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映画『シークレット・ウォー』ネタバレあらすじ感想とラスト結末の解説。 ナチス極秘計画にドイツ×ソ連×英米連合軍の三つ巴の対決!

  • Writer :
  • 秋國まゆ

ナチス・ドイツ×ソ連×米英連合軍が極寒の地で激闘を繰り広げる戦争アクション

アンダシュ・バンケが監督を務めた、2020年製作のイギリスの戦争アクション映画『シークレット・ウォー ナチス極秘計画』。

万年雪が降り積もるポーランドの極寒地を舞台に、米軍1人・英軍4人からなる米英連合の特殊部隊が、ナチス・ドイツに自由を奪われた科学者を救出しに行く姿とは、具体的にどんな内容だったのでしょうか。

戦争終結の切り札となる科学者を巡り、米英特殊部隊がナチス・ドイツ軍、ソ連軍と戦うイギリスの戦争アクション映画、『シークレット・ウォー ナチス極秘計画』のネタバレあらすじと感想評価をご紹介いたします。

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映画『シークレット・ウォー ナチス極秘計画』の作品情報


(C)2020 ENEMY LINES FILMS LTD – ALL RIGHTS RESERVED

【公開】
2020年(イギリス映画)

【脚本】
マイケル・ライト

【監督】
アンダシュ・バンケ

【キャスト】
エド・ウェストウィック、トム・ウィズダム、パヴェウ・デロンク、ジョン・ハナー、コーリイ・ジョンソン、ウラディミール・エピファントセフ、ゲイリー・グラント、ダニエル・ジリングス、スコット・ハイニング、パトリック・カールソン

【作品概要】
『フロストバイト』(2006)や『チェルノブイリ:除外区域』(2014)、『ワーグ』(2016)などを手掛けた、アンダシュ・バンケが監督を務めるイギリスの戦争アクション作品です。

人気TVドラマシリーズ『ゴシップガール』(2007~2012)のエド・ウェストウィックが主演を務め、『300 スリーハンドレッド』(2007)のトム・ウィズダムが共演しています。

映画『シークレット・ウォー ナチス極秘計画』のあらすじとネタバレ


(C)2020 ENEMY LINES FILMS LTD – ALL RIGHTS RESERVED

1943年11月、第二次世界大戦時代。ポーランドの、万年雪が降り積もる極寒の地。

米英連合軍の特殊部隊は、ポーランド人の科学者を救出するため、ナチス・ドイツ軍の敵陣奥深くに侵攻し、警備していたナチス・ドイツ軍の兵士と戦いを繰り広げていました。

時を遡ること2週間前。1943年、ロンドン。

ナチス・ドイツ軍がナチスの研究施設で、「火の鳥」という極秘計画を進めているという情報を入手したアメリカ軍は、隠密作戦が得意なイギリス軍にある要請をしました。

それは、「ナチス・ドイツ軍に拉致された、推進燃料の研究の第一人者である科学者、ファビアン博士を救出すること」です。

アメリカ軍の米国のマクラウド将軍とカミンスキー少佐、イギリス軍の兵士デヴィッドソン軍曹率いる部隊4人と、マクラウド将軍たちからこの話を持ち掛けられたイギリス軍のプレストン大佐は、英国郊外にある米英連合軍の特別作戦本部で早速作戦会議しました。

ファビアン博士を拉致したナチス・ドイツ軍による警備は強固なものの、月に一度だけ、ファビアン博士が妻子との面会を許される日があります。

ファビアン博士の妻子は、ナチス・ドイツ軍に人質として監視下に置かれているのです。

そこで米英連合軍で編成した特殊部隊は、ファビアン博士が妻子の所に移送されるところを襲い、ファビアン博士を救出することにしました。

ファビアン博士の家族が過ごす家から6.4㎞地点。そこが命懸けで調査した、武装した地元の民間人たち「レジスタンス」の情報によると、そこが敵の警備が薄くなる場所です。

空からパラシュートで向かうのは危険なため、非公式ですが協力を申し出てくれたスウェーデンから漁船で、ポーランド海岸へ上陸。

その後ファビアン博士を救出し、彼を連れて森に入り、レジスタンスの案内で海へ向かい、海軍の潜水艦と合流するという作戦内容でした。ポーランド語を話せるカミンスキー少佐が、ファビアン博士の救出作戦の指揮を執ります。

しかしデヴィッドソン軍曹は、いきなり自分たちの上官となり、作戦の指揮を執るカミンスキー少佐は隠密行動ができるのか、彼に着いていって大丈夫なのかと不安でした。

デヴィッドソン軍曹や彼の部下ウェイツ、クーパーとリー、カミンスキー少佐の5人は早速スウェーデンへ渡り、漁船からポーランド海岸へ上陸しようとします。

しかしポーランド海岸沖で、ナチス・ドイツ軍の警備船が航行していました。カミンスキー少佐は漁船の船長にお願いし、敵の注意を引き付けてもらいます。

その隙に、カミンスキー少佐たちは漁船にあった小舟に移り、ナチス・ドイツ軍の警備船とすれ違う形で、ポーランド海岸へ上陸しました。

ところが、カミンスキー少佐たちが持つ無線機は、突如電波が悪くなってしまい、無事到着したと特別作戦本部に報告することが出来ません。

予想外のアクシデントにより、予定より遅く上陸したカミンスキー少佐たち。

移送中に襲う作戦でしたが、既にファビアン博士はナチス・ドイツ軍のレーマン少佐の指示により、ポーランド郊外にあるナチス研究施設から、妻子が待つ家へ移送されていたのです。

そこでカミンスキー少佐は作戦を変更し、ファビアン博士と妻子が会う家へ向かい、奇襲攻撃を仕掛けることにしました。

しかしその家は、予想以上に警備するナチス・ドイツ兵の数が多く、20人以上いる警備網を特殊部隊5人だけで突破し、ファビアン博士を救出するのは不可能でした。

デヴィッドソン軍曹はカミンスキー少佐に、作戦内容の変更を打診しましたが、必ず任務を遂行すると意気込む彼は聞く耳を持ってくれません。

その間、ファビアン博士の娘イレーナが、厳しい監視に精神が限界に達した母親、カリーナのためにピアノを演奏していました。

カミンスキー少佐が立てた奇襲攻撃作戦はこうです。「作戦決行は今夜、侵入できるポイントを見つけてそこをつく。まずは二手に分かれて家の外から襲い、敵に襲撃が道から来たと思わせよう」

「陽動作戦後、ナチス・ドイツ兵の見張りを排除する」「敵の対空銃も使おう。そうすることで相手の戦力を分散できる」

そこまで聞いたイギリス兵の1人が、カミンスキー少佐にこう言いました。「燃料タンクを使って敵を驚かそう」と。

ここで、話は物語の冒頭に戻ります。まずカミンスキー少佐たちは、焚火で暖をとっていたナチス・ドイツ兵の見張り番2人を後ろから静かに襲い、排除しました。その後、燃料タンクに爆弾を仕掛けて起爆させます。

カミンスキー少佐たちはそれぞれ物陰に隠れつつ、ナチス・ドイツ兵から奪った対空銃や短機関銃、ライフル銃を使って、爆発に驚いて家から出てきた敵を次々と射殺。

彼らの奇襲攻撃は成功し、あっという間に半数以上の敵が死にました。

家の中に潜むナチス・ドイツ兵も、負けじと窓ガラスを壊し、反撃しようとしますが、すぐさま外壁に爆弾を仕掛けられて吹き飛びます。

カミンスキー少佐はついに、ファビアン博士たち家族がいる部屋へ突入し、彼らを救出しようとしました。しかし、家族の一番近くで見張っていたレーマン少佐によって、カリーナが人質に取られてしまいます。

レーマン少佐は、カリーナを人質に取ったまま逃走を図りましたが、カミンスキー少佐の目配せにより、家の近くに隠れていたイギリス兵ウェイツに射殺されました。

ところが、ウェイツが止めを刺そうと、レーマン少佐に放った2発目の銃弾が、崩れ落ちた敵の代わりにカリーナへ被弾。死んでしまったカリーナに、娘と一緒に縋りつき泣くファビアン博士に、カミンスキー少佐は冷静にこう告げるのです。

「ファビアン博士、我々は米英の合同部隊だ」「明日、英国の潜水艦で脱出し、米国に来てもらう。あなたを必ず守る」「奥さんは残念だったが、このまま一生ナチスの飼い犬でいいのか?」「このチャンスを逃すな、自由を手に入れるんだ。我々と行こう」

ファビアン博士は最初、自分はどこにも行かないの一点張りでしたが、カミンスキー少佐の言葉を聞いて、イレーナを一緒に連れていくことを条件に脱出を決めました。

その後、カミンスキー少佐たちはカリーナの遺体を家の中へ運びます。永遠の眠りについたカリーナの傍には、イレーナがずっと寄り添っていました。

そんなイレーナに、誤ってカリーナを撃ってしまったウェイツが謝罪すると、「悪いのは戦争よ、ママは戦争を憎んでいた」と返してきました。

ファビアン博士とイレーナは、カリーナを喪った悲しみに浸る時間もなく、カミンスキー少佐たちと一緒に森の中を歩き、ナチス・ドイツ軍の監視網から脱出しようとします。


(C)2020 ENEMY LINES FILMS LTD – ALL RIGHTS RESERVED

一方マクラウド将軍は、特別作戦本部でデヴィッドソン軍曹たちの帰還を待つプレストン大佐に、「ソ連も、ファビアン博士の確保に動き出したらしい」と情報を教えに来ます。

さらにポーランドには嵐が迫っており、このままではカミンスキー少佐たちが潜水艦に近づくことは出来ません。

そこでマクラウド将軍たちは、脱出方法を変更し、「予備の燃料を積み、イタリアから軍用輸送機「C-47」を飛ばして、飛行場の跡地に着陸させて脱出させる」ことにします。

既にソ連は、工作員4人をポーランドに投入しており、彼ら工作員は、カミンスキー少佐たちが去った後に家を訪れていました。

現場にはイギリス軍の弾にアメリカ軍の靴跡、それと一緒に少女の足跡が残っており、工作員たちは家の中で発見した女の死体はカリーナで、6~7人の部隊でファビアン博士を連れ去ったと考察します。

ソ連の工作員が追跡しているとは知らず、カミンスキー少佐たちは、ひたすら雪が降り積もる森の中を歩き続けました。しかし、潜水艦まで案内するはずのレジスタンスは、合流地点にはいませんでした。

極寒の地だからでしょうか。低すぎる気温と湿度によって、無線機は修理不可能なほど壊れてしまい、使い物になりません。

そこでカミンスキー少佐たちは、何とかして特別作戦本部に連絡を取って現状報告するべく、近くにある小さな村を訪ねることにしました。

小さな村のバーには、協力者である漁船の船長がおり、村を訪れたカミンスキー少佐とデヴィッドソンは、彼からレジスタンスの居場所を尋ねます。

すると漁船の船長は、2人に衝撃的な事実を告げるのです。「村に敵とつながっている内通者がいて、レジスタンスはその者に密告されてしまったから、2日前に村から移動したんだ」。

しかし、レジスタンスの存在なくしては、カミンスキー少佐たちが特別作戦本部と連絡を取る手段がありません。

漁船の船長は、そんなカミンスキー少佐たちに、「北に向かえ。道沿いに進み、十字路で森に入って、丘に向かえば彼らと会える」と、レジスタンスの居場所を教えます。

以下、『シークレット・ウォー ナチス極秘計画』ネタバレ・結末の記載がございます。『シークレット・ウォー ナチス極秘計画』をまだご覧になっていない方、ストーリーのラストを知りたくない方はご注意ください。

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その頃ソ連の工作員たちは、死んだナチス・ドイツ兵から奪った制服に着替え、森の中を巡回中の敵兵に味方に成りすまして近づき、射殺。

ナチス・ドイツ兵と同じく、カミンスキー少佐たちの行方を追っている工作員たちは、彼らの足跡をたどる中、無線機の破片を見つけます。

無線機の破片から、外部と連絡取れない状況にあると考えた工作員は、カミンスキー少佐たちがまだポーランドから出ていないと睨み、捜索を続行しました。

カミンスキー少佐たちが、先の戦いで足を負傷したクーパーのために、丘の途中で小休止を挟んだ途端、5~6人のナチス・ドイツ兵から奇襲を受けます。

即座に木や積もった雪の影に隠れ、反撃に転じるカミンスキー少佐たち。激しい銃撃戦の中、ナチス・ドイツ兵の後ろからレジスタンスが現れ、彼らのおかげで敵を退けることが出来ました。

ところがレジスタンスは、せっかくナチス・ドイツ軍から逃げのびたというのに、カミンスキー少佐たちが来たせいで、また命の危険に晒されることになったと怒っていたのです。

丘の上に築かれたレジスタンスの隠れ家で、戦争に勝つために必要な任務だと言うカミンスキー少佐と、仲間を死なせたくない一心で協力をやめたいレジスタンスが睨み合います。

その最中、カミンスキー少佐が放った「ロケット科学者」という言葉に、ファビアン博士が異議を唱えました。ファビアン博士が研究しているのは、ロケットではなく核分裂、万物の構成要素である原子についてです。

核が分裂すれば、太陽に明るい光で百万個の電気が灯せますが、その反面、爆発を起こすこともできます。

ナチス・ドイツ軍は核分裂を利用し、大規模な爆発を起こそうと考え、新兵器を開発しようとしました。毒ガスより何倍も強力な、恐ろしい兵器「原子爆弾」を…。

ファビアン博士はその新兵器開発のために、ナチス・ドイツ軍に拉致され、ポーランド郊外にあるナチス研究施設で研究するよう強制されていたのです。

幸い、ファビアン博士が完成間近だと嘘を言い、研究を遅らせたため、新兵器は開発されていません。

そんなナチス・ドイツ軍の恐ろしい計画を知ったアメリカ軍は、敵の野望を阻止して戦争を終結させ、数百万人の命を救うために必要な切り札、ファビアン博士の奪還に挑んだのです。

カミンスキー少佐の覚悟を聞いたレジスタンスは、いま一度、米英連合軍の特殊部隊に協力することを決心しました。

レジスタンスの協力を得たカミンスキー少佐は、早速彼らの無線機を使って、特別作戦本部に現状を報告。するとプレストン大佐から、変更された合流する場所を伝えられます。「マガモ53、ガチョウ72」という暗号です。

この通信で、脱出方法が潜水艦から飛行機に変わったと知ったカミンスキー少佐たち。明朝7時に、合流場所に辿り着けなければ、彼らはポーランドを脱出することが出来ません。

カミンスキー少佐たちとレジスタンスが、それぞれ思い思いに一晩を過ごそうとしていたその時、ナチス・ドイツ兵がカミンスキー少佐たちが訪れた村の人々を拘束したと、情報が入りました。レジスタンスの女性サラは、カミンスキー少佐たちに協力を申し出ます。

その結果、先の戦いで弾薬が少ないカミンスキー少佐たちは、レジスタンスから弾薬を補給するものの戦闘には加わらず、援護に徹することになりました。

村へ向かう道中、カミンスキー少佐たちとレジスタンスは、森の中に潜んでいたナチス・ドイツ兵に突如襲われてしまいます。

両者は激しい銃撃戦による攻防を繰り広げていましたが、そこにナチス・ドイツ軍の戦車と迫撃砲が加わり、カミンスキー少佐たちは次第に追い詰められていってしまうのです。

雪が降り積もってできた白い大地に、大勢のナチス・ドイツ兵に加え、レジスタンスのメンバーとクーパーとリー、激しい銃撃戦に倒れた者たちが流した血で赤く染まっていました。

何とかその場を脱出したカミンスキー少佐とデヴィッドソン、ウェイツとサラ、ファビアン博士とイレーナの6人。

デヴィッドソンは腕を、ウェイツは腹を怪我していたため、サラが案内した他のレジスタンスの隠れ家で、休憩を挟むことにしました。

その隠れ家は、合流場所である飛行場の跡地から、3㎞離れた場所でした。一緒に戦う中で、お互いが気になり始めていたデヴィッドソンとサラ。

2人はデヴィッドソンからのキスをきっかけに、その好意を愛へと燃え上がらせ、体を重ねました。

行為の後、デヴィッドソンは機密事項を守る自分たち特殊部隊は、命令とあらば女子供関係なく、ナチスに繋がったフランスの地元住人を殺すことだってあると話します。

その任務の惨状が頭に焼き付いて離れないデヴィッドソンを、サラは優しく抱きしめました。

その時別の部屋では、ファビアン博士が自分がナチス・ドイツに捕まったせいで、愛する妻を死なせてしまったと自責の念に駆られていました。

涙を流す父親を抱きしめながら、イレーナは「パパは私が必ず守ってあげる」と誓うのです。

早朝、ファビアン博士は、自分と同じく愛する妻と、生後6か月の幼い息子がいるカミンスキー少佐に、「米国が私を必要としていることは分かってる。でももし、私と娘が命の危険に晒されたら、娘の方を守ってくれ」と願いごとをします。

ファビアン博士と話した後、1人薪を取りに外に出たカミンスキー少佐は、突如ナチス・ドイツ兵から車を奪って来たソ連の工作員たちに襲われ、拷問されてしまいます。

その様子を部屋の窓から窺うデヴィッドソンたち。彼らは最初、ナチスの捜索隊だと思っていましたが、会話を聞きとったサラはドイツ人ではなく、ソ連人だと答えました。

それを聞いたデヴィッドソンは、ウェイツに部屋からの狙撃を任せ、単独でカミンスキー少佐の救出に打って出ました。そのおかげで、カミンスキー少佐はソ連の工作員たちから解放されます。

その際、デヴィッドソンとカミンスキー少佐の会話を聞いたソ連の工作員は、「アメリカ軍なら大歓迎だ。我々も難しい任務を遂行するために科学者が必要だ、仲間同士協力しようじゃないか」と提案しました。

それを拒否するカミンスキー少佐たちと、ソ連の工作員が睨み合う中、サラは突然、ファビアン博士に銃口を突きつけ、彼を人質に取って交渉に打って出たのです。

「ファビアン博士を殺されたくなければ、(デヴィッドソンたちに向けている)銃を捨てなさい」「あなたたちがこの国を2つに分断した。ドイツ人もソ連人も皆、死ねばいい」。

それに応じたソ連の工作員が、銃を地面に置いた瞬間、サラから銃の撃ち方を教わったイレーナが、父親を人質に取った彼女目掛けて発砲。

デヴィッドソンはサラの死を悲しむ暇もなく、カミンスキー少佐に促されるまま、ファビアン博士たちと一緒に車に乗ってその場を離れます。


(C)2020 ENEMY LINES FILMS LTD – ALL RIGHTS RESERVED

「C-47」が飛行場の跡地に到着するまで、残り20分。ナチス・ドイツ軍の捜索隊に見つかってしまった挙句、車の燃料が尽きてしまい、カミンスキー少佐たちはやむを得ず、敵と戦いながら走って合流場所へ向かう羽目になりました。

新たに車を調達したソ連の工作員は、彼らが戦う様子を遠目から眺め、ファビアン博士の奪取は無理だと悟ります。

その上空にはカミンスキー少佐たちを迎えに来た、「C-47」が飛んでいたからです。ソ連の工作員は引き揚げようとしますが、そこへナチス・ドイツ軍の戦車が複数現れたことで、その考えは一変します。

ソ連の工作員は、仲間であるアメリカ兵を救うため、戦車に乗るナチス・ドイツ兵を一掃したのです。

戦車に仕掛けられた爆弾の爆発音を聞き、カミンスキー少佐たちを襲おうとしていたナチス・ドイツ兵が、一斉にソ連の工作員に襲い掛かってきます。

「C-47」が着陸するまでの間、カミンスキー少佐たち米英連合の特殊部隊と、ナチス・ドイツの捜索隊、ソ連の工作員たちの三つ巴の戦いが繰り広げられました。敵も味方も関係なく、1人、また1人と、冷たい雪の大地に血を流して倒れていきます。

激しい銃撃戦の末、カミンスキー少佐たち3人は、負傷したデヴィッドソンとウェイツによる命懸けの援護によって、無事「C-47」に乗って脱出することが出来ました。

デヴィッドソンとウェイツは、カミンスキー少佐たちを逃がすために、最後の力を振り絞って戦い、ポーランドの極寒の地で命を落としました。

後日、カミンスキー少佐は、先の戦いで負った腹の傷の治療のため、イギリス空軍の病院に入院していました。カミンスキー少佐の見舞いに訪れたマクラウド将軍は、彼に無事、ファビアン博士たちが渡米したことを伝えます。

しかしカミンスキー少佐は、この任務遂行のためにデヴィッドソンたち、優秀な兵士や大勢の人々を死なせてしまった自責の念に駆られており、手放しで喜べません。

イレーナと一緒に渡米したファビアン博士は、アメリカ軍の研究所で、原子爆弾の開発に勤しんでいました。

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映画『シークレット・ウォー ナチス極秘計画』の感想と評価


(C)2020 ENEMY LINES FILMS LTD – ALL RIGHTS RESERVED

核分裂や原子について研究しているファビアン博士を狙って、アメリカ・イギリスの連合軍とソ連、ナチス・ドイツ軍が激闘を繰り広げていきます。

米英連合の特殊部隊といえど、アメリカからはカミンスキー少佐、イギリスからはデヴィッドソンとウェイツ、クープとリー。この5人しかいません。

それなのに彼ら5人は、自分たちの倍以上兵士がいるナチス・ドイツ軍の監視網から、少々作戦内容の変更はあったりしたものの、無事ファビアン博士を奪還します。

その鮮やかな奇襲攻撃と救出劇は、軍人ならではの手際の良さを感じ、思わずその場で小躍りしてしまいたくなるほどとても格好良いです。

しかしファビアン博士をポーランドから脱出させ、渡米させる任務が、どれほど危険を伴うものかが、デヴィッドソンたちの犠牲を見れば痛いほど伝わってきます。

本作の最大の見どころは、米英連合の特殊部隊vsナチス・ドイツ軍の捜索隊、米英連合の特殊部隊vsナチス・ドイツ軍の捜索隊vsソ連の工作員の対決です。

それぞれの対決で繰り広げられる激しい銃撃戦は、戦争映画好きにはたまらなく興奮する場面ばかりとなっています。

まとめ


(C)2020 ENEMY LINES FILMS LTD – ALL RIGHTS RESERVED
米英連合の特殊部隊が、ナチス・ドイツ軍の捜索隊とソ連の工作員と戦いながら、戦争終結の切り札である科学者を奪還する姿を描いた、イギリスの戦争アクション作品でした。

初めは連合軍でありながらも、お互いをどこか信用できていなかったカミンスキー少佐とデヴィッドソンたち。

戦いの中で絆を育み、仲間となった頼もしく優秀な彼らを失ったカミンスキー少佐の悲しみが、ラストで描かれる憂い顔から伝わってきて泣けます。

エンドロール前に流れたテロップには、カミンスキー少佐たちが命懸けで任務を成し遂げた後の話が語られていました。

それは終戦の年、ナチス・ドイツの原子爆弾開発に焦った、アメリカ・イギリス・カナダの連合国が敵国の科学者や科学データを集め、原子爆弾開発・製造させた「マンハッタン計画」のことです。

そんなエンドロール前の言葉を裏付けるように、物語の最後では渡米したファビアン博士が、原子爆弾の開発に取り組んでいました。

連合国とソ連、ナチス・ドイツの三者三様の思惑が複雑に絡み合う、科学者争奪戦を描いた戦争アクション映画が観たい人に、とてもオススメな作品です。

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