Cinemarche

映画感想レビュー&考察サイト

新作映画ニュース

Entry 2020/05/14
Update

映画『君が世界のはじまり』あらすじ。キャストの松本穂香や金子大地らネクストブレイク俳優集結の特報動画紹介!

  • Writer :
  • 石井夏子

原作・監督:ふくだももこ×脚本:向井康介×主演:松本穂香。
ブルーハーツの名曲が劇中歌に!

ふくだももこ監督最新作、映画『君が世界のはじまり』が松本穂香を主演に迎え、2020年夏に全国公開されます。

(C)2020『君が世界のはじまり』製作委員会

この度、本作の特報映像が解禁。追加キャストである中田青渚、片山友希、金子大地ら一人一人にフォーカスを当てたキャラクターイメージクリップが到着しました。

また、ネクストブレイク必至の彼らがブルーハーツの『人にやさしく』を本編劇中で披露することも明かされました。

映画『君が世界のはじまり』について

動画:金子大地が演じる伊尾のイメージクリップ

2016年に短編小説『えん』で第40回すばる文学賞佳作を受賞し、2019年には『おいしい家族』で長編劇映画監督デビューを果たしたふくだ監督。2020 年には舞台の作・演出も手掛け、もはやジャンルのボーダーラインを軽々と飛び越え、新時代の先頭に立つカルチャーアイコンの一人となりつつあります。

そんなふくだ監督の原点である2本の短編小説『えん』と『ブルーハーツを聴いた夜、君とキスしてさようなら』を再構築し、1本の映画にするというプロジェクトが実現し、本作『君が世界のはじまり』が完成しました。

ふくだ監督にとっての「特別な物語」を託した脚本家は、『リンダリンダリンダ』、『もらとりあむタマ子』、『愚行録』など、その時代に傑出する話題作を手掛けてきた鬼才・向井康介

「40歳を越えて、もう青春映画を書くことはないと決めていた」と語る円熟の脚本家が、ふくだ監督の言葉のひとつひとつに突き動かされ、青い春のその瞬間にしか存在しないヒリヒリするようなエネルギーを新たなストーリーに結実させました。

映画『君が世界のはじまり』のキャスト紹介

動画:中田青渚が演じる琴子のイメージクリップ

主演には、『おいしい家族』(2019)以来、ふくだ監督と二度目のタッグとなる松本穂香を迎え、魂を焦がす青春映画の新たな傑作が、青春映画がここに誕生しました。

松本演じる主人公・えんの幼なじみである琴子を演じるのは、本作以外にも今泉力哉監督作『街の上で』の公開が控える中田青渚

母親が家を出ていき父親に鬱屈とした思いを抱える純には、連続ドラマ『セトウツミ』でハツ美役を演じたほか、映画『ここは退屈迎えに来て』など話題作へ多数出演してきた片山友希

東京からの転校生で純と関係を持つ伊尾に、ドラマ『おっさんずラブ』のハイテンションな新入社員マロ役としても話題の金子大地

動画:甲斐翔真が演じる岡田のイメージクリップ

琴子に密かに思いを寄せる岡田に、映画『シグナル 100』や舞台『デスノート THE MUSICAL』への出演に加え、「仮面ライダー」シリーズでも人気の甲斐翔真

そして、これまで彼氏はいても恋をしたことがなかった琴子が一目惚れする相手・ナリヒラには、いま注目を集めているロックバンド・NITRODAYのVo & Gtを担当し、本作で演技に初挑戦した小室(おむろ)ぺい

ネクストブレイク必至な彼らが、まさに、等身大の魅力で紡ぎ出した、魂を焦がす青春映画の新たなマスターピースを作り上げました。

映画『君が世界のはじまり』の特報予告

この度、本作の特報映像が解禁されました。

特報映像では、寂れゆく町で燻る高校生たちの、気怠く、淡く、痛いほど危うく儚い青春の一瞬が切り取られています。

映画『君が世界のはじまり』のイメージクリップ

動画:片山友希が演じる純のイメージクリップ

さらに、さらに合わせて公開されたイメージクリップは、彼ら一人一人の思いにフォーカスした、象徴的な映像になっています。

映画『君が世界のはじまり』の作品情報

(C)2020『君が世界のはじまり』製作委員会

【日本公開】
2020年(日本映画)

【原作・監督】
ふくだももこ 『えん』『ブルーハーツを聴いた夜、君とキスしてさようなら』

【脚本】
向井康介

【キャスト】
松本穂香、中田青渚、片山友希、金子大地、甲斐翔真、小室ぺい、板橋駿谷、山中崇、正木佐和、森下能幸、江口のりこ、古舘寛治

映画『君が世界のはじまり』のあらすじ

(C)2020『君が世界のはじまり』製作委員会

大阪の端っこのとある町。深夜の住宅地で、中年の男が殺害。犯人は高校生でした。

この町の高校2年生のえん(松本穂香)は、彼氏をころころ変える親友の琴子(中田青渚)と退屈な日々を送っていましたが、琴子がサッカー部のナリヒラ君(小室ぺい)に一目惚れしたことで、二人は徐々にすれ違うように。

同じ高校に通う純(片山友希)は、母が家を出ていったことを無視し続ける父親に何も言えぬまま、放課後はショッピングモールで時間をつぶしていました。

ブルーハーツを聴きながらふと通りかかった屋上で、東京から転校してきた伊尾(金子大地)と会い、求めるものもわからぬまま体を重ねるようになります。

偶然ナリヒラ君の秘密を知るえん。急接近した二人を見て見ぬふりをする琴子。琴子に思いを寄せる、サッカー部キャプテンの岡田(甲斐翔真)。思いの捌け口を見つけられない純。田舎に閉じ込められた自分と義母を重ねる伊尾。

変わらない町―。

そんなある朝、父親殺しの犯人が逮捕され…。

まとめ

動画:小室ぺいが演じるナリヒラのイメージクリップ

郊外の気怠い空気とそれぞれの感情が混じり合い、物語は疾走していきます。

世代を超えて愛される名曲ブルーハーツの『人にやさしく』が、少年少女たちの言葉に出来ない心の叫びを、切なく熱く観る者の胸の奥に届けることでしょう。

キャストの瑞々しさが、ふくだ監督の温めてきた物語の中で弾けます

映画『君が世界のはじまり』は2020年夏、テアトル新宿ほかにて全国ロードショーです。






関連記事

新作映画ニュース

韓国映画『EXIT』の日本公開情報。ユナとチョ・ジョンソクが超高層ビルに登り走る予告解禁!

韓国で940万人を動員した大ヒットサバイバル・パニック映画が早くも上陸します。 2019年夏に韓国で公開され、940万人以上の動員を突破したサバイバル・パニック映画『EXIT』。 ⓒ 2019 CJ …

新作映画ニュース

『辰巳』あらすじ/公開日/上映館。映画監督 小路紘史作品の5種キャラビジュアル&過激な描写が収められた新予告編解禁!

『ケンとカズ』から8年。小路紘史監督、待望の最新作! 2016年に公開された『ケンとカズ』から8年、多くの映画ファンの度肝を抜いた小路紘史監督、待望の最新作『辰巳』(たつみ)が、2024年4月20日( …

新作映画ニュース

『もうひとつのことば』あらすじ/キャスト/公開日/上映館。菊池真琴&藤田晃輔ラブコメは英語×日本語が織りなす“自粛の夏”の物語

自粛の夏。 英語と日本語が織りなす、《二ヶ国語》ラブコメディ! 映画『もうひとつのことば』はコロナ禍で東京オリンピックが延期となった2020年の夏を舞台に、「日本語」と「英語」という二つの言語が行き交 …

新作映画ニュース

ギャスパーノエ映画『ルクス・エテルナ 永遠の光』あらすじ/キャスト/公開日/予告動画。おすすめの新作はのむコレで上映!

ようこそ、混沌と狂気の撮影現場へ。 衝撃の問題作が遂に公開。 SAINT LAURENT presentsの、ギャスパー・ノエ監督最新作『LUX ATERNA(原題)』。 (C)2020 SAINT …

新作映画ニュース

辻美優(elfin’)映画『セカイイチオイシイ水~マロンパティの涙』あらすじとキャスト。実話のフィリピンの精水事情を描く

国境を越え、過去を乗り越えた友情の絆「フィリピン水道建設プロジェクト」。 感動の実話を映画化! 日本とフィリピン両国のボランティア達の献身により、戦争の傷を乗り越え9年もの歳月を費やし完成した、フィリ …

【坂井真紀インタビュー】ドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』女優という役の“描かれない部分”を想像し“元気”を届ける仕事
【川添野愛インタビュー】映画『忌怪島/きかいじま』
【光石研インタビュー】映画『逃げきれた夢』
映画『ベイビーわるきゅーれ2ベイビー』伊澤彩織インタビュー
映画『Sin Clock』窪塚洋介×牧賢治監督インタビュー
映画『レッドシューズ』朝比奈彩インタビュー
映画『あつい胸さわぎ』吉田美月喜インタビュー
映画『ONE PIECE FILM RED』谷口悟朗監督インタビュー
『シン・仮面ライダー』コラム / 仮面の男の名はシン
【連載コラム】光の国からシンは来る?
【連載コラム】NETFLIXおすすめ作品特集
【連載コラム】U-NEXT B級映画 ザ・虎の穴
星野しげみ『映画という星空を知るひとよ』
編集長、河合のび。
映画『ベイビーわるきゅーれ』髙石あかりインタビュー
【草彅剛×水川あさみインタビュー】映画『ミッドナイトスワン』服部樹咲演じる一果を巡るふたりの“母”の対決
永瀬正敏×水原希子インタビュー|映画『Malu夢路』現在と過去日本とマレーシアなど境界が曖昧な世界へ身を委ねる
【イッセー尾形インタビュー】映画『漫画誕生』役者として“言葉にはできないモノ”を見せる
【広末涼子インタビュー】映画『太陽の家』母親役を通して得た“理想の家族”とは
【柄本明インタビュー】映画『ある船頭の話』百戦錬磨の役者が語る“宿命”と撮影現場の魅力
日本映画大学