日本の特撮技術を新作映画で残したいとクラウドファンディング募集!
2021年8月にクランクアップし、公開準備などを進めている新作映画『特撮喜劇 大木勇造 人生最大の決戦』。
新型コロナウイルスにより人々の日常が一瞬で非日常と化した中で“自分には何ができるのか?”を考えた「ウルトラマンギンガ」の石井良和監督が、みずから企画立案、脚本を執筆したコメディ作品です。
本作をより多くの人々のもとに届けることを目標にクラウドファンディングサービス「CAMPFIRE」での宣伝・配給・制作支援プロジェクトが2022年5月7日(土)より実施されました。
なお、今回のプロジェクトは目標金額に満たない場合も計画を実行し必ずリターンがなされるAll-in方式で実施されています。
CONTENTS
映画『特撮喜劇 大木勇造 人生最大の決戦』の作品情報
『特撮喜劇 大木勇造 人生最大の決戦』のメイキング写真
【製作・監督・特技監督】
石井良和
【出演】
藤田健彦、町田政則、藤崎卓也、斉木テツ、草場愛、前田ばっこー(瞬間メタル)、豊田崇史、行永浩信、中條孝紀、石井花奈、杉山裕右、野村宏伸
【作品概要】
企画・脚本・監督を「ウルトラマンギンガ」などで知られる石井良和が務める。撮影を平成ウルトラマンシリーズ、「電光超人グリッドマン」(1993)などのカメラマンとして知られる髙橋義仁、本作に登場する怪獣、ヴァイラスキングの造形を『狭霧の国』(2019)監督、『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』(2001)造形助手を担当した佐藤大介が手掛ける。
【日本の《怪獣着ぐるみ》の伝統を未来へつなぐ“新作特撮喜劇映画”にご支援を!】
映画『特撮喜劇 大木勇造 人生最大の決戦』のあらすじ
2020年、世界は新型コロナウイルスの脅威に晒されていました。その影響は人々の健康のみならず経済へも波及し、リモート生活を満喫していた自称エリートの大木勇造も会社からクビを通告されてしまいます。
これまで挫折をしてこなかった彼にとって、会社から必要とされないこととはプライドを傷つけられただけでなく、自身のキャリアを否定されたことを意味しました。
「自分は社会から必要とされない」という事実を否定すべく、慌てて再就職した会社「ギャラクシー商会」で勇造を待っていたのは、社会の底辺に限りなく近い場所を這いずるクレイジーな面々。
かつての勇造からは想像もつかないような新たな職場でもめげずに奮闘していたものの、身勝手な彼らに振り回されたあげく、勇造にとって唯一自信を与えてくれる存在であった恋人の玲子にもフラれてしまい、ついにヤケを起こしてしまいます。
時を同じくして、突如出現した巨大怪獣によって街は大混乱へと陥ってしまいます。
【日本の《怪獣着ぐるみ》の伝統を未来へつなぐ“新作特撮喜劇映画”にご支援を!】
石井良和監督にとっての“娯楽映画”
『特撮喜劇 大木勇造 人生最大の決戦』の制作経緯について「一度途絶えてしまったら、もう元には戻せない。だからこそ低予算でもチャレンジし、絶対に作品として残しておきたい」と語る石井良和監督。
自身がかつて先達から受け継いだ日本特撮の伝統の存続・継承のため、本作では《怪獣着ぐるみ》をはじめ、低予算ながらも本格的なアナログ特撮撮影を敢行。コロナ禍を生きる観客のために今の石井良和監督が出来る全てをつぎ込んだ珠玉のエンターテイメント作品が完成しました。
かつてインディーズ映画『ゲームマスター』(2014)海外上映時に外国の取材陣による「特撮の人なのに何故特撮を撮らない?」という声に応え、前作の『アタック・オブ・ザ・ジャイアントティーチャー』(2019)に引き続き、本作にも「怪獣」という特撮を担う要素が盛り込まれています。
石井良和監督の総決算として、本作は特撮のみならず、自身の映画愛を捧げたエンターテイメント作品です。観客を元気にするのは特撮の力だけではありません。『特撮喜劇 大木勇造 人生最大の決戦』にはミュージカルあり、アニメあり、怪獣あり、あらゆる要素を詰め込み、娯楽性を追求した作品に仕上がりました。
【日本の《怪獣着ぐるみ》の伝統を未来へつなぐ“新作特撮喜劇映画”にご支援を!】
石井良和監督のプロフィール
高校卒業後にアメリカの大学へ短期留学。帰国後に監督・脚本家の柏原寛司氏の紹介で映画の撮影現場に入り、助監督として働き始める。その後、鈴木則文監督に師事し『文学賞殺人事件・大いなる助走』(1989)などに参加。川北紘一特技監督と出会い、特撮の現場で活動。
『ゴジラ FINAL WARS』『亡国のイージス』(2005)『日本沈没』(2006)『GANTZ』などの映画作品で特撮の助監督として参加。『クール・ディメンション』(2006)にて監督デビューを果たす。その後、『ウルトラマンサーガ』(2012)『ウルトラゼロファイト』にて助監督を務め、テレビの「ウルトラマンギンガ」「ウルトラマンギンガS」の監督(特撮も含む)を担当するなど活躍を続けている。
【日本の《怪獣着ぐるみ》の伝統を未来へつなぐ“新作特撮喜劇映画”にご支援を!】
主要キャストからのコメント
今回のクラウドファンディングに際して主要キャスト3名からのコメントが到着しました。
藤田健彦(主人公・大木勇造役)
【藤田健彦からのコメント】
石井良和監督の最新作『特撮喜劇 大木勇造 人生最大の決戦』にて主人公の大木勇造を演じました藤田健彦です。本作は自分にとって初主演、初の特撮作品です。主演としてほぼ全てのシーンに関わり、石井監督の想いと技術を全身で受け止めさせていただきました。
初めて台本を読んだ時、大爆笑してしまいました。記された登場人物達はどれも強烈なキャラクター。それをどのように具現化するのだろう?と思っておりましたら、現場には活字を遥かに超えた強烈な個性を持つ俳優たち。撮影は常に笑いに包まれておりました。
特撮シーンでは演者もスタッフさんもアイデアを出し合い、文字通り全員が一丸となっての撮影。俳優陣の全力の演技と監督・スタッフさん達の想いと技術、関わる者全てが心を込めて作った本作を、世界中の方々に、後世に、伝えたい。妥協なく作品を仕上げるため、より多くの方に届けるため、皆様のご協力を賜りたく存じております。
ご支援のほど、何卒宜しくお願い申し上げます。
【藤田健彦のプロフィール】
石井監督作品『ゲームマスター』(2014)『アタック・オブ・ザ・ジャイアントティーチャー』(2019)『イソップの思うツボ』(2019)ほかに出演。本作が映画初主演作となる。
草場愛(ヒロイン・玲子役)
【草場愛からのコメント】
ヒロイン・玲子役を演じました、草場愛です。
今回初めて映画に出演させていただきました。最初はわからないことだらけで緊張と不安が大きかったんですが、石井監督や主演の藤田さんをはじめ、キャストの皆様がとても優しくご指導してくださったので無事にクランクアップを迎えることが出来ました。
この作品を通して皆様に少しでも笑顔になっていただければ幸いです。
ぜひ応援をよろしくお願い致します。
【草場愛のプロフィール】
元HKT48のメンバー。舞台を中心に活躍し、本作が映画初出演作となる。
町田政則(ギャラクシー商会の会長・斉加年役)
【町田政則からのコメント】
子役時代に受けた『大巨獣ガッパ』のオーディションはサキの役で合格しましたが、本当は子ガッパの中身になりたかったんです。ガッパの撮影中に内緒でガッパ着ちゃった、へへへへ。
特撮が好きだった僕は勝新太郎さん主演の『座頭市の歌が聞こえる』に出演の為、京都大映に行った時『大魔神』のセットを見たのがいい思い出でした。控え室は大魔神に出演してた子役の出口静宏さんと一緒でした。
その後、子役時代に「ウルトラセブン」「快獣ブースカ」に出演。円谷プロと縁があって、大人になってから「ウルトラマンティガ」のチャリジャ役、「ブースカ!ブースカ!!」第1話ゲストの泥棒で出演。「快獣ブースカ」と「ブースカ!ブースカ!!」両方出演したのは僕だけだそうです。また「カネゴン」ミニドラマにお巡りさんとラーメン屋のオヤジで出演させてもらいました。
やがて特撮の撮影が無くなり、今回、石井監督からお声掛け頂いて久しぶりに怪獣映画に出演出来た事がとても嬉しかったです。
ここだけの話ですが、石井監督の次回作でスーツアクターもやらせてとお願いしてますよ、へへへへ。
【町田政則のプロフィール】
『大巨獣ガッパ』(1967)「ウルトラセブン」「カネゴン」『座頭市の唄が聞こえる』『網走番外地 南国の対決』ほか、黒澤明監督『乱』(1985)にもかかわる。
【日本の《怪獣着ぐるみ》の伝統を未来へつなぐ“新作特撮喜劇映画”にご支援を!】
まとめ
石井良和監督が「混迷の時代にこそ、喜劇と特撮を絡めた娯楽映画で観客に楽しんでもらいたい」「そして映画を通じて、日本特撮の《怪獣着ぐるみ》の伝統を後世に伝えたい」という思いのもと制作した、コロナ禍を経験した全ての人々に送る 「なんでもアリ」の痛快コメディ映画『特撮喜劇 大木勇造 人生最大の決戦』。
石井監督が慣れ親しんできた怪獣はもちろん、ギャグ、アクション、ミュージカルなど、石井監督の映画人生と映画観が色濃く反映された本作は、特撮ファンはもちろん、国内外・老若男女問わず多くの人々が楽しめるエンターテインメント作品となっています。
今回のクラウドファンディングでは。2022年6月23日(木)23時59分まで実施される宣伝・配給・制作支援 プロジェクトでは、映画オリジナルグッズをはじめクラウドファンディング限定の特典が盛りだくさんですので、ぜひご支援の程をよろしくお願い致します。