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Entry 2017/10/03
Update

映画『あと1センチの恋』あらすじネタバレと感想。ラスト結末も【大人のラブストーリーとして幼なじみとの12年間に渡るすれ違い】

  • Writer :
  • hrm22

リリー・コリンズ主演で幼なじみの男女の12年間にわたるすれ違いの恋愛模様

「P.S.アイラヴユー」の原作者であるセシリア・アハーンの小説「愛は虹の向こうに」を基に描く大人のラブストーリー。

“恋人以上、友達未満”の関係だけどお互いの気持ちはどこかでわかっているはず。お互い相手への思いを抱きつつ「好き」と言えずにすれ違ってしまった幼なじみのロージーとアレックス。

映画『あと1センチの恋』は、もどかしい思いに身を焦がすロージー役に『白雪姫と鏡の女王』のリリー・コリンズ。一方のアレックス役を演じたのは『スノーホワイト』のサム・フラクリンが演じています。

ロージーとアレックスの12年間にもおよぶ運命の結末は?

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1.映画『あと1センチの恋』作品情報


(C)2014 CONSTANTIN FILM PRODUKTION GMBH

【公開】
2014年(ドイツ・イギリス映画合作)

【原題】
Love,Poise

【監督】
クリスチャン・ディッター

【キャスト】
リリー・コリンズ、サム・フラクリン、クリスチャン・クック、スキ・ウォーターハウス

【作品概要】
セシリア・アハーンの小説『愛は虹の向こうに』を原作に、男女の12年間のすれ違いの恋模様を描くラブストーリー。

6歳から幼なじみのロージーとアレックス。そんな2人の夢はイギリスの田舎町を離れて、アメリカの大学へ進学すること。ある日を境にその夢を叶えることができなくなってしまったロージーはアレックスに嘘をつき始めてお互い別々の道へ進むことになる…。

『白雪姫と鏡の女王』のリリー・コリンズがロージー役務め、その恋人アレックス役を『スノーホワイト』のサム・クラフリンが演じています。

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2.映画『あと1センチの恋』のあらすじとネタバレ


(C)2014 CONSTANTIN FILM PRODUKTION GMBH

ロージーは幼馴染のアレックスが幼い頃からずっと好きでした。近くにいるのに好きという言葉が伝えられなくて、あえてそっけない態度をとってします。

それは、アレックスも同じ気持ちでした。

だが、アレックスは学校のマドンナ的存在のベサニーと付き合うことになるが、それがおもしろくないロージーは酔っぱらったいきおいでクラスの人気者グレッグと一夜を共にしてしまいます。

その日の夜、アレックスはロージーにアメリカの大学に一緒に進学しようと話をしました。アレックスは医者、ロージーはホテルの経営者になりたいいう夢がありました。

お互い、行きたい大学に合格します。

いつもと体調が違うので薬局に行くロージーは妊娠している事に気づきました。

ロージーは大学には行かずに出産を決意するがアレックスには知られたくないとロージーは嘘をつきます。

一緒に大学には行けないけど、必ず後から追いかけると約束をして、アレックスをアメリカに見送ります。

6歳の頃からいつも一緒だったのに初めての別れを味わいます。”恋人以上、友達未満”の関係だけどお互いの気持ちはどこかでわかっているはず…。

以下、赤文字・ピンク背景のエリアには『あと1センチの恋』ネタバレ・結末の記載がございます。『あと1センチの恋』をまだご覧になっていない方、ストーリーのラストを知りたくない方はご注意ください。

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ロージーは出産を決意したが、自分の夢は諦めたくないと子供を養子に出すことにします。

月日が経つにつれて徐々に大きくなるお腹、ついに出産の日を迎えます。

産まれてきたわが子を抱いたロージーは「ケイティ、かわいい子。約束する、いいママになるわ。」と養子に出すことを辞め、母親になる決心します。

子育ては楽ではなかったが両親の助けもかりて、めげずに一生懸命頑張っていました。

そんなある日、突然、家にアレックスが訪ねてきます。ついに、子供がいることがバレてしまう。

本当はずっと言いたかった事、毎日夜泣きに悩まされ、グレッグには妊娠したことを伝えたら逃げてしまったと全てをアレックスに話したロージー。

そんなアレックスはロージーにケイティの父親代わりをさせてほしいと言います。

いつの間にか月日が流れケイティは5歳になりました。

アレックスはボストンに帰ってからもケイティとロージーの事を遠くから支え続けます。そして、ロージーは夢へ近づくための第一歩としてホテルの掃除の仕事を始めます。

一方、アレックスは同棲中の彼女サリーと喧嘩ばかりの日々、ロージーに会いたくなり、「遊びにこないか?」と言い久しぶりに会うことにします。

朝まで遊び歩きロージーは「妊娠をしなければ私はここに住んでた。でも、ケイティを産んだことは後悔してないわ。あの子は私の宝物。あの子を見てるとあなたを思いだすの、あの子を愛しているからだと思う」と話します。

アレックスの家に行くと、彼女のサリーがいました。みんなで食事をしていると、サリーが妊娠していると告げられ驚くロージー。

アレックスと2人きりになり、なぜ呼んだのか?と言い合いになります。

さらには自分の事もケイティの事も否定するような言葉を言われ喧嘩したままロージーは帰ってしまいます。

家に帰りロージーはケイティの父親グレッグに手紙を送ると、娘に会いたいとグレッグが会いに来きました。

ロージーは自分にも娘にも家族が必要だと感じ、グレッグと結婚をします。

5年後が経ち…、ケイティは10歳。ロージーはいまだにホテルで働いています。

両親が旅行に行くので見送るが、父親が亡くなったと連絡が入ります。

後日、父親から亡くなる前に書いた手紙が届き、ロージーに夢を諦めないでほしいと書いてあります。

それをみたロージーは父親が残した遺産でホテルを建てる決心をしました。

そんな中、グレッグの浮気が発覚し、彼の荷物の整理をしていると一か所だけ鍵がかかっている引き出しがあります。

こじ開けると中にはアレックスからロージーにあてた手紙が入っていいました。

【ロージー、君はもっと愛されるべきだ。どんな時もそばで君を支え君を包み込める男から、ケイティに父親が必要なのはわかる、この話題はこれきりにするから。グレッグは君にふさわしくない、君を手放したのは怖かったからなんだ…今なら君を幸せにできる】

だが、この手紙を見たのが遅すぎました。

アレックスはべサニーと元サヤに戻り結婚することにしたのです。

結婚式に招待され、最初は戸惑ってたが親友に背中を押され、自分の気持ちをぶつけに行くことにします。

ロージーはスピーチをはじめます。

「人生のパートナーの選択は私たちにとってどんな決断より重要です。間違えれば絶望が待っています。ある朝、目覚めるとそのことに気づくんです。でも後戻りはできません。お互いそれを思い知ったわ…あなたの友情が私の人生を光り輝かせたわ暗闇でも照らし続けてくれた、その光をもらえた私は世界一幸せ、当たり前のようにあなたはそばにいてくれたわその価値に私は気づかなかったの。でも、これでよかった。本当に分かったの、あなたがどこにいて誰と何をしようとも私はいつだって心からあなたを愛してる」

アレックスとロージーは2人きりで話をします。

ロージーの18歳誕生日の日、テキーラを5杯飲んで記憶をなくす前、実はアレックスとロージーはキスをしていました。

その日を境に2人はすれ違い始めたしまったと気づきます。

時は流れ…、ロージーはずっと夢を見ていたホテルを経営しています。

するとそこにアレックスが現れ、荷物もすべておいてきた。奥さんとも別れたと告げます。

2人は海が見える部屋に行き、「ロージー、僕と一緒にダンスに行かないか?」。

彼女は答えます「やっと誘ってくれたわ」と2人は熱いキスを交わします。

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3.『あと1センチの恋』感想と評価


(C)2014 CONSTANTIN FILM PRODUKTION GMBH

女性でも男性でも共感したくなるような恋愛映画です。

最初はどんな恋愛映画なのかと思いましたが、見ていくうちに幼なじみのすれ違う恋心がなんとも言えなかったです。

それに、ロージーみたいな女性はすごいなと思いました。

10代で出産をし、子育てをしながら夢も叶えてしまう。子供がいても諦めなければ夢は叶うと元気づけられた気がします。

幼なじみの恋愛映画って普通じゃないの!?と思う気がしますが…

この映画は12年間、何をするにも一緒だった2人が離れてしまってもまた出会う運命なんだと気づかされます。

たった一言”好き”という言葉が言えないだけでこんなにも遠回りをするなんて…

でも、近くにいるからこそ伝えられないもどかしい気持ちが、大人になってからやっと伝えることができて本当によかったと感動しました。

まとめ


(C)2014 CONSTANTIN FILM PRODUKTION GMBH

ロージー役はリリー・コリンズ。彼女は女優だけでなくファッションリーダーとしても有名で注目の的になっています。

アレックス役はサム・クラフリン。彼は大作映画への出演が続き、若手俳優の中で注目を浴びています。

注目されている、若手女優と俳優が出演していてこのクオリティはとてもよかったです。

この作品の原作者は『P.S. アイラヴユー』を書いたセシリア・アハーンです。

『P.S.アイラヴユー』は小説でも映画でも大ヒットなった作品の一つでもあるので、これからまたどんな良い作品を生み出すのか楽しみです。

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