映画『歌と羊と羊飼い』は2021年10月から東京・ユーロスペース他にて劇場公開。
黒人キリスト教会ルーツの宗教音楽「ゴスペル」を歌う日本人たち。
彼らはなぜ、ゴスペルを歌うのでしょうか。
ゴスペル音楽ドキュメンタリー映画『歌と羊と羊飼い』が、2021年10月から東京・ユーロスペース他にて劇場公開されます。
あわせて、ポスタービジュアル、場面写真、予告編動画が解禁となりました。
CONTENTS
映画『歌と羊と羊飼い』について
ゴスペル音楽は黒人教会にルーツを持ちキリスト教と密接な関係にあります。日本のゴスペル人口は約20万人、そのうち90%以上がノンクリスチャン、無宗教の人々がゴスペル音楽に親しんでいるんです。
これは世界にもあまり類を見ない現象。
なぜ、無宗教の日本人が宗教音楽のゴスペルを歌うのか、本作では個々人の経験・インタビュー・活動を追いながらその一端を明らかにもしています。
スペイン出身のゴスペルシンガー(MARISA)、全国ゴスペルコンテストの頂点を目指す少女たち(眞塩藍咲、HIKARU)、米国黒人教会で活動していた牧師(Rev.Taisuke)、ゴスペルに真摯に向き合うミュージシャンたち(遠谷政史、大山小夜子)、ゴスペルに出会い変わっていく主婦(杉本民奈子)の姿を追いながら、「歌」「生きること」を描いたドキュメンタリー作品となりました。
映画『歌と羊と羊飼い』の見どころ
本作の見どころは何といっても、我々が普段目にすることのない洗礼シーンです。
日本でも珍しい、海での洗礼。その貴重なシーンが撮影されました。
また、作品内では、2020年8月に急逝したシンガー・松谷麗王の貴重なインタビュー映像や、彼が率いるPencil Bunchの姿も撮影されています。
松谷麗王は、日本のゴスペルレジェンド亀渕友香に師事し、次世代のゴスペルリーダーと目されていたゴスペルアーティストです。彼の急逝は多くのゴスペルファンに悲しみを持って伝わりました。
監督:四海兄弟のプロフィール
参考動画:『ぼくと、彼と、』
本作の監督は、四海兄弟(しかいきょうだい)。
ミス日本ファイナリストを日常を追った短編『今を憂う君も春になれば』(2019)、ベトナム人青年と日本人青年の結婚式を追った『ぼくと、彼と、』(2019)、横浜・長者町の伝説のライブハウス『FRIDAY』(2020)などのドキュメンタリーを手掛けてきました。
製作総指揮:飯塚冬酒のプロフィール
製作総指揮は、日米のゴスペルを追ったドキュメンタリー『GOSPEL』(2014|松永大司監督)のプロデューサーを務めた飯塚冬酒。
自身がゴスペルを歌うことなく、どこのゴスペル派閥にも属さずに14年続く日本最大のゴスペルイベント「横濱ゴスペル祭」を作り上げた、日本のゴスペル界では稀有な存在でもあります。
ゴスペルドキュメンタリー映画『GOSPEL』、ミス日本50周年ドキュメンタリー『夢こそは、あなたの生きる未来』(2018|小野篤史監督)、『世界を変えなかった不確かな罪』(2017|奥田裕介監督)、『誰かの花』(2021年|奥田裕介監督)などのプロデュースを手掛けています。
映画『歌と羊と羊飼い』の作品情報
【日本公開】
2021年(日本映画)
【監督】
四海兄弟
【製作総指揮】
飯塚冬酒
【撮影】
長棟航平、中田敦樹
【音楽】
伴正人
【整音】
東凌太郎
【キャスト】
眞塩藍咲、HIKARU、MARISA、杉本民奈子、Rev.Taisuke、遠谷政史、大山小夜子、Pencil Bunch(松谷麗王 、KIWA、綿引京子、平田ゆり)、千代延大介(サルーキ=)、Timothy Riley、Steven MacCaster、鈴木智晴、松枝利育、河崎将己
映画『歌と羊と羊飼い』のあらすじ
スペイン生まれのゴスペルシンガー(MARISA)、米国黒人教会でゴスペルを指導していた経歴を持つ牧師(Rev.Taisuke)、全国ゴスペルコンテストに挑戦する二人の少女(眞塩藍咲、HIKARU)、ゴスペルに向き合うゴスペルミュージシャン(遠谷政史、大山小夜子、Pencil Bunch)、ゴスペルと出会い変わっていく女性(杉本民奈子)。
それぞれの活動を中心に、ゴスペルに関わる人々の想いと人生が交錯していき……。
まとめ
本作は、飯塚冬酒×四海兄弟の3作目となるドキュメンタリー映画。
今の日本に生きるゴスペルアーティストたちに焦点を当て、ゴスペルを通じて「生きること」「愛すること」を強く問いかけます。
映画『歌と羊と羊飼い』は2021年10月から東京・ユーロスペース他にて劇場公開。
また、劇場公開予定に先駆けて、日本最大のゴスペルイベント「YOKOAHMAゴスペルフェスティバルVOL.14 横濱ゴスペル祭2021」(2021年8月29日開催|神奈川県民ホール)にてプレミア上映が予定されています。