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Entry 2019/06/29
Update

映画『17歳のシンデレラ』あらすじと感想。 東京ボーイズコレクションで結果を出したキャストの輝き

  • Writer :
  • 加賀谷健

「東京ボーイズコレクション」の長編映画第2弾!『17歳のシンデレラ』は、2019年7月12日(金)より、ユーロスペースほか全国順次公開。

世界的評価を受ける寺西一浩監督のもと、キャストに寺西優真や川津明日香などの若手俳優から、長谷直美といったベテラン女優までが集結。

どんな苦難にあっても夢を追うことを諦めない、若者たちの直向きな姿がリアルな映像で綴られます。

映画『17歳のシンデレラ』の作品情報

【公開】
2019年(日本映画)

【監督】
寺西一浩

【キャスト】
寺西優真、川津明日香、岡田隆之介、SIZUKU、野呂田直樹、上村翔、水上アンナ、山崎至、大倉侑真、八木その、浅葉愛、植木哲、みのもとらい、AKANE、薬真寺紀子、鈴木康洋、九条永遠、いまいゆきえ、坂崎葵、三村遥、伊藤和広、伊藤千恵子、服部千佳、中山夏美、如月愛梨、HIJIRI、田口司、江副貴紀、UN4GET、NAUGHTYBOYS、彦田かおり、砂山さつき、宮田悟志、澤田祥江、夏目澪、西村一輝、長谷直美

【作品概要】
日本最大級の男性ファッション&音楽イベントである「東京ボーイズコレクション」を題材に、『新宿ミッドナイトベイビー』(2015)の寺西一浩監督が、若者たちの奮闘を描く長編映画第2弾。

主演は、同イベントの「イケメン総選挙」出身の寺西優真と、人気ファッション誌「Seventeen」のグランプリで専属モデルも務めた川津明日香が務めます。

他にも京ボーイズコレクションの「イケメン総選挙」「シンデレラ総選挙」出身者が多数出演し、川津演じる主人公アオイの母親役は、女優生活45周年を迎えた女優・長谷直美が演じています。

映画『17歳のシンデレラ』のあらすじ

17歳の少女・アオイ(川津明日香)は、幼馴染のアイドル・ハルキ(寺西優真)に影響され「女優」を目指そうとします。

芸能界の登竜門である「東京ボーイズコレクション」のシンデレラ総選挙に出場するため、オーディションを受けますが、突然倒れ、癌であることがわかり余命宣告を受けてしまいます。

標準治療を試みるも効果はなく、アオイの母(長谷直美)から事実を知らされたハルキが免疫治療を薦めるも莫大な治療費がかかることがわかり、金策に苦労します。

将来ある若き娘の命を助けようと奮闘する母が、自身が経営する麻布十番「煮込み てらにし」のお店を売って治療費に充てようと考えていた矢先に、料理長・山下の思わぬ行動に助けられることになります。

癌に侵されながらも夢を諦めず治療を進るアオイは、シンデレラ総選挙に挑戦しようとするが…。

映画『17歳のシンデレラ』の感想と評価

「東京ボーイズコレクション」とは

参考映像:「第9回東京ボーイズコレクション オフィシャルレポート」

「東京ボーイズコレクション」は、これままでで12回の開催を数え、例年大きな注目が集まる日本最大級の男性ファッション&音楽イベントです。

日本武道館で同時開催されるメイン企画「イケメン総選挙・シンデレラ総選挙」は、芸能界デビューの登竜門とされ、歌手や俳優として活動中の西村一輝、山崎至、水上アンナや藤田颯など、多くのスターの原石を輩出し続けています。

グランプリ受賞者や優秀者は、イベント側と提携する芸能事務所のマネージメントを受けることができ、「東京ボーイズコレクション」をモチーフにした映画作品への出演権を獲得します。

第6回東京ボーイズコレクションのメイン企画「第1回イケメン総選挙」で全国約7000人の中から見事グランプリに輝いた西村一輝と、AKB48永尾まりやがW主演を果たした『東京ボーイズコレクション エピソード1』(2016)は、公開前から大きな話題となりました。

(C)「東京ボーイズコレクション」製作委員会

長編映画企画第2弾として製作された本作『17歳のシンデレラ 東京ボーイズコレクション エピソード2』には、コレクション出身者の寺西優真とファッション誌「Seventeen」のグランプリで専属モデルも務めた川津明日香が主演し、第16回モナコ国際映画祭では最優秀脚本賞と特別賞を見事ダブル受賞しています。

世界からも高い評価を得る映画作品を送り出している立役者が、一連のイベントのプロデュースと総合演出を手掛ける『新宿ミッドナイトベイビー』(2015)などの寺西一浩監督です。

これまでの2作品が共通して「闘病もの」なのは、実は、監督自身が30代で患った癌との闘病と克服の経験から物語が紡がれているためで、実話を基にしているからこそのリアルさが観る者の心に深く突き刺さり、多くの共感と感動を呼んでいるのでしょう。

オーディションのような作品世界

本作は、まるで映画全体がオーディションのようです。

冒頭の居酒屋や予備校の場面でカメラは、周囲の会話から主人公のアオイにスポットライトを当てるように焦点を定めます。

病院での検査後にアオイがオーディションに行く場面でも同様に、待合室で緊張で顔をこわばらせながらも、その表情には希望に満ちた若々しさが溢れ、キャストの魅力が最大限引き出され、活かされているのです。

夢を追い求め続ける少女のための夢のようなシンデレラストーリー。それを物語の中でも現実世界でも実現した相手役ハルキを演じる寺西優真を輩出しただけでも「東京ボーイズコレクション」のイベント(オーディション)としての意義が感じられます。

また、そんな彼らを支える母親役の長谷直美は、女優生活45周年を迎えた節目にモナコ国際映画祭で最優秀主演女優賞を見事受賞し、圧倒的な存在感を感じさせながらも、先輩として若手に役者の道の大いなる足跡を示しています。

こうした作品世界にあって、若手もベテランも自由に刺激しあいながら、それぞれの個性で輝きを放つことによって、この作品企画を格別のものにしているのです。

まとめ

自身の闘病経験を基に本作の物語を構想した寺西一浩監督は、何よりも若手の魅力を存分に引き出すことを主眼にして、独自のプロデュース力を作品作りでも発揮しています。

夢を追い続ける若者のための映画を作っていくこの企画は、寺西監督のコンセプトのもと、今後も若者たちの夢を応援し、実現する有意義なものであり続けるでしょう。

映画『17歳のシンデレラ 東京ボーイズコレクション エピソード2』は、2019年7月12日(金)より、ユーロスペースほか全国順次公開!


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