Cinemarche

映画感想レビュー&考察サイト

アクション映画

【映画ネタバレ】クライム101|あらすじ感想と結末の評価レビュー。クリス・ヘムズワースとマーク・ラファロが演じる‟L.A.が舞台のクライムアクション”

  • Writer :
  • 星野しげみ

L.A.を舞台にした極上のクライムアクション・スリラー『クライム101』がついに公開!

現代アメリカを代表する‟犯罪小説の巨匠”の大ベストセラー作家ドン・ウィンズロウの原作『クライム101』が映画化されました。

監督を務めるのは、『アメリカン・アニマルズ』(2019)のバート・レイトンで、本作では脚本も担当しています。

痕跡ゼロの完全犯罪の事件は、必ずアメリカ西海岸線を走るハイウェー101号線上で起こりました。事件の犯人デーヴィスと彼を追うルー刑事との息詰まる対決が始まります。

デーヴィスは、『メン・イン・ブラックインターナショナル』(2019)などのクリス・ヘムズワースが演じます。

アベンジャーズ』(2012)などに出演しているマーク・ラファロがルー刑事として共演。

映画『クライム101』を、ネタバレありでご紹介します。

映画『クライム101』の作品情報


(C)2026 Sony Pictures Entertainment (Japan) Inc. All rights reserved.

【日本公開】
2026年(アメリカ映画)

【原題】
CRIME 101

【原作】
ドン・ウィンズロウ

【脚本・監督】
バート・レイトン

【撮影】
エリック・アレクサンダー・ウィル

【音楽】
ブランク・マス

【キャスト】
クリス・ヘムズワース、マーク・ラファロ、バリー・コーガン、モニカ・バルバロ、コーリー・ホーキンズ、ジェニファー・ジェイソン・リー、ニック・ノルティ、ハル・ベリー

【作品概要】
現代アメリカを代表する犯罪小説の巨匠ドン・ウィンズロウの同名小説を、『アメリカン・アニマルズ』(2019)のバート・レイトン監督が、脚本も手掛けて映像化しました。

主演の強盗デーヴィス役を演じるヘムズワースのほか、彼を追う刑事ルー役のマーク・ラファロ、共謀者となるシャロン役のハル・ベリー、犯罪組織の男オーマン役のバリー・コーガンら豪華実力派キャストが顔を揃えました。

映画『クライム101』のあらすじとネタバレ


(C)2026 Sony Pictures Entertainment (Japan) Inc. All rights reserved.

アメリカ西海岸線を走るハイウェー101号線上で、数百万ドルの宝石が消える強盗事件が多発。

高級なスーツと時計を身に着けた犯人デーヴィス(クリス・ヘムズワース)は、悪者だけをターゲットにし、痕跡は一切残しません。

そして、必ずアメリカ西海岸線を走るハイウェー101号線に出没するという独自のルールのもと、白昼堂々、狙ったものを確実に奪っていました。

4年間にも及ぶデーヴィスの犯行は一切のミスがなく完璧でした。その手口をまねた犯罪も起るようになりま
す。

犯人は、犯罪組織の男、ダートバイクに乗るオーマン(バリー・コーガン)です。

オーマンは、デーヴィスが持ち込むような高額な獲物を欲しがっていました。泥棒に仁義はないため、彼は自分で手の込んだ強盗を成功させるよりも、デーヴィスから盗む方が簡単かもしれないと判断し、彼に付き纏うようになります。

その頃、町でマヤ(モニカ・バルバロ)の車が、逃走の名手であるデーヴィスの車に追突しました。

デーヴィスはこの衝突事故を無かったことにしようとしますが、マヤは保険を通して正しい方法で処理しようとします。

予期せずに出会った彼女に心奪われるデーヴィス。次第に恋に落ちていきます。

その一方で、デーヴィスは、人生最大の大金を得るために高額商品を扱う保険会社に勤めるシャロン(ハル・ベリー)に接触します。

シャロンの情報により、大富豪の男性の結婚式で1100万ドルの宝石が配られることがわかり、それを奪おうと共謀を持ちかけました。

一方、「101号線上の完全犯罪」を追うルー刑事(マーク・ラファロ)もシャロンに近づき、彼女から1100万ドルの宝石奪取計画のことを知りました。

またデーヴィスに付き纏っていたオーマンもシャロンを脅して計画を知り、宝石奪取を狙います。

その頃、デートを重ねていたデーヴィスとマヤ。ある日、海沿いの豪華なマンションのデーヴィスの自宅をマヤが訪れ、彼の部屋を眺めます。

「家族の写真はないの?」という彼女に、デーヴィスは動揺を隠せません。「うちはあまりものを持たなかったから手元にない」と言うと、マヤは不審顔。

その時は腑に落ちないそぶりを見せながらも一旦引いてくれたマヤですが、別の日にデーヴィスが宝石奪取計画を実行するために、「しばらく遠くに仕事に行く」と告げると、詳細を述べないデーヴィスに明らかにマヤは不機嫌になりました。

「あなたのことは何もわからない」。マヤはデート中なのに、デーヴィスを残して去って行きました。

以下、赤文字・ピンク背景のエリアには『クライム101』ネタバレ・結末の記載がございます。『クライム101』をまだご覧になっていない方、ストーリーのラストを知りたくない方はご注意ください。


(C)2026 Sony Pictures Entertainment (Japan) Inc. All rights reserved.

宝石が飛行場に運び込まれる日、警備員兼送迎ドライバーを装ったデーヴィスが宝石の運搬人に近づきました。

ID番号を照合して、宝石運搬人は宝石が入っていると思われるアタッシュケースを持って、デーヴィスの運転する車に乗ります。ですが、その宝石運搬人は実はルー刑事だったのです。

相手を刑事とは知らないデーヴィスは、車中で宝石運搬人と好きな映画の話などを話題にしていました。

やがて車は依頼人の大富豪が宿泊しているホテルに到着。宝石運搬人(実はルー刑事)と警備員を装うデーヴィスは、大富豪の部屋へ向かいました。

一方、バイク乗りのオーマンはホテルの従業員になりすまし、大富豪の部屋へのルームサービスを装って押し入るつもりでした。

オーマンがうまく部屋の前まで来た時、部屋の中で言い争う声がしました。

室内では、本性を現したデーヴィスが、銃で大富豪を脅して宝石と現金を鞄に詰めさせようとしますが、ルー刑事も正体を現し、「警察だ!」と言い放って拳銃をつきつけてにらみ合っていました。

ルー刑事はデーヴィスに「人を殺したことがないおまえに銃は撃てない」と言います。

デーヴィスが、ためらっていると、そこへ意を決したオーマンが飛び込んできて、デーヴィスを後ろから抱え込み、宝石と現金を奪おうとしました。

泣き叫ぶ大富豪の奥さんの前で、オーマンが持っていた拳銃が発砲し、大富豪の肩を撃ちました。続いての発砲はルー刑事のもので、オーマンは血だらけになって倒れました。

ルー刑事も胸から血を流していますが、たいしたことなさそうです。

ルー刑事は「現金も宝石も何もなくなっていない。強盗犯もいて撃たれてころがっている。何もおかしなことはないから、ここから立ち去って二度と来るな」と言いました。

一瞬ためらったデーヴィスですが、踵をかえすと脱兎のごとく部屋から走りだしました。

その後、マヤの職場にマヤ宛の一通の手紙が届きました。中には1枚の写真が入っています。

それは、3人の少年が自宅と思われる家の前で仲良く並んで座っている写真でした。裏には、「やり直すにはもう遅いかな?」というメッセージが書かれていました。

マヤは、何かを思い出したように、はじかれるように部屋から走り出そうとします。

映画『クライム101』の感想と評価


(C)2026 Sony Pictures Entertainment (Japan) Inc. All rights reserved.

アメリカ西海岸線のハイウェー101号線に沿って、強盗事件が勃発。本作は、その強盗事件の犯人・デーヴィスと事件の犯人を追うルー刑事との対決を主に描いています。

貧しい少年時代を過ごしたデーヴィスは、貧しさから逃れるために強盗をするようになりました。完璧な犯罪をやり遂げ、望みどおりに優雅な生活をするのですが、その心の奥には寂しい影があります。影を隠すかのように高級な腕時計や衣服を見つけ、ゴージャスな装いをしています。

悪者あるいは不正な利益で大金を得ている者からのみ金銭を奪い取る、いわば‟義賊”と呼ばれる盗賊ですが、法治国家においては裁かれなければなりません。

犯人のやり方を一部認めながらも、独自のルールで彼を追い詰めるのはルー刑事。よれよれのコートにもじゃもじゃ頭で見かけなど一切構わない、くたびれた中年男ですが、彼は職場では煙たがられる存在ながらも、職務に関する情熱は人一倍強いものを持っていました。

対照的な2人が初めて顔を合わすのは、宝石運搬人に化けたルー刑事に運転手兼警備役として現れたデーヴィスが接した時です。2人がお互いに偽物とは知らずに車の中でかわす映画論では、ブラックユーモアすら感じることでしょう。

演じているのは、クリス・ヘムズワースとマーク・ラファロ。『アベンジャーズ エンドゲーム』(2019)以来の共演となる2人の、腹を探るような皮肉っぽい発言でお互いをちらり見する演技をお見逃しなく。

そしてもう一つ見逃せないのが、ふんだんに登場するカーチェイスやカーアクション!! バイクに乗った泥棒も絡んでの迫力あるシーンもあり、目が離せません。

ハイウェー101号線を舞台にした迫力満点のクライムアクションを十分満喫し、その後には人間として何が一番大切なのかと思いいたる作品でした。


(C)2026 Sony Pictures Entertainment (Japan) Inc. All rights reserved.

まとめ


(C)2026 Sony Pictures Entertainment (Japan) Inc. All rights reserved.

名作『ヒート』(1995)に続く、L.A.を舞台にしたクライムアクション・スリラー『クライム101』をネタバレありでご紹介しました。

クリス・ヘムズワース演じるデーヴィスは、高級なスーツと時計を身に着け白昼堂々と犯罪を遂行する影のある主人公です。一方の、マーク・ラファロ演じるルー刑事は、組織に抗いながら独自の見識眼で犯罪者を執念で追い詰めます。

対照的な2人が繰り出すデッドヒート。追う者と追われる者の息詰まる攻防戦と心理戦に、見入ってしまうことでしょう。




関連記事

アクション映画

【ネタバレ】バッドボーイズ5ライドオアダイ|あらすじ感想とラスト結末評価。ハワード警部の汚名を晴らせ!ウィル・スミス×マーティン・ローレンスの人気シリーズ第5作

大ヒットバディアクション「バッドボーイズ」シリーズ第4弾! アディル・エル・アルビとビラル・ファラーが監督を務めた、アメリカのバディアクション映画『バッドボーイズ RIDE OR DIE』。 マイアミ …

アクション映画

映画『300スリーハンドレッド』ネタバレあらすじ感想とラスト結末の解説。ザックスナイダー監督が史上最強のスパルタ軍を描く

300のスパルタ軍が100万のペルシア軍に挑む歴史スペクタクル・アクション ザック・スナイダーが監督を務めた史上最強の男たちの勇姿を描いた、2007年製作のアメリカのR15+指定の歴史スペクタクル・ア …

アクション映画

【ネタバレ】ワイルド・ミッション|あらすじ結末と評価感想。キャストのタイリース・ギブソンがアクションを鍛え上げた筋肉で魅せる

「ワイルド・スピード」シリーズのタイリース・ギブソン主演作! ダラス・ジャクソンが脚本・監督を務めた、2022年製作のアメリカのバイオレンスアクション映画『ワイルド・ミッション』。 戦地から戻ったばか …

アクション映画

三森すずこ吹替版チェンナイエクスプレスあらすじとキャスト!プレゼント情報も

三森すずこが実写の吹替えを初挑戦!『チェンナイ・エクスプレス~~愛と勇気のヒーロー参上~』日本語吹替版TV初放送決定! 7月29日(土)21:00よりファミリー劇場で放送内容やサイン台本プレゼント情報 …

アクション映画

【ネタバレ】貴公子|あらすじ感想と結末の評価解説。韓国ノワール映画のダークヒーローをキム・ソンホが映画初出演で華麗に演じる

「THE WITCH 魔女」シリーズのパク・フンジョン監督が手がける新たな韓国ノワール 絶対絶命のマルコと怪しき友達(チング)との手に汗握る攻防戦を描く韓国ノワール『貴公子』。 フィリピンで、病気の母 …

【坂井真紀インタビュー】ドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』女優という役の“描かれない部分”を想像し“元気”を届ける仕事
【川添野愛インタビュー】映画『忌怪島/きかいじま』
【光石研インタビュー】映画『逃げきれた夢』
映画『ベイビーわるきゅーれ2ベイビー』伊澤彩織インタビュー
映画『Sin Clock』窪塚洋介×牧賢治監督インタビュー
映画『レッドシューズ』朝比奈彩インタビュー
映画『あつい胸さわぎ』吉田美月喜インタビュー
映画『ONE PIECE FILM RED』谷口悟朗監督インタビュー
『シン・仮面ライダー』コラム / 仮面の男の名はシン
【連載コラム】光の国からシンは来る?
【連載コラム】NETFLIXおすすめ作品特集
【連載コラム】U-NEXT B級映画 ザ・虎の穴
星野しげみ『映画という星空を知るひとよ』
編集長、河合のび。
映画『ベイビーわるきゅーれ』髙石あかりインタビュー
【草彅剛×水川あさみインタビュー】映画『ミッドナイトスワン』服部樹咲演じる一果を巡るふたりの“母”の対決
永瀬正敏×水原希子インタビュー|映画『Malu夢路』現在と過去日本とマレーシアなど境界が曖昧な世界へ身を委ねる
【イッセー尾形インタビュー】映画『漫画誕生』役者として“言葉にはできないモノ”を見せる
【広末涼子インタビュー】映画『太陽の家』母親役を通して得た“理想の家族”とは
【柄本明インタビュー】映画『ある船頭の話』百戦錬磨の役者が語る“宿命”と撮影現場の魅力
日本映画大学