ヴェネチア映画祭ヴェニス・デイズ部門出品作。
オダギリジョー長編初監督作品『ある船頭の話』が2019年9月13日(金)より新宿武蔵野館ほかにて全国公開となります。
このたび、本作の場面写真とメイキング写真が解禁されました
オダギリジョー監督と、撮影監督のクリストファー・ドイルの仲睦まじい様子や、美しい日本の原風景を写し出した劇中カットをご堪能ください。
映画『ある船頭の話』とは
元号が「平成」から「令和」に変わった今、文明の波や時代の移り変わりに直面した山奥の村を舞台に「本当に人間らしい生き方とは何か」を世に問う問題作が生まれました。
主人公の船頭トイチを演じるのは日本を代表する名優・柄本明。
ヒロイン役には川島鈴遥を抜擢しました。
そして村人・源三役には、若手実力派・村上虹郎が出演。
この他にも本作が初長編監督となるオダギリジョーのもとに超豪華なキャスト、さらに国際派スタッフが集結。
撮影監督にクリストファー・ドイル、衣装デザインには『乱』で米アカデミー賞を受賞したワダエミ、そして世界を舞台に活躍するピアニスト、ティグラン・ハマシアンが映画音楽に初挑戦しています。
そして2019年8月28日より開催される第76回ヴェネチア国際映画祭ヴェニス・デイズ部門(コンペティション)への出品が決定。
監督オダギリジョーが一流の才能を集め、比類なき作家性を発揮し、圧倒的な映像美と音楽で描く、極上の物語が誕生しました。
映画『ある船頭の話』の場面写真
このたび解禁された場面写真には、、美しい日本の原風景が写し出されています。
川島鈴遥演じる少女が妖しげに岩場に佇む姿、ただならぬ表情で叫ぶ源三役の村上虹郎の姿。
その他、村と町を繋ぐための河渡しを生業にしている船頭・トイチの客人として、牛と一緒に河を渡る客(笹野高史)や、昔の事を思い出しながら故郷を懐かしむ客(草笛光子)など、個性豊かな客人との物語にも期待が膨らむ場面写真となっています。
映画『ある船頭の話』のメイキング写真
あわせて解禁となったメイキングは、オダギリジョーとクリストファー・ドイルが仲良さげにふざけあうオフショットや、一転して本番撮影時の真剣な二人の表情などが写し出されてます。
二人は、ドイルの監督作品(※ジェニー・シュンと共同監督作)『宵闇真珠』(2018)の撮影時に運命的な出会いを果たし、「ジョーは監督しないのか?ジョーが監督するときは俺がカメラをやるから、何でも言ってくれ」との言葉をかけられ、今回のタッグが実現。
オダギリ監督による期間限定の映画公式Instagramでは「Christopher Doyle!! クリス先生がいなければ、この作品は有り得なかったでしょう。いっぱいいっぱいな僕の代わりに、ムードメーカーとなり、みんなを引っ張っていってくれました。常識なんて気にしない、最高の翁ですよ。笑」と投稿された通り、信頼で結ばれた固い絆が垣間見えるメイキング写真となっています。
その他、オダギリジョーが監督として、永瀬正敏らキャストと向き合う姿などが写し出されました。
第76回ヴェネチア国際映画祭にて、監督を務めた本作が“ヴェニス・デイズ”部門、出演作『サタデー・フィクション』が“コンペティション”部門に正式出品されたオダギリジョー。
受賞結果は、ヴェニス・デイズは9月6日、コンペティションは翌7日(現地時間)に発表されるそうで、本作公開前に期待が高まります。
映画『ある船頭の話』は2019年9月13日(金)より新宿武蔵野館ほかにて全国公開です。