Cinemarche

映画感想レビュー&考察サイト

新作映画ニュース

Entry 2020/08/04
Update

映画『海辺の彼女たち』あらすじ/キャスト。藤元明緒の新作がサンセバスチャン映画祭新人監督部門に選出!

  • Writer :
  • 石井夏子

日本・ベトナム国際共同製作映画『海辺の彼女たち』(藤元明緒監督)が
第68回サンセバスチャン国際映画祭 新人監督部門に選出!!

2021年に公開が予定されている、藤元明緒監督の最新作『海辺の彼女たち』(英題:Along the Sea)。

(C)2020 E.x.N K.K.

この度、本作『海辺の彼女たち』が、2020年9月18日~26日にスペイン・バスク地方で開催される第68回サンセバスチャン映画祭の新人監督部門に選出されました。※スペイン現地時間8月4日発表。

あわせて、ティザービジュアル、海外用のポスタービジュアルが解禁となります。

スポンサーリンク

サンセバスチャン映画祭とは?

サンセバスチャン映画祭 (スペイン語: Festival Internacional de cine de Donostia-San Sebastián、バスク語: Donostiako Nazioarteko Zinemaldia) は、1953年の開幕から今年で68回目を迎える、カンヌ、ベルリン、ヴェネチアに次いで重要とされる映画祭です。

スペイン北東部の都市サン・セバスティアンで毎年9月に開催されています。

サン・セバスティアンは北大西洋に面した人口約20万人の港町であり、スペインを代表する観光地としても知られています。年間を通して音楽や演劇、映画など様々な文化イベントが開催されており、2016年に欧州文化首都に指定されました。

国際映画製作者連盟公認のコンペティション形式の映画祭であり、各部門の優秀作品には賞や賞金が贈られ、毎年の上映数は約200作品、来場者数は約20万人を記録しています。

今回の映画祭では、メインコンペティション部門にて、日本からは河瀨直美監督『朝が来る』と佐藤快磨監督『泣く子はいねぇが』の出品が発表されています。

この度、映画祭よりラインナップが公式発表され、日本・ベトナム国際共同製作映画『海辺の彼女たち』が、新人監督部門に選出されたことが開示
されました。

映画『海辺の彼女たち』について

参考:藤元明緒初監督作『僕の帰る場所』(2017)

藤元明緒監督の2作目となる本作『海辺の彼女たち』では、より良い生活を求めて来日したベトナム人女性労働者たちの苦悩と葛藤が描かれています。

藤元明緒監督の初監督作は、2018年に劇場公開された日本・ミャンマー合作映画『僕の帰る場所』(2017)。

日本とミャンマー両国で引き裂かれる在日ミャンマー人家族の実話を描き、2017年第30回東京国際映画祭「アジアの未来」部門にてグランプリを獲得。その後、国内外の評価を受け、5つの国際的な賞を受賞、33の映画祭にて上映されました。

本作では、藤元監督と前作の制作チームが再び結集し、前作に引き続き日本に住む移民に焦点を当て、当事者やその関係者たちに入念な取材を行い、監督はオリジナルの脚本を執筆

2020年2月、青森県・外ヶ浜町にて1ヶ月間の撮影が行われ、2021年に公開を予定しています。

スポンサーリンク

藤元明緒監督のコメント

参考:藤元明緒監督のTwitter

4年前、地方に住むとある外国人技能実習生の女性からインターネットを通じてSOSを受けました。彼女は早朝から深夜まで休みもなく働く過酷な生活を送っていたそうです。私は力になりたいと幾度か連絡を取り合いましたが、「東京に行く」という言葉を最後に、突然連絡が途絶えてしまいました。その後どう過ごしているのか。不法滞在者となり危険な目にあってはいないだろうか。それからずっと頭から離れず、彼女の姿を追うように、故郷から遠く離れた場所でいつ捕まるかも分からない生活を送る女性達を取材し、この物語を書き始めました。今回、世界中の人々が集う映画祭という場で、”彼女たち”の声が届くことを願っています。

映画『海辺の彼女たち』の作品情報

(C)2020 E.x.N K.K.

【日本公開】
2021年(日本・ベトナム合作映画)

【英題】
Along the Sea

【脚本・監督・編集】
藤元明緒

【キャスト】
ホアン・フォン、フィン・トゥエ・アン、クィン・ニュー

スポンサーリンク

映画『海辺の彼女たち』のあらすじ

技能実習生として来日した三人の若いベトナム人女性。

不当な扱いを受けた職場から逃れ違法な存在となった彼女たちは、ブローカーを頼りに新たな職を求めて雪降る港町に辿り着き…。

まとめ

サンセバスチャン映画祭新人監督部門(New Directors Section)は1985年(第33回)に創設されました。監督作が2作目までの監督が賞を競いあうコンペティション部門です。

同部門の過去出品作は、高橋陽一郎監督『水の中の八月』(1998)、濱口竜介監督『PASSION』(2008)、砂田麻美監督『エンディングノート』(2011)、奥山大史監督『僕はイエス様が嫌い』(2018)、土井康一監督『よあけの焚き火』(2019)。

次いで、藤元明緒監督『海辺の彼女たち』は、6人目の日本人監督のノミネートです。

映画『海辺の彼女たち』は2021年の公開を予定しています。




関連記事

新作映画ニュース

映画『弟とアンドロイドと僕』あらすじ/キャスト/公開日/上映館。阪本順治監督新作は原作なしで“自身の内面”に向き合うオリジナル作品!

阪本順治監督×豊川悦司主演映画日本公開決定&ポスタービジュアル解禁! さまざまな視座から人間を描き続けてきた阪本順治監督が、豊川悦司を主演に迎え、自身の内面にとことん向き合った完全オリジナル脚本の最新 …

新作映画ニュース

映画『マックイーン:モードの反逆者』天才ファッションデザイナーの生涯に迫るドキュメンタリー

ファッション界の反逆児と呼ばれたアレキサンダー・マックイーン。 恋をするように服を作り、命まで捧げた、ドラマより劇的な人生に迫るドキュメンタリー映画『マックイーン:モードの反逆者』は4月5日(金)より …

新作映画ニュース

大人の恋愛映画『パリ、嘘つきな恋』あらすじ。日本公開日と上映劇場の決定!

映画『パリ、嘘つきな恋』は2019年5月24日(金)から新宿ピカデリーほかで全国公開。 とんでもない嘘から最高の恋が始まる⁈ 本国フランスで動員200万人超えたヒット作品『パリ、嘘つきな恋』。 フラン …

新作映画ニュース

映画『異端の鳥』あらすじ/キャスト/公開日/特報予告編。原作本はホロコーストの本質を描いた発禁の書

第76回ヴェネツィア国際映画祭ユニセフ賞受賞。 第92回アカデミー賞チェコ代表作品。 ホロコーストの本質に迫る、美しくも残酷な異端の問題作が日本に上陸します。 2019年のヴェネツィア国際映画祭におい …

新作映画ニュース

イーサンホークおすすめ映画『ストックホルム・ケース』予告動画/上映館。ボブディランの名曲がストーリーを加速させる!

世界が驚愕した銀行強盗事件の結末とは? ボブ・ディランの名曲と共にスリリングに描きだす予告編解禁。 イーサン・ホーク×『ブルーに生まれついて』ロバート・バドロー監督との再タッグで話題となっている『スト …

U-NEXT
CINEMA DISCOVERIES【シネマディスカバリーズ】
【連載コラム】NETFLIXおすすめ作品特集
【連載コラム】U-NEXT B級映画 ザ・虎の穴
【連載コラム】光の国からシンは来る?
映画『哀愁しんでれら』2021年2月5日(金)より全国公開
映画『写真の女』
【草彅剛×水川あさみインタビュー】映画『ミッドナイトスワン』服部樹咲演じる一果を巡るふたりの“母”の対決
永瀬正敏×水原希子インタビュー|映画『Malu夢路』現在と過去日本とマレーシアなど境界が曖昧な世界へ身を委ねる
【KREVAインタビュー】映画『461個のおべんとう』井ノ原快彦の“自然体”の意味と歌詞を紡ぎ続ける“漁師”の話
【玉城ティナ インタビュー】ドラマ『そして、ユリコは一人になった』女優として“自己の表現”への正解を探し続ける
【ビー・ガン監督インタビュー】映画『ロングデイズ・ジャーニー』芸術が追い求める“永遠なるもの”を表現するために
オリヴィエ・アサイヤス監督インタビュー|映画『冬時間のパリ』『HHH候孝賢』“立ち位置”を問われる現代だからこそ“映画”を撮り続ける
【べーナズ・ジャファリ インタビュー】映画『ある女優の不在』イランにおける女性の現実の中でも“希望”を絶やさない
【イッセー尾形インタビュー】映画『漫画誕生』役者として“言葉にはできないモノ”を見せる
【広末涼子インタビュー】映画『太陽の家』母親役を通して得た“理想の家族”とは
アーロン・クォックインタビュー|映画最新作『プロジェクト・グーテンベルク』『ファストフード店の住人たち』では“見たことのないアーロン”を演じる
【柄本明インタビュー】映画『ある船頭の話』百戦錬磨の役者が語る“宿命”と撮影現場の魅力
【平田満インタビュー】映画『五億円のじんせい』名バイプレイヤーが語る「嘘と役者」についての事柄
【白石和彌監督インタビュー】香取慎吾だからこそ『凪待ち』という被災者へのレクイエムを託せた
【Cinemarche独占・多部未華子インタビュー】映画『多十郎殉愛記』のヒロイン役や舞台俳優としても活躍する女優の素顔に迫る
日本映画大学