Cinemarche

映画感想レビュー&考察サイト

連載コラム

Entry 2019/05/02
Update

【ネタバレ】アベンジャーズ/エンドゲーム|感想解説と評価考察。結末エンドロールまで集大成のファン大感謝祭|最強アメコミ番付評33

  • Writer :
  • 野洲川亮

連載コラム「最強アメコミ番付評」第33回戦

こんにちは、野洲川亮です。

今回は4月26日公開の『アベンジャーズ/エンドゲーム』をネタバレ考察していきます。

MCUシリーズ11年目、22作品目に作られた本作の魅力だけでなく、シリーズが目指したもの、成し遂げた功績までを、全編ネタバレで考察していきます。

【連載コラム】『最強アメコミ番付評』記事一覧はこちら

『アベンジャーズ/エンドゲーム』のあらすじ(全編ネタバレ)

(C)2019 MARVEL

以下、赤文字・ピンク背景のエリアには『アベンジャーズ/エンドゲーム』ネタバレ・結末の記載がございます。『アベンジャーズ/エンドゲーム』をまだご覧になっていない方、ストーリーのラストを知りたくない方はご注意ください。
ソコヴィア協定に基づき、第一線から身を引いた「ホークアイ」ことクリント・バートン(ジェレミー・レナー)は、妻子たちと幸せな時間を過ごしていましたが、突然家族全員が彼の目の前で消滅してしまいます。

6つのインフィニティストーンを集めたサノス(ジョシュ・ブローリン)がストーンの力を使ったことで、全宇宙に存在する生命の半数が、そして人類の半数が消滅してしまったためです。

宇宙では、惑星タイタンの戦いで生き残った「アイアンマン」ことトニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)とネビュラ(カレン・ギラン)が、宇宙船ベネター号であてもなくさまよっていました。

燃料、食料、酸素も明日には無くなる状況を迎え、その最期を覚悟する二人。しかし、そこへ「キャプテン・マーベル」ことキャロル・ダンヴァース(ブリー・ラーソン)が救出に訪れ、ベネター号ごと二人を地球へと運びました。

地球に帰還したトニーは、アベンジャーズ本部で「キャプテン・アメリカ」ことスティーブ・ロジャース(クリス・エバンス)や妻ペッパー・ポッツ(グウィネス・パルトロウ)らと再会しますが、この事態を招いたアベンジャーズたちや自らを責めつつ、倒れてしまいます。

一方、サノスの行方を追っていたアベンジャーズは、彼の義娘ネビュラの証言を元にサノスの行方を掴み、ストーンの力で消滅した人々を元に戻すために彼のいる惑星へと出発します。

手下も率いず、農園で一人農作業をするサノス、そこにアベンジャーズたちが急襲し、ソー(クリス・ヘムズワース)がガントレットの付いた彼の左手を切り落とします。しかしガントレットにはストーンが付いておらず、サノスによりすでに破壊されてしまったことを知ります。

がく然とするアベンジャーズ一同。怒りに我を忘れたソーは、サノスの首を切り落としてしまいました。

それから5年後の地球。アベンジャーズの面々は宇宙や地球に散らばり、それぞれの活動を行っていました。

ある時、ナターシャ・ロマノフことブラックウィドウ(スカーレット・ヨハンソン)は、「ウォーマシン」ことジェームズ・“ローディ”・ローズ(ドン・チードル)から、クリントが世界各地で犯罪組織のメンバーを殺害していることを聞かされます。しかし、絶望感のあまり何も対処することができませんでした。

その頃、サンフランシスコにある貸倉庫に仕舞われたバンの中に忍び込んだネズミが、車内にあったスイッチを踏みます。するとバン車内にあった、量子トンネルの「入口」を発生させる装置が起動され、5年前の人類消滅がきっかけで量子世界に閉じ込められたままだった「アントマン」ことスコット・ラング(ポール・ラッド)が帰還します。

状況に戸惑うスコットでしたが、消滅から生き残り成長した娘キャシーと再会し、ようやく事態を把握しました。

アベンジャーズ本部でスティーブやナターシャと再会したスコットは、量子世界では時間の流れが違うことを告げ、タイムスリップの可能性を伝えます。

スティーブたちはタイムスリップを実現可能にするべく、家族とともにひっそりと暮らしていたトニーを訪ねます。しかし、「家族のためにも危険は冒せない」と協力を断られてしまいました。

続いて、スティーブたちは「ハルク」ことブルース・バナー(マーク・ラファロ)の元を訪ねます。ブルースは自身の研究によって、「ハルク」化した状態でも知性を維持し続けることに成功していました。

その後ブルースとロケット(声:ブラッドリー・クーパー)は、地球に作られたニューアズガルドという村で暮らすソーを訪ねます。ところが、酒浸り・暴飲暴食の引きこもり生活によって、彼はかつての精悍な肉体を失い、みすぼらしい姿に堕ちていました。

一方、ナターシャは日本へと向かい、消滅を免れても罪を犯しつづける者たちを罰する「ローニン」として、ヤクザを殺戮していたクリントと再会します。

ナターシャは殺人を犯し続けるクリントと向き合うことから逃げ、彼を迎えに来れなかった自身の不甲斐なさを詫び、クリントを本部へと連れて帰ります。

やがてタイムトラベルの研究が開始され、ブルースは量子世界のトンネルを用いたタイムトラベルの実験を行いますが、結果は被験体となったスコットが赤ちゃんや老人になったりするだけでした。そこへ、タイムトラベルの理論を解明し、すでに装置の開発を終えたトニーが現れます。

トニーは「キャプテン・アメリカ」の象徴であり、かつてスティーブから奪った盾を彼に返し再び共に戦うことを告げます。二人の長い確執は、こうして終わりを迎えました。

(C)2019 MARVEL

量子世界の移動に不可欠なピム粒子は残りわずかという中、「どうすれば全てのストーンを手にすることが出来るか」を長い作戦会議によって議論した結果、2012年のNYにスティーブ、トニー、ブルース、スコットの4名、2013年のアスガルドにソー、ロケットの2名、そして2014年の宇宙にクリント、ナターシャ、ジェームズ、ネビュラの4名という3チームに分かれて6つのストーンを回収へ向かうことが決まりました。

過去の自分たちの行い、大切な人々との出会いに戸惑い苦戦しながらも、ストーンを続々と回収していくアベンジャーズ、ところがNYで回収しなくてはならないストーンの1つ「スペースストーン」が過去世界のロキによって奪われてしまいます。

帰還分のピム粒子しか残っていない状況下、トニーは1970年の世界でストーンとピム粒子の両方を入手できる可能性を告げ、その言葉を信じたスティーブと共に1970年の世界へと向かいます。

また、ジェームズと共に「パワーストーン」を手にしたネビュラは、過去世界のネビュラと記憶が同期してしまいます。そして、ストーンの奪還計画を過去世界のサノスに知られたことによって拉致されてしまい、彼女とすり替わった過去世界のネビュラが本部へと戻りました。

さらに、6つ目のストーン「ソウルストーン」の元へと向かったクリントとナターシャは、「ソウルストーン」が愛する者の魂と引き換えに入手できるストーンであることを知ります。互いに自分の命を引き換えにしようとした結果、ナターシャは崖から落下し絶命、クリントは悲しみの果てにストーンを手にしました。

6つのストーンを手に入れ本部へと戻ったメンバーでしたが、ストーンの力をもってもナターシャが蘇らないことを悟り悲しみに暮れます。そして彼女のためにもと、アイアンマンスーツを基にしたガントレットを作りあげます。

6つのストーンのパワーにメンバーの中で唯一耐えられるブルースは、ガントレットを身に付け、サノスにより消滅させられた人々の復活を願い、指を鳴らしました。ブルースが指を鳴らした直後、クリントの携帯に消滅したはずの妻から着信が入ります。

一同が人々の復活を感じたその瞬間、アベンジャーズ本部は大爆発。ブルース、ロケット、ジェームズは地下深くに閉じ込められます。その爆発の正体は、すり替わった過去世界のネビュラが手引きしたことで現れた、過去世界のサノスが率いる軍勢でした。

アベンジャーズの計画を知った過去世界のサノスは、今度は全生命の半分の消滅ではなく、全生命を消し去った後に新たな世界を作り上げることを宣言します。

今度こそサノスを食い止めるため、トニー、スティーブ、ソーは3人がかりで立ち向かいます。しかし、ストーンが無くとも尋常ではない戦闘力を持つサノスの前に3人は窮地に追い込まれ、トニーとソーが倒れてゆく中、スティーブはたった一人でサノス軍と対峙します。

その時スティーブの耳に、消滅したはずの「ファルコン」ことサム・ウィルソン(アンソニー・マッキー)から「左を見ろ」と無線が入ります。

すると時空の穴が開き、やはり消滅していた「ブラックパンサー」ことティ・チャラ(チャドウィック・ボーズマン)たちや、「ドクター・ストレンジ」ことスティーヴン・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッジ)や「スパイダーマン」ことピーター・パーカー(トム・ホランド)、ガーディアンズが現れました。

ついにアベンジャーズの全メンバーが集結し、ソーの武器ムジョルニアを手にしたスティーブはあの号令を告げます。「Avengers assemble(アベンジャーズ集合)」と。

アベンジャーズとサノス軍の最終決戦が始まり、サノスにガントレットを渡すまいと、クリントたち、そして遅れて参戦したキャロルが、ガントレットを数珠つなぎで量子トンネルへと運び、サノスたちを元の時代へ戻そうとします。

しかし、サノスは量子トンネルを破壊。キャロルを「パワーストーン」の力で吹き飛ばし、ガントレットを手にします。

その瞬間、スティーヴンはトニーに向かって人差し指をたてます。彼の意図を察したトニーはサノスへ挑みかかりますが敵わず、サノスは「私は絶対だ」と言い放ちながらガントレットを使います。

ところが、何も起こりません。実は、ストーンはトニーによって全て抜き取られており、彼が装着していたアイアンマンスーツ型のガントレットに嵌め込まれていました。

「ならば、私はアイアンマンだ」。トニーが指を鳴らすとサノス軍は次々と消滅し、最後にはサノスも塵となりました。

しかし6つのストーンのパワーによってトニーは瀕死の状態へと陥り、妻が見守る中、息を引き取りました。

戦いを終え、アベンジャーズ全員が出席する中で、トニーの葬儀が行われました。

行方不明となった過去世界のガモーラを探すガーディアンズには、アスガルドの王の座を降りて自由に生きることを決意したソーが加わり、宇宙へと旅立っていきます。

そして、ストーンを元の時代へ戻すためにスティーブは再びタイムトラベルへと向かいますが、なかなか戻ってきません。

すると、バッキー・バーンズ(セバスチャン・スタン)が近くに座っている老人の存在に気づき、サムに話しかけるよう促します。

老人の正体はスティーブであり、タイムトラベルした過去で自分の人生を生き、再びサムたちの前に姿を見せたのでした。

スティーブはサムに「キャプテン・アメリカ」の象徴である盾を託し、その座を譲ります。

ラストシーン、恋人だったペギー・カーターとかつて約束した、ダンスを踊るスティーブの姿がそこにはありました…

“スーパー大総集編”という形でのファン感謝祭

本作が目指したところは、決して真新しい映像表現や演出、ストーリーではありませんでした。

前作『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』(2018)はもちろんのこと、シリーズが重ねてきた年月、作品をなぞっていく展開が、ところかしこに用意されていました。

中盤のタイムスリップで、過去作の舞台へアベンジャーズが舞い降り、かつての自分たちの行いを鑑み、時に文字通り争い、時に後悔と向き合い、話し合う展開が連続します。

ブルースが過去の自分のモノマネをして見せ、スティーブはエレベーター大格闘シーンをセルフパロディ化し、スーツのダサさを嘆き、大切なものを救えず自分を見失ったソーは、母親との再会で新たな自分を見出します。

さらに、その場にはいなかったキャラクターたちを配置して客観視させ、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014)のOPでピーター・クイルが歌い踊るシーンなど、過去の名場面にツッコミを入れていく展開は、「デッドプール」シリーズを彷彿とさせるメタフィクション的演出です(その意味でも、MCUシリーズではない「デッドプール」がアメコミ映画に与えた影響はやはり大きいです)。

これは正に“スーパー大総集編”であり、これまでシリーズを支えてきてくれたファンに贈る感謝祭でした。

あまりにも絶望的でシリアスなラストとなった前作からは、想像もできないほどコメディパートが多かったことも、本作の位置づけが究極のファンサービス映画だったからこそでしょう。

そして、全編のおいて過去作で蒔かれた様々な伏線を、思わぬ形で登場させてくれます。

『インフィニティ・ウォー』劇中でサノスから「首を狙うべきだったな」と言われたソーは、本作序盤でその挑発を実行に移します(そして、それが余計にソー自身を苦しめるという展開へ繋がります)。

そして、「ドクター・ストレンジ」ことスティーヴンが「タイムストーン」の力で見た「1400万605通りの未来の中で、一つだけあった勝利のシナリオ」。トニーに尋ねられても彼はその秘密を明かさず、最後の最後に目線と指一本でその真意を伝えます。

さらに前作以外でも、『シビル・ウォー キャプテン・アメリカ』(2016)で壊れてしまったスティーブとトニーの友情が再生される瞬間を、キャップの象徴である盾の返還という形で描いています。

最終決戦にてスティーブがソーが愛用する武器ムジョルニアを持ち上げて戦うという驚きの展開も、『アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン』(2015)劇中でメンバーがムジョルニア持ち上げ合戦をした際に、スティーブが微かにムジョルニアを動かした何気ないギャグシーンが伏線となっていました。

また同じく最終決戦の場面では、復活したサムがスティーブに対し「左を見ろ」と言いますが、これは英語では「on your left(左から失礼)」、『キャプテン・アメリカ ウィンターソルジャー』(2014)劇中にて、ジョギング中のサムをスティーブが追い抜いていく際に彼が発したセリフでした。

『アントマン&ワスプ』(2018)で、「アントマン」ことスコットがスティーブを「キャップ」と親しげに呼ぶことを馬鹿にしていた「ワスプ」ことジャネット・ヴァン・ダイン(ミシェル・ファイファー)も、「キャップ」呼びを真似てみせます。

ラスト、トニーの葬式では、『アイアンマン3』(2013)でトニーが出会ったハーレー少年が成長した姿を見せてくれます(2代目「アイアンマン」誕生への伏線を感じさせます)。

そして、最終決戦にてトニーがガントレットを使用する際に言い放った「私がアイアンマンだ」というセリフは、MCUシリーズ第1作の『アイアンマン』(2008)のラストで、トニーが自分の正体を明かした際のセリフであり、「アイアンマン」というヒーローを象徴するような言葉でもあります。

このように挙げ始めればキリがないほどに、MCUシリーズの歴史が詰め込まれた本作は、文字通り集大成的な作品となりました。

また本作は、MCUお約束のエンドロールでのオマケ映像がありませんでした。しかしながら、最後のMARVELロゴをバックに鐘の音のような金属音が鳴り響きます。

これは、かつてトニーが初代アイアンマンスーツの作っている時の音であり、壮絶な最期を遂げたトニーというキャラクター、「アイアンマン」というヒーローを送る、鎮魂の音色を意味しているのです。

そして同時に、成長したハーレー少年の登場で示唆されている通り、次世代の「アイアンマン」の登場をも暗示していたのかもしれません。

映画の新たな可能性を押し広げた歴史的シリーズ

以前のコラムでも述べてきたように、MCUシリーズは過去10年に21もの作品を世に送り出し、11年目に作られた22作品目の本作によって一つの区切りをつけました。

膨大なキャラクターとエピソードが巨大な世界観が作り上げ、そのスケールと迫力で魅せる大スペクタクルは、多くの映画ファンを魅了してきました。

その歩みは、全ての映画史を鑑みても例の無かったものであり、かつてない挑戦と言えるものである一方、大変な困難を強いられるものでもありました。

元々の原作コミックではアベンジャーズシリーズに登場していた、人気キャラクターの「スパイダーマン」や「X-MEN」は他社が映画化権を所有しており、MCUは飛車角抜きでのスタートを切ることになります。

そこで。世間にもそれほどの知名度がなかった「アイアンマン」というヒーローに、ロバート・ダウニー・Jrという実力派俳優を起用するという大胆な手を打ち(おまけにロバート・ダウニー・Jrは薬物依存というヒーローには似つかわしくない過去もありました)、これが結果的にMCU大成功への第一歩となります。

この“選手起用”の成功は、後のアンソニー・ホプキンス、ロバート・レッドフォードなどの、超大物俳優出演への契機となったと言えるでしょう。

シリーズ第2作『インクレディブル・ハルク』(2008)では、主演を演じていたエドワート・ノートンがその後降板してしまい、『アベンジャーズ』(2012)からはマーク・ラファロが「ハルク」ことブルース・バナーを演じることになります。

同様に、『アイアンマン』ではテレンス・ハワードが演じた「ウォーマシン」ことジェームズも、『アイアンマン2』(2010)からはドン・チードルが代役を務めることになりました。

当時少なからずあったファンの落胆が現在は忘れられているほどに、今では二人ともハマり役となっていることも歴史を感じさせるエピソードです。

またシリーズを鑑賞してゆく上で、常につきまとっていた「過去作を全て見なくてはわからないのか?」という問題がありました。

もちろん本作においても「過去21作品を全て見返さなくては楽しめないのでは」というまさに“一見さんお断り”な敷居の高さは確かに存在していました。それはTVの連続ドラマを途中や最後だけ観ても、積み重ねられてきた物語やキャラクターへの愛着が感じられないようなものです。

しかしながら、その点においてMCUシリーズが優れているのは、常にその一見さんの存在を意識した作品作りを守り続けることで、シリーズの全て(または一部)を観逃してしまっている観客にも、映画を楽しめる広い間口を与えました。

例えば本作から鑑賞した観客にも、シリーズを“逆流”して鑑賞していくという楽しみの余地を与えており、それは本作の重要なキーワードでもある“タイムトラベル”とも相まって、全世界的なムーブメントを巻き起こした要因と言えます。

ライバル会社のDCコミックも、「バットマン」「スーパーマン」などが登場する「ジャスティス・リーグ」シリーズの制作で後追いをかけているように、アメコミヒーローの映画史における地位の確立は、MCUの存在無くしては語ることが出来ないものとなりました。

主要キャラクターの死亡、引退。さらに、2019年夏に公開予定の『スパイダーマン ファー・フロム・ホーム』をもって「スパイダーマン」のMCUシリーズへのレンタル移籍の終了も噂されているなど、間違いなくシリーズは大きな転換点を迎えることとなります。

それでも、「キャプテン・マーベル」「ブラックパンサー」「ドクター・ストレンジ」「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」など、残されたヒーローたちを描いた続編作品、待望のMCUシリーズ参戦が噂される「X-MEN」など、その楽しみはまだまだ尽きることがありません。

MCUシリーズが織りなす新たなサーガを心待ちにすると共に、これまでの感動と興奮に感謝と敬意を表して…

次回の「最強アメコミ番付評」は…

(C)Marvel 2015

いかがでしたか。

次回の第34回戦は、本作へと繋がる「アベンジャーズ」シリーズの第2弾にあたる『アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン』を考察していきます。

お楽しみに!

【連載コラム】『最強アメコミ番付評』記事一覧はこちら

関連記事

連載コラム

【アカデミー作品賞の歴代一覧おすすめ】感動泣ける洋画の名作傑作を発表(2021年予想のために振り返る)|映画という星空を知るひとよ46

連載コラム『映画という星空を知るひとよ』第46回 映画芸術科学アカデミー(AMPAS)が主催するアカデミー賞。2020年の映画から各賞のノミネート作品は、2021年3月15日に発表されます。 2019 …

連載コラム

【ネタバレ】ラン・ラビット・ラン|あらすじラスト結末と感想評価解説。“真実を知る父親”と“ミアに憑りついたもの”とは⁈|Netflix映画おすすめ136

連載コラム「シネマダイバー推薦のNetflix映画おすすめ」第136回 今回ご紹介するNetflix映画『ラン・ラビット・ラン』は、『シャイニング・ガール』(2022)『ハンドメイズ・テイル 侍女の物 …

連載コラム

ホラーSFの近年「VS映画」おすすめ4選。人気キャラクター対決の魅力から争いを超えた共闘まで|SF恐怖映画という名の観覧車41

連載コラム「SF恐怖映画という名の観覧車」profile041 映画ではしばしば、映画の主軸となる「物語」よりも、「キャラクター」に人気が集まることがあります。 キャラクターデザインや行動理念などその …

連載コラム

ドラマ『ブラックミラー シーズン2 ずっと側にいて』考察とネタバレ感想ラスト結末も。実在サービスの基となったチャットボットの光と闇|SF恐怖映画という名の観覧車110

連載コラム「SF恐怖映画という名の観覧車」profile110 舞台も時代も、存在する技術も毎回異なる設定で紡がれるSFオムニバスドラマ「ブラックミラー」シリーズ。 本シリーズでは進んだ科学技術の使い …

連載コラム

映画『ホーンテッド(2020)』感想とレビュー評価。“世界一怖いお化け屋敷”に潜む謎の殺人鬼の正体|SF恐怖映画という名の観覧車103

連載コラム「SF恐怖映画という名の観覧車」profile103 新型コロナウイルスの猛威によって、全国各地の夏祭りが中止される事態となりました。 夏祭りの出店には長く愛されてきた「お化け屋敷」の文化が …

【坂井真紀インタビュー】ドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』女優という役の“描かれない部分”を想像し“元気”を届ける仕事
【川添野愛インタビュー】映画『忌怪島/きかいじま』
【光石研インタビュー】映画『逃げきれた夢』
映画『ベイビーわるきゅーれ2ベイビー』伊澤彩織インタビュー
映画『Sin Clock』窪塚洋介×牧賢治監督インタビュー
映画『レッドシューズ』朝比奈彩インタビュー
映画『あつい胸さわぎ』吉田美月喜インタビュー
映画『ONE PIECE FILM RED』谷口悟朗監督インタビュー
『シン・仮面ライダー』コラム / 仮面の男の名はシン
【連載コラム】光の国からシンは来る?
【連載コラム】NETFLIXおすすめ作品特集
【連載コラム】U-NEXT B級映画 ザ・虎の穴
星野しげみ『映画という星空を知るひとよ』
編集長、河合のび。
映画『ベイビーわるきゅーれ』髙石あかりインタビュー
【草彅剛×水川あさみインタビュー】映画『ミッドナイトスワン』服部樹咲演じる一果を巡るふたりの“母”の対決
永瀬正敏×水原希子インタビュー|映画『Malu夢路』現在と過去日本とマレーシアなど境界が曖昧な世界へ身を委ねる
【イッセー尾形インタビュー】映画『漫画誕生』役者として“言葉にはできないモノ”を見せる
【広末涼子インタビュー】映画『太陽の家』母親役を通して得た“理想の家族”とは
【柄本明インタビュー】映画『ある船頭の話』百戦錬磨の役者が語る“宿命”と撮影現場の魅力
日本映画大学