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Entry 2019/11/13
Update

映画『エンド・オブ・キングダム』ネタバレ感想と結末までのあらすじ。続編はアクションシーンがパワーアップ

  • Writer :
  • 薬師寺源次郎

マイク・バニング再び。
今度の舞台はロンドン。

急逝した英国首相の葬儀に集まる各国首脳。

それは世界を巻き込む壮大な陰謀の始まりでした。

世界へ復讐を果たそうとするテロリストの陰謀により再び窮地に陥るアメリカ大統領と警護官が英国を舞台に活躍する、ジェラルド・バトラー主演のシリーズ2作目『エンド・オブ・キングダム』をご紹介します。

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映画『エンド・オブ・キングダム』の作品情報


(C)LHF Productions,Inc.All Rights Reserved.

【日本公開】
2016年(イギリス・アメリカ・ブルガリア合作映画)

【原題】
London Has Fallen

【監督】
ババク・ナジャフィ

【キャスト】
ジェラルド・バトラー 、アーロン・エッカート、モーガン・フリーマン、アロン・アブトゥブール、アンジェラ・バセット、ロバート・フォスター、ジャッキー・アール・ヘイリー、メリッサ・レオ、ラダ・ミッチェル、シャーロット・ライリー

【作品概要】
「エンド・オブ」シリーズ二作目となった本作は、英国首相の死を受け、葬儀のため英国を訪れたマイクが世界中の首脳を標的にした同時多発テロに巻き込まれ、アッシャーを守り、戦う姿が描かれています。

前作、『エンド・オブ・ホワイトハウス』に引き続き、ジェラルト・バトラーが主演・製作を務め、アーロン・エッカート、モーガン・フリーマンも続投。

監督はアントワン・フークアから変わって、クリエイター出身の新鋭ババク・ナジャフィが務めます。

映画『エンド・オブ・キングダム』のあらすじとネタバレ


(C)LHF Productions,Inc.All Rights Reserved.

武器商人である、サーミラ・バルカウィは各地でイスラム過激派を先導し、テロを起こしていました。

この事態に対処するためG8はバルカウィの抹殺を画策、娘の結婚式に出席するバルカウィをドローンにより攻撃します。

それから2年後。

アメリカ大統領、ベンジャミン・アッシャーの警護を務めるシークレットサービス、マイク・バニングは、妻・リアとの間に娘を授かっていました。

娘の誕生をまもなくに控え忙しく準備する中、警護官を退職するか否か迷うマイク。

そんな時、アッシャーの元に英国首相が急逝したという知らせが届きました。

アッシャーは英国で行われる葬儀に出席を希望。急遽呼び出されたマイクと、マイクの上司でシークレットサービス長官のリン・ジェイコブスは対応に追われます。

ホワイトハウスには出国するアッシャーの代理を務めるため、アラン・トランブルが休暇を切り上げてやってきます。

トランブルは、ホワイトハウスが占拠された一件で死去した副大統領の後任を任されていました。

トランブルと対面したマイクは休暇の様子を尋ねると、「32キロのサワラを釣り上げる醍醐味がわかるかね?」と質問で返されます。

分からないと答えるマイクに「私もだ」と鷹揚に答え、トランブルはアッシャーとマイクを送り出しました。

英国へ向かう飛行機の中で、マイクはジェイコブスに間もなく生まれる娘の名付け親になってもらう約束をします。

英国に到着しアッシャーらと葬儀の行われる聖堂へ向かうマイク。

その頃、カナダ、ドイツ、フランス、イタリア、日本の各国首脳も聖堂に向かっていました。

以下、赤文字・ピンク背景のエリアには『エンド・オブ・キングダム』ネタバレ・結末の記載がございます。『エンド・オブ・キングダム』をまだご覧になっていない方、ストーリーのラストを知りたくない方はご注意ください。

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(C)LHF Productions,Inc.All Rights Reserved.

聖堂に到着したマイクは、アッシャーを聖堂内へ促しました。

その時、弔問客や警官の一部が発砲し、アッシャーの命を狙います。

彼らは警察などに変装した襲撃者であり、様々な武装を用い、マイク達を追い詰めていきます。

駆け付けた応援の車両にアッシャー、ジェイコブスを押し込むと聖堂を離れるマイク。

時を同じくして、各国首脳も襲撃者や設置された爆弾などにより殺害されてしまいました。

マイクは襲撃者の追跡をかわし、アッシャーらをヘリに乗せると飛行場へ向かいます。

ホワイトハウスでは英国での出来事に、トランブルを中心とした対策本部が立ちあげられました。

トランブルは、アッシャーがヘリに乗り飛行場へ向かっていることに安堵します。

しかし、マイクやアッシャー、ジェイコブスの乗るヘリにミサイルが命中し、ヘリは墜落。

マイクとアッシャーは無事でしたが、ジェイコブスが致命傷を負ってしまいます。

息を引き取るジェイコブスを見届けたマイク。アッシャーを連れ、墜落現場を離れます。

ロンドンの米国大使館に向かおうとするアッシャーをマイクは引き止めます。

マイクは襲撃者が警官に偽装し周到に準備していた事を考慮し、すでに大使館には襲撃者が待ち受けていると考えていました。

そのため、マイクは知人がいるMI:6の隠れ家に向かいます。

対策本部のトランブルらがヘリ墜落の知らせに驚く中、全世界に向け犯行声明が出されました。

そこに写っていたのはバルカウィでした。犯行声明が終わると同時に、対策本部にバルカウィから通信が入ります。

対応するトランブルに、バルカウィはアッシャーの身柄を要求。

拒否するトランブルでしたが、バルカウィは以降も殺戮が起きること、何としてもアッシャーを拘束し処刑、その様子を全世界に配信する事を宣告します。

トランブルはバルカウィの足取りを追うように指示、同時に軍事衛星がとらえたマイクとアッシャーの姿が入りました。

マイクは軍事衛星の動きを予測し、MI:6を示唆するしぐさをみせており、トランブルはMI:6の関連施設を当たらせます。

隠れ家に到着したマイクは知人のジャクリーンと対面。ジャクリーンは数分前に届いたという音声データをマイクに聞かせます。

「32キロのサワラを釣り上げる醍醐味がわかるかね?」との言葉で始まる音声に、送り主がトランブルであることに気づくマイク。

そのデータを解析し、隠れ家に米国の特殊部隊・デルタフォースの救出隊が向かっていることがわかり、マイクとアッシャーは安堵します。

十数分後、隠れ家の前にデルタフォースが到着しました。

しかし、マイクは重装備で数キロを走ってきたはずの隊員が汗一つかいていないことに気が付き、偽物であることを見抜きます。

情報が洩れていることを確信したジャクリーンは、英国で事態の対処に当たっている作戦本部へ向かい、マイクとアッシャーは侵入してきた偽デルタフォースを迎え討ちます。

敵を全滅させたマイクとアッシャーはMI:6の車に乗り込むと、危険を覚悟で大使館へ向かう事を決意。

その頃、ジャクリーンは作戦本部に到着。MI:5長官のジョン・ランカスターに情報が洩れていることを伝えます。

時を同じく、トランブルらはバルカウィのアジトを見つけ、ロンドンの作戦本部に報告。

マイクとアッシャーは大使館に向かう道を阻む襲撃者達と遭遇、マイクは強行突破しますが、わき道から現れたトラックに追突され、車が横転してしまいました。

追突のショックで朦朧とする中、トラックから降りてきた男たちがアッシャーを連れ去ってしまいます。

アッシャーを追おうとするマイクは、応援に現れた英国の特殊部隊SASと合流。

SAS隊長のウィル・デイビスは後を任せるようマイクに言いますが、マイクは聞く耳を持たず、SASと共にアジトに向かいます。

この時、アッシャーの処刑が世界に予告され、処刑時刻まで10分を切っていました。

アジトへ到着したマイクとSASですが、バルカウィ一党の激しい抵抗に合い、アジトに侵入できません。

マイクはウィルにリモコン爆弾のスイッチを渡し、単身アジトに乗り込みます。

爆弾を設置しながらアッシャーを探すマイクですが、バルカウィの部下たちに見つかってしまい、銃撃戦へ。

その頃、アッシャーはカメラの前にひざまずかされ、その様子が全世界に配信されていました。

バルカウィの息子・カムランは、アッシャーを痛めつけその首を切り落とそうと大型ナイフを振りかぶります。

ナイフを振り下ろそうとした瞬間、銃声が響きカムランや部下たちが倒されていきます。

倒れこんだアッシャーが見たのは、傷だらけになりながらも果敢に戦うマイクの姿でした。

マイクはアッシャーを救出し、脱出しようとしますが、たちまち追ってきた部下たちに囲まれてしまい、手持ちの銃弾もそこを尽きてしまいます。

マイクはウィルにスイッチを押すように指示、爆発した爆弾がアジトのガス管に引火し、アジトは木っ端みじんになりました。

瓦礫と化したアジトを捜索するウィルは、地下からマイクとアッシャーの姿を見つけます。

二人は爆発する寸前に地下へ飛び込み助かっていました。「葬式は嫌いだ」と笑いあう二人はSASに救出されます。

その頃、ジョンは荷物をまとめ、どこかに行こうとしていました。そこに現れたジャクリーンはジョンに銃を向けます。

バルカウィに情報を流していたのはジョンでした。ジャクリーンは銃を取ろうとしたジョンを射殺。

その頃、イエメンからテロを指揮していたバルカウィに電話が入ります。

電話の相手はトランブルでした。

バルカウィは自身の企みが失敗したことを悟り、トランブルに対し復讐を口にしますが、トランブルはただ窓の外を見るように伝えます。

バルカウィが最後に見たのは飛来するミサイルでした。トランブルはバルカウィの死亡を確認、一連の騒動が幕を下ろします。

数か月後、マイクは誕生した娘に「リン」と名づけます。

その名前は亡き上司であり友人でもあったジェイコブスにあやかっていました。

復興が進むロンドンの様子を伝えるテレビを見ながら、マイクは書きかけの退職願を削除します。

その顔には何の迷いもありませんでした。

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映画『エンド・オブ・キングダム』の感想と評価


(C)LHF Productions,Inc.All Rights Reserved.

本作、『エンド・オブ・キングダム』は前作『エンド・オブ・ホワイトハウス』の続編として製作され、物語の舞台が英国へと移されています。

前作はホワイトハウス内という限定的な空間に、一人で敵に立ち向かう緊張感が特徴的でしたが、本作ではロンドン市内と言う広い空間で孤立無援となり敵に囲まれるという前作以上に絶望的な状況に手に汗握ります。

また、前作と比べ、舞台が広いことを活かした演出が目立っています。

例えば、ヘリにミサイルが撃ち込まれる場面。ロンドン上空をフレアをまき散らし逃げ、墜落してしまう際にはビルに衝突したりと、高い場所を効果的に利用。

前作にはなかったカーチェイスの場面も迫力がありました。

中でも、アジトに突入する際の市街地での銃撃戦はまるでその場にいる一人の兵士の視点を意識したカメラワークでなかなかたどり着けないアジトを表現するとともに、飛んでいく弾丸が脇をすり抜けていく様子や目の前で起きる爆発など、臨場感ある映像になっていました。

緊迫したシリアスな場面が続く本作でしたが、作中、それぞれのキャラクターの家族への想いが強く描かれていたのが印象的でした。

主人公・マイクが、娘が生まれる事で家族を優先し警護官を退職するべきか悩む場面であったり、バルカウィがG8首脳に対し、テロを仕掛けていたのも、娘を失ったことによる復讐と言う強い想いからです。

中でも、アッシャーが語った「子どもに何を伝えるか」をマイクに語る場面は国を背負うアッシャーの根本にはそんな我が子への強い想いがあるように感じられ、胸が熱くなりました。

まとめ


(C)LHF Productions,Inc.All Rights Reserved.

前作の世界的ヒットを受け、続編である本作には前作を超える製作費が準備されましたが、それだけにかかる期待は大きくなっていました。

にもかかわらず、結果的に前作を超える興行収入をたたき出した、この『エンド・オブ・キングダム』は作り手たちの並々ならぬ想いが込められています。

特にそのプレッシャーを感じていたジェラルト・バトラーは前作同様に過酷なトレーニングに臨み、プロデューサーとしての手腕を存分に発揮。

その結果、完成した本作には、ジェラルト・バトラーが演じた主人公・マイク同様の強い意志や想いが形となっていました。




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