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Entry 2019/06/02
Update

文晟豪(ムン・ソンホ)と望月歩のコメント公開!映画『五億円のじんせい』場面写真解禁も

  • Writer :
  • 石井夏子

GYAO+Amuse映画製作オーディション企画NEW CINEMA PROJECT第一回グランプリ作品!

文晟豪(ムン・ソンホ)監督が望月歩を主演に迎え、“命の価値”を問う映画『五億円のじんせい』が、2019年7月20日(土)よりユーロスペースほかにて全国順次公開されます。

GYAO とアミューズがオーディションによりオリジナル映画を作るプロジェクト「NEW CINEMA PROJECT」。

約400本の中から見事グランプリを受賞した脚本の蛭田直美と文晟豪(ムン・ソンホ)監督のコンビによる本作の、場面写真一挙解禁。

また、闇バイトに四苦八苦する、史上最高に“ラブリー”な主人公を演じた望月歩と、文晟豪監督のコメントが到着しましたのでご紹介します。

映画『五億円のじんせい』主演・望月歩コメント

©2019 『五億円のじんせい』NEW CINEMA PROJECT

主人公に抜擢されたのは、撮影時に役柄同様、高校3年生だった望月歩です。

映画『ソロモンの偽証』(2015)やドラマ『3年A組-今から皆さんは、人質です-』(2019)などに出演し、着実に経験を積んでいる若手実力派の彼にとって、本作が初主演作となりました。

望月歩は、初主演への心構えと、監督への信頼を以下のように述べました。

「(初めての主演は)楽しさとプレッシャーの両方がありました。監督とは自分の考えを話して、質問して、監督の考えを聞いて一緒に役を作っていきました。その中で印象的だった言葉は「ラブリー」です。「こう動いたらラブリーに見えるよね」みたいな。今まで「ラブリー」という言葉を口にしたことがなかったので照れくささもありつつ、「ラブリーとはこういうもの」というイメージもなかったので、監督の求める「ラブリー」を理解できた感じです。
監督はいつも楽しそうで、ワクワクが伝わってくるし、一緒に作っているなとすごく感じて、「この人の気持ちに応えたい」という気持ちになりました。本当の自分を出せていない人や、今の自分から変わりたいと思っている人が、望来の変化や成長を見て、勇気を持ってくれたらいいなと思います」

周囲の期待に応えようとする「いい子」の望来が、家出の中で、ホームレスや、工事現場、添い寝カフェ、死体清掃などの労働を経験し、今まで知らなかった世界を知ることで強くたくましく成長していく様子が描かれる本作。

監督と作り上げて行った“ラブリー”な主人公、望来の姿を観たら、誰しも彼を応援したくなるはずです。


©2019 『五億円のじんせい』NEW CINEMA PROJECT

映画『五億円のじんせい』監督・文晟豪のコメント

©2019 『五億円のじんせい』NEW CINEMA PROJECT

コマーシャルやイベント映像などを演出をしながら同時に自主制作短編映画にも取り組み、国内の映画祭などのコンペディションで受賞歴のある文晟豪監督

本作の主人公に望月歩を抜擢した理由を以下のように語りました。

「高校生らしい危うさと瑞々しさを持った人を!同年代で役にシンパシーを感じてくれる人を!そんな人を探していました。望月歩さんにはそれがありました。とても魅力的な望月さんも、等身大ということを考えると、1年違えば巡り合っていなかったかもしれません。見事に演じきってくれた望月さんに感謝です」

望月歩が主人公と同じ、高校3年生だったからこそのリアリティと、等身大の魅力を絶賛した監督。

子どもと大人の境目にいる、揺れ動く主人公の心情を演じきった望月と、その微細な変化も逃さずに捉え続けた監督の演出力に期待が高まります。

©2019 『五億円のじんせい』NEW CINEMA PROJECT

映画『五億円のじんせい』作品情報

©2019 『五億円のじんせい』NEW CINEMA PROJECT

【日本公開】
2019年(日本映画)

【監督】
文晟豪(ムン・ソンホ)

【脚本】
蛭田直美

【主題歌】
ZAO「みらい」

【キャスト】
望月歩、山田杏奈、森岡龍、松尾諭、芦那すみれ、吉岡睦雄、兵頭功海、小林ひかり、水澤紳吾、諏訪太朗、江本純子、坂口涼太郎、平田満、西田尚美

【作品概要】
監督は短編映画『ミチずレ』(2014)の文晟豪(ムン・ソンホ)。

脚本は『女の機嫌の直し方』(2019)の蛭田直美です。

映画『ソロモンの偽証』(2015)やドラマ『3年A組-今から皆さんは、人質です-』(2019)などに出演し、着実に経験を積んでいる若手実力派俳優の望月歩が本作で映画初主演し、“五億稼がなければならない”主人公を瑞々しく演じました。

物語のキーパーソンを演じるのは映画『ミスミソウ』(2018)の主演が印象深い山田杏奈。

サブキャストには山田杏奈、兵頭功海、小林ひかりのほか、西田尚美、森岡龍、平田満、松尾諭、水澤紳吾、芦名すみれ、諏訪太郎ら実力派が勢ぞろいしました。

映画『五億円のじんせい』あらすじ

©2019 『五億円のじんせい』NEW CINEMA PROJECT

幼い頃に、善意の募金五億円により心臓手術に成功し、命を救われた少年、高月望来。

健康に成長し17歳になった望来は、五億円にふさわしい自分であろうとして周囲からの期待を引き受け、マスコミに晒される、窮屈な青春を送っていました。

ある日、とある出来事をきっかけにSNSで自殺を宣言したところ、見知らぬアカウントから「死ぬなら五億円返してから死ね」というメッセージが届きます。

夏休み、家を飛び出し、五億円の“借金”を返して自由になるための旅に出る望来。

そして、様々な人と出会い、事件に巻き込まれながら、思わぬ発見が彼を待っていて…。


©2019 『五億円のじんせい』NEW CINEMA PROJECT

まとめ

©2019 『五億円のじんせい』NEW CINEMA PROJECT

かつて五億円の募金で命を救われた少年が、17歳の夏に見つけた、命の本当のねだん。死ぬために始めた闇バイトで、彼は生きることについて考え始めます。

その主人公を繊細かつ大胆に演じた望月歩と、あらゆる瞬間を瑞々しく画面に捉えた文晟豪監督。

フレッシュな監督・脚本家・そしてキャストが映画界に新たな息吹をもたらします

映画『五億円のじんせい』は2019年7月20日(土)よりユーロスペースほかにて全国順次公開です。

ご期待下さい。

©2019 『五億円のじんせい』NEW CINEMA PROJECT

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