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Entry 2019/03/10
Update

ヒロイン抜擢の川島鈴遥(りりか)とは。オダギリジョー映画『ある船頭の話』場面写真解禁

  • Writer :
  • 石井夏子

オダギリジョー初監督作のヒロインは川島鈴遥

オダギリジョー長編初監督作品『ある船頭の話』が2019年9月より新宿武蔵野館ほかにて全国公開となります。


© 2019「ある船頭の話」製作委員会

この度、ヒロインを演じた川島鈴遥(かわしまりりか)の参加が発表され、あわせて場面写真も解禁されました。

先に発表された主演の柄本明、共演の村上虹郎に続きオダギリ組への参加が明かされた川島鈴遥。

オーディションを勝ち抜いた彼女のその魅力に迫ります。

川島鈴遥(かわしまりりか)とは


© 2019「ある船頭の話」製作委員会
100人以上の中からオーディションを重ねて選ばれた川島鈴遥。

川島鈴遥は、とある山村で川岸の小屋に住み黙々と渡し舟を漕ぐ日々を送っていた船頭トイチ(柄本明)の前に現れる傷ついた少女を演じます。

つつましく生きてきたトイチと出会う“謎めいた少女”という重要な役どころとなっています。

オダギリジョー監督が語る抜擢理由


© 2019「ある船頭の話」製作委員会

オダギリジョー監督は川島鈴遥抜擢の理由をこう語っています。

「『自分と似ているなぁ』というのが、彼女を選んだ理由のひとつだったと思います。ざっくり言うと、同じようなタイプの俳優です。そんな彼女に、僕が学んだ演技法を数ヶ月かけて詰め込みました。今や僕なんかよりずっといい俳優になっちゃっています(笑)」

オダギリジョー自身が同じようなタイプ、と紹介する川島鈴遥の俳優力。

そしてその原石は監督によってさらに磨かれ、輝いていることでしょう。

また、本作の参加への意気込みを以下のように語る川島鈴遥。

「この役が決まった時、初めは本当にびっくりして実感が湧きませんでした。撮影に向けての演技レッスンでオダギリ監督に初めてお会いした時に、これは現実なんだとオーディションに受かった事を実感し、同時に不安と緊張を抱きました。その気持ちの中で自分の演技をすることに必死だったので、上手くいかないことや悩むこともたくさんありました。それでも、オダギリ監督を始め柄本さんなど沢山の大先輩の方々に支えてもらい、体当たりのつもりで撮影に挑みました。どんなお芝居も みなさんが受け止めてくださるので、これでいいんだと安心して演じることができました。そして、今改めて幸せで贅沢な時間だった事に感謝しています」

確かに、すごい倍率の中を勝ち抜き抜擢されたら、夢じゃないかと疑ってしまいますよね。

名優・柄本明に体当たりでぶつかりに行った川島鈴遥の渾身の演技、期待が高まるばかりです。

川島鈴遥プロフィール


© 2019「ある船頭の話」製作委員会

川島鈴遥は栃木県出身、2002年3月17日生まれ

2010年、テレビドラマ『特上カバチ!!』で女優デビューしました。

好きな食べ物は野菜や果物と言うヘルシー志向。

特技は水泳だそう。

本作の舞台は川岸ということで、彼女の特技の水泳も拝めるかもしれませんね。

ほかの主な出演作は、Huluオリジナル連続ドラマ『フジコ』(2015)、WOWOW連続ドラマ W『賢者の愛』(2016)、CX系ドラマ『ウツボカズラの夢』(2017)、映画『望郷』(2017/菊地健雄監督)などに多数。

本作に出演で、大ブレイクを果たすこと間違いなしです。

映画『ある船頭の話』の作品情報


© 2019「ある船頭の話」製作委員会

【公開】
2019年(日本映画)

【脚本・監督】
オダギリジョー

【音楽】
ティグラン・ハマシアン

【衣装デザイン】
ワダエミ

【キャスト】
柄本明、村上虹郎、川島鈴遥

【作品概要】
俳優として海外でも精力的に活動してきた俳優のオダギリジョーの長編初監督作品で、超豪華な国際派スタッフが集結。

撮影監督は『ブエノスアイレス』(1997)『恋する惑星』(1994)などで知られるクリストファー・ドイル、衣装デザインには黒澤明監督作『乱』(1985)で米アカデミー賞®を受賞したワダエミ。

そして世界を舞台に活躍するアルメニア出身のジャズ・ピアニスト、ティグラン・ハマシアンが映画音楽に初挑戦しました。

主人公の船頭トイチ役に日本を代表する名優、柄本明。主演としては2008年公開『石内尋常高等小学校 花は散れども』(新藤兼人監督)以来、11年振り。

そして人懐っこい笑顔でトイチのもとに遊びに来る村人・源三役には、映画・テレビ・舞台と出演作が目白押し、映画『銃』(2018)での演技も印象深い、若手実力派・村上虹郎です。

映画『ある船頭の話』のあらすじ

とある川で、村と町を繋ぐため船頭を続けるトイチ(柄本明)。

村人の源三(村上虹郎)が遊びに来るとき以外は、 黙々と渡し舟を漕ぐ日々を過ごしていました。

川上では橋が建設中で、人々は皆完成を心待ちにしています。

そんな折、トイチの前に現れた一人の少女(川島鈴遥)。

トイチは、何も語らず身寄りもない少女と一緒に暮らし始めますが、それがトイチの人生を少しずつ狂わせていき…。

まとめ

オダギリジョーが長年温めてきたオリジナル脚本を自身で監督した映画『ある船頭の話』。

柄本明演じる船頭を翻弄していく重要なヒロイン役に選ばれたのは、女優の川島鈴遥(かわしまりりか)です。

100人を超える応募者の中から大抜擢された川島鈴遥から目が離せません

2019年の映画界に新たな光を灯す『ある船頭の話』は、2019年9月より新宿武蔵野館ほかにて全国公開です。



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