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山口情報芸術センターYCAM【ビデオ・プリゼント】障害のある参加者に届けた映像制作技術がつまった作品をウェブサイトで公開!

  • Writer :
  • 星野しげみ

障害のある参加者に映像制作技術を届けるプログラム「ビデオ・プリゼント」
参加者が作成した短編映像作品を公開!

山口情報芸術センター[YCAM]では、障害のある参加者とその保護者や支援者へ、映像制作の技術を手渡すプログラム「ビデオ・プリゼント」の成果をインターネットで公開!

特設ウェブサイトで「ビデオ・プリゼント」の参加者が作成した12本の短編映像作品を公開中です。

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プログラム「ビデオ・プリゼント」について


参加者が映像を撮影している様子(撮影:谷康弘)

障害のある参加者、そしてその保護者や支援者へ、映像制作の技術を手渡すプログラム「ビデオ・プリゼント」。

「自分で映像を作りたい」と思っても、なかなか初めの一歩は踏み出せません。「ビデオ・プリゼント」はそんな人のために、
19世紀末に映像技術が世界で初めて登場した時の映像が持っていた特徴を参照しています。

自身が持っているスマートフォンやタブレット端末を使って、「身の回りにある何気ない風景」や、「ついつい注目してしまうものごと」を撮影。ごく簡単な編集を加えて、短編映像作品を作成しました。

プログラム「ビデオ・プリゼント」の成果

特設ウェブサイトで公開したのは、その成果物にあたる12本の短編映像作品です。

山口県の自然や動物の営みをありのままの姿で捉えた映像作品には、懐かしさや驚きを感じるものばかり……。

いずれも映画やテレビで見慣れた映像とはまた異なる、バラエティ豊かな視点が含まれています。

「ビデオ・プリゼント」は、障害のある参加者の映像制作のハードルを下げるプログラムです。

これで映像作品作りをすれば、参加者の自己表現や情報発信を保護者や支援者とともに可能にし、社会との接点の拡がり、映像技術の新たな可能性の発掘にも繋がります

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プログラム「ビデオ・プリゼント」活動内容

映像作りの参加者は最初に活動概要を聞きます。

約130年前に作られた最初期の映像を見て、その特徴について勉強し、その後に、映像を撮影するためのスマホやタブレットの使い方、これらを固定するための三脚の使い方を学びます。

実際の撮影は散歩しながら行います。時には遠出をしたり、想像してたものとは違った風景と出会ったら、そこから新たなテーマ見つけたりしながら、撮影が行われました

次には、撮影して撮りためた映像を、編集ソフトを使って編集。講師のサポートを受けながら、余計なシーンを削ったり、順序を入れ替えたりして、自分なりの映像作品へと仕上げていきます。

完成した映像作品を皆で鑑賞して、全体で確認します。

特設ウェブサイトについて


参加者が制作した短編映像T《宮野の樹》

「イマ、ココ」を発信できる、ビデオ技術を届けますとうたっている、「ビデオ・プリゼント」の特設ウェブサイト。

参加者の作成した12作品が載せられています。

・『水の旅』Fishin  
・『散歩』ヒロト  
・『宮野の樹』T    
・『車と自然』MR   
・『学校に通う仲間達』そうや  
・『犬視点』ダツゴク飯
・『冬の明け前』Kumo Ozora  
・『ねこのようす』ちひろ  
・『木と影と川』61Ren
・『自然と動物たち』然  
・『無題(初)』K.T  
・『雨の散歩』ワンダ

■特設ウェブサイト  https://video-present.tumblr.com/

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まとめ

山口情報芸術センター[YCAM]が贈る、映像作りの取り組みをご紹介しました。

障害のある参加者とその保護者や支援者へ、映像制作の技術を手渡すプログラム「ビデオ・プリゼント」の成果をインターネットで公開しています。

参加者の作品を観てみると、映画やテレビで見慣れた映像とはまた異なる視点が含まれているのに気がつきます。

「なんでここに注目したの?」「どうしてこれが気になったの!?」という思いに駆られることでしょう。

これらの作品からは、障害の有無に関わらず、どのような人にも、どこか懐かしいような共感できる映像や、思いもよらなかった驚きの映像が見つかるかもしれません。

プログラム「ビデオ・プリゼント」の特設ウェブサイト(https://video-present.tumblr.com/)で、斬新な感覚の映像を探してみてはいかがでしょうか

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