『エンドレス・サマー デジタルリマスター版』が2024年7月12日(金)より新宿ピカデリーほかにてリバイバル公開
日本では1968年に『終りなき夏』のタイトルで劇場初公開された『エンドレス・サマー』が2024年7月12日(金)より新宿ピカデリーほかにて、デジタルリマスター版にてリバイバル公開されます。
1966年の公開以来多くの人の冒険心をかきたて、人生に影響を与え続けるサーフムービーの原点にして最高傑作といわれるドキュメンタリーです。
さまざまな国で楽しげに海に挑むサーファーたちの美しさに、思わず息を飲む傑作です。広い世界を旅して回る彼らの姿から大きな勇気をもらえることでしょう。
映画『エンドレス・サマー デジタルリマスター版』の作品情報
【日本公開】
2024年(アメリカ映画)
【監督・撮影・編集】
ブル-ス・ブラウン
【キャスト】
マイク・ヒンソン、ロバート・オーガスト
【作品概要】
1966年に公開されサーフトリップという言葉を生んだ、割らない夏と完璧な波を求めた旅の物語。
監督・撮影を務めた当時26歳のブルース・ブラウン、21歳のリアルサーファーのマイク・ヒンソン、18歳のロバート・オーガストの3人が、たった1台のカメラとサーフボードを持って、最高の波を探して世界一周の旅に出る姿を映し出したドキュメンタリー作品です。
映画史に確かな革新をもたらしたマスターピースが4Kデジタルリマスター化され、世界中の美しい波が再びスクリーンによみがえります。
映画『エンドレス・サマー デジタルリマスター版』のあらすじ
サーフトリップという言葉を生んだ、終わらない夏と完璧な波を求めた旅の物語。サーフィンはスリルを楽しむスポーツです。
26歳の映画監督ブルース・ブラウンが21歳のマイク・ハインソン、18歳のロバート・オーガストの2人のカリフォルニアン・サーファーとともに、完璧な波と終わらない夏を追いかけて世界を巡ります。
カメラとサーフボードを持って、未知なる場所での撮影に予測できない困難の連続ですが、新たな体験は好奇心とユーモアに満ち溢れています。さまざまな人との出会い、初めての地で波を追います。
セネガルで誰も乗ったことのない波に乗り、ガーナでは子供たちにサーフィンを教え、ナイジェリアではヒッチハイク、赤道を超えて南アフリカのケープタウンからダーバン、セントフランシス岬へ。オーストラリア、ニュージーランドで地元のサーファーと交流し、タヒチ、ハワイへ波を求めて巡る旅。それはまさにサーファーの究極の夢。
多くの人の冒険心をかきたて、人生に影響を与え、バイブルとして愛され続けるサーフィン映画の金字塔です。
映画『エンドレス・サマー デジタルリマスター版』の感想と評価
終わらない夏を手にするために、夏を追いかけて世界をめぐるという、サーファーならではの発想に驚かされます。夏とサーフィンに対する大きな愛情が画面からあふれ出てきて、「サーファーの究極の夢」という言葉に圧倒されずにいられません。
そそり立つ壁のような大波は、恐怖を感じさせるド迫力です。危険な場面を観て手汗がにじんできます。
サーフィン用語や、世界中の名選手の勇姿など、知らなかった情報が語られ興味をそそられることでしょう。訪れた国の人々のさまざまな文化の違いなどが楽しく、最後までスクリーンに目が釘付けになります。
サーファーらの表情はとても明るく美しく、サーフィンへの燃えるような情熱が強く伝わってきます。たゆまぬ努力を続ける彼らが魅せる素晴らしい技術に、何度も息を飲むに違いありません。
訪れた国によって、サーフボードひとつに対する対応も異なり、そこから見える文化の違いが映し出され興味深い作品です。現地の少年たちを相手にレクチャーするシーンからは、波遊びの楽しさを共有する素晴らしさが伝わってきます。
理想的な波が10kmも続く海もあれば、波の立たない穏やかな海、サメが待ち構えている危険な海など、3人はさまざまな海と出会っていきます。まるで人生そのものを見ているかのようです。
まとめ
サーフムービーの傑作ドキュメンタリー『エンドレス・サマー』は、1968年の公開以来多くのファンに愛されてきました。デジタルリマスター版となって、美しくよみがえった映像に再び会えることはこの上ない幸運です。
時を超えて愛される作品の魅力を、ぜひ映画館でお楽しみください。自然を相手に全力で遊ぶ素晴らしさを観て、心震えるに違いありません。
『エンドレス・サマー デジタルリマスター版』は2024年7月12日(金)より新宿ピカデリーほかにてリバイバル公開です。