Cinemarche

映画感想レビュー&考察サイト

新作映画ニュース

俳優TAKAHIROが演技力で魅せる映画『僕に、会いたかった』本編映像解禁。親子の葛藤を寡黙に体現!

  • Writer :
  • 石井夏子

TAKAHIROが俳優として新境地!
寡黙な演技で魅せる記憶喪失の苦悩と葛藤とは。

(C)2019「僕に、会いたかった」製作委員会

日本の音楽シーンをリードするダンス&ヴォーカルグループ「EXILE」のヴォーカルとして確固たる人気を誇り、俳優としても活躍するTAKAHIROが、満を持して長編映画で初めて単独主演した感動作『僕に、会いたかった』が、2019年5月10日(金)からTOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショーとなります。

記憶を失くした漁師・徹を演じるTAKAHIROのほか、山口まゆ、柴田杏花、板垣瑞生ら今が旬の若手俳優たちが出演し、松坂慶子、小市慢太郎ら実力派のベテランが物語を支えます。

島根県隠岐島の壮大な自然を舞台に、家族との「今」を大切にしたくなる、絆と再生を描いた感動の人間ドラマに仕上がった本作の本編映像が解禁されました。

TAKAHIROの演技が光る本編映像、お楽しみください。

映画『僕に、会いたかった』本編映像

本作では、これまでの華やかなイメージを覆し、12年前に起こった事故がきっかけで記憶を失くした漁師という難役に挑んだTAKAHIRO。

劇中で映し出される無精髭を蓄えた寡黙な姿は、TAKAHIRO自身「髭は、変装のためにプライベートでたまに生やすくらい」とコメントするほど貴重な姿。

そんな容姿もさることながら、映画を観た人の多くを驚かせるのは、俳優として新境地を切り開いたその演技です。

今回解禁されたのは、記憶喪失であることを思い悩み、葛藤するTAKAHIRO演じる徹と松坂慶子演じる母との会話が繰り広げられる重要なシーン

漁師であった父との懐かしい思い出を語る母に対し、何も思い出せない徹の切なさ、悲しさ、悔しさといった様々な感情を少ないセリフで見事に表現してみせました。

TAKAHIROの本作へのコメント

(C)2019「僕に、会いたかった」製作委員会

長編映画初単独主演でこの難しい役どころに挑戦したTAKAHIROは、演じる上で難しかったことについて、以下のように明かしています。

「寡黙な役で、ほぼセリフがなかったことでしょうか。悲壮感溢れる人物像や面白い性格の人物像といったわかりやすい役だと、その中で浮き沈みを表現しやすいのですが、記憶喪失の方は、これは僕のなかの勝手な想像ですけれど、恐らくずっと無の感情なのではないかと思っています。そこに少し哀愁を醸し出すためにはどういった努力が必要で、どうすればたどり着けるのか…そこがいちばん難しかったです」

無の感情に哀愁を漂わせるために、俳優として考え続けながら演じたというTAKAHIRO。

その努力が結実した本作に期待が高まりますね。

(C)2019「僕に、会いたかった」製作委員会

また、NHK連続テレビ小説「まんぷく」でヒロイン・安藤サクラの母親役も話題になった名女優、松坂慶子との共演についてはこう振り返ります。

「幼い頃からずっと映画やテレビで拝見していたので、キャスティングを聞いた時は緊張しました。実際にお会いすると、本当に思い描いていたイメージのまま、すごく温かい方でした。『僕は経験不足なので、足を張ってしまうかと思いますがよろしくお願いします』と言ったら、「楽しくやりましょう」とおっしゃってくださって。松坂さんとのシーンは松坂さんに全て引っ張って頂きました。短期間ではあったのですが、松坂さんの息子になれたことは光栄でしたし、カメラが回っていない時でも、お母さんのようにいろんなことを教えてくださいました。」

松坂慶子演じる母の温かさ、優しさは本作を支える大きな要になっており、TAKAHIROが本当の息子のように彼女を信頼していることが伝わってきますね。

映画『僕に、会いたかった』の作品情報


(C)2019「僕に、会いたかった」製作委員会

【公開】
2019年(日本映画)

【監督】
錦織良成

【キャスト】
TAKAHIRO、山口まゆ、柴田杏花、板垣瑞生、浦上晟周、小野花梨、宮本裕子、吉野由志子、川村紗也、斉藤陽一郎、清水宏、山下容莉枝、秋山真太郎、黒川芽以、小市慢太郎、松坂慶子

【作品概要】
「EXILE」のヴォーカリストとして確固たる人気を誇り、俳優としても活躍するTAKAHIROが満を持して、映画で初めて単独主演。

ドラマを支えるのは、NHK連続テレビ小説「まんぷく」に出演の松坂慶子、“カメレオン俳優”と呼ばれる名バイプレーヤーの小市慢太郎らベテラン実力派です。

そしてテレビドラマ『コウノドリ』(2015)映画『相棒 劇場版IV 首都クライシス 人質は50万人!特命係 最後の決断』(2017)の山口まゆ、『ソロモンの偽証』(2015)で準主役を務めたボーカルダンスユニット「M!LK」の板垣瑞生ほか、柴田杏花、浦上晟周、小野花梨など次世代を担う若手が脇を固めます。

何気ない日常をとらえる描写力と柔らかな映像センスに定評がある錦織良成監督が描き出す、家族の絆と再生を描いた感動の人間ドラマ。

映画『僕に、会いたかった』のあらすじ


(C)2019「僕に、会いたかった」製作委員会

ある事故をきっかけにして、記憶を失った男、徹。その後の日々を優しく見守る、母と島の人々。

本島から島へ来る留学生たちとの触れ合いの中で、徹の記憶は蘇るのか?島の愛は、人の心を救えるんだろうか?

その裏側には家族の、温かくも切ない秘密がありました。

漁に出られなくなった元漁師は島で懸命に今を生きようとするも、「ありがとう」を言いたい人も忘れ、心だけが前に進めません。

そんな男を、島の人々の優しさが包み込みます。

雄大な自然に囲まれた島で、男は“自分自身”を見つけることができるんでしょうか?

そして事故の真相を知った時、男は…。

まとめ

(C)2019「僕に、会いたかった」製作委員会

俳優TAKAHIROの熱演と共に紡がれる、家族の絆と再生を描いた感動の人間ドラマがいよいよ公開を迎えます。

解禁された本編映像では、松坂慶子とTAKAHIROが演じる親子の重要なシーンがご覧いただけます。

記憶を失ったが故に、母を母と思えない葛藤を抱いた息子の役を、TAKAHIROは少ないセリフの中で体現

また、そんな彼のことを、愛情深く支える母の大きさにも胸打たれます。

家族の絆と再生を描いた感動の映画『僕に、会いたかった』は2019年5月10日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー

お見逃しなく。

関連記事

新作映画ニュース

映画『CURED キュアード』日本公開日/上映館/予告編。感染パニックを描いた異色のゾンビ作品

ゾンビ・パンデミック終焉後、元感染者が社会復帰した世界を描く新感覚スリラー。 差別を受ける元ゾンビウィルス感染者たちが巻き起こす、新たな恐怖。 (c)Tilted Pictures Limited 2 …

新作映画ニュース

映画『アイネクライネナハトムジーク』キャストの織田由美役は森絵梨佳【演技力の評価とプロフィール】

映画『アイネクライネナハトムジーク』が2019年9月20日より全国ロードショー! 『アヒルと鴨のコインロッカー』『重力ピエロ』など数多くの作品が映像化されている大人気ベストセラー作家・伊坂幸太郎。 伊 …

新作映画ニュース

映画『東京リベンジャーズ』キャストのナオト役は杉野遥亮。演技力の評価と経歴プロフィール!

映画『東京リベンジャーズ』は2021年7月9日よりロードショー 北村匠海が主演を務め、山田裕貴、杉野遥亮、今田美桜、間宮祥太朗、吉沢亮ら豪華若手俳優が共演する青春サスペンス『東京リベンジャーズ』が公開 …

新作映画ニュース

映画『オンネリとアンネリとひみつのさくせん』あらすじとキャスト。劇場公開5月より2週間限定で一足早い夏気分を

「トーキョーノーザンライツフェスティバル2019」でジャパンプレミア上映された フィンランドからのシリーズ第3弾『オンネリとアンネリとひみつのさくせん』 映画『オンネリとアンネリとひみつのさくせん』が …

新作映画ニュース

日活ロマンポルノ50周年記念『手』『愛してる』『百合の雨音』あらすじ/キャスト/公開日/上映館《ROMAN PORNO NOW》

「日活ロマンポルノ」は、2021 年11月20日で生誕50周年! 1作目が封切られて以降、数々の名作が誕生した日活。 50周年を迎え、日活はこれまで以上にロマンポルノ作品の多様性・エンタテインメント性 …

【坂井真紀インタビュー】ドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』女優という役の“描かれない部分”を想像し“元気”を届ける仕事
【川添野愛インタビュー】映画『忌怪島/きかいじま』
【光石研インタビュー】映画『逃げきれた夢』
映画『ベイビーわるきゅーれ2ベイビー』伊澤彩織インタビュー
映画『Sin Clock』窪塚洋介×牧賢治監督インタビュー
映画『レッドシューズ』朝比奈彩インタビュー
映画『あつい胸さわぎ』吉田美月喜インタビュー
映画『ONE PIECE FILM RED』谷口悟朗監督インタビュー
『シン・仮面ライダー』コラム / 仮面の男の名はシン
【連載コラム】光の国からシンは来る?
【連載コラム】NETFLIXおすすめ作品特集
【連載コラム】U-NEXT B級映画 ザ・虎の穴
星野しげみ『映画という星空を知るひとよ』
編集長、河合のび。
映画『ベイビーわるきゅーれ』髙石あかりインタビュー
【草彅剛×水川あさみインタビュー】映画『ミッドナイトスワン』服部樹咲演じる一果を巡るふたりの“母”の対決
永瀬正敏×水原希子インタビュー|映画『Malu夢路』現在と過去日本とマレーシアなど境界が曖昧な世界へ身を委ねる
【イッセー尾形インタビュー】映画『漫画誕生』役者として“言葉にはできないモノ”を見せる
【広末涼子インタビュー】映画『太陽の家』母親役を通して得た“理想の家族”とは
【柄本明インタビュー】映画『ある船頭の話』百戦錬磨の役者が語る“宿命”と撮影現場の魅力
日本映画大学