リビングルームシアターに新たに9タイトルが追加!
Covid-19対策として、映画館との共生を理念に5月23日に開設されたオンラインシアター「リビングルームシアター」に、新たに映画配給会社シネマエンジェルとsimple+が参入することになりました。
その第一弾として2020年7月17日より9タイトルが順次配信開始されます。
西島秀俊・小林薫主演の問題作『休暇』から、カンヌ審査員特別賞・カメラドール受賞作まで、幅広いジャンルの作品をお届けします。
リビングルームシアター新ラインナップ紹介
動画:門井肇監督作『休暇』 (2008)
追加配信作品のラインナップをご紹介します。
注目は、西島秀俊・小林薫主演、門井肇監督による死刑囚と死刑執行人の視点で死刑制度に真正面から切り込んだ問題作『休暇』。
また、知人の依頼で見ず知らずのシングルマザーと乳飲み子をパラグアイからブエノスアイレスまで送り届けることになる、寡黙な男の心理的変化を静かなタッチで描いたカンヌ・カメラドール受賞のロードムービー『アカシアの通る道』も見逃せません。
そして、冷徹な金貸し業の男が自宅に赤ん坊が置き去りにされていたことをきっかけに母親探しを始める内に自身の非人間性に気づかされることになるというカンヌある視点部門審査員賞受賞のコメディ映画『10月の奇跡』など、作品的に高い評価を受けながら脚光を浴びることの少なかった作品や劇場未公開のままに終わってしまった作品が中心となったラインナップです。
これらのタイトルはリビングルームシアター内のアーカイブカテゴリー《シネマテーク》セクションでの配信となります。
リビングルームシアター新ラインナップ配信日
画像:栗山富夫監督作『ホーム・スイートホーム2 日傘の来た道』(2003)
7月17日(金)11:00AM配信開始
・『休暇』 (2008)
監督:門井肇/キャスト:西島秀俊、小林薫
・『ホーム・スイートホーム』(2000)
監督:栗山富夫/キャスト:神山繁、酒井美紀、小林稔侍、風吹ジュン
・『ホーム・スイートホーム2 日傘の来た道』 (2003)
監督:栗山富夫/キャスト:柴田恭兵、財津一郎、石田えり
・『ドラゴン・ガール』(2014)
監督:テ・カルマディン/キャスト:リヤーナ・ヤス
・『監禁調教』 (2011)
監督:ナサニエル・ウォッシュ/キャスト:ノエル・デュボワ
7月24日(金)11:00AM配信開始
動画:デヴィッド・ロバート・ミッチェル監督作『アメリカン・スリープオーバー』 (2010)
・『アメリカン・スリープオーバー』(2010)
監督:デヴィッド・ロバート・ミッチェル/キャスト:クレア・スロマ
・『10月の奇跡』(2010)
監督:ダニエル・ペガ・ビダル、ディエゴ・ベガ・ビダル/キャスト:ブルーノ・オダール
・『アカシアの通る道』 (2012)
監督:パブロ・ジョルジェーリ/キャスト:ヘルマン・デ・シルバ
・『世界で一番ゴッホを描いた男』(2016)
監督:ユイ・ハイボー、キキ・ティンチー・ユイ
まとめ
動画:ビー・ガン監督作『凱里ブルース』(2020)
リビングルームシアター内に開設された《架空映画館》にて配信中のビー・ガン監督作『凱里ブルース』は、2020年8月2日までの配信が決定しました。
一方、劇場公開からまもない作品を紹介する《プレミアロードショー》セクションで公開中だった角田龍一監督の『血筋』は、売上が好調なことから、 《架空映画館》セクションでの公開に切り替わることに。
なお、リビングルームシアターでは作品の供給元を広く求めており、今後も多方面からの参加を積極的に呼びかけていく予定。同サイト上でのリクエストも受け付けているそうです。
見逃してしまった作品や、もう一度見たい作品、そして映画館の休館により見られなかった新作まで、さまざまなラインナップが揃ったリビングルームシアターを、ぜひ覗いてみてくださいね。
『リビングルームシアター』はこちらからお入りいただけます。