Cinemarche

映画感想レビュー&考察サイト

新作映画ニュース

Entry 2021/04/16
Update

韓国映画『潜入(2006)』あらすじ/キャスト/上映館/公開日。ファン・ジョンミンおすすめ人気作が劇場ロードショー決定

  • Writer :
  • 石井夏子

ファン・ジョンミン主演の幻の名作がついに劇場公開!

『工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男』のファン・ジョンミン主演作『潜入』(原題:死生決断)。

(C) 2006 LittleBig Pictures All Rights Reserved.

長らく公開が待たれていた幻の名作『潜入』が、2021年6月18日(金)よりシネマート新宿、シネマート心斎橋ほかにて全国公開となります。

この度、本作の日本版ポスタービジュアルと予告編が解禁されました。

映画『潜入』について

(C) 2006 LittleBig Pictures All Rights Reserved.

キム・ヘス主演『国家が破産する日』などでも描かれた、1998年に韓国を襲ったIMF(国際通貨基金)経済危機。

本作は港湾都市の釜山を舞台に、かつての相棒を麻薬王に殺されたことから、麻薬一掃の使命に憑りつかれた刑事ト・ジングァン(ファン・ジョンミン)と、混沌極まる社会情勢を利用し更なる成り上がりを目論む麻薬ディーラー、イ・サンド(リュ・スンボム)の壮絶な攻防が描かれます。

『国際市場で会いましょう』『工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男』ほか、今や韓国映画界を代表する俳優ファン・ジョンミンと、『生き残るための3つの取引』『ベルリンファイル』ほか映画ファンから信頼の厚い個性派俳優リュ・スンボムの若き日の共演作です。

それぞれ百想芸術大賞(リュ・スンボム)、釜山映画評論家協会賞(ファン・ジョンミン)で主演男優賞を受賞する快挙を成し遂げました。

監督を務めたのは『GOGO70s』『ビッグマッチ』のチェ・ホ。

時代に翻弄された男達による、駆け引きにまみれた極上のクライムアクションについて、監督はこう語っています。

「1997年12月、IMFの経済危機は、韓国の大企業を崩壊させると同時に、政治や経済にも大きな影響を与え、新聞には自殺者のニュースが絶えませんでした。そんな中、第2の都市である釜山では麻薬の使用が急増し、売人が数百人単位で増えていったのです。私はこの社会的混乱をフィルムノワール風に描きたいと思いました。国中に溢れる腐敗と、社会に横たわる矛盾を描くためには、エネルギッシュな映画のスタイルが必要だと感じ、70年代の深作欣二監督の映画を参考にしました。縦横無尽なカメラと荒々しい音楽、そして境界線を無視し、全力疾走するキャラクターからは、特に影響を感じられると思います」

映画『潜入』日本版ポスタービジュアル

(C) 2006 LittleBig Pictures All Rights Reserved.

併せて日本版ポスタービジュアルが解禁

「悪いやつと、もっと悪いやつ!」の言葉が表す通り、タバコを片手に不敵な表情を浮かべるサンドと、銃口を向けられているにも関わらず薄笑いを浮かべるジングァン。

煮ても焼いても食えない、裏社会でもがく2人の男が行き着く先はどこなんでしょうか?

映画『潜入』の予告編

予告編では、「この沼の捕食者(ワニ)になる」と宣言するサンドと、自分が狂ったのは”あの男”のせいだと語る思いつめたジングァン

2人の人生が抜き差しならないレベルで交わった時、血が流れる―。

本編への期待が高まる映像です。

映画『潜入』の作品情報

【日本公開】
2021年(韓国映画)

【原題】
사생 결단(英題:Bloody Tie)

【監督】
チェ・ホ

【キャスト】
ファン・ジョンミン 、リュ・スンボム

映画『潜入』のあらすじ

(C) 2006 LittleBig Pictures All Rights Reserved.

1998年、韓国はアジアを襲ったIMFの経済危機に見舞われていました。

特に打撃を受けた港湾都市の釜山で、若く企業家肌の麻薬密売人サンド(リュ・スンボム)は、記録的な利益を上げていました。

釜山の麻薬刑事ジングァン(ファン・ジョンミン)は、4年前に相棒が悪名高い麻薬王チャン・チョルに殺されたことから、「釜山から麻薬を一掃する」というたった一つの目的のために行動。

サンドの弱みを握ったジングァンは、彼を密告者として麻薬組織のトップに潜入させ、一掃しようと考えます。

ですが、狡猾なサンドもまた、トを利用して競争相手を排除し、麻薬密売の頂点に立つチャンスだと目論んでいたんです。

しかし、中国に逃亡した麻薬王チャン・チョルが再び現れたことで、お互いを利用した賭けの危険性は高まり、街には血が流れ始め…。

まとめ

(C) 2006 LittleBig Pictures All Rights Reserved.

若き日のファン・ジョンミン主演名作がついに日本の劇場へやってきます。

映画『潜入』は、2021年6月18日(金)より、シネマート新宿、シネマート心斎橋他にて公開です。

関連記事

新作映画ニュース

『キック・ミー』佐藤佐吉×ゲイリー・ハギンズ監督来日記念トークショーがヒューマントラストシネマ渋谷・03/15公開初日に開催決定!

映画『キック・ミー 怒りのカンザス』は《未体験ゾーンの映画たち2024》において2024年3月15日(金)からヒューマントラストシネマ渋谷にて上映、また関西地域では3月19日(火)シネ・リーブル梅田で …

新作映画ニュース

中国映画『クライマーズ』あらすじ/キャスト/日本公開日。ジャッキー・チェンが実話の山岳アクションに挑む!

中国初の山岳アクション・アドベンチャー超大作。 ジャッキー・チェン×ウー・ジン×チャン・ツィイー×ツイ・ハークがエベレスト登頂に挑む、中国初の山岳アクション・アドベンチャー超大作『攀登者』(原題)。 …

新作映画ニュース

実在の判事ルース・ギンズバークの若き日を描いた映画『ビリーブ 未来への大逆転』予告映像解禁!

フェリシティ・ジョーンズ主演映画『ビリーブ 未来への大逆転』 フェリシティ・ジョーンズ主演映画『ビリーブ 未来への大逆転』が2019年3月22日(金)TOHOシネマズ日比谷他全国公開されます。 公開に …

新作映画ニュース

【2020年3月6日〜3月7日公開】Cinemarcheおすすめ映画情報

あなたと映画の結び目。 チョッとだけツウ好みな映画WEBマガジン【Cinemarche:シネマルシェ】 (C)Cinemarche 映画感想レビュー&考察サイト「Cinemarche(シネマ …

新作映画ニュース

斎藤工映画『TOKYO TELEWORK FILM』が始動!監督最新作はテレワークを舞台にリモート撮影でクランクイン

齊藤工監督の最新オムニバス映画プロジェクトが始動。 映画業界の未来を鑑みて、いろいろな動きが広がる中、新たな企画がはじまりました。 (C)EAST FACTORY INC. 新型コロナウイルス対応の緊 …

【坂井真紀インタビュー】ドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』女優という役の“描かれない部分”を想像し“元気”を届ける仕事
【川添野愛インタビュー】映画『忌怪島/きかいじま』
【光石研インタビュー】映画『逃げきれた夢』
映画『ベイビーわるきゅーれ2ベイビー』伊澤彩織インタビュー
映画『Sin Clock』窪塚洋介×牧賢治監督インタビュー
映画『レッドシューズ』朝比奈彩インタビュー
映画『あつい胸さわぎ』吉田美月喜インタビュー
映画『ONE PIECE FILM RED』谷口悟朗監督インタビュー
『シン・仮面ライダー』コラム / 仮面の男の名はシン
【連載コラム】光の国からシンは来る?
【連載コラム】NETFLIXおすすめ作品特集
【連載コラム】U-NEXT B級映画 ザ・虎の穴
星野しげみ『映画という星空を知るひとよ』
編集長、河合のび。
映画『ベイビーわるきゅーれ』髙石あかりインタビュー
【草彅剛×水川あさみインタビュー】映画『ミッドナイトスワン』服部樹咲演じる一果を巡るふたりの“母”の対決
永瀬正敏×水原希子インタビュー|映画『Malu夢路』現在と過去日本とマレーシアなど境界が曖昧な世界へ身を委ねる
【イッセー尾形インタビュー】映画『漫画誕生』役者として“言葉にはできないモノ”を見せる
【広末涼子インタビュー】映画『太陽の家』母親役を通して得た“理想の家族”とは
【柄本明インタビュー】映画『ある船頭の話』百戦錬磨の役者が語る“宿命”と撮影現場の魅力
日本映画大学