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Entry 2019/04/03
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白石和彌映画『凪待ち』あらすじ。香取慎吾をキャストに迎えてロケ地(石巻)を舞台に撮る

  • Writer :
  • 石井夏子

人生につまずき落ちぶれた男の再生の物語

 ©2018「凪待ち」FILM PARTNERS  

2019年6月にTOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショーの映画『凪待ち』

香取慎吾が白石和彌監督と初タッグを組むことでも話題の本作に、西田尚美、吉澤健、音尾琢真、リリー・フランキーという実力派俳優4名の出演が解禁されました。

本記事では映画『凪待ち』の作品情報と、追加キャストのコメントをご紹介します。

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映画『凪待ち』について

本作は、『彼女がその名を知らない鳥たち』(2017)『孤狼の血』(2018)など、日本映画界で最も勢いのある白石和彌が監督を、『人類資金』(2013)『クソ野郎と美しき世界』(2018)などエンターテイメントから人間ドラマまで幅広い役柄をこなすだけでなく、オリジナリティ溢れるアートでも才能を発揮しつづける香取慎吾が主演を務めました。

白石和彌と香取慎吾が初のタッグで挑む、「喪失と再生」を描く魂震わす人間ドラマです。

ヒロインには、『くちびるに歌を』(2011)『散歩する侵略者』(2017)の恒松祐里。香取慎吾演じる郁男とともに暮らすパートナーの娘・美波を演じています。

脚本は白石監督とは『火花』(Netflix)でも組んだ、『クライマーズ・ハイ』『ふしぎな岬の物語』の加藤正人が担いました。

映画『凪待ち』追加キャスト

亜弓役・西田尚美

郁夫(香取慎吾)の恋人・亜弓役は映画・ドラマ・モデルと幅広い分野で活躍し、そのライフスタイルも注目され同世代の女性から支持を得ている西田尚美が演じます。

西田尚美は本作への想いを以下のように語りました。

私は白石監督の「凶悪」がとても好きだったので今回ご一緒出来たことが本当に嬉しかったです。香取さんとご一緒出来たことも。香取さんは、なんというか…そこにいるだけで何か凄いんですよね。エネルギーとかパワーみたいなものをたくさん頂いた気がします。「凪待ち」に出てくる人たちは、なんとも人間くさい。どうしようもないのだけど、ほっとけない。なんだか憎めない。本当にどうしようもないのに、何故だか愛おしく、手を差し伸べたくなりました。私もどうしようもないダメ人間です。

白石監督の現場で香取慎吾とともに仕事を出来た喜びが伝わってきますね。

西田尚美が“どうしようもない”と言う、本作のキャラクターたちに早く会いたいです。

勝美役・吉澤健

亜弓の父、勝美役は『龍三と七人の子分たち』など白石組常連の吉澤健

数々の映画に出演し、作品に深みと味わいを与えてきた吉澤健は、本作についての感動をこう伝えます。

稀有。この私の役の事です。表現する者として、その人生の質量が問われる様な役でした。私は役者である事を三度辞めて、三度復活した者ですが、この様な役に出会えるとは思ってもみませんでした。続ける事が大事なんだとよく云いますが、あれって本当なんですね。お蔭様で時分の花、咲かす事が出来ました。70才を過ぎて滲みでるもの、出たと自負しております。監督、脚本はじめ、スタッフの皆様、本当に有難う御座いました。

70過ぎて滲みでたもの。

それは芝居や演技を超えた、吉澤健自身の人生なんでしょう。

吉澤健が咲かせた花を見に行きませんか。

村上役・音尾琢真

亜弓の元亭主・村上役を演じるのは『孤狼の血』など白石組の名バイプレイヤーで、演劇ユニット「TEAM NACS」のメンバーでもある音尾琢真。

音尾琢真は、香取慎吾を“スーパースター”と称えます。

尊敬する白石和彌監督と、僕のスーパースター香取慎吾さんの新たなタッグが実現したことに感謝しています。香取さんは石巻で撮る白石監督の世界に完全に溶け合っていた。凪の海が荒れていくように、心がざわざわと興奮しています。派手ではありませんが、1カットごとに丁寧に精魂込めて、スタッフ・キャストが作り上げた映画を楽しんでいただければ幸いです。誰かの生きる希望になれますように。

香取慎吾が石巻の土地に、そして白石監督の世界に溶け合っていたと語る音尾琢真。

静かな希望を宿した本作で、音尾琢真がどのようなスパイスになるか楽しみですね。

小野寺役・リリー・フランキー

『万引き家族』『そして父になる』など数々の話題作に出演し見事な存在感を放ち続ける俳優リリー・フランキー

本作では郁夫を気に掛ける製氷工場の社員・小野寺役で出演します。

リリー・フランキーは以下のように撮影を振り返ります。

僕はゆっくりしていたスケジュールで石巻を満喫させていただき町の人にも良くしていただいて、白石さんの撮影、相変わらず好きでした。慎吾ちゃんと共演できてよかった。すごく彼が色っぽかった。やりやすかったです。小野寺という役は面白い役でした。難しかった点はいい人に見えなきゃいけない。いい人に見えすぎてもいけないというところでした。慎吾ちゃんの体から出てきてる熱量、雰囲気がすごい!監督と飲みながら話してすごくいい映画になりそうだ、というお話をしていました。今の慎吾ちゃんじゃなきゃできない、白石さんの中で傑作ができた。台本読んだ時の静かなオフビートなもの、人間の中の思いというようなものうごめいている。純文学的なものもぜひ皆さんご覧ください

いい人に見えなきゃいけない。いい人に見えすぎてもいけない、ということは、やはり“裏の顔”を持つ人物を演じるんでしょうか。

オフビートのなかに人間がうごめく本作、期待大です。

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映画『凪待ち』の作品情報

【日本公開】
2019年(日本映画)

【監督】
白石和彌

【脚本】
加藤正人

【キャスト】
香取慎吾、恒松祐里、西田尚美、吉澤健、音尾琢真、リリー・フランキー

【作品概要】
人生につまずき落ちぶれた男の喪失と再生を描く、魂震わす物語。

監督は『彼女がその名を知らない鳥たち』(2017)『孤狼の血』(2018)など、日本映画界で最も勢いのある白石和彌。

主演はアーティストとしても活躍中の香取慎吾。パートナーの女性とその娘・美波と共に彼女の故郷、石巻市で再出発しようとする男・郁男を演じます。

ヒロインは恒松祐里。そのほか西田尚美、吉澤健、音尾琢真、リリー・フランキーら、実力派俳優陣が脇を固めました。

映画『凪待ち』のあらすじ

人生につまずき落ちぶれた郁男。

パートナーの女性とその娘・美波と共に彼女の故郷、石巻市で再出発しようとします。

平穏に見えた暮らしでしたが、小さな綻びが積み重なり、やがて取り返しのつかないことが起きてしまい…。

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まとめ

人生につまずき落ちぶれた男の再生を描いた映画『凪待ち』。

映画の舞台は宮城県石巻市で、撮影は2018年6月中旬から7月中旬にかけての1ヶ月間行われました。

監督は白石和彌、主演は香取慎吾。恒松祐里、西田尚美、吉澤健、音尾琢真、リリー・フランキーら、実力派俳優陣が脇を固めます。

映画『凪待ち』は2019年6月TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー

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