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【恵比寿映像祭2023】開催場所を東京都写真美術館にて内容テーマを発表!映像とアートの国際フェスティバルを渋谷・恵比寿で開く

  • Writer :
  • 大塚まき

15回目を迎える恵比寿映像祭2023

新進気鋭の作家4名が新作映像制作に取り組む注目のプロジェクト他、詳細を公開!


「恵比寿映像祭2023」

この度15回目を迎える恵比寿映像祭2023が、2023年年2月3日(金)~2月19日(日)の15日間(※月曜を除く)で開催されることが決定しました。

開催の決定に併せ、今年の映像祭テーマ、参加作家の一部を発表するとともに、メインビジュアル1点を解禁となります。

恵比寿映像祭2023について

恵比寿映像祭では、映像という言葉を限定的に用いるのではなく、映像をめぐる様々な選択肢に目をむけ、多様化する映像表現と映像受容の在り方を、あらためて問い直してきました。

芸術と映像が人にもたらしうるオルタナティヴな価値観(ヴィジョンズ)の生成を促し、存続させていくためのプラットフォームとして、発信を続けています。

「映像とは何か」という問いを引き続き深めていくために、15回目を迎える「恵比寿映像祭2023」からは新作制作委託事業「コミッション・プロジェクト」などいくつかの新たな試みを開始することで、継続的なプラットフォームとしての映像祭の役割をさらに強化していくことを目指します。

恵比寿映像祭2023のテーマは「テクノロジー?」

私たちが日常目にする映像技術である、写真、映画、ヴィデオやアニメーション。これら映像表現のテクノロジーは、19世紀以降、大きく発展し、今日では高解像度のイメージや、より長時間の映像を処理することができるようになりました。映像技術は、より高精細で、より情報量の多いイメージを作ることを目指して発展してきたと言っても良いかもしれません。

技術には、一般化されて広く共有され、定着していくという側面がありますが、共有されるための規範は、誰が、いつ、どのように決めるのでしょうか?

今当たり前に見ている高精細の映像が、100年後にどのようなリアリティとして受け止められるのかは誰も予測できません。

歴史を振り返ったとき、技術が思いがけない要素として、働いていた、ということを発見することがあります。

例えば、高解像度の映像の中に、あえて手作りの感触を含めることで、臨場感を高めるなど、時にアーティストの表現は、そうした技術の対話の中から生み出され、思いもよらない発見をする可能性を持っています。

「恵比寿映像祭2023」では、「テクノロジー?」というテーマを通して、多種多様な映像表現の実践を検証し、アートと技術との対話の可能性を考察していきます。

恵比寿映像祭2023の開催概要

【名称】
日本語:恵比寿映像祭2023「テクノロジー?」
英語:Yebisu International Festival for Art & Alternative Visions 2023
Technology?

【会期】
2023年2月3日(金)~2月19日(日)《15日間》

【休館】
毎週月曜日

【時間】
10:00~20:00
※(2月3日~2月19日/ 2月19日は18時まで)
※それぞれ入館は閉館の30分前まで
※なお、コミッションプロジェクト(3F展示室)のみ、3月26日(日)まで開催
時間は、 10:00~18:00(2月21日~ 3月26日/木金のみ20:00まで)

【会場】
東京都写真美術館/恵比寿ガーデンプレイス センター広場/地域連携各所ほか

【料金】
入場無料

※詳細は、恵比寿映像祭2023「テクノロジー?」公式サイトにてご確認ください。

参加作家第1弾発表

【コミッション・プロジェクト】
国内外から選出された5名の審査委員によって審査会*が開催され、日本を拠点に活動する4名の作家による新作制作委嘱を行います。会期中、東京都写真美術館3F展示室にてお目見えします。
(*約300名の候補者から東京都写真美術館及び事務局で厳選し、1次審査を開催しました。)

荒木悠(日本)
葉山嶺(日本)
金仁淑(日本)
大木裕之(日本)

【オフサイト展示】
東京2020大会の公式エンブレムを手掛け、開会式のドローン演出を実現させた野老朝雄(ところ・あさお)氏らによる、テクノロジーとの融合による映像インスタレーションを展示します。
※本作品は、この秋10月23日に渋谷東武ホテル地下2階にオープンするシビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]における「アート・インキュベーション・プログラム」のアーティスト・フェロー活動の一環として制作される予定です。

野老朝雄(日本)
平本知樹(日本)
井口皓太(日本)

まとめ

上映や展示だけにとどまらず、トーク・セッションやパフォーマンス、イベントなどの多種多彩なプログラムを開催します。

さまざまな形式で映像文化の楽しみ方や理解を深める場をお届けする恵比寿映像祭2023「テクノロジー?」をお楽しみください。

15回目を迎える恵比寿映像祭2023は、2023年年2月3日(金)~2月19日(日)まで開催です。

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