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『ダイハード3』ネタバレあらすじ結末と感想の評価解説。アスピリンがブルース・ウィリス演じるマクレーン刑事を手助けする

  • Writer :
  • 秋國まゆ

ブルース・ウィリスが災難に巻き込まれる刑事ジョン・マクレーンを演じた人気シリーズ第3弾。

ジョン・マクティアナンが監督を務めた、1995年製作のアメリカの大ヒットノンストップ・アクション映画『ダイ・ハード3』。


(C) 1995 Twentieth Century Fox Film Corporation.

ニューヨーク5番街で突如爆破テロ事件が発生。

「サイモン」と名乗る犯人が名指しして要求してきたため、妻と別れて休職中だったニューヨーク市警察の警部補が家電修理店の店主を相棒にして、事件解決のため街中を駆け回る羽目になった物語とは、具体的にどんな内容だったのでしょうか。

ブルース・ウィリスが世界一運の悪い男ジョン・マクレーンを演じる、「ダイ・ハード」シリーズ第3弾『ダイ・ハード3』のネタバレあらすじと作品解説をご紹介いたします。

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映画『ダイ・ハード3』の作品情報


(C) 1995 Twentieth Century Fox Film Corporation.

【公開】
1995年(アメリカ映画)

【脚本】
ジョナサン・ヘンズリー

【監督】
ジョン・マクティアナン

【キャスト】
ブルース・ウィリス、ジェレミー・アイアンズ、サミュエル・L・ジャクソン、コリーン・キャンプ、グレアム・グリーン、アンソニー・ペック、ラリー・ブリッグマン、サム・フィリップス、ニコラス・ワイマン、ケヴィン・チャンバーリン、シャロン・ワシントン、スティーヴン・パールマン

【作品概要】
プレデター』(1987)や「ダイ・ハード」シリーズ第1弾『ダイ・ハード』(1989)などを手掛けるジョン・マクティアナンが監督を務めた、アメリカのノンストップ・アクション作品。

「インディ・ジョーンズ」シリーズのスピンオフ作品『インディ・ジョーンズ/若き日の大冒険』に参加した新進脚本家ジョナサン・ヘンズリーが手掛けたオリジナルシナリオをもとにした、「ダイ・ハード」シリーズ第3弾です。

「ダイ・ハード」シリーズや『アルマゲドン』(1998)などに出演するブルース・ウィリスが主演を務めています。

映画『ダイ・ハード3』のあらすじとネタバレ


(C) 1995 Twentieth Century Fox Film Corporation.

アメリカ・ニューヨーク市。5番街のデパートで爆破テロ事件が発生。「サイモン」と名乗る爆破犯はニューヨーク市警察(NYPD)本部に電話をかけ、こう要求しました。

「ジョン・マクレーン警部補はいるか?そいつに、こちらが出す命令を実行してもらうゲームをしてもらいたい。断れば、再び公共の場所を爆破する」

「今すぐマクレーンを、アムステルダム街138丁目の交差点へ行かせろ。ハーレムの真ん中にだ」

これを受け、NYPDの捜査1課課長アーサー・ウォルター・コッブ警部は部下のコニー・コワルスキ刑事と、ジョー・ランバート刑事とリッキー・ウォルシュ刑事と共に、停職中のNYPDの警部補ジョン・マクレーンを指定された場所へ送りました。

妻ホリーと不仲になり、ロサンゼルス市警察からNYPDに舞い戻ったマクレーンですが、アルコール中毒一歩手前まで荒れた生活を送っていました。

そのためマクレーンは二日酔いの状態で、爆破テロ事件の捜査に協力することに。ですが車から降ろされた彼の首には、「黒人は嫌いだ」という看板が下げられていました。

サイモンが指定した地区「ハーレム」は、黒人が多く住んでいるため、その看板を黒人のストリートギャングたちに見られたら、白人のマクレーンは殺されてしまいます。

そのため、ハーレムにある家電修理店の黒人店主ゼウス・カーバーは、マクレーンに注意しに行きました。

ですがその直後、近くにいた黒人のストリートギャングたちに見つかってしまい、マクレーンは危うく殺されかけました。

それを救ってくれたゼウスと共に、署へ戻ったマクレーンは、NYPDにいる鑑識課付きの心理学者フレッド・シラー博士からサイモンの犯行動機について聞きました。

「理由は分からないが、サイモンは君を酷く恨んでいる。ゲームで街中を走り回らせてから、君を殺したいほどにね」

NYPDの爆発物処理班の刑事チャーリー・ワイスは、マクレーンとコッブたちに、サイモンは爆弾にも詳しい奴だと話します。

「チャイナタウンの公園に爆弾が仕掛けられていたのを見つけた。それはプロでないと扱えない凄いやつだ」

「使われているのは最新の2液混合型の液体爆弾。片方の液体だけならなんてことはないが、だが2つの液体を混ぜると大惨事を引き起こす」

「しかも起爆装置の始動は、無線でもポケベルでもできる。起爆までの所要時間も自由に設定できる」

しかもサイモンは、核兵器を物理および工学研究を行っているアメリカ最大級の研究所「ローレンス・リバモア国立研究所」から、その特殊な液体爆弾を約1000キロも盗み出したというのです。

するとそこへ、サイモンから電話がかかってきました。「これからマクレーンと、マクレーンを助けた黒人には、マンハッタン72丁目の地下鉄駅まで行ってもらう」「15分後、俺は入り口の公衆電話に電話をかける」

コッブから自身の警察バッジを受け取り、NYPDに復職したマクレーンは、事件に巻き込まれてしまったゼウスに捜査の協力を求めます。

「俺と君は相棒でも何でもない、ただの赤の他人だ」「だがあいつは肌の色に関係なく、爆破テロを仕掛けるんだぞ」

サイモンの指示により、行動を共にすることを強制されたマクレーンたちは、急いで72丁目の地下鉄駅へ向かいました。

到着後、マクレーンたちが公衆電話前で待っていると、サイモンから電話がかかってきます。

「セント・アイヴス(イングランドの街)に行く道で会った男に妻7人。猫7匹に子猫7匹ずつ」「さて、セント・アイヴスへ行ったのは何人と何匹か?」

「その数字を555の後ろにつけて、30秒後に電話しろ」「もし逃げれば、その公衆電話の下にあるゴミ箱に仕掛けた大量の爆弾を起爆させる」

このなぞなぞの答えは1人。何故なら男とは、セントアイブズに行く途中で会っただけだからです。

午前9時50分。マクレーンたちが「555-0001」に電話をかけると、サイモンは次の指示を出します。

「爆弾を仕掛けたのはそこじゃない、これから地下鉄駅にくる電車だ」「その電車に乗り、10時20分にウォール街駅、キオスク裏の公衆電話へ行け。でないと乗客が死ぬ」

「警察の車を使うことも、乗客に避難を促すことも許さん」「30分後に電話する」

マクレーンたちはタクシーと救急車を駆使して、急いで90ブロック先にあるウォール街駅へ向かいます。

その道中で2人は別行動をとり、マクレーンは列車内に仕掛けられた爆発物の処理、ゼウスは公衆電話へ向かうことに。

10時19分、ゼウスが何とかウォール街駅に到着。マクレーンも列車内に仕掛けられた爆弾を取り外し解除しようとします。

10時20分、サイモンは2人揃ってないことを知ると、爆弾の起爆装置を始動させました。それに気づいたマクレーンは、慌てて最後尾の列車から爆弾を線路に投げ捨てました。

爆発の衝撃で車両は脱線し、電車を待っていた大勢の人がいるプラットフォームになだれ込みました。

パニック状態に陥った現場に現れたFBI捜査官アンディ・クロスと、CIA職員ビル・ジャービスの話によると、サイモンは通称「ピーター・クリーク」と呼ばれている国際テロリストで、元東独の陸軍大佐であることが判明。

そのサイモンは、元東欧の爆破工作員で現在イラン人に雇われ、フリーのテロリストとしてマチアス・タルコとその妻カティアと共に、ニューヨークに潜伏していると言います。

しかもサイモンの本名は、サイモン・ピーター・グルーバー。マクレーンとナカトミ・ビルでのテロ事件で戦い転落死したテロリスト、ハンス・グルーバーの兄です。

弟の復讐に燃えるサイモンは、クロスたちと一緒にいることを知った上で、マクレーンたちに電話をかけました。

「1446ある小学校の1つに、1000キロの爆弾を仕掛けた。時限装置で午後3時に爆発する」

「もし生徒を避難させたら、無線信号で爆破する」「爆破をやめてほしければ、トムキンス公園の噴水そばにある電話まで20分で走れ」

「そこに仕掛けた爆弾を見つけて、起爆装置を解除しろ」「だが時限装置は安物でね、警察やFBIの周波数を感じやすいんだ。無線は使わない方が良い」

午後3時まであと3時間15分。マクレーンたちがトムキンス公園へ向かった後、コッブはランバートたちNYPDの警官に、市内のあらゆる職員全員で直ちに校内を捜索するよう命じました。

以下、『ダイ・ハード3』ネタバレ・結末の記載がございます。『ダイ・ハード3』をまだご覧になっていない方、ストーリーのラストを知りたくない方はご注意ください。

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(C) 1995 Twentieth Century Fox Film Corporation.

一方その頃、サイモンはニューヨーク市の建設局員に変装し、爆破したウォール街駅にいたウォルシュに、ダンプカー14台に乗ったタルコ夫妻とマシアスの部下たちを爆破現場へ案内させました。

サイモンたちの正体を知らずに案内してしまったウォルシュは、その直後、マシアスの部下オットーに警察バッジを奪うという目的のため、殺されてしまいました。

サイモンは東独の陸軍時代に部隊長を務めていた潜入部隊を率いて、今度はビジネスマンに変装して連邦準備銀行へ向かい、麻酔銃を使って邪魔な警備員を排除。

ダンプカー14台を使って、連邦準備銀行の地下を掘り進めていたマシアスたちと合流します。

実はサイモンの狙いは弟の復讐ではなく、連邦準備銀行の地下金庫にある金塊を強奪することでした。連邦準備銀行は金塊の貯蔵所となっており、その金塊の額は1400億ドルです。

サイモンが地下鉄などに爆弾を仕掛けたのは、連邦準備銀行の警報器を誤作動させるために利用しただけでした。

それを知らないマクレーンたちに、サイモンは新たなナゾナゾを出題します。「4本足で旅行に使うものはなんだ?」

その答えはゾウ。トムキンス公園内にあるゾウの噴水のことを指しています。しかしマクレーンたちが爆弾を解除しようとすると、爆弾のタイマーが作動してしまったのです。

「あまり離れると爆発するから、その場から逃げるなよ」と警告した上で、サイモンはマクレーンたちに、その爆弾の解除方法を教えます。

「噴水の上に容器が2つあるだろう? そこに5ガロンと3ガロンずつ入れる」「1つの容器に水を4ガロン入れて、(爆弾入りのケースに入っている)はかりの上に置けばタイマーが止まる」

「ただし4ガロンきっちりでないと爆発するぞ」「果たして君たちは生き残れるかな?」

あと2時間47分。2人で知恵を出し合い、何とか爆弾を解除させたマクレーンたちに、サイモンは新たなナゾナゾを出します。

「噴水の下に手紙が置いてある。そこに書かれた場所へ行きながら考えろ、“42の中の21は何だ?”」

マクレーンたちはこのナゾナゾはアメリカの歴代大統領を意味しており、第21代アメリカ大統領が、爆弾が仕掛けられた小学校を見つけ出す鍵を握っていると推測しました。

その直後、マクレーンはウォール街に警官が全くいないことに気づき、妙な胸騒ぎがして単身、連邦準備銀行へ向かいました。

連邦準備銀行に残っていたオットーとサイモンの部下3人は、連邦準備銀行の警備員とNYPDの刑事に変装し、マクレーンに接触したものの、地下金庫室へ向かうエレベーター内で正体を暴かれ、彼との交戦の末に射殺されました。

連邦準備銀行の地下でゼウスと合流したマクレーンは、そこにあったダンプカー10台と、地面に落ちていた金塊を見て、サイモンの本当の目的に気づきました。

マクレーンたちは、金塊を運び出したサイモンたちが乗るダンプカー4台を追跡。マクレーンはコッブに連絡を取り、サイモンの本当の目的と、「サイモンたちが乗ったダンプカーが高速道路を使って北へ向かってる」と伝え、高速道路の出口を封鎖するよう言いました。

マクレーンたちは一時ダンプカーを見失ってしまったものの、1台のダンプカーが近くの出口を出たのを発見。すぐさま追いかけ運転手を問い詰めるも、彼はテロリストではありませんでした。

その直後、テロリストに間違われたダンプカーの運転手ジェリー・パークスは、マクレーンたちに協力し、キャッツキル山脈まで続いている導水トンネル内へ彼を案内しました。

そのトンネル内で、マクレーンは護衛として残っていたサイモンの部下ニルスと彼の相棒を射殺。その直後、マクレーンはパークスから、第21代アメリカ大統領の名前はチェスター・A・アーサーであることを教えてもらいました。

パークスはマクレーンに頼まれ、コッブにそのことを伝えに行きました。コッブたちはすぐさまチェスター・A・アーサー小学校へ向かい、爆弾の捜索に当たります。

マクレーンは殺した2人から奪ったダンプカーでサイモンたちを追跡。それを知らないサイモンがニルスに、「もうすぐ出口に着くから、そこから引き揚げろ」と無線を使って命じますが、それに答えたのはマクレーンでした。

導水トンネルから出た後、サイモンはマシアスたちにトンネルの爆破を命じ、マクレーンを溺れさせようとします。

命からがら導水トンネルから脱出したマクレーンは、別行動をとっていたゼウスと合流。ゼウスは手紙に書かれていたヤンキース・スタジアムに向かったのですが、何もありませんでした。

するとそこへ、ヤンキース・スタジアムからずっとゼウスを尾行していたサイモンの部下2人が襲来。

銃撃戦の最中、マクレーンから爆弾が仕掛けられた小学校は、チェスター・A・アーサー小学校であることを聞かされたゼウスは愕然としました。そこにはゼウスの甥2人が通っていたからです。

銃撃戦の末、サイモンの部下2人を倒したマクレーンは、彼らが持っていた硬貨10枚を発見。トンネル内で倒したニルスたちも同じ枚数の硬貨を持っていました。

マクレーンは、彼らが持っている硬貨は橋の通行料だと推測。急いでゼウスと一緒に橋を渡ると、波止場にダンプカー4台停まっているのを発見しました。

ですが既にサイモンたちは波止場におらず、ダンプカーから金塊を積み込んだ貨物船で逃げようとしていました。

マクレーンたちは車の牽引ロープを使って、橋から貨物船へ飛び降り、銃を持って船内へ侵入。ゼウスは操舵室にいたサイモンに銃を聞きつけ、爆弾の解除コードを聞き出そうとするも、安全装置を外していないことに気づかず、サイモンに銃を奪われ足を撃たれてしまいました。

マクレーンは貨物室にいたマシアスの部下を射殺。直後に背後から現れたマシアスと死闘を繰り広げます。

苦戦を強いられたものの、鎖を使ってマシアスを倒したマクレーンは、ボロボロの体を引き摺って操舵室へ向かいました。

一方コッブたちは、マクレーンが爆弾の解除コードを知らせてくれると信じて、ギリギリまで粘ったものの時間切れとなってしまい、避難訓練と称して子供たちと教員を避難させます。

しかし、ゼウスの甥たちはラジカセを盗んだ自分たちを捕まえにきたのだと勘違いし、友人たちと一緒にこっそり教室に隠れました。

それに気づいたコッブは、ランバートとコワルスキーを救出に向かわせます。その間、チャーリーが1人、液体爆弾の撤去に奮闘するも、偽物であったために代わりに仕掛けられていたシロップを顔面に浴びる羽目に。


(C) 1995 Twentieth Century Fox Film Corporation.

本物の液体爆弾は、マクレーンたちがいる貨物船に仕掛けられていたのです。それに気づいたマクレーンがその場に崩れ落ちると、サイモンが現れ、ゼウスと一緒に液体爆弾の上に縛りつけられてしまいました。

サイモンはマクレーンが通報した沿岸警備隊に、あらかじめ用意しておいた声明の録音テープを聞かせ、録音させました。

「連合赤軍の声明だ。長い間、西側は世界の富を盗み取り、東を経済的飢餓に導いてきた」

「我々がその格差を解消させる」「お前らが連邦準備銀行に蓄えた金塊は、まもなくロングアイランド沖に沈む」

「貨物船もろとも金塊が爆破されるのを指をくわえて見ているがいい」「西側経済がつぶれれば、中東の投資家が潤う」

実はサイモンは、ハンスのことを「バカ」と嫌っていました。しかしたとえ嫌っていても、いざ身内が殺されたとなると激怒し、サイモンは金塊の強奪及び爆破するついでにマクレーンを殺そうと企んだのです。

そうマクレーンたちに打ち明けた直後、サイモンはマクレーンから、鎮痛剤である「アスピリン」を1つくれないかと乞われ、軍人時代から抱えている偏頭痛のため携帯していた小瓶ごと渡しました。

サイモンと共に貨物船に接舷された逃走用のボートに乗り込んだカティアは、重傷を負った夫から、「金塊はどこだ?奴が裏切った、俺たちが強奪したのは全部鉄クズだぞ」と問われても答えず、彼を射殺します。

実はカティアは、サイモンと愛人関係にあったのです。その後、サイモンはカティアと一緒に、部下たちが乗った別のボートに乗り換え逃走しました。

電気技師であるゼウスのおかげで、ワイヤーを使って手錠を外したマクレーンでしたが、その直後に起爆装置が始動。急いでゼウスの手錠を外し、間一髪のところで貨物船から脱出しました。

コッブたちによって無事救助されたマクレーンたち。マクレーンはコッブたちに、「金塊は海底に沈んじゃいない。奴が別の場所に持っていった」と伝えました。

ゼウスは警察のヘリに乗る前、マクレーンにホリーに電話して仲直りするよう助言します。

マクレーンはランバートから貰った小銭を使い、コレクトコールでホリーに電話をかけますが、ホリーが電話に出る前に公衆電話から離れてしまいました。

何故ならサイモンから貰ったアスピリンの小瓶に、「国境の北、93S104」という、サイモンたちの逃亡先であるカナダの座標が印字されていることに気づいたからです。

見事マシアスたちやマクレーンたちの目を欺き、金塊の強奪に成功したサイモンは部下たちと祝杯を挙げていました。

「昨日まで我々は国を持たぬ軍隊であったが、明日は我々の思うまま。どんな国でも買えるぞ!」「倒れた戦友たちのために!」

するとそこへ、大勢の警官たちを引き連れたマクレーンとゼウスが襲撃。サイモンはカティアと共にヘリコプターに乗り込み、マクレーンたちが乗った警察のヘリを銃撃し不時着させます。

マクレーンはサイモンたちの注意をそらすため、1人ヘリから離れました。そしてサイモンたちのヘリが近づいてきたのを見計らって、マクレーンは電線を撃ちました。

カティアは電線を回避しようとしましたが、ヘリのメインローターに電線が絡まってしまい、サイモンもろとも爆死しました。

ゼウスと合流後、ホリーをほったらかしにしてしまったことを思い出したマクレーンは、慌てて近くの公衆電話からかけ直しました。

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映画『ダイ・ハード3』の感想と評価


(C) 1995 Twentieth Century Fox Film Corporation.

NYPDの刑事×家電修理店の店主という異色のコンビ

マクレーンを助けたゼウスを不快に感じたサイモンの指示により、行動を共にすることを強制された2人。

ゼウスは爆破事件に巻き込まれてしまったことや、黒人差別感情を強く意識しすぎたせいで、作中で度々マクレーンと衝突してしまいます。

ですが物語の後半、ゼウスはマクレーンが持っていたワイヤーを使って手錠抜けをしようとした際、彼が「ハーレムに爆弾が仕掛けられていた」と嘘をついてまで自分を必要としていたことを知り、無茶な行動ばかりする彼のことが好きになりました

マクレーンもまた、ゼウスと行動を共にしていくにつれ、彼を相棒として信頼していきます。初対面とは思えないほどのコンビネーションを見せたマクレーンたちの姿はとても格好良いです。

弟の復讐に燃えるサイモンの真の目的


(C) 1995 Twentieth Century Fox Film Corporation.

物語の前半まで、爆破犯サイモンの目的は、マクレーンにビルから投げ落とされた弟ハンスの復讐のためだと考えられていました。

しかしそうではなく、サイモンの真の目的は連邦準備銀行にある金塊の強奪。国を持たぬ軍隊であったサイモン率いる東独の潜入部隊が、新たな国家を作るための軍資金を得ることでした。

その目的を達成するためならば、サイモンはここまで行動を共にしていたマシアスたち仲間を犠牲にすることも、彼らを裏切ることだって厭いません。

そこはハンスと似ていますが、サイモンは彼以上の策略家です。その証拠に、マクレーンたちとNYPD、FBIはサイモンが起こす事件と難問に翻弄され、カナダへの逃亡を許してしまいました。

サイモンがこれまでどうやってFBIとCIAの目を欺き、逮捕されずにニューヨークへ潜伏できたのかが窺えるほどの巧妙な戦略の数々に、観ているこちらもつい騙されてしまいます。

まとめ


(C) 1995 Twentieth Century Fox Film Corporation.

NYPDの刑事が自分を助けてくれた家電修理店の黒人店主と協力して、爆破事件解決のためにニューヨークの街を駆け回るアメリカのアクション作品でした。

本作はこれまで孤立無援だったマクレーンが、初めて相棒を手に入れた作品。ゼウスと一緒に難問を解いていくマクレーンの表情は、どことなく嬉しそうに見えました。

そして本作は、これまでの「ダイ・ハード」シリーズ作品にはなかったミステリー要素が含まれており、ノンストップで繰り広げられるド派手で大迫力のアクション場面と相まって、また一段と観客を楽しませてくれます。

また、物語の結末はノベライズ版とは違い、マクレーンはサイモンの策に嵌って彼を取り逃がしてしまった責任を問われ解雇されることも、サイモンとロケット砲によるロシアンルーレットで決着をつけることもありません

ブルース・ウィリス演じる世界一運の悪い刑事ジョン・マクレーンが、相棒と共にテロリストに立ち向かい、ノベライズ版とはまた違う物語の結末を魅せてくれるアクション映画が観たい人に、とてもオススメな作品です。

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