Cinemarche

映画感想レビュー&考察サイト

サスペンス映画

映画『ミスミソウ』あらすじと感想レビュー。内藤瑛亮監督の代表作と自負⁈

  • Writer :
  • 村松健太郎

人気漫画家の押切蓮介の代表作で、トラウマ必須と評された『ミスミソウ】が映画化。

押切作品初の映像化に挑んだのは、『先生を流産させる会』『パズル』『ライチ☆光クラブ』と大胆なテーマを描き続ける内藤瑛亮。

これまでも見せてきた遠慮のない残酷描写は健在で映画は当然のR-15です。

主演は今後も話題作が控える山田杏奈、そして、映画『ちはやふる」ドラマ「anone』で注目を浴びた清水尋也。他大谷凛香以下、今後活躍が期待される若手キャストが結集!

スポンサーリンク

1.映画『ミスミソウ』の作品情報


(C)押切蓮介/双葉社 (C)2017「ミスミソウ」製作委員会

【公開】
2018年(日本映画)

【原作】
押切蓮介

【監督】
内藤瑛亮

【キャスト】
山田杏奈、清水尋也、大谷凜香、大塚れな、中田青渚、紺野彩夏、櫻愛里紗、遠藤健慎、大友一生、遠藤真人、玉寄世奈、森田亜紀、戸田昌宏、片岡礼子、寺田農

【主題歌】
タテタカコ

【作品概要】
人気漫画家の押切蓮介のサスペンスコミック『ミスミソウ』を、映画『パズル』や『ライチ☆光クラブ』などで知られる内藤瑛亮監督の演出で実写映画化。

主人公の野咲春花役を映画初主演を務める山田杏奈が演じています。


(C)押切蓮介/双葉社 (C)2017「ミスミソウ」製作委員会

2.映画『ミスミソウ』のキャラクターと配役

野咲春花(山田杏奈)


(C)押切蓮介/双葉社 (C)2017「ミスミソウ」製作委員会

転校後、執拗ないじめを受け耐え続けるが、更なる悲劇に襲われる。

相場晄(清水尋也)


(C)押切蓮介/双葉社 (C)2017「ミスミソウ」製作委員会

春花と同じ転校生でいじめには加わらず、事件後は春花を支える。

小黒妙子(大谷凛香)


(C)押切蓮介/双葉社 (C)2017「ミスミソウ」製作委員会

いじめのリーダー格だが、集団から一歩引いている。

佐山流美(大塚れな)


(C)押切蓮介/双葉社 (C)2017「ミスミソウ」製作委員会

かつていじめの標的だったが春花が現れてからは標的から外れる

南京子(森田亜紀)


(C)押切蓮介/双葉社 (C)2017「ミスミソウ」製作委員会

担任教師。過去にいじめられた過去があり、今も当時の体験に悩む。

春花の家族

両親と妹。春花のいじめを知り、学校やいじめた側と対峙するがそれが悲劇となる。

野咲満雄(寺田農)


(C)押切蓮介/双葉社 (C)2017「ミスミソウ」製作委員会

事件後、離れていた春花のもとにきて共に暮らすことになる祖父。

橘・加藤・三島・久賀・真宮・池川

いじめの輪に加わる同級生たち

スポンサーリンク

3.映画『ミスミソウ』のあらすじ


(C)押切蓮介/双葉社 (C)2017「ミスミソウ」製作委員会

雪に覆われた過疎の町。東京から大津馬中学校に転校してきた野咲春花は、“部外者”として扱われ、日々壮絶なイジメを受けます。

春花の唯一の味方である同じく転校してきたクラスメイトの相場晄。

彼を心の支えに必死に耐える春花だったが、クラスの女王的存在・小黒妙子と取り巻きのイジメグループによる嫌がらせは。エスカレートの度合いを増していきます。

いよいよ登校拒否状態になった春花。

抗議に行った両親に対応する担当教員南京子は、問題を起こしたくない一心でまじめ対応しようとしない。

そんなある日、激しく燃え上がる炎が春花の家を覆い尽くします。

相場の必死の救出作業で春花の妹・祥子は大火傷を負いながらも辛うじて助かるが、両親は命を落としてしまいます。

思いもよらない悲劇に遭遇した春花の心が、次第に崩壊寸前でショックのあまり声を一時的に失います。

事件の真相が露見することを恐れたイジメっ子たちは、春花に自死するよう強要しますが、それによって野咲家の火災がいじめグループの仕業であることが分かります。

それを知った時、春花の中で何かがはじけ、その場にいた三人の女子を一気に殺害します。

三人の女子が行方不明になったことで、春花が絡んでいることを察知した男子たちはモデルガンやクロスボウ、ナイフなどで武装しますが、春花は返り討ちにします。

復讐に走る春花ですが、その一方で相場の優しさに心揺れます。

生徒たちがどんどんと姿を消してくことで学校や、保護者たちは不安がり、残ったいじめグループの面々は恐怖に震えます。

家族を失った春花を支えるために来た祖父は、相場にいずれは都心に春花、入院中の妹を連れて帰ること予定であることを伝えます。

春花を支えると誓っていた相場の表情がにわかに変わりました…。

以下、赤文字・ピンク背景のエリアには『ミスミソウ』ネタバレ・結末の記載がございます。『ミスミソウ』をまだご覧になっていない方、ストーリーのラストを知りたくない方はご注意ください。

スポンサーリンク

*あらすじネタバレは映画公開後に追記します。今しばらくお待ちください。

4.映画『ミスミソウ』の感想と評価


(C)押切蓮介/双葉社 (C)2017「ミスミソウ」製作委員会

原作に正面からぶつかった映画化

原作はホラー漫画家の押切蓮介作品の出中でも“精神破壊(メンチサイドホラー)と称させれ、ネット上ではトラウマ必至と言われた作品。

これを中途半端な形で映像化したとなれば、原作ファンからも映画の紹介文などから入ってきた観客も満足させられないでしょう。

参考映像:『先生を流産させる会』(2012)

そこで本作の監督に起用されたのは、そのショッキングな題名もあって公開されるや大きな物議を醸した『先生を流産させる会』(2012)の内藤瑛亮監督。

本人が代表作と呼べる作品に仕上がったという、一切の妥協のない真っ白な雪原に血しぶきが飛び散る復讐劇を是非劇場でご堪能いただきたいです。

また、本作と同じ内藤監督&田坂公章プロデューサーのコンビの新作『許された子どもたち』の制作・公開予定とのこと、こちらも期待したいですね。

参考映像:『許された子どもたち』

スポンサーリンク

まとめ


(C)押切蓮介/双葉社 (C)2017「ミスミソウ」製作委員会

山田杏奈が熱演を見せた野咲春花は、都会から田舎の中学校に引っ越してきたことで、“部外者”と壮絶なイジメを受けるようになり、やがて、復讐に至る役柄です。

激しい内容の原作の実写化にあたり、内藤瑛亮のもとに企画を持ち込まれたのは、クランクインの僅か1か月前の監督オフォーだったそうです。

そのような過密なスケジュールが予想された『ミスミソウ』の監督を引き受けた理由を、内藤瑛亮は「山田杏奈のオーディション映像をいただいて、どうしても撮りたいと無茶を承知で引き受けました」とも語たらせています。

また、内藤瑛亮は作品の内容をこのようにも述べています。

「押切先生の原作を初めて読んだ時、僕は懐かしさを覚えました。スマホがない時代に娯楽なんて何もないクソ田舎へ産み落とされた少年少女の痛ましい青春は、自分自身の10代とも通じるところがありました」

映画『ミスミソウ』は、4月7日(土)より新宿バルト9ほか全国ロードショーです。

関連記事

サスペンス映画

韓国映画『女は冷たい嘘をつく』あらすじとキャスト【コン・ヒョジン主演】

“子供を奪われたシングルマザーVS正体不明のベビーシッター”息をのむ5日間の追撃戦を描く、究極のサスペンス・スリラー映画『女は冷たい嘘をつく』は10月30日(月)より公開! 本作の主演を務めるのはコン …

サスペンス映画

映画『パトリオット・デイ』感想とあらすじネタバレ!ラスト結末も

2017年6月9日より劇場劇公開中の『パトリオット・デイ』。 マーク・ウォールバーグ、ケビン・ベーコン、ジョン・グッドマン、J・K・シモンズ、ミシェル・モナハンが出演! 2013年に発生したボストンマ …

サスペンス映画

デスノートLight up the NEW worldあらすじネタバレと感想!ラスト結末も

11月17日に地上波「金曜ロードSHOW!」にて放送される、前作から10年のときを経て製作された、正統な映画『デスノート』続編。 一見無謀のようにも思える、この続編の制作。果たして原作ファンの期待に答 …

サスペンス映画

映画『悪の偶像』考察と内容解説。結末までのどんでん返しで怖い女リョナが導く運命とは⁈

映画『悪の偶像』は2020年6月26日(金)よりシネマート新宿、シネマート心斎橋ほかでロードショー予定。 韓国映画界の実力派俳優ハン・ソッキュとソル・ギョングの演技合戦と、どんでん返しの連続で見せる予 …

サスペンス映画

映画『Dinerダイナー』感想と評価解説。藤原の挑戦的な演技力と蜷川実花の色彩感が生々しい!

映画『Diner ダイナー』は2019年7月5日(金)より全国ロードショー! 殺し屋だけが集まるという不思議な食堂「ダイナー」。そこにはかつて元殺し屋という店主が、超絶的な腕前による魅惑のメニューで、 …

U-NEXT
架空映画館 by ReallyLikeFilms Online
【Cinemarche】今週のおすすめ映画情報
凱里(かいり)ブルース|2020年6月6日(土)よりシアター・イメージフォーラムほかにて全国順次ロードショー予定!
映画『異端の鳥』2020年10月9日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国公開
映画『朝が来る』2020年10月23日(金)より全国公開
ドラマ『そして、ユリコは一人になった』
【玉城ティナ インタビュー】ドラマ『そして、ユリコは一人になった』女優として“自己の表現”への正解を探し続ける
【ビー・ガン監督インタビュー】映画『ロングデイズ・ジャーニー』芸術が追い求める“永遠なるもの”を表現するために
オリヴィエ・アサイヤス監督インタビュー|映画『冬時間のパリ』『HHH候孝賢』“立ち位置”を問われる現代だからこそ“映画”を撮り続ける
【べーナズ・ジャファリ インタビュー】映画『ある女優の不在』イランにおける女性の現実の中でも“希望”を絶やさない
【イッセー尾形インタビュー】映画『漫画誕生』役者として“言葉にはできないモノ”を見せる
【広末涼子インタビュー】映画『太陽の家』母親役を通して得た“理想の家族”とは
アーロン・クォックインタビュー|映画最新作『プロジェクト・グーテンベルク』『ファストフード店の住人たち』では“見たことのないアーロン”を演じる
【柄本明インタビュー】映画『ある船頭の話』百戦錬磨の役者が語る“宿命”と撮影現場の魅力
【平田満インタビュー】映画『五億円のじんせい』名バイプレイヤーが語る「嘘と役者」についての事柄
【白石和彌監督インタビュー】香取慎吾だからこそ『凪待ち』という被災者へのレクイエムを託せた
【Cinemarche独占・多部未華子インタビュー】映画『多十郎殉愛記』のヒロイン役や舞台俳優としても活躍する女優の素顔に迫る
日本映画大学
国内ドラマ情報サイトDRAMAP