すべてが明かされるシーズン2・完結編!
スピンオフドラマシリーズでありながら、ゴールデングローブ賞の2部門にノミネートされただけでなく、視聴時間の記録の塗り替えに成功したNetflixドラマ『ウェンズデー』(2022)。
2025年に配信が始まったシーズン2は全8話を2回の配信に分けながらも、前編となる1話から4話の間で主だった謎をすべて解決する異色の作りを見せていました。
今回は謎の解明の先にある過去の罪との戦いを描いた『ウェンズデー シーズン2』の後編となる5話から8話を、ネタバレあらすじを含めご紹介させていただきます。
CONTENTS
映画『ウェンズデー シーズン2』の作品情報
【配信】
1話~4話:2025年8月6日(Netflix独占)
5話~8話:2025年9月3日(Netflix独占)
【原題】
Wednesday
【総監督】
ティム・バートン
【キャスト】
ジェナ・オルテガ、エマ・マイヤーズ、ジョイ・サンデー、ジョージ・ファーマー、ムーサ・モスタファ、スティーブ・ブシェミ、クリストファー・ロイド、 キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、ルイス・ガスマン、アイザック・オルドネス、フレッド・アーミセン、レディー・ガガ、ジェイミー・マクシェーン、ハンター・ドゥーハン、クリスティーナ・リッチ
【作品概要】
雑誌『ザ・ニューヨーカー』に1937年から連載されたチャールズ・アダムスによる1コマ漫画『アダムス・ファミリー』の登場人物の一人、ウェンズデー・アダムスを主人公としたスピンオフドラマのシーズン2。
ジェナ・オルテガやエマ・マイヤーズなどの主要キャストは前シーズンから引き続き続投し、第2シーズンの後編からは世界的な歌手であると同時に『アリー/スター誕生』(2018)で主演を務めるなど、俳優としても活躍を続けるレディー・ガガが出演しました。
映画『ウェンズデー シーズン2』のあらすじとネタバレ
ストーンハートが死亡したことで、「ウィローヒル精神病院」は娘のジュディが臨時理事を務めることになります。
騒動の中で施設から逃走したフェスター、スラープ、タイラーは未だに逃走を続けており、全国に指名手配されていました。
ジュディは「LOIS」から脱走した実験台を殺し屋を雇い殺害させており、残りは「1983番」のみでした。
カルト宗教の教祖ギデオンの下から母を脱走させたビアンカは学園内に母親の身を隠し、エイジャックスに真実を話していました。
病院で目を覚まし寮に戻ったウェンズデーは、意識を失っていた時から見えるラリッサの幻覚を鬱陶しく思いながら、イーニッドと再会。
自身がタイラーに命を狙われていることを知ったイーニッドはタイラーに立ち向かうため、エイジャックスを始めとした「ベラドンナ」を招集。
逃げたスラープを探すパグズリーは「死者の日」を祝う公園内で知識を持ったスラープを発見しますが、「逃がして欲しい」と懇願されたことで保安官からスラープを逃してしまいます。
その頃、目論見通りタイラーはイーニッドの前に現れ、集った「ベラドンナ」たちを殺害しようとしますが、「1983番」ことタイラーの母親フランソワーズが、その場に乱入しタイラーを連れて出ていきました。
一方、パグズリーがスラープを逃す現場を目撃したゴメズは、スラープが30年前に死亡したはずのアイザックであることに気づきました。
ウェンズデーはオルロフ教授からフランソワーズは弟のアイザックと同じく、「ネヴァーモア学園」の生徒であったと聞き出します。
すぐにスラープがアイザックであると見抜いたウェンズデーはパグズリーからの情報で、アイザックがフランソワーズを探していることを知ります。
イーニッドは満月でないにも関わらず人狼に変化しかけた自身に怯え、彼女に起きた現象に覚えのある教師のイザベラはイーニッドが人狼の中でも特別な「アルファ」である可能性を伝えます。
祖母のグラニーから伝説の能力者ロザリンの存在を教わったウェンズデーは、彼女から能力を借りるため墓へと向かいます。
ロザリンから一時的に能力を借り受けたウェンズデーでしたが、彼女を墓から連れ戻そうとしたイーニッドが邪魔をしたことで2人とも気を失ってしまいました。
その頃、アイザックはフランソワーズとタイラーの隠れ家へと辿り着いていました。
「ハイド」に変身するたびに命を削っていたフランソワーズを助けるため、アイザックはジュディを殺害し「LOIS」の鍵を奪取。
目を覚ましたウェンズデーとイーニッドはお互いの精神が入れ替わっていることに気づき、アダムス家が借りているコテージが、ロザリンの旧家であることを知ったウェンズデーはコテージ内の降霊室に忍び込み、「乗り移った相手の秘密を知ること」が解呪の方法であることをロザリンから聞き出します。
タイラーの件や普段の言動に限界を迎えたイーニッドは、ウェンズデーの姿で生徒たちの前で踊り狂います。
その姿を見たウェンズデーは、仕返しとして浮気をしていたイーニッドの彼氏のブルーノをフり、人狼が集まる寮へと向かいました。
アイザックはオルロフ教授を殺害し動力源を奪うと、フランソワーズとタイラーを連れて「LOIS」へと向かいます。
その様子を目撃していたアグネスはウェンズデーの役に立つため、アイザックたちの車に乗り込み位置情報を、ウェンズデーに共有。
一方、真実を知ったモーティシアから解呪に成功しなければお互いに死亡することを聞いたイーニッドはウェンズデーのもとへと向かいますが、ウェンズデーはまずはアグネスを救うために「LOIS」に向かうことにします。
捕えられていたアグネスの解放に成功しつつもタイラーに襲われたウェンズデーは、イーニッドの「アルファ」の力を解放しタイラーを撃退。
アグネスは「LOIS」の装置を暴走させ、アイザックの行おうとしていたフランソワーズの治療を妨害し、その隙にウェンズデーたちは「LOIS」を脱出します。
ロザリンの墓へと向かったウェンズデーとイーニッドはお互いの身体に乗り移ったことで知ったそれぞれの苦悩を話し、そのことで呪いの解呪に成功。
ラリッサはイーニッドの死の運命が描き変わったと同時に、代償としてアダム家の誰かに死の運命が移ったと言いました。
バリーはギデオンと共にカルト宗教を作り出した諜報人であり、ビアンカの母が学園内に住んでいることを知ると2人を脅迫。
ウェンズデーはアイザックがゴメズの元ルームメイトであることを知り、ゴメズからアイザックが「ハイド」の能力を取り出す方法を探していたことを聞き出しました。
満月が迫り、イザベラから「アルファ」が満月の日に狼化すると二度と戻らない可能性があることを聞いたイーニッド。
グラニーはバリーに呼び出され、ビアンカの「人の心を操る」能力を使って全財産を学園に寄付するように暗示をかけられていました。
エイジャックスからビアンカが陥っている現状を教わったウェンズデーは、天地が裂けても他人にお金を出さないはずのグラニーが、学園に寄付する話をしていることを知りおおよそのことを把握。
指名手配されているギデオンが、ビアンカとバリーの前に現れ金の無心を行うと、バリーは容赦なくギデオンを殺害します。
寄付を祝うパーティが始まると、エイジャックスはバリーに監禁されていたビアンカの母を隙を見て解放。
セイレーンの効果を無効化する首飾りが全ての原因と見抜いたウェンズデーは、イーニッドとアグネスに計画を伝えます。
イーニッドとアグネスはパーティを盛り上げるためにダンスを披露し、アグネスは演出として透明化の能力を使っていると見せかけ、バリーの首飾りを奪取。
バリーの首飾りがないことに気づいたビアンカは、セイレーンの能力を使い大衆の面前でバリーの自白を促すと、バリーはグラニーからの大金の奪取計画とギデオンの殺害を自白します。
焦ったバリーはビアンカを人質にとりますが、駆けつけたエイジャックスの能力で石に変えられると、自身の能力で火をつけてしまったシャンデリアの落下に押し潰され、バラバラになってしまうのでした。
グラニーはバリーの計画に憤りながらも、家族との諍いを和らげ、ウェンズデーの言葉に従い多額の学園への寄付を決めます。
一方、パーティに潜入していたアイザックはひとり会場を抜け出していたパグズリーを拉致するのでした。
映画『ウェンズデー シーズン2』の感想と評価
自分よりも大切な人のために動く群像劇
普通の人間とは異なる能力を持つ「のけ者」が集う「ネヴァーモア学園」を舞台としたドラマ『ウェンズデー』。
自分が「のけ者」であることを自覚する生徒たちの物語である本作ですが、「シーズン2」の完結編となる後半4話は、物語の登場人物のほとんどが誰かのために動いている群像劇となっていました。
主人公のウェンズデーは、他者との交流を嫌いながらも親友であるイーニッドの命のために己を顧みず捜査し、醜悪な性格を隠し持つ校長のバリーの言いなりとなるビアンカも、カルト宗教に追われる母のためにバリーの暗躍に手を貸しています。
さらに本シーズンの最後の敵となるアイザックもまた、自身の姉の悲願のためにあらゆる悪事に手を染めて行動していました。
保身ではなく、大切な人のために動いているからこそ譲ることの出来ない想いがぶつかり合う、群像劇としても魅力の高いシーズンとなっています。
犯した罪に相応しい罰が下る
『ウェンズデー シーズン2』には大きく分けて3人のヴィランが登場します。
「ウィローヒル精神病院」に存在する「のけ者」を監禁し人体実験を繰り返していた研究所「LOIS」の代表であるジュディ、他者の心を操る「セイレーン」のビアンカを脅迫しアダムス家の資産を狙う校長のバリー、そして30年前から蘇り人間を喰らうことで知能を取り戻していく謎の存在「スラープ」ことアイザック。
前編では敵となる存在が不明のまま物語が進んでいましたが、後編ではこの3人が本作の敵であることが早い段階から明らかになっており、ウェンズデーとそれぞれの衝突が序盤から展開されていきます。
特に本作がドラマとして好印象なところは、すべてのヴィランがシーズン2の中で相応しい罰を受けることになるところと言えます。
決着がつかないまま次のシーズンへ、と言うモヤモヤ感の残る終わり方はせず、僅か4話の中で3人との対峙は完結しており、謎が残りがちな「ドラマ」と言う媒体には珍しいほどのすっきりとした終わり方に満足が出来ます。
まとめ
2025年7月、なんとシーズン2の配信開始前にドラマ『ウェンズデー』は、シーズン3が製作されることが発表されました。
物語のラストにはシーズン3に続く新たな謎が生まれ、何人かの登場人物の今後が気になるような引きも用意されてはいました。
ですが、本作はシーズン1も2も単体で見ても楽しめる脚本とクオリティになっていることは間違いなく、シーズンが多いから途中から見るのはなあと躊躇ってしまう人にもオススメ。
『ウェンズデー シーズン2』は大好評だった前シーズンにも負けないほどの、高いクオリティを見せつけた続シーズンとなっていました。


































