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映画『グリーンブック』あらすじネタバレと感想。実話の友情物語に監督ピーター・ファレリーが初の非コメディ作品に挑む!!

  • Writer :
  • 村松健太郎

映画『グリーンブック』は、2019年3月1日(金)より、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー。

1960年代初頭、ガサツなイタリア系移民のクラブの用心棒と、孤高の天才黒人ピアニストが差別意識の強い南部(ディープサウス)へ危険なツアーに出かけたという実話もとにしたロードムービー。

「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのヴィゴ・モーテンセンと、『ムーンライト』『アリータ:バトル・エンジェル』のマハーシャラ・アリが絶妙の掛け合いを見せて多幸感のあふれた映画になっています。

『ルーム』『ラ・ラ・ランド』『スリー・ビルボード』など、近年アカデミー賞を賑わしている作品を輩出しているトロント映画祭で最高賞の観客賞を受賞しました。

監督はこれまで『ジム・キャリーはMr.ダマー』や『メリーに首ったけ』のコメディ映画で知られるピーター・ファレリー監督。

本作で初の非コメディ映画に挑んでいます。

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映画『グリーンブック』の作品情報


(C)2018 UNIVERSAL STUDIOS AND STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC. All Rights Reserved.

【公開】
2019年(アメリカ映画)

【原題】
Green Book

【製作・脚本・監督】
ピーター・ファレリー

【製作・脚本】
ニック・バレロンガ

【キャスト】
ヴィゴ・モーテンセン、マハーシャラ・アリ、リンダ・カーデリニ、ディミテル・D・マリノフ、マイク・ハットン、P・J・バーン

【音楽】
トム・ウルフ

【音楽編集・音楽監修】
マニッシュ・ラヴァル

【作品概要】
1960年代のアメリカ南部であった実話も基に、人種差別が色濃く残る地域で黒人ジャズピアニストとイタリア系白人運転手が旅を続けるなかで育んだ友情の姿を描くヒューマンドラマ。

トニー・リップ(本名:トニー・バレロンガ)の実子であるニック・バレロンガが製作・脚本を務め、『メリーに首ったけ』などコメディ映画を制作してきたファレリー兄弟の兄ピーター・ファレリーが監督を行いました。

2人の中心となるイタリア系のトニー役に『イースタン・プロミス』のビゴ・モーテンセン、黒人のドクター・シャーリー役に『ムーンライト』のマハーシャラ・アリ。

米アカデミー賞の有力な前哨戦である、第41回トロント国際映画祭で最高賞の観客賞を獲得しました。

第76回ゴールデングローブ賞でも作品賞(コメディ/ミュージカル)を受賞しています。

映画『グリーンブック』キャラクターとキャスト

トニー・リップ・バレロンガ(ヴィゴ・モーテンセン)


(C)2018 UNIVERSAL STUDIOS AND STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC. All Rights Reserved.
ナイトクラブ・コルトカバーナの用心棒。
無教養でガサツだが機転が利く。

ドクター・ドナルド・シャーリー(マハーシャラ・アリ)


(C)2018 UNIVERSAL STUDIOS AND STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC. All Rights Reserved.
孤高の黒人天才ピアニスト。
差別意識の強いディープサウスツアーに挑む。

ドロレス・バレロンガ(リンダ・カーデリーニ)


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トニーの愛妻。トニーと二人の息子を育てる。
気性の荒いトニーも頭が上がらない。

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映画『グリーンブック』のあらすじとネタバレ


(C)2018 UNIVERSAL STUDIOS AND STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC. All Rights Reserved.

ニューヨークのナイトクラブで用心棒として働くトニー。

ある時、店舗の改装でぽっかり空いた2か月を、あるドクターの運転手として働かないかと誘われます。

言われて訪ねた場所は、なんとカーネギー・ホールでした。

ドクターということで、てっきり医者だと思っていたトニーですが、そんな彼の前に現れたのは、黒人ピアニストでした。

ドクターというのは、博士号を持つことから来た呼び名でした。

『黒人と働くことに抵抗が?』という質問に、問題ないと答えるトニーですが、南部、特に人種差別意識の強いディープサウスのツアーに出かけるというドクターの計画を聞き、あまりに無謀だと言って仕事を断ります。

しかし、事前の調査でトニーの機転が利き腕っぷしの強いこと知っていたドクターは、トニーの希望する高額のギャランティを約束してトニーを雇います。

ツアー旅行初日。ドクターはトニーに黒人用の旅行ガイドブック『グリーンブック』を手渡します。

この本には黒人が泊まれるホテルやモーテル、立ち寄れるBARやレストランが記されていました。

移民の街ニューヨークで暮らしていたトニーは、思わぬ黒人への差別意識に驚きを隠せません。

以下、『グリーンブック』ネタバレ・結末の記載がございます。『グリーンブック』をまだご覧になっていない方、ストーリーのラストを知りたくない方はご注意ください。

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そしてツアーは始まります。

彼を招き入れるのは、“寛容さをアピールする南部の富裕層”たち。

ドクターには表面的には好意的に接しますが、食事の場では多くの黒人が給仕しています。

ドクターのピアノの腕と知性溢れる人物に惹かれ始めるトニー。

そして、そんなドクターに対する理不尽な対応に、トニーも怒りを募らせていきます。

しかし、ドクターはそういう相手にこそ、さらに冷静に対応するべきだとトニーに語ります。

ぎこちなかった二人はいつしか笑いが絶えない旅となりました。

クリスマスギリギリに帰ってきたトニーに礼を言って別れるドクター。

ドクターは独りカーネギーホールのアパートに帰っていきます。

独りでいることに慣れていたドクターでしたが、ふと思い立ってトニーの家を訪ねます。

トニーは驚いた顔を見せますが、笑顔で彼を受け入れるのでした。

映画『グリーンブック』の感想と評価


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トニー・“リップ”・バレロンガとドクター・ドナルド・シャーリー

リップことトニー・バレロンガは、1930年にニューヨーク・ブロンクスで生まれたイタリア系アメリカ人

世界的に有名なナイトクラブ・コパカバーナの用心棒として働きました。

常連客にはフランク・シナトラなど、アメリカのエンターテイメントの大物もいました。

このクラブにちなんだ楽曲が創られるなどの、アメリカ、特にニューヨークの文化の発信地でもありました。

トニーはこの時の知識・経験・人脈をもとに後に、『ゴッド・ファーザー』や『グッド・フェローズ』などに出演しました。

息子のニック・バレロンガは、ハリウッドでクリエイターとして働き、今回父親の知られざる実話を映画化

自身も製作・共同脚本としてクレジットされています。


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本作は、実際にあった出来事を基につくられた映画。

物語は、1962年のディープサウスツアーで出会った二人の友情を見つめ、その証は、その後50年以上変わりませんでした。

ドクターの年齢はトニーより4歳年上でしたが、奇しく2人は、同じ2013年に亡くなっています

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まとめ


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映画『グリーンブック』に登場したドクターこと、ドクター・ドナルド・シャーリー(本名はウォルブリッジ・シャーリー)。

1927年に生まれ、2歳からピアノに触れた早熟の天才です。

音楽・心理学・典礼芸術の3つの分野で博士号をもつことから、“ドクター”と呼ばれるようになります。

1964年に公民権法が制定され、人種差別が撤廃される前からピアニストとして高い地位を持ち、ケネディ大統領の前でも演奏した経験を持ちます。また、彼は同性愛者でもありました。

映画『グリーンブック』は、2019年3月1日(金)より、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー

ぜひ、お見逃しなく!

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