映画『ランサム 非公式作戦』は2024年9月6日(金)より池袋シネマ・ロサ他にてロードショー
実話を基に描かれる衝撃の韓国ポリティカル・アクション映画『ランサム 非公式作戦』が2024年9月6日(金)より池袋シネマ・ロサ他にてロードショーとなります。
監督は『最後まで行く』(2023)のキム・ソンフン。実際に起きた韓国人拉致事件に着想を得て、ユーモアと緊張感たっぷりに描き出しました。
「神と共に」シリーズのハ・ジョンウとチュ・ジフンが再共演し、レバノンで拉致された韓国人の救出に挑む外交官とタクシー運転手が、襲い来る敵と戦う様を熱く演じます。
息もつかせぬストーリー展開と、主人公ふたりの見事な掛け合いに目を奪われる秀作です。
映画『ランサム 非公式作戦』の作品情報
【日本公開】
2024年(韓国映画)
【監督】
キム・ソンフン
【キャスト】
ハ・ジョンウ、チュ・ジフン
【作品概要】
80年代レバノンで姿を消した韓国人大使を助け出そうと奮闘するふたりの男を描く韓国ポリティカルアクションです。
日本をはじめ世界各国でリメイクされた韓国映画の傑作『最後まで行く』(2023)で、韓国アカデミー賞と名高い大鐘賞監督賞を受賞したキム・ソンフンが監督を務めます。
『白頭山大噴火』(2021)の韓国映画界を代表する名優ハ・ジョンウが、囚われた人質を果敢に取り戻そうとする外交官を、幅広い役柄を演じてきたチュ・ジフンが打算的なのにどこか憎めないタクシー運転手を好演。
映画『ランサム 非公式作戦』のあらすじ
レバノン内戦下のベイルートで韓国人外交官が姿を消しました。
その事件が忘れ去られた頃、現任の外交官ミンジュンは、消えた外交官からかかってきた電話を偶然に受け、外交官だけが知る暗号によって彼が人質として生きていることを知ります。
身代金を手にベイルートへと向かったミンジュンは、現地に着くやいなや大金を狙ったギャングに襲われピンチに陥ったところを、韓国人のタクシー運転手・パンスに助けられました。
パンスは金のためなら何でもする男でした。ミンジュンは韓国政府からの見返りをちらつかせてパンスを同行させます。
奇妙な協力関係を結んだふたりは、時にぶつかり合いながらも戦火のベイルートを突き進んでいきますが…。
映画『ランサム 非公式作戦』の感想と評価
スリル満点の超面白いポリティカルアクション映画です。息もつかせぬストーリーに思わず目が釘付けになります。
主人公のミンジュンは、アメリカや欧米へ赴任する野心を持つ外交官です。ある日、誘拐された外交官からの電話を偶然受けたことから、彼を救い出すミッションの中心人物となります。
人質を助け出す任務を受けたミンジュンは、様々なつてをたどった末にベイルートに渡り、大金を抱えて人質救出へと向かいます。窮地に陥ったところを助けてくれたのが韓国人タクシー運転手のパンスでした。
どこに逃げても追ってくるギャングたちにハラハラしっぱなしです。激しい銃撃戦にカーチェイスと、ぜひ大スクリーンで観て欲しいシーンが連続で登場します。
なんといってもパンスのキャラクターが素晴らしく、彼の憎めないコミカルなキャラクターが、緊迫感あふれる本作のテンポを小気味よいものにしています。
対照的に正義感でお堅いミンジュンまでが、パンスといると一気にコミカルなキャラに変身。ふたりの掛け合いに笑わされた末に、最後はぐっと泣かされることでしょう。
白昼に要人を拉致する無法地帯に近いレバノンの状況や、いざとなった時に内輪もめで協力者への送金を止めてしまう権力者。それらが実話に基づいていることを思うと、様々なことを考えさせられる一作でもあります。
まとめ
最後まで観る者を惹きつけて止まないノンストップアクション『ランサム 非公式作戦』。はじめはでこぼこコンビだったミンジュンとパンスが、いつしか本当の絆で結ばれていく様は大きな見どころです。
最後の最後まで男気を見せるミンジュンに胸が熱くなります。そんな彼を信じてどこまでも協力する、ちゃらんぽらんでいい加減なパンスがいつの間にか愛おしくなることでしょう。
映画『ランサム 非公式作戦』は2024年9月6日(金)より池袋シネマ・ロサ他にてロードショーです。