映画『宇宙人の画家』は2022年7月2日(土)新宿K’s cinema、アップリンク吉祥寺にてロードショー!以降全国順次公開
『クールなお兄さんはなぜ公園で泥山を作らないのか』がカナザワ映画祭2020で「期待の新人監督賞」を受賞した保谷聖耀(ほたに・せいよう)監督が手がける『宇宙人の画家』が7月2日(土)より新宿K’s cinema、アップリンク吉祥寺にて公開となります。
ジョン・カーペンターか? 現代版「ダンテの神曲」か? 新世代ミュータント映画が現代日本に降臨します。
ラッパーの呂布カルマ、お笑い芸人のシソンヌじろう、作家の稲生平太郎、グラビアアイドルの桐山瑠衣ら個性的なメンバーが出演する注目の一作です。
本作の予告映像と場面写真が解禁となりました。
独特の世界観で紡ぐ魅力たっぷりのSFサスペンスについてご紹介します。
映画『宇宙人の画家』について
独特すぎる視点で常に個性的な作品を上映し話題を集めてきたカナザワ映画祭が選出した“期待の新人監督” 弱冠22歳の新鋭・保谷聖耀の劇場デビュー作。
京都大学で宗教哲学を学ぶ傍ら(現在も在学中)本格的に映画制作を開始し、前作『クールなお兄さんはなぜ公園で泥山を作らないのか』はカナザワ映画祭2020で見事グランプリを獲得。それに伴う「期待の新人監督スカラシップ」権で本作を撮ることになりました。
渡邊邦彦、丸山由生立に加え、漫画内で“虚無ダルマ”として街を占拠する支配者役でラッパーの呂布カルマが出演。また、虚無ダルマの部下にシソンヌじろう、謎の科学者に作家の稲生平太郎など、独特すぎる豪華キャストも本作の見どころのひとつとなっています。
後半にアニメーションも多用されている点にも注目。『ファンタスティック・プラネット』の雰囲気も感じさせるこの独特の筆致は、すべて保谷聖耀監督の手書きによるものとなっています。
監督の描いた原画は、公開の一週間前6/23(金)よりアップリンク吉祥寺のギャラリーでも展示予定です。是非『宇宙人の画家』の世界を、映画と共に楽しんでください。
映画『宇宙人の画家』の予告映像
今回、解禁された予告編では、転校生オサムが、美しさの中にどことなく陰りを秘めた少女、サチと出会うシーンから幕を開けます。
そこから学内でのいじめの様子、ホウスケが陰惨な漫画を描く様子が、美しいモノクロの陰影とピアノの旋律と共に描かれます。
予告編の後半では、戦闘機や、激しい銃撃戦も繰り広げられ、現実と虚構も入り乱れた波乱に満ちたクライマックスを予感する仕上がりとなっています。
映画『宇宙人の画家』の作品情報
【日本公開】
2022年(日本映画)
【監督】
保谷聖耀
【脚本】
京阪一ニ三
【キャスト】
渡邊邦彦、丸山由生立、呂布カルマ、桐山瑠衣、大迫茂生、じろう(シソンヌ)、稲生平太郎
映画『宇宙人の画家』のあらすじ
ある片田舎の中学校。転校生オサムは、廊下で一人の少年ホウスケが同級生に自作の漫画を汚されているのを目撃します。
漫画の題名は「虚無ダルマ」。それは、フリースタイル説法で街を支配する〈虚無ダルマ〉と米国のスパイであるジョージ・ワタナベらが、達磨光現器と呼ばれる謎めいた機械をめぐり繰り広げる暗黒の活劇漫画でした。
漫画の世界と現実が次第に混濁していくなかで、ホウスケは〈虚無ダルマ〉の組織で働く謎の青年「マルヤマ」の姿を目にします。
憑かれたような表情で登校したホウスケは、不思議な言葉を全校生徒に向かって叫びます。「宇宙人の画家の絵を見た」と…。
まとめ
個性的な作品を上映し話題を集めるカナザワ映画祭で、“期待の新人監督”に選ばれた若き新鋭・保谷聖耀が生み出した新感覚のSF映画『宇宙人の画家』。
少年が生きる暗黒の現実と、夢想が紡ぐ“虚無ダルマ”の世界という現実と虚構が入りまじりながら展開する新世代ミュータント映画となっています。
ダルマの光が照らす時、果たして汚れた世界は生まれ変わるのでしょうか。
映画『宇宙人の画家』は新宿K’s cinema、アップリンク吉祥寺にてロードショー、以降全国順次公開です。