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Entry 2020/03/04
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韓国映画『パラサイト』キャスト貧困キム家の父役はソンガンホ【演技評価とプロフィール】

  • Writer :
  • 谷川裕美子

第72回カンヌ国際映画祭“最高賞”パルムドール&第92回アカデミー賞作品賞受賞作『パラサイト 半地下の家族』は2020年1月10日より全国公開!

第72回カンヌ国際映画祭最高賞パルムドール受賞に加え、第92回アカデミー賞でも作品賞、監督賞、脚本、国際長編映画賞(旧外国語映画賞)の4部門に輝き大きな注目を集めたポン・ジュノ監督の『パラサイト 半地下の家族』が、2020年1月10日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国公開。

『吠える犬は噛まない』『殺人の追憶』『グエムル-漢江の怪物-』など数々のヒット作で知られ、高く評価されているポン・ジュノ監督。

カンヌ国際映画祭では、クエンティン・タランティーノ、ペドロ・アルモドバル、ジム・ジャームッシュ監督らの並みいる話題作を抑え、審査員満場一致の決定で、韓国映画として史上初となるパルムドール受賞に輝きました。

アカデミー賞でも外国語映画として史上初となる作品賞を受賞したほか、最多4部門を受賞する快挙を成し遂げました。

公開が始まった世界各国でも動員記録を塗り替える爆発的な盛り上がりをみせています。

全員失業中、“半地下”住宅で暮らす貧しい一家の長男が、IT企業を経営する超裕福な一家の家庭教師になったことから、次第に想像を遥かに超える悲喜劇へと展開していく本作。

相反する2つの家族を軸に、いま世界が直面している貧富格差を痛烈に批判しつつ、コミカルさやサスペンス感など交え、圧倒的エンターテインメント性を持たせた物語で描き切りました。

主演を務めるのは、名優ソン・ガンホ。ジュノ監督とは『スノーピアサー』『グエムル -漢江の怪物-』『殺人の追憶』に続く4度目のタッグとなります。

イ・ソンギュン、チョ・ヨジョン、チェ・ウシクらが共演。

この記事では、貧困キム家の父親ギテク役を演じるソン・ガンホについて詳しくお伝えしていきます。

映画『パラサイト 半地下の家族』の作品情報


(C)2019 CJ ENM CORPORATION, BARUNSON E&A ALL RIGHTS RESERVED

【日本公開】
2020年(韓国映画)

【監督】
ポン・ジュノ

【脚本】
ポン・ジュノ、ハン・ジヌォン

【キャスト】
ソン・ガンホ、イ・ソンギュン、チョ・ヨジョン、チェ・ウシク、パク・ソダム、イ・ジョンウン、チャン・ヘジン、チョン・ジソ、チョン・ヒョンジュン、パウ・ソジュン

【作品概要】
第72回カンヌ国際映画祭最高賞パルムドール受賞、及び第92回アカデミー賞作品賞、監督賞、脚本、国際長編映画賞(旧外国語映画賞)の4部門を受賞したブラック・コメディ。

『殺人の追憶』(2003)『グエムル-漢江の怪物-』(2006)のポン・ジュノが監督を務め、同2作に出演したポン・ジュノ組常連のソン・ガンホが主演しました。『最後まで行く』『ソニはご機嫌ななめ』イ・ソンギュン、『後宮の秘密』チョ・ヨジョン、『オクジャ/okja』『新感染 ファイナル・エクスプレス』のチェ・ウシクら実力派の面々が共演しています。

映画『パラサイト 半地下の家族』のあらすじ


(C)2019 CJ ENM CORPORATION, BARUNSON E&A ALL RIGHTS RESERVED

全員失業中で、その日暮らしの生活を送る貧しいキム一家。

夫のギテクは職を持たず、皆で宅配ピザの箱を折る内職で生活しています。

長男ギウは、ひょんなことからIT企業のCEOである超裕福なパク氏の家の家庭教師となり、兄に続き、妹のギジョンもジェシカという偽名で、美術教師として豪邸に足を踏み入れます。

そこへ、パク家の主人のドンソクが帰宅しますが…。

映画『パラサイト 半地下の家族』キム家の父親・ギテク役はソン・ガンホ

参考映像:『殺人の追憶』(2003)


(C)2003 CJ Entertainment Inc

映画『パラサイト 半地下の家族』で貧乏キム家の父親・ギテク役を演じるソン・ガンホは1967年1月17日生まれ。大韓民国・金海市出身。

中学時代から俳優を志し、兵役を務めた後の24歳の時に釜山の地方劇団で演技活動を開始しました。

1990年に劇団演友舞台の地方公演『チェ先生』に端役で出演。この舞台が新たな勇気と目標をもつきっかけとなったと語っています。

1996年、『豚が井戸に落ちた日』で映画デビュー。

イ・チャンドン監督が舞台でソンを見いだし、1997年公開の『グリーン・フィッシュ』に抜擢。ソン自身、「この重要な作品のおかげで今の自分がある」とコメントしています。

カン・ジェギュ監督の大ヒット映画『シュリ』、キム・ジウン監督の『クワイエット・ファミリー』、パク・チャヌク監督作『JSA』など、名だたる監督とタッグを組み、韓国を代表する実力派人気俳優となりました。

韓国映画評論家協会賞ほか、数多くの映画賞を受賞しています。

ポン・ジュノ監督からも篤く信頼されており、これまでに『殺人の追憶』『グエムル-漢江の怪物-』『スノーピアサー』の3作に出演。

6年ぶり4作目のタッグとなった本作『パラサイト 半地下の家族』では、圧巻の演技で急転する物語の求心力となり、見事カンヌ国際映画祭パルムドール賞と、アカデミー賞4冠という科挙へと導きました。

映画『パラサイト 半地下の家族』ギテクはどんな役?


(C)2019 CJ ENM CORPORATION, BARUNSON E&A ALL RIGHTS RESERVED

ソン・ガンホ演じるギテクは、半地下住宅に暮らす全員失業中の貧しい一家の大黒柱・キム家の父親です。

何度も事業に失敗しています。計画性も仕事もない中でも楽天的で温厚な性格

ソン・ガンホの演技力の評価は

参考映像:『タクシー運転手 約束は海を越えて』(2017)

数々の名監督作品に出演を果たしてきた、現代韓国を代表する名優ソン・ガンホ。

どんな役にも変幻自在。観る者を唸らせる実力から、「演技の神」「演技王」という異名をとるまでになりました。

1997年に『バーニング 劇場版』の名匠イ・チャンドンに見いだされ、『グリーン・フィッシュ』に抜擢されたことを皮切りに、活躍の幅を広げていきます。

同年、ソン・ヌンハン監督作『ナンバー・スリー』出演により、大鐘新人男優賞、青龍映画賞助演男優賞受賞により脚光を浴びました。

1998年、キム・ジウン監督のコメディ『クワイエット・ファミリー』で第18回韓国映画評論家協会賞を受賞

1999年には、日本でも大ヒットとなったカン・ジェギュ監督の『シュリ』に出演。当時の国内最多観客動員数を更新しました。

2000年コメディ作品『反則王』で初主演。レスラー役を演じるにあたり、物理的に極限の状況までいき、またレスリングをやれと言われたら死んでしまうだろうと語っています。

同年パク・チャヌク監督作『JSA』に出演。第1回釜山映画評論家協会賞、第3回ドゥーヴィル・アジア映画祭主演男優賞など多数の映画賞受賞を果たし、スターとして不動の地位を確立しました。

パク監督は、「ソン・ガンホは冷静でよく計算された演技をみせる」とコメントしています。

2017年のチャン・フン監督作『タクシー運転手 約束は海を越えて』で第90回アカデミー賞外国語映画賞韓国代表作に選ばれました。

本作のポン・ジュノ監督も「私が最も尊敬する俳優」と語るほどに大きな信頼をソンに寄せています

4度目の共作となる本作では、カンヌ国際映画祭パルムドール賞と、アカデミー賞作品賞ほか4冠という金字塔を打ち立てました。

ソン自身もロサンゼルス映画批評家協会賞助演男優賞、全米映画俳優組合賞キャスト賞を受賞しています。

抜きんでた演技力で、名匠も観客も魅了してやまないソン・ガンホ。今後の進化にも期待が寄せられています。

まとめ


(C)2019 CJ ENM CORPORATION, BARUNSON E&A ALL RIGHTS RESERVED

カンヌ映画祭パルムドールとアカデミー賞でダブル受賞を果たし、大きな旋風を巻き起こした傑作『パラサイト 半地下の家族』

『殺人の追憶』『グエムル-漢江の怪物-』など数々のヒット作で知られ、高く評価されてきたポン・ジュノが監督を務めます。

半地下の家暮らしの貧しい家族の長男が、超裕福な一家の家庭教師になったことから起きる悲喜劇を、ユーモアとスリルを交えて味わい深いエンターテインメント作品に仕上げました。

主演を務めるのは、韓国を代表する名優ソン・ガンホ。ジュノ監督とは4度目の共演となり、息のあった素晴らしい演技をみせています。

イ・ソンギュン、チョ・ヨジョン、チェ・ウシクら実力派俳優が集結しています。

豪華な監督とキャストで贈る映画『パラサイト 半地下の家族』は、2020年1月10日より全国ロードショーです。




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