7人のおっさん監督が21世紀に生きるおっさんたちを描くオムニバス映画
自分の人生や社会に対しての様々な「違和感」を抱えている、今のおっさんたちの姿を撮りたい…そんな想いを胸に、作風やフィールドの違う40~60代の7人の監督が集まりました。
おっさんたちを描くオムニバス映画『おっさんず・ぶるーす』(仮題)を製作するため、クラウドファンディングが開始されました。
この記事では本作の紹介と、完成に向けたクラウドファンディングのご案内をして参ります。
CONTENTS
映画『おっさんず・ぶるーす』とは?
7人のおっさん監督が、それぞれ主演におっさん俳優を据え、趣が異なる7本の短編映画を作る企画です。
全作品を通してのテーマは、ズバリ、おっさんたちが抱える「違和感」。
頭脳や肉体が衰えていく…
若い世代に追い越されていく…
大切だった物や他人への想いがいつの間にか変質していく…
そして時代についていけなくなっていく…
そんな「自分の人生」や「社会」への様々な違和感です。
あなたの周りにも、頑張れば頑張るほど痛く見えたり、生きるのが辛そうな(または振り切って楽しんでいる)おっさんたちは居ませんか?
本映画の企画は、おっさん監督が贈る、おっさんへの応援歌です!
男性には共感を、女性には様々な角度からおっさんたちを愛でて貰えるような、そして少しだけ人生について考えさせられるような大人のエンターテイメント短編集を目指します。
映画『おっさんず・ぶるーす』の監督紹介
本企画に作風やフィールドの違う40~60代までそれぞれが映像のプロとしてキャリアを重ねてきた7人の監督が集まりました。
荒木憲司のプロフィール
主演に森下千里を迎えた『妄想少女』(2005年)で劇場映画監督デビューを果たし、SFや昭和特撮風の作品を得意とする荒木憲司。長野県長野市出身です。
主な監督作品は 『バトルキャッツ!』(2007)『あるひもりのなか』(2014)『2085年、恋愛消滅。』(2016)『炎の天狐 トチオンガーセブン』TVドラマ版(2017)『行け!あひるお姉さん』(2018)『俺は前世に恋をする』(2019)『スケバンくノ一』(2019)など。
越坂康史のプロフィール
Vシネマで多数のヒットを飛ばす越坂康史は1966年生まれ、東京都出身で日本大学芸術学部映画学科卒業。大学卒業後、東映系の映像プロダクションに入社。
2000年にフリーとなり、2009年には自身の会社を立ち上げ、監督・プロデューサーとして数多くの作品を生み出しています。
11年ぶりの自主製作映画『ストレンジデイズ』でゆうばり国際ファンタスティック映画祭2017シネガーアワードを受賞。
そのほかにも劇映画『ひとりだち』『スプリング☆デイズ』『グリーンデイズ』『プラネット・オブ・アメーバ』『days』シリーズ『ホームジャック』シリーズなどを手がけています。
真田幹也のプロフィール
真田幹也は演出家・蜷川幸雄氏の元で修行を積み、2006年文化庁「ndjc:若手映画作家育成プロジェクト」に選出され、『Life Cycles』を監督しました。
『道玄坂事変』にて第1回映画少年映画祭準グランプリ、『キスナナthe Final』にて高砂市観光協会長賞、『オオカミによろしく』にてちちぶ映画祭2014グランプリなどを受賞。
俳優として活躍する傍ら、駐車禁止違反制度をモチーフにした初長編監督作『ミドリムシの夢』が2019年11月16日から池袋シネマ・ロサで公開されます。
中村公彦のプロフィール
中村公彦は日本映画学校卒業後、スタッフを経て映画・Vシネマに多数出演しています。
函館港イルミナシオン映画祭第14回シナリオ大賞でオリジナル脚本『指先に咲いた花』が準グランプリを受賞してからは監督・脚本業に比重を移します。
監督作『スモーキング・エイリアンズ』ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2018ゆうばりチョイス部門選出、『101回目のベッド・イン』MOOSIC LAB 2015 審査員特別賞、脚本作『2085年、恋愛消滅。』第8回ラブストーリー映画祭特別賞。
喫煙者とエイリアンの闘いを描く『スモーキング・エイリアンズ』やバブル時代をモチーフにした『101回目のベッド・イン』など個性的な作風が持ち味です。
西村大樹のプロフィール
西村大樹は1974年東京生まれ。日本映画学校卒業後、東映動画三期演出研修生としてアニメ業界に入りました。
『美少女戦士セーラームーンSuper’s』などの演出助手を経て退社。ゲーム製作などに関わった後、テレビアニメ『アークザラッド』にて演出デビューしました。
その後『ガンダムSEED DESTINY』『NARUTO』『BORUTO』などのテレビアニメ、『公開便所』など多数のアニメ演出を手がけ今回念願の実写映画に初挑戦します。
細野辰興のプロフィール
映画監督、脚本家、劇作家、本映画大学教授の細野辰興。
今村プロダクション、ディレクターズ・カンパニーで助監督時代を過ごし、1991年監督デビュー。ジャンルに捉われず社会性のある骨太なエンターテイメント作品を発表しています。
代表作は『シャブ極道』(役所広司)、『竜二Forever』(高橋克典・香川照之)、『燃ゆるとき』(中井貴一)。
最新作『貌斬りKAOKIRI~戯曲【スタニスラフスキー探偵団】より』(草野康太・山田キヌヲ/木下ほうか)。
『シャブ極道』『竜二Forever』『貌斬りKAOKIRI~戯曲【スタニスラフスキー探偵団】より』など骨太なドラマを撮り続けています。
前田直樹のプロフィール
前田直樹はTV-CMの制作進行として、キャリアをスタートさせ、演出を志して渡英した際に監督した短編映画『Needlewood Antiques』をきっかけに、商業監督デビュー。
監督作は、小津安二郎記念蓼科高原映画祭2008 グランプリ、その他にも国内外の国際映画祭にて入賞・入選多数。
日本語&英語のバイリンガルディレクターとしてTV番組やCMなどを手がけ2020年には新作『マリッジカウンセラー(仮)』の撮影を控えています。
映画『おっさんず・ぶるーす』のクラウドファンディング
本企画の製作資金のため300万円を目標とするクラウドファンディングで寄付を募っています。
クラウドファンディング概要
【目標金額】
300万円
※300万円を集めることを目標とし、目標額に達しない場合は返金され、企画も消滅される企画です。
【期間】
2019年11月16日(土)開始・2020年1月14日(火) 23時59分終了
【特典】
試写会へのご招待、エンドロールへのお名前掲載、限定版DVD、Tシャツ、サイン入り台本など多数の特典が用意されています。
※詳細・寄付につきましては映画『おっさんず・ぶるーす』クラウドファンディングサイトをご覧ください。
映画『おっさんず・ぶるーす』の作品情報
【完成予定】
2020年夏
【監督】
荒木憲司、越坂康史、真田幹也、中村公彦、西村大樹、細野辰興、前田直樹
【作品尺】
1本あたり10~18分とし、トータル120分以内のオムニバス映画にまとめる予定
【共通テーマ】
今のおっさん世代が抱えている「違和感」
映画『おっさんず・ぶるーす』のあらすじ
現在、各自脚本を執筆中の『おっさんず・ぶるーす』のあらすじをご紹介します。
製作過程でストーリーは多少変わる場合がございます。
荒木憲司監督作品『全く最近のおやじモンときたら…』(仮題)
ロックやアイドル、特撮やアニメなど、昔は少年・少女のものだったものに興じる50歳の大人など今や珍しくない時代になりました。
年齢と内面のズレは人類の危機か?進歩か?それが地球外知的生命体が仕掛けた実験だったとしたら…。
図解イラストや特撮をインサートして、科学教育映画風のタッチで描く野心作。
越坂康史監督作品『トイレのおじさん』
事故で死んでしまった52歳の私。目覚めたら会社の女子トイレの便座になっていました。
最初は女子社員に座られることに変態的な喜びを感じていたが、彼女たちが自分のことを「セクハラおやじだった」と噂しているのを聞いてショックを受けます。
乱歩の「人間椅子」のような妄想エロスファンタジーで、おっさんの悲哀を描きます。
真田幹也監督作品『オファーを待ちながら』(仮題)
50歳を過ぎても夢を追っている、売れない舞台役者のユタカ。人生の一発逆転を狙った一人芝居で、まさかの台詞を忘れてしまいます。
一世一代の大勝負に出るユタカでしたが…。
頑張れば頑張るほど、周りから痛く見えてしまうおっさん。すべての売れない表現者に捧げる応援歌です。
中村公彦監督作品『カリスマハウス』(仮題)
平凡な勤め人・衣笠。家庭では存在感が薄く、妻や息子との会話が少なくなっていました。
ある日、家の庭で見知らぬ若者が変死する現場に出くわします。実は、その若者はカリスマ的な人気を持つミュージシャンでした。
彼の死を悼むファンが続々と衣笠の家を訪れるようになり、ファンたちと交流することによって衣笠も変化していき…。
西村大樹監督作品『たそがれのあと』(仮題)
純文学の作家を目指していた石野は、遅咲きの作家としてデビューしたが、出版不況により仕事が激減。
支えてくれていた妻は別居を申し出ました。ある日、石野の作品を読んだという若い編集者・芦塚が訪ねてきます。
そして、ライトノベルへの転向を勧めました。夢や理想の中で揉まれる葛藤を、作家性と経済的な問題の中で悩む作家の姿を通して描きます。
細野辰興監督作品『Gender』(仮題)
二人の中間管理職の男女が、会社が「年齢ではなく“おじさん”に該当する人の退職を促している」という噂を耳にします。
女は「女おじさん」にならないように動き出すが、男はどうしていいかわかりません。
目先のこと以外には無関心で愚かな日本人を「おじさん」と云う言葉をメタファーに炙り出し、嗤うドラマとして描きます。
前田直樹監督作品『窓際からのダイブ』(仮題)
喫茶店で「おっさんレンタル」ビジネスを目撃した阪口繁。会社でも家庭でも窓際族の自分にも「他人のためにできる事があるのかも?」と「おっさんレンタル」をすることにしましたが…。
いまや窓際でゆっくりと余生も過ごせない時代。
新しい事への一歩を踏み出すことに臆病になったおっさんのチャレンジ物語です。
まとめ
参考:映画『おっさんず・ぶるーす』公式ツイッター
遂に始まりました!
7人の40over監督がおっさん俳優を主演に据えて撮るオムニバス映画
『おっさんず・ぶるーす』(仮)クラウドファンディング開始です。期間内に目標達成しなければ企画消滅!
返金いたします。作品概要やリターンをご確認の上、ぜひご検討ください。https://t.co/yvGcJlWKAz
— 映画『おっさんず・ぶるーす』(仮) (@OssansBlues) November 15, 2019
300万集まらなかったら企画消滅!おっさんの300万チャレンジ企画!
7人のおっさん監督がそれぞれ主演におっさん俳優を据え、21世紀に生きるおっさんたちを描くオムニバス映画『おっさんず・ぶるーす』(仮題)を撮ります。
目標金額を達成してはじめて製作がスタートします。
製作スケジュールは2020年5月末までに撮影を終わらせた後、編集作業にとりかかり、2020年夏までに本編を完成予定の映画『おっさんず・ぶるーす』。
どうぞご支援よろしくお願いします。