Cinemarche

映画感想レビュー&考察サイト

新作映画ニュース

Entry 2021/04/30
Update

映画『ももいろそらを カラー版』あらすじ/公開日/上映館。小林啓一監督作の特集上映とあわせてスクリーンに蘇る!

  • Writer :
  • 石井夏子

第24回東京国際映画祭での鮮烈なデビューから10年。
小林啓一監督の原点が“カラー版”としてスクリーンに帰ってくる。

『ぼんとリンちゃん』 (2014)、『逆光の頃』(2017)、『殺さない彼と死なない彼女』(2019)と、一貫して思春期の少年少女たちの心の機微を静溢な映像美と共にすくい上げてきた名手・小林啓一監督。

そんな監督の原点となる2011年のデビュー作『ももいろそらを』が[カラー版]となり、2021年6月18日(金)より渋谷シネクイントほか全国順次公開されることが決定しました。

10年の時を経てのカラー版公開決定にあたり、ポスタービジュアルと予告編が解禁。そして小林啓一監督、主演・池田愛からのコメントが到着しました。

さらに公開を記念し、渋谷シネクイントでは「小林啓一監督 特集上映」を開催

カラー版と『ももいろそらを』 (オリジナル モノクロ版 /2011)をはじめ、『ぼんとリンちゃん』、『逆光の頃』、『殺さない彼と死なない彼女』の全5作品が、6月18日(金)から7月8日(木)の3週間限定で一挙上映されます。

スポンサーリンク

映画『ももいろそらを』とは?

(C)2020 michaelgion inc. All Rights Reserved

オリジナル版の『ももいろそらを』は、“未来からみた今”をコンセプトに、移ろいやすい高校生の日常を淡いモノクロ映像で描いた異色の青春映画

監督は、ミュージック・ビデオ、テレビ番組、CM等の映像演出に長年携わっていた小林啓一。

冷めたヒロイン、川島いづみ役でドラマを引っぱってゆくのは、本作が映画初出演の池田愛。

恋愛体質の蓮実には小篠恵奈、可憐な外見によらずしっかり者の薫役は藤原令子。また、人気落語家・桃月庵白酒が印刷屋役で登場しています。

第50回ヒホン国際映画祭 グランプリ受賞、第24回(2011年)東京国際映画祭 日本映画・ある視点部門 作品賞受賞、サンダンス映画祭2012ワールドシネマ・ドラマティック・コンペティショ部門正式出品、第41回ロッテルダム国際映画祭ブライトフーチャー部門 正式出品など、世界14カ国、20に及ぶ映画祭で絶賛されました。

小林啓一監督のコメント

東京国際映画祭で賞をいただいてから、ちょうど十年が経ちました。
カラー版の制作は、その節目で素材を整理していた事がきっかけです。
改めてカラーで編集した素材を見直してみると、登場人物たちが実に生き生きとしており、被写体との距離感がぐっと縮まったように感じました。
何より、僕自身の映画への憧れがいっぱいに詰まっていました。
十年という月日が経ち、少しこなれてきた自分が叱咤されているような、そんな気分にもなりました。
カラー版は、当時モノクロで表現し「未来からみた今」というコンセプトを外し、「色褪せない今」をコンセプトにグレーディングをし直しました。
十年前はモノクロで現在はカラーという少し説明しづらい不思議な感覚を、皆様に味わっていただけたら幸いです。

スポンサーリンク

川島いづみ役・池田愛のコメント

(C)2020 michaelgion inc. All Rights Reserved

約10年前の出演作なので、当時は本当に演技経験も未熟で責任感と根拠のない自信だけで突き進んでいたありのままの姿が正に主人公と重なって、演じると言うよりほぼ等身大の私でした。
主人公川島いづみのとある記憶としてのモノクロ映像から、時を経てカラー版の映像になることでリアルさがプラスされたパワーアップバージョンとしてお楽しみいただけたら幸いです。
今時の高校生だけどちょっと変わった登場人物たちそれぞれの正義感や世間に対する思いなど、現実に一生懸命に自己流で向き合おうと頑張る青春時代の物語です。

映画『ももいろそらを カラー版』の作品情報

(C)2020 michaelgion inc. All Rights Reserved

【日本公開】
2021年(日本映画)

【監督・脚本・撮影】
小林啓一

【キャスト】
池田愛、小篠恵奈、藤原令子、高山翼、桃月庵白酒

スポンサーリンク

映画『ももいろそらを カラー版』のあらすじ

(C)2020 michaelgion inc. All Rights Reserved

高校1年生の川島いづみは、ある日、30万円と学生証の入った財布を拾います。

新聞記事を採点するのが日課のいづみは記事から、財布の持ち主が、天下り官僚の息子であることを発見。

もやもやとした気持ちを抱えて学校をサボり、釣り堀で竿を垂らしていると、知り合いの印刷屋がやってきて、不景気で仕事がないとボヤきました。いづみは、男に20万円を貸すことに。

その後、友だちの蓮実、続いて部活を終えた薫が合流します。

いづみは財布を拾ったことを二人に知られてしまい、その持ち主がイケメン男子とわかった蓮実が財布を届けにいくと言い出し言い争いになりますが、結局、3人一緒に返しに行くことにしました。

財布の中に入っていたはずのお金を介して、いつもとかわらなかった毎日が、いつもとは違う日々になりはじめて……。

「小林啓一監督 特集上映」について

画像:『殺さない彼と死なない彼女』

(C)2019 映画「殺さない彼と死なない彼女」製作委員会

渋谷シネクイントにて6月18日(金)より公開となる『ももいろそらを カラー版』の公開を記念し、小林啓一監督の特集上映が実施されます。

カラー版と『ももいろそらを』 (オリジナル モノクロ版/2011)をはじめ、『ぼんとリンちゃん』、『逆光の頃』、『殺さない彼と死なない彼女』の全5作品が、6月18日(金)から7月8日(木)の3週間限定で一挙上映されます。

「小林啓一監督 特集上映」開催概要

画像:『逆光の頃』

(C)タナカタツキ/講談社・2017 東映ビデオ/マイケルギオン
【開催期間】
2021年6月18日〜7月8日(木) 

【鑑賞料金】
1,200円均一
※『ももいろそらを カラー版』は通常料金となります。

【会場】
CINE QUINTO(シネクイント)
東京都渋谷区宇田川町20-11 渋谷三葉ビル7階

【上映作品】
『ももいろそらを』、『ぼんとリンちゃん』、『逆光の頃』、『殺さない彼と死なない彼女』、『ももいろそらを カラー版』

※新型コロナウィルスの感染拡大状況により、急遽企画ࣙ自体が中止、作品が一部変更となる可能性がございます。上映日程などはシネクイントまでお問い合わせ下さい。


関連記事

新作映画ニュース

映画『狂武蔵』あらすじ/キャスト/公開日。山﨑賢人と坂口拓の侍アクションが劇場上映決定!

77分ワンカット・ワンシーンの衝撃。 幻のアクション映画が9年の時を経て、ついに完成。 アクション映画『RE:BORN』で主演し、常に日本のアクションシーンを牽引し続ける坂口拓。 (C)2020 CR …

新作映画ニュース

映画『スペンサー(原題)』あらすじ/キャスト/公開はいつから。ダイアナ妃の実像を2022年新作ドキュメンタリーと共に描き出す

ダイアナ元皇太子妃没後25年となる2022年に映画2作品公開! 1997年8月31日、英国のダイアナ元皇太子妃が交通事故で亡くなったというニュースが世界中を駆け巡り、衝撃が走りました。 ダイアナ没後2 …

新作映画ニュース

トラボルタ映画『ファナティック ハリウッドの狂愛者』あらすじ/キャスト/公開日。話題のストーカー・スリラーの予告動画紹介!

トラボルタ史上最狂! 熱狂的なファンの愛がいつしか歪みゆくストーカー・スリラー映画『ファナティック ハリウッドの狂愛者』。 (c)BILL KENWRIGHT LTD, 2019 ジョン・トラボルタ主 …

新作映画ニュース

ソフィー・ターナーが映画『X-MEN: ダーク・フェニックス』での役作りや女優ジェシカ・チャステインとの共演を語る!

ソフィー・ターナーが明かすX-MEN最終章秘話! 2019年6月21日(金)より日本公開の映画『X-MEN: ダーク・フェニックス』。 本作でタイトルロールである、ジーン・グレイ/ダーク・フェニックス …

新作映画ニュース

映画『夕霧花園』あらすじ/キャスト/公開日/上映館。阿部寛出演のマレーシアのラブストーリーが劇場公開決定

愛した男はスパイなのか。 マレーシア出身リー・シンジエ主演、そして日本の阿部寛出演。 第15回大阪アジアン映画祭のオープニングを飾り、上映後には拍手が鳴り響いた話題のマレーシア映画『夕霧花園』(ゆうぎ …

U-NEXT
【連載コラム】NETFLIXおすすめ作品特集
【連載コラム】U-NEXT B級映画 ザ・虎の穴
【連載コラム】光の国からシンは来る?
タキザワレオの映画ぶった切り評伝『2000年の狂人』
映画『ベイビーわるきゅーれ』髙石あかりインタビュー
【草彅剛×水川あさみインタビュー】映画『ミッドナイトスワン』服部樹咲演じる一果を巡るふたりの“母”の対決
永瀬正敏×水原希子インタビュー|映画『Malu夢路』現在と過去日本とマレーシアなど境界が曖昧な世界へ身を委ねる
【KREVAインタビュー】映画『461個のおべんとう』井ノ原快彦の“自然体”の意味と歌詞を紡ぎ続ける“漁師”の話
【玉城ティナ インタビュー】ドラマ『そして、ユリコは一人になった』女優として“自己の表現”への正解を探し続ける
【ビー・ガン監督インタビュー】映画『ロングデイズ・ジャーニー』芸術が追い求める“永遠なるもの”を表現するために
オリヴィエ・アサイヤス監督インタビュー|映画『冬時間のパリ』『HHH候孝賢』“立ち位置”を問われる現代だからこそ“映画”を撮り続ける
【べーナズ・ジャファリ インタビュー】映画『ある女優の不在』イランにおける女性の現実の中でも“希望”を絶やさない
【イッセー尾形インタビュー】映画『漫画誕生』役者として“言葉にはできないモノ”を見せる
【広末涼子インタビュー】映画『太陽の家』母親役を通して得た“理想の家族”とは
アーロン・クォックインタビュー|映画最新作『プロジェクト・グーテンベルク』『ファストフード店の住人たち』では“見たことのないアーロン”を演じる
【柄本明インタビュー】映画『ある船頭の話』百戦錬磨の役者が語る“宿命”と撮影現場の魅力
【平田満インタビュー】映画『五億円のじんせい』名バイプレイヤーが語る「嘘と役者」についての事柄
【白石和彌監督インタビュー】香取慎吾だからこそ『凪待ち』という被災者へのレクイエムを託せた
【Cinemarche独占・多部未華子インタビュー】映画『多十郎殉愛記』のヒロイン役や舞台俳優としても活躍する女優の素顔に迫る
日本映画大学