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Entry 2020/01/29
Update

映画『仮面病棟』の監督は木村ひさし【作品評価とプロフィール】

  • Writer :
  • 谷川裕美子

映画『仮面病棟』は2020年3月6日より全国公開!

『屍人荘の殺人』の木村ひさしが監督をつとめ、現役医師でもある作家・知念実希人のミステリー小説を実写映画化した『仮面病棟』が2020年3月6日より全国公開されます。

ピエロの仮面を被った凶悪犯に占拠された病院。鉄格子で閉ざされた空間からの脱出を試みる医師・速水と、女子大生・瞳の決死の脱出劇が描かれます。

この記事では、監督を務める木村ひさしについて詳しくお伝えしていきます。

映画『仮面病棟』の作品情報


(C)2020 映画「仮面病棟」製作委員会

【日本公開】
2020年(日本映画)

【原作】
知念実希人

【監督】
木村ひさし

【キャスト】

坂口健太郎、永野芽郁、内田理央、江口のりこ、朝倉あき、丸山智己、笠松将、永井大、佐野岳、藤本泉、小野武彦、鈴木浩介、大谷亮平、高嶋政伸

【作品概要】
現役の医師でもある人気ミステリー作家・知念実希人の累計発行部数100万部を突破した「病棟シリーズ」から、『仮面病棟』が、坂口健太郎を主演に映画化。

監督は、昨年公開したばかりの『屍人荘の殺人』をはじめ、ドラマ「99.9刑事専門弁護士」などスピード感あふれる演出を得意とする木村ひさし。

ピエロの仮面を被る凶悪犯に占拠された病院を舞台に、当直医・速水(坂口健太郎)と、怪我を負った女子大生・瞳(永野芽郁)が、危険な密室と化した病院からの脱出劇を繰り広げます。

ピエロの正体、犯行の真の目的とは。そして、病院に隠された秘密とは。

究極のノンストップ脱出医療ミステリーです。

映画『仮面病棟』のあらすじ


(C)2020 映画「仮面病棟」製作委員会

先輩医師から頼まれて一夜限りの当直をすることになった速水秀悟。婚約者を事故で亡くした過去を持ちます。

その夜、ピエロの仮面をつけた凶悪犯が、鉄格子で閉ざされた病院を占拠し、身元不明の入院患者64人と職員たちと共に速水は閉じ込められてしまいます。

犯人に銃で撃たれて傷を負った女子大生・瞳を治療する速水。

瞳と共に脱出を試みるものの、かたくなに通報を拒む院長や、院長とともに何かを隠している様子の看護師、さらには身元不明の入院患者や隠された最新鋭の手術室など、次々と不可解な事態に直面し…。

映画『仮面病棟』監督は木村ひさし

参考映像:『屍人荘の殺人』(2019)

映画『仮面病棟』で監督を務める木村ひさしは1967年生まれの演出家、映画監督。東京都出身。

日本映画学校(現・日本映画大学)卒業後、演出家・堤幸彦の作品に助監督などで参加。演出にも関わっています。

作品エンドロールなどでは、姓と名の間にスマイリーフェイスマークを入れて表記されることがあります。

『劇場版 ATARU THE FIRST LOVE & THE LAST KILL』で映画初監督を務めました。

大人気ドラマ『TRICK』シリーズでセカンド演出を務め、スピンオフドラマ『警部補 矢部謙三』で初めてチーフ演出を担当。

そのほか映画『任侠学園』『屍人荘の殺人』や、ドラマ『民王』『99.9-刑事専門弁護士-』シリーズなど数々のヒット作を手がけて高く評価され、ドラマ賞も受賞しています。

木村ひさし作品の評価は

参考映像:『任侠学園』(2019)

数多くの話題作に携わってきたヒットメーカー・木村ひさし監督。

『TRICK』シリーズ、『ATARU』『民王』『IQ246~華麗なる事件簿~』など数々の話題作を手がけてきました。

2000年『TRICK』と、2015年『民王』でザテレビジョンドラマアカデミー賞監督賞を受賞しています。

松本潤主演の『99.9-刑事専門弁護士-』も大ヒット。木村の代表作となりました。

木村作品の特色は、登場人物の個性・クセが強く、ダジャレや小ネタが多く仕込まれた演出にあります。

松ジュンがダジャレやおやじギャグを言うという設定に当初視聴者は困惑していましたが、最後には作品にとって外せない肝となるポイントとなっていきました。

大のプロレスファンで知られ、榮倉奈々演じる立花弁護士が熱狂的なプロレス女子という設定でプロレスネタを数多く盛り込んだり、オカダカズチカなど現役プロレスラーが本人役で出演したことでも話題を呼びました。

仮面ライダーも大好きで、ドラマ『民王』では、『仮面ライダーW』にフィリップ役で出演した菅田将暉に、「検索を始めよう」「さあ、お前の罪を数えろ!」などフィリップの決めゼリフを言わせています。

こだわった細かい演出が光る木村作品。「小ネタのオンパレード」とも呼ばれるほどの個性で常に注目を集め、観る者の心をひきつけてやみません。

本作で本格ミステリという初めてのジャンルに挑戦。坂口健太郎、永野芽郁は一緒に仕事をしたかった俳優で、チャレンジにあたりとても良い環境が整ったと話しています。

自身にとって間違いなく新境地を開く作品になると語る木村ひさしの言葉に、本作への期待がさらに大きく高まります。

木村ひさしの公式SNSの紹介

木村ひさしの公式SNSをみつけましたのでご紹介させて頂きます。

まとめ


(C)2020 映画「仮面病棟」製作委員会

現役医師でもある知念実希人の人気ミステリー小説『仮面病棟』が、坂口健太郎と永野芽郁の共演で映画化。

こだわりある細かな独特の演出で、観る者を常にやみつきにさせる作品を生み出してきた鬼才・木村ひさし。本格ミステリという新境地で新たな輝きを放つに違いありません。

繋がらない携帯電話、病院の鉄格子、秘密の倉庫、7人のカルテ、2つの手術台、65人の入院患者、撃たれた美少女。

散りばめられたピースがはまり、そしていくつかの仮面が剥がされた時、衝撃の真実が明らかとなります。

究極のノンストップ脱出ミステリー『仮面病棟』は、いよいよ3月6日公開です。





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