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映画『クリミナル・アフェア魔警』動画無料視聴方法!ネタバレ感想

  • Writer :
  • 山田苺

動画配信のU-NEXTでひっそり特集が組まれているダンテ・ラム監督。

これまで紹介してきた記事で一番ハードかつ哀愁が漂う作品は『コンシェンス 裏切りの炎』だと思っていたのですが、ここにきて新たな変化球で記録を更新してきました。

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1.映画『クリミナル・アフェア 魔警』の作品情報


(C)2014 Emperor Film Production Company Limited

【公開】
2015年

【原題】
魔警 That Demon Within

【監督】
ダンテ・ラム

【キャスト】
ダニエル・ウー、ニック・チョン、アンディ・オン、リウ・カイ、クリスティ・チェン、ドミニク・ラム、アスリット・チャン、チー・クァンチュン

【作品概要】
06年に香港の繁華街・尖沙咀(チムサーチョイ)で起こった、警察官が警察官を射殺するという実在の事件に着想を得たダンテ・ラム監督の中で異例の作品。

病院の警備勤務をしていた警官デイブは、重傷を負って病院に駆け込んでき武装強盗団の男ホンとしらず、輸血に協力してしまいます。

さらにその男は、デイヴのある暗い過去を思いだ去ることで、塞ぎこんでいたはずの心の闇が徐々に浮き彫りにされてしまうダークなアクション映画となっています。

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2.映画『クリミナル・アフェア 魔警』のあらすじとネタバレ


(C)2014 Emperor Film Production Company Limited

香港で悪事を働く鬼の仮面をつける強盗団「鬼王団」が強盗を図りますが、一味のホンは偶然見つけたダイアを仲間を撃ってまで奪い逃走します。

月日は過ぎ、モク刑事率いるチームは、ホンの隠れ家に突入するも、ホシを逃がすだけでなく、チームに死傷者を出すほどの打撃を受けてしまいます。

しかし、バイクで逃げようとしたホンも、車に撥ねられ大怪我を負い、自らの足で病院へ向かいます。

そこで勤務をする警官のデイブは、ホンと同じ血液型だったことから輸血に協力しますが、ホンの顔を見るなり、彼の中に潜むトラウマがうずきだします。

さらに病院に駆けつけたモク刑事から、強盗犯の一人を生かしてしまったことを知りデイブはショックを受けます。

デイヴには身内はほとんどおらず、祖母を養いながら、堅物すぎる勤務態度で部署をたらいまわしになっていました。

しかし、彼の上官である女性が仕事が出来るにも関わらず病院の警備をさせるのは問題だとし、デイブを現場復帰させます。

彼の異常なまでの悪に対する姿勢は、パトロールからも垣間見え、仲間からも冷ややかな目で見られるようになります。

病院では入院しているホンを刑事たちが見張るが、刑事の目を盗んでホンはトイレに入ります。

そこで彼は洗剤を混ぜ合わせ大量の塩素が発生させると、刑事を出し抜きトイレに閉じ込めます。

病院を脱走したホンは鬼王団と合流し、新たな強盗計画に加担します。

デイブは日を追うごとに、ホンの顔を見たときから蒸し返しているトラウマに苛まれます。

以下、赤文字・ピンク背景のエリアには『クリミナル・アフェア 魔警』ネタバレ・結末の記載がございます。『クリミナル・アフェア 魔警』をまだご覧になっていない方、ストーリーのラストを知りたくない方はご注意ください。

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ある日、高速のバイパスで強盗団による銃撃戦が巻き起こっているとして、デイブらは現場に急行します。

そこでは周りの人間まで巻き込む、惨い銃撃戦がおきていました。

デイブも直ちに参戦しますが、ホンの撃った銃弾が、漏れたガソリンに引火し大爆発。警官は火達磨になってしまいます。

さらにその惨劇が、再びデイブのトラウマを呼び起こしてしまいます。

見かねた上官は、姉である心理カウンセラーによる施術を行わせます。

そこで分かったのは、過去にデイブは火事のような事件に巻き込まれたことでした。

さらにデイブが養っている老婆は祖母ではなく、なくなったある警官の母親だと発覚します。

ホンは鬼王団を裏切り、金を奪って逃走するも、崖から転落して行方が分からなくなります。

鬼王団を追うモク刑事は、鬼の仮面を作る男が本ボシへと繋がるとして、聞き込みに向かわせます。

同時に鬼王団に立ち向かうことを決意したデイブは一人、お面を手がかりに糸口をつかみます。

すると鬼の面を描ける男の所在をつかむと、既にそこにはモク刑事が向かわせた警官から男が逃げているところでした。

デイブは男を尾行すると、違法ダイヤを持って逃げていることが発覚します。

男の足をつかんだことで、鬼王団のアジトも見つけることに成功し、一味の車を尾行します。

すると、別の男が盲目の女性を誘拐し、車に連れ込み、山中へ移動します。

デイブは男を捕まえ居ようとしますが、そこへ突如ホンが現れ、男を襲います。

ホンは、デイブにも確かな殺意があったといい、鬼王団を潰したいなら、同士討ちを狙えと言って去っていきます。

現場にはモク刑事らも到着しますが、部下の一人が鬼王団の何者かに情報を流しています。

デイブは一味の車に細工をし、様子を見守ります。

鬼王団も仲間に裏切り者がいると考えだし、明日の取引ニ向け車に乗り込むと、その車体の異常に気付き始めます。

トランクを見ると、あるはずのない違法ダイヤが散らばっていました。

これが仲間割れの発端となり、一味はいとも簡単に仲間を死なせてでもダイヤを我が物にしようとします。

唯一生き残った男は、様子を見ていたデイブを見つけて後を追うも逃げ切られます。

男は警察内にいるスパイの刑事に、デイブが乗っていた車のナンバーを告げます。

鬼王団を壊滅させるまで事を終われないデイブはますます精神錯乱に陥り、男にダイヤはホンの身柄と交換する条件を突きつけます。

上官の女性が、自宅にいるデイブの様子を見に来ると、そこへ一味の男が乗り込んできます。

さらに、ナンバーを突き止めたスパイはモク刑事らがデイブ宅に向かうよう仕向け、一行は鉢合わせに。緊張状態から熾烈な銃撃戦と貸し男も上官も刑事も亡くなってしまいます。

スパイの刑事はダイヤを奪って逃走しますが、車を運転しているところをデイブに撃たれ、ハンドル操作を誤ってガソリンスタンドに突っ込み、炎上します。

それでも男の生死が確認できるまで終わらないと、デイブは車に近づきますが、鏡に映る自分の姿がホンになっていることに気付き、愕然…。

ホンは崖から転落したときに亡くなっており、山中で男を追い詰めたときから、全てはデイブの妄想による凶行でした。

絶望するデイブは、幼い頃にホンと瓜二つの警官の家に放火をしたことを思い出します。

その時苦しむホンとスパイの刑事がだぶると、デイブは捨て身で刑事を車から出そうとし、共に焼死してしまいます。

事件はデイブの凶行として片付けられ、山中の事件も彼の仕業として報道されてしまいます。

デイブがホンに瓜二つの警官の家に火を放った理由。それは彼が幼いころ、住民たちが暴動を起こした際、彼の父が警官に火を投げ込みました。

ホンに瓜二つの警官は、とっさに盾で火を跳ね返すと、それが父に燃え移り、彼の目の前で焼死してしまいます。

まだ幼かったデイブには、それが故意ではなく過失だとは分からなかったのでした。

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3.映画『クリミナル・アフェア 魔警』の感想と評価


(C)2014 Emperor Film Production Company Limited

ラストに「誰の心にも悪意は存在する」というド直球のメッセージが出るだけあって、非常に終始後味の悪い作品となっています(褒め言葉)

スーツを着て街中で強盗をし、銃撃戦を繰り広げるシーンが2回もあるのですが、まるでマイケル・マン監督の『ヒート』を彷彿とさせます。

しかし内容は刑事と犯人の勝負を描くようなものではなく、一人の男が自分のトラウマに苛まれていくサイコチックなスリラー・アクションとなっています。

アクションで描きにくい内容にも関わらず、今作でもド派手なアクションを見せ付けます。

極めつけはラストのガソリンスタンドに車が突っ込み大炎上するシーン。

ただ車が突っ込むだけでなく、工事現場からまるでピタゴラスイ○チよろしく、宙を舞って突撃するシーンは、もはや何の映画を見ていたのか忘れてしまいそうな勢いで大味のアクションです。

まとめ


(C)2014 Emperor Film Production Company Limited

香港の名匠がサイコチックな作品を撮るとこうなるんだぞ!と圧倒的なストーリーを見せ付けられるような禍々しさが、今作には常に蔓延っていました。

最後に分かりやすいにも程があるメッセージを出すのも、ダンテ・ラム監督らしい演出だとも思いました。

監督は、昔本当に大変な面に直面したとき、誰かが助けてくれるかもしれないと期待したそうですが、結果的に監督が学んだことは「自分の人生は誰も助けてくれない」という辛い現実だったそうです。

そんな説得力に満ち溢れた監督の作品に、今後も注目していきたいです!

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↑演出や雰囲気が似ています。話は全く似ていません。

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↑これくらいデイブも強ければ、トラウマなんてもたなかったかも知れませんね。

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↑ダンテ・ラム新作のタイトルは『オペレーション・メコン』です。

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