『映画(窒息)』は2023年11月11日(土)より新宿K’s cinema他で全国順次公開!
『いつかのふたり』(2019)の長尾元監督の長編映画第2作にして「セリフなし・モノクロ撮影」という映画史の原点に回帰した奇想天外な異色作『映画(窒息)』。
言葉が失われたはるか遠い時代、荒廃した世界で一人自給自足で生きていた女が、若い男との出会いと新たな生活により露わになる人間の欲望と《世界の崩壊》に対峙する様を描きます。
このたび、新宿K’s cinemaでの舞台挨拶・トークショーに登壇するゲスト情報が解禁。
さらに映画監督の中野量太、特殊編集者の田野辺尚人、映画ライターの磯田勉の応援コメントが到着しました。
CONTENTS
映画『映画(窒息)』とは?
言葉が失われたはるか遠い時代を舞台に、荒廃した世界で生きる人間たちの姿を全編セリフなし・モノクロ映像で描き出した異色作『映画(窒息)』。
『いつかのふたり』に続き、本作が長編映画第2作となる長尾元が監督を務めました。
主演はインディペンデント映画界のミューズともいえる『菊とギロチン』『岬の兄妹』の和田光沙。さらに『かかってこいよ世界』(2023)の飛葉大樹の他、仁科貴、ベテラン俳優・寺田農が出演しています。
食べて、眠って、生きる、自給自足の生活を送っていた女。だがある日突然、決まり切った日常は一変する。山賊の一味に襲われて復讐を誓う女。そして若い男との新しい暮らし。男という他者の現れた世界の中で女はどう生き残るか……この惑星で、戦いの果てに女が見たものは?
新宿K’s cinema舞台挨拶・トークショーゲスト情報
11月11日(土):和田光沙、飛葉大樹、仁科貴、長尾元監督
11月12日(日):仁科貴、長尾元監督
11月13日(月):飛葉大樹、棚橋公子(プロデューサー)
11月14日(火):棚橋公子、長尾元監督
11月15日(水):和田光沙、長尾元監督
11月16日(木):仁木紘、長尾元監督
11月17日(金):田嶋悠理、長尾元監督
11月18日(土):和田光沙、長尾元監督
11月19日(日):永田琴監督、長尾元監督
11月23日(木・祝):よごれん〈鹿取茂雄〉(廃墟研究家)、長尾元監督
映画『映画(窒息)』応援コメント(敬称略・順不同)
中野量太(映画監督)
映画の誕生をみたようだ!
田野辺尚人(特殊編集者)
何かが起こり、文明は滅びた。マッドマックスもケンシロウも死に絶えた時代、廃墟に生きる女は知恵と性愛と暴力と残酷に翻弄される。文化とは何か? 野性とは何か? そんな問いがモノトーンの世界に描かれる。
磯田勉(映画ライター)
つくり手たちは映画の原初的な愉しみを自らの手に取り戻そうと真剣に遊んでいるのだ。その中心に屹立するのがヒロインの和田光沙。言葉での表現を封じられた世界を一身に引き受け、細胞の一片一片に至るまで充実した演技でこの映画をみごと支えることに成功している。
映画『映画(窒息)』の作品情報
【日本公開】
2023年(日本映画)
【監督・脚本】
長尾元
【キャスト】
和田光沙、飛葉大樹、仁科貴、田嶋悠理、仁木紘、寺田農
映画『映画(窒息)』のあらすじ
廃墟のような建物に住む一人の女(和田光沙)。
言葉のない世界で原始的な自給自足の生活。狩猟で蓄えた食料を行商人(寺田農)と物々交換したり、女の体と食料を目当てに来た山賊(仁科貴)に襲われたりするが、そんな不測の事態にもめげることなくたくましく生きている。
ある日、女の仕掛けた罠に一人の若い男(飛葉大樹)が掛かっていた。女は彼を家に連れて行くと、何故か女になつく若い男。女も情が移ったのか、二人は共同で生活し始める。
そんな日常が続く中、だんだんと人間の欲望の姿が明らかになっていく。
暴力・セックス・食欲……そして世界は、崩壊に向かって動き始める……。
まとめ
長尾元監督が和田光沙を主演に迎え、「セリフなし・モノクロ撮影」という映画史の原点に回帰した奇想天外な異色作『映画(窒息)』。
2023年11月11日(土)からの公開封切りを前に、新宿K’s cinemaでの舞台挨拶・トークショーの登壇ゲストが続々決定されました。
「人類についての物語」とも「映画についての物語」とも解釈できる、壮大で普遍に満ちた物語を描いている本作は、観る者の想像力と考察欲を掻き立てます。
その上で新宿K’s cinemaでの舞台挨拶・トークショーは、登壇する映画キャスト・スタッフ陣、そしてゲスト陣が本作をどう観たのかを知ることのできる貴重な機会です。
ぜひ、今回の機会をお見逃しなく。
『映画(窒息)』は2023年11月11日(土)より新宿K’s cinema他で全国順次公開!