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【ネタバレ】ソルト|あらすじ感想評価と結末の考察。アンジェリーナ・ジョリーが愛に生きるスパイをハードに演じる極上アクション

  • Writer :
  • 谷川裕美子

アンジェリーナ・ジョリーが圧巻のアクションで魅せる

マレフィセント」シリーズのアンジェリーナ・ジョリーと『パトリオット・ゲーム』(1992)のフィリップ・ノイス監督が、『ボーン・コレクター』(2000)以来となるタッグを組んだスパイ・アクションの『ソルト』。

極秘任務を背負った女性スパイが孤独な闘いに挑みます。『スポットライト世紀のスクープ』(2015)のリーブ・シュレイバー、『それでも夜は明ける』(2014)のキウェテル・イジョフォーが共演。

二転三転するストーリーと、極上アクションから目が離せない本作の魅力をご紹介します。

映画『ソルト』の作品情報


(C)2010 Columbia Pictures Industries, Inc. and Beverly Blvd LLC. All Rights Reserved.

【公開】
2010年(アメリカ映画)

【監督】
フィリップ・ノイス

【脚本】
カート・ウィマー

【編集】
スチュアート・ベアード、ジョン・ギルロイ

【キャスト】
アンジェリーナ・ジョリー、リーブ・シュレイバー、キウェテル・イジョフォー、ダニエル・オルブリフスキー、アンドレ・ブラウアー、アウグスト・ディール

【作品概要】
マレフィセント」シリーズのアンジェリーナ・ジョリー主演のスパイ・アクション。『ボーン・コレクター』(2000)でもジョリーとタッグを組んだ、『パトリオット・ゲーム』(1992)のフィリップ・ノイスが監督を務めます。

ロシアの二重スパイの嫌疑をかけられたCIA勤務のヒロインが、自身が陥れられた真相を突き止めるために奔走します。二転三転するストーリー展開に加え、激しいアクションも見どころです。

共演は『スポットライト世紀のスクープ』(2015)のリーブ・シュレイバー、『それでも夜は明ける』(2014)のキウェテル・イジョフォー。

映画『ソルト』のあらすじとネタバレ


(C)2010 Columbia Pictures Industries, Inc. and Beverly Blvd LLC. All Rights Reserved.

CIA分析官のイヴリン・ソルトは、CIA本部にてロシア人密告者・オルコフを尋問しますが、彼の口から米大統領の暗殺を命じられたロシアのスパイとして、彼女の名前が挙げられます。

ロシア大統領暗殺のために送り込まれたロシアの二重スパイの嫌疑をかけられたイヴリンは、味方に追われる身となってしまいます。

夫マイケルの身を案じ、彼女はCIAに追われる中を自宅に戻りますが、夫の姿はありませんでした。

夫が拉致されたことに気づいたイヴリンは武器をとり、夫の研究対象の蜘蛛を連れて逃げ出します。

イヴリンは顔や髪の毛の色を変え、別人になりすまして真相を突き止めようとします。

以下、赤文字・ピンク背景のエリアには映画『ソルト』ネタバレ・結末の記載がございます。映画『ソルト』をまだご覧になっていない方、ストーリーのラストを知りたくない方はご注意ください。


(C)2010 Columbia Pictures Industries, Inc. and Beverly Blvd LLC. All Rights Reserved.

もともとイヴリンは北朝鮮に潜入するために、国際的な蜘蛛研究者のマイクに近づきました。

しかし、北朝鮮に拉致された際、夫が身を挺して助けてくれたことをきっかけに、二人は本心から愛し合うようになり結婚します。マイクはCIAだと告白したイヴリンのすべてを受け入れました。

オルコフは、アメリカに潜伏するロシア人スパイ、イヴリン・ソルトが、アメリカ副大統領の葬儀に参列するロシア大統領暗殺計画を企てていると話していました。

イヴリンは副大統領の葬儀が行われる教会の地下通路に潜入し、ロシア大統領を銃撃します。イヴリンはオルロフの言っていた通り、赤ん坊の頃から特殊教育を受けたロシアのスパイでした。

その後現れたCIAのピーボディを撃つことなく、イヴリンは投降して逮捕されます。

護送中に彼女は車内の人間を次々に倒して逃走し、隠れ家にいたオルコフと再会しました。彼女はオルコフの教え子でした。

しかし、オルコフはイヴリンの目の前で、拉致していた夫マイケルを冷酷に射殺しました。

イヴリンは怒りを抑え込み、二人きりになった時を狙ってオルコフを殴り殺しました。その後、ロシア人同志を次々に射殺します。

イヴリンは計画に従ってNATO将校に変装し、同じスパイ養成所にいたシュナイダーと共にホワイトハウスへと向かいました。

シュナイダーが陽動作戦のために自爆したことにより、緊急事態を迎えた大統領と閣僚、CIAらは地下司令室に入ります。

ロシアにミサイル発射準備の兆候が見えたため、アメリカ大統領は核ミサイル攻撃準備に入りました。

すると、CIAのウィンターが突然銃を持って室内の人間を次々に射殺します。そして、大統領に向かい、自分はロシアスパイだと告白しました。

ウィンターは大統領を殴って気絶させ、核の目標をテヘランとメッカに設定します。イスラム教との恨みをアメリカに向けてアメリカ崩壊を目論むが故でした。

それを部屋の外から見ていたイヴリンは、ウィンターに笑顔で話しかけます。彼はイヴリンに、正直に仲間だと打ち明けたかったと話しました。

その時、テレビにロシア大統領がモスクワ空港に現れたというニュースが流れます。大統領は、蜘蛛の毒で一時的に仮死状態になっていただけでした。

報道を見たウィンターは、彼女の裏切りに気づきます。オルコフにイヴリンの正体をバラすよう仕向け、マイクを誘拐させたのもウィンターでした。

ウィンターがミサイル発射ボタンを押しそうなったその時、イヴリンは彼に襲いかかり発射を中止させます。

その瞬間、彼女は入ってきたFBIに撃たれましたが、防弾チョッキを着ていたので無事でした。

連行される途中、イヴリンはウィンターに襲いかかり、手錠で締め殺します。

イヴリンはヘリに乗せられ、ピーボディから尋問されます。彼女はウィンターがオルロフを呼んだこと、そして核ミサイルを発射しようとした張本人だと話しました。

自分を信用し切れずにいるピーボディに向かい、イヴリンは自分があんな至近距離でロシア大統領やピーボディを殺せなかったと思うかと聞きます。

彼は、ロシア大統領襲撃時、イヴリンと相対した時に大きな違和感を感じていました。その時、オルロフの殺害現場からイヴリンの指紋が出たと連絡が入りました。

計画を止めねばならない、すべてを奪った奴らを殺してやると言ったイヴリンの手錠を、ピーボディはこっそり外しました。イヴリンはタイミングを見計らってヘリから川に飛び込みます。

その後、イヴリンは岸に泳ぎ着き、寒い林の中をひとり駆けていきました。

映画『ソルト』の感想と評価


(C)2010 Columbia Pictures Industries, Inc. and Beverly Blvd LLC. All Rights Reserved.

予測不能のノンストップアクション

ボーン・コレクター』(2000)でタッグを組んだアンジェリーナ・ジョリーとフィリップ・ノイス監督が、再び共に挑んだアクション大作です。

突然現れたロシア亡命スパイのオルロフは、ソルトこそが、赤子時代からスパイ教育を受け、ロシア大統領暗殺計画実行を企てている二重スパイだと密告します。

果たしてソルトは本当にスパイなのか? それとも濡れ衣を着せられただけなのか?

序盤はイヴリン・ソルトとは一体何者なのかという謎に焦点が当てられ、ストーリーが展開します。

彼女は夫マイクの身を案じ、CIAビルを脱出後にまずは自宅に戻り、彼が拉致されたことを確認しました。必要なものを手に取って即座に部屋を飛び出しますが、元身内のCIAに見つかってしまいます。

ここからのカーチェイスがはじめの大きな見どころです。

追い詰められたソルトは橋の上から下を走っていたコンテナトラックの上に転げ落ち、その後も別のトラックに乗り移った後、バイクを奪い取って見事逃げ切ります。

ジョリーの並外れた身体能力に圧倒されることでしょう。たくましいソルトは傷を整理用ナプキンで止血し、変装して逃げおおせます。

ここまでのシーンで、ソルトがただ者ではないことは一目瞭然です。彼女が恐らくは特殊教育を受けたロシアスパイであることが見えてきます。

接近戦にめっぽう強いソルトは敵を次々に打ち倒しながら、自身の目標へとまっしぐらに突き進みます。ラストには思わぬ人物が黒幕として登場します。大どんでん返しに驚かされることでしょう。

二転三転する見事なストーリーと、あでやかな魅力を持つジョリーの素晴らしいアクションから一時も目が離せません

夫への一途な愛に生きる戦士


(C)2010 Columbia Pictures Industries, Inc. and Beverly Blvd LLC. All Rights Reserved.

本作で重要な要素となるのが、イヴリン・ソルトと夫マイクとの真実の愛です。

任務のために国際的研究者のマイクに近づいたイヴリンでしたが、CIAエージェントと知った後も自分のすべてを愛してくれたマイクと本当の恋に落ちて結婚します。

自分のために、彼を危険にさらしてしまうのではないかという恐怖が、常にイヴリンを苛んでいました。その恐れは現実となり、オルコフによってスパイ疑惑を密告された後に、マイクは何者かにさらわれてしまいます。

厳しい状況の中、イヴリンの脳裏に何度も蘇るのは、夫マイクとの温かな時間でした。

彼女はロシアスパイとして、ロシア大統領暗殺の任務を果たします

しかしそれは、夫を拉致したであろうオルコフに会いに行くために、どうしても必要なことだったからこそでした。

そんなソルトの目の前で、オルコフはマイクを射殺します。彼女の忠誠が確かなのかどうかを試すためだけに。

赤子をスパイとして育て上げるロシアの冷酷さと共に、ソルトを襲うあまりにも残酷な運命に胸が締め付けられます。

しかし、彼女はそんなにも過酷な人生に心折れることなく、大切なものを奪った相手を倒すため、ひいては世界を守るために何度も立ち上がります

愛を怒りに変え、孤独な闘いに挑み続ける姿に胸打たれずにはいられません。

まとめ


(C)2010 Columbia Pictures Industries, Inc. and Beverly Blvd LLC. All Rights Reserved.

最後まで観る者を夢中にさせる極上アクションエンターテインメント『ソルト』

ボーン・コレクター』(2000)でアンジェリーナ・ジョリーを見出したフィリップ・ノイス監督が、彼女の魅力を余すことなく引き出した秀作です。

冷酷なロシアスパイのイヴリン・ソルト。そんな彼女の夫への深い愛や、信念を突き通そうとする姿に、いつの間にか魅了されていることでしょう。

素晴らしいストーリー展開やアクションシーンに唸らされながらも、やはり本作はアンジェリーナ・ジョリーの魅力を堪能する一作だと言えるのかもしれません。



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