアメリカの戦争アクション作品でした。

エンドロール後には、「ブルガリアのどこかに、アクションを生み出す男たちがいた」というテロップの後に、本作の撮影の様子が映像で流れました。

そしてパトリック・ヒューズ監督やスタントコーディネーター兼格闘演出のJ・J・ペリー、武器監修のケン・ガーサイド、スタントマンのフレデリック・バーグレン、スタントコーディネーターのブラッド・マーティン。

ストーンバンクス役のメル・ギブソンやドク役のウェズリー・スナイプス、スマイリー役のケラン・ラッツ、ソーン役のグレン・パウエルら「アクション請負人」のインタビュー映像が流れました。

そしてその映像には、本作に出演するキャスト陣はもちろん、本作の撮影に携わるスタッフ全員が作品に真摯に向き合い、これまでの「エクスペンダブルズ」シリーズ作品以上の迫力と危険さが求められる本作のアクションに挑んでいるかが語られています。

豪華すぎるキャスト陣と監督、撮影スタッフによって生み出された、ド派手で迫力があり、かつとても危険な戦争アクション映画が観たい人に、とてもオススメな作品です。





関連記事

アクション映画

映画『デスウィッシュ』あらすじネタバレと感想。ラスト結末も【ブルースウィリス主演で「狼をさらば」をリブートした作品】

ブルース・ウィリスが主演を務めた『デス・ウィッシュ』 ブルース・ウィリスがアクション完全復活!愛する者を失った善良な外科医が復讐の鬼と化し、悪党を成敗していく。 70年代の名作『狼をさらば』を現代バイ …

アクション映画

映画『BLEACH/ブリーチ』ネタバレ感想と評価。MIYAVIの剣戟アクションの新境地

週刊少年ジャンプに15年にわたって連載されてきた大人気漫画『BLEACH』の完全実写化作品。 この世にとどまる悪霊を退治する死神の仕事を代行することになった高校生の活躍を描く! 『アイアムアヒーロー』 …

アクション映画

映画『ライブリポート』あらすじと感想レビュー。少女誘拐事件の捜索をリアルタイムで描く

警官とリポーターがコンビを組んで捜査!新感覚バディ・ムービー リアルタイムで進行する誘拐事件、緊迫の64分を“視聴者”として生で体感。 『ダークナイト』(2008)のアーロン・エッカート主演で贈る、緊 …

アクション映画

【ネタバレ】リボルバーリリー|あらすじ結末感想と評価解説。映画ラストは“続編”予感?綾瀬はるかが魅せる“伝説の諜報員”らしい幕引き

綾瀬はるかが‟未来を救うダークヒロイン”になる! かつて冷徹非情な美しき諜報員「リボルバー・リリー」として恐れられた女性を、綾瀬はるかが演じた映画『リボルバー・リリー』。 ハードボイルド作家・長浦京の …

アクション映画

韓国映画『スピードスクワッド』あらすじネタバレと感想。コンヒョジンら女優陣の活躍は必見

豪華キャストが集結した韓国映画史上最大最速の追撃戦! “ラブコメの女王”、“視聴率の女王”などの異名を持つ人気女優コン・ヒョジン、『タクシー運転手~約束は海を越えて』、『毒戦BELIEVER』など出演 …

【坂井真紀インタビュー】ドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』女優という役の“描かれない部分”を想像し“元気”を届ける仕事
【川添野愛インタビュー】映画『忌怪島/きかいじま』
【光石研インタビュー】映画『逃げきれた夢』
映画『ベイビーわるきゅーれ2ベイビー』伊澤彩織インタビュー
映画『Sin Clock』窪塚洋介×牧賢治監督インタビュー
映画『レッドシューズ』朝比奈彩インタビュー
映画『あつい胸さわぎ』吉田美月喜インタビュー
映画『ONE PIECE FILM RED』谷口悟朗監督インタビュー
『シン・仮面ライダー』コラム / 仮面の男の名はシン
【連載コラム】光の国からシンは来る?
【連載コラム】NETFLIXおすすめ作品特集
【連載コラム】U-NEXT B級映画 ザ・虎の穴
星野しげみ『映画という星空を知るひとよ』
編集長、河合のび。
映画『ベイビーわるきゅーれ』髙石あかりインタビュー
【草彅剛×水川あさみインタビュー】映画『ミッドナイトスワン』服部樹咲演じる一果を巡るふたりの“母”の対決
永瀬正敏×水原希子インタビュー|映画『Malu夢路』現在と過去日本とマレーシアなど境界が曖昧な世界へ身を委ねる
【イッセー尾形インタビュー】映画『漫画誕生』役者として“言葉にはできないモノ”を見せる
【広末涼子インタビュー】映画『太陽の家』母親役を通して得た“理想の家族”とは
【柄本明インタビュー】映画『ある船頭の話』百戦錬磨の役者が語る“宿命”と撮影現場の魅力
日本映画大学