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映画『メイド・イン・ホンコン/香港製造』あらすじとキャスト【フルーツ・チャン監督】

  • Writer :
  • シネマルコヴィッチ

1997年に制作され日本公開が1999年にされた香港映画『メイド・イン・ホンコン/香港製造』。

本作の製作総指揮はアンディ・ラウがおこなっていて、2017年には新たにデジタル・リマスター版として、第30回東京国際映画祭ワールドフォーカス部門でも上映されました。

行き場を失った少年と少女の激して美しい姿を返還直前の香港のリアルな息遣いで描くも、スタイリッシュな青春としても観ることができるでしょう。

1.映画『メイド・イン・ホンコン/香港製造』の作品情報


(C)Teamwork Production House Ltd./Nicetop Independent Ltd.

【公開】
1999年(香港)
*2018年にデジタルリマスター版公開

【原題】
香港製造 Made in Hong Kong

【製作総指揮】
アンディ・ラウ

【脚本・監督】
フルーツ・チャン

【キャスト】
サム・リー、ネイキー・イム、ウェンダース・リー、エイミー・タム

【作品概要】
香港が中国に返還にされることに揺れる街中を舞台に、社会の底辺で生きる若者たちの姿を描いた青春映画。

日本では1999年に劇場公開。2018年3月に4Kレストア・デジタル・リマスター版でリバイバル公開。

2.フルーツ・チャン監督のプロフィール

フルーツ・チャンの(陳果)は、1959年4月15日に中国・広東省で生まれています。

1981年から香港フィルムカルチャーセンターで映画を学び、1984年にゴールデンハーべスト社に入社すると、助監督や製作コーディネーターを数多くの作品で務めます。

1991年の初監督作品『大閙廣昌隆/Finale in Blood(未公開)』にてデビューを果たします。

第2作目となる『メイド・イン・ホンコン/香港製造』は、はじめ一般公開のされる予定が立ちませんでした。

しかし海外のロカルノやナントなどといった国際映画祭での高評価が後押しとなり、第17回香港電影金像奨で最優秀作品・監督・新人賞の3部門を受賞。

「香港返還三部作」後には「娼婦三部作」となる『ドリアンドリアン』(2000)『ハリウッド★ホンコン』(2001)『トイレはどこですか?』(2002)のほか、『美しい夜、残酷な朝』のエピソード『香港篇:dumplings』(2004)や『ミッドナイト・アフター』(2014)などを発表します。

2010年に中田秀夫監督『女優霊』のリメイク版『THE JOYUREI 女優霊』でハリウッド進出も果たしています。

3.映画『メイド・イン・ホンコン/香港製造』のあらすじ


(C)Teamwork Production House Ltd./Nicetop Independent Ltd.

1997年、中国に返還される目前の香港…。

中学校を中退して闇社会のメンバーであるウィン兄貴の借金の取り立てを行なっている青年チャウ。

中国大陸生まれの愛人のもとに走った父親が家出した後、低所得者用公団にパート勤めの母親と2人暮らしのチャウは、富裕層の学生たちにイジメを受ける知的に障がいのあるロンの兄貴として、彼を守っていました。

ある日、チャウは借金の取り立てに行った公団で、16歳の少女ペンと出会いました。

一方で飛び降りの自死をした女子学生サンの現場に、偶然立ち合ってしまったロンは、彼女の血に染まる2通の遺書を拾います。

ペンと再会した病院で、それを手にしたチャウは、その晩からサンの夢を見ては、夢精する不思議な現象に襲われる。

そこでチャウは「友達になってほしい」というペンとロンを連れ、サンの遺書を宛先が書かれた相手に渡しに行くことを決意します。

1通目は彼女と付き合っていた恋人。彼は彼女が通っていた女子校の体育教師だったが、遺書の内容を見ずに破り捨ててしまった。

残る1通は彼女の両親宛てだったが、家の様子を伺っているときに彼らに見つかった3人は、思わず逃げ出してしまいます。

だがそのとき、ペンが腎臓病に侵されていて、移植手術ができなければ、余命わずかであるという事実を知るチャウ。

その日からペンに対する想いが愛情に変わったチャウは、彼女のために臓器移植のドナーになり、母親から盗んだ金で彼女の手術費と家の借金を肩代わりしようとします。

しかし、それを知った母親が家を出てしまいます。

やがて、ペンを入院している病院から連れ出し後、高台にある墓地に行ったチャウは、「私が死ぬとき抱きしめて」と言うペンに、優しくキスをしました。

チャウは以前からウィン兄貴に言われていた中国大陸から来た商売敵の殺める仕事を引き受けますが…。

4.映画『メイド・イン・ホンコン/香港製造』の感想と評価

本作の製作総指揮を果たしたのは、ジャッキー・チュンやアーロン・クオック、そしてレオン・ライとともに四大天王と呼ばれ、一時代を築いた俳優のアンディ・ラウ。

『メイド・イン・ホンコン/香港製造』の演出を務めたのはフルーツ・チャンは、中国返還を前に生きる若者たちを生々しいの姿を描き、第17回香港電影金像奨では最優秀作品賞、最優秀監督賞、最優秀新人賞を受賞。

そのほか、海外の映画祭でも高い評価を立て続けに獲得した作品で、ロカルノ国際映画祭審査員特別賞・欧州芸術映画館連盟大賞・欧州青年観客賞。ナント三大陸映画祭グランプリ・青年審査員賞。ベルギーNOVO映画祭グランプリ・監督賞。

スペインGIJON国際青年映画祭グランプリ・最優秀脚本賞。韓国の釜山国際映画祭国際批評家協会賞。台湾金馬奨監督賞・オリジナル脚本賞と話題と注目を集めました。

まとめ

スクリーンデビューを果たしたサム・リー演じるチャウ…。ウェンバース・リー演じるチャウの弟分ロン…。

ネイキー・イム演じる病気に侵された少女ペン…。3人の運命の歯車はどのような退廃的な展開を見せたのか注目してください。

映画『メイド・イン・ホンコン/香港製造』のデジタル・リマスター版は、2018年3月10日より東京・YEBISU GARDEN CINEMA、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて順次ロードショー。

ぜひ、お見逃しなく!

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