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Entry 2024/04/18
Update

『辰巳』あらすじ/公開日/上映館。映画監督 小路紘史作品の5種キャラビジュアル&過激な描写が収められた新予告編解禁!

  • Writer :
  • 大塚まき

『ケンとカズ』から8年。小路紘史監督、待望の最新作!

2016年に公開された『ケンとカズ』から8年、多くの映画ファンの度肝を抜いた小路紘史監督、待望の最新作『辰巳』(たつみ)が、2024年4月20日(土)より、渋谷ユーロスペースほか全国順次公開です。


(C)小路紘史

この度、物語の主軸となる5名の登場人物に焦点をあてたキャラクタービジュアルと過激な描写が盛り込まれた新予告が完成しました。

また、竜二の姿を捉えた新たな場面写真2点も解禁となります。

映画『辰巳』について


(C)小路紘史

『ケンとカズ』は劇場公開の前年である2015年の第28回東京国際映画祭<日本映画スプラッシュ部門>にて作品賞を受賞したほか、将来性のある新人監督を選出して贈る2016年度の「新藤兼人賞銀賞」を受賞するなどし、劇場公開後はインディペンデント映画でありながら、その作品評価の高さから上映期間が2度延長されるなどロングラン上映となった作品です。

あれから8年。鮮烈なデビューを果たした小路紘史監督が再び新たなノワール作品を作り上げました

映画は、日本のリアルな裏社会を描きながら、“日本的”なものを極力排除した無国籍ムードを全編に漂わせ、アウトローたちの慟哭とロマンが胸を打つ、日本映画の枠を拡げる可能性を秘めた、これまで誰も観たことのない“ジャパニーズ・ノワール”となっています。

主人公・辰巳役には、カンヌ国際映画祭「ある視点」に出品され、仏・セザール賞で4部門ノミネートした話題作『ONODA 一万夜を越えて』(2021/アルチュール・アラリ監督)の遠藤雄弥

さらに、行き場のない怒りを復讐に変える少女・葵役には、今注目の若手女優、森田想

その他、ドラマ「全裸監督」シリーズ(NETFLIX武正晴監督)にて、ラグビー後藤を演じ大きな注目を浴びた後藤剛範、『福田村事件』(2023/森達也監督)の佐藤五郎、本作が映画初出演となり、劇団「オーストラ・マコンドー」を主宰する倉本朋幸、『佐々木、イン、マイマイン』(2020/内山拓也監督)の藤原季節ら実力派が顔を揃えています。

映画『辰巳』の予告編

新予告は、過激な描写が盛り込まれた“閲覧注意”の映像、通称“レッドバンド予告”と呼ばれるものとなり、冒頭に表示される『辰巳』の白抜きロゴが、真っ赤に染まる描写から始まります。

そして、その後すぐに映し出されるのは、両手両足を縛られ、ズボンをずり落とされた男に近寄る不気味な男の姿。今から縛られた男をいたぶり、責めさいなむことを本能レベルで楽しもうとするその表情は、観る者を戦慄させます。

この不気味な男の正体は、姉を殺された葵の仇でもあり、主人公・辰巳と同じ組織に属し、組織の中で最も悪名高い最凶最悪の沢村兄弟の弟、竜二。

その後の映像にも竜二の狂暴で凄烈な姿が画面を支配し、立て続けに映し出されるド迫力のにらみ合いの描写が収められています。

本作で竜二に扮したのは、本作で映画初出演となる倉本朋幸。観る者を圧倒させる存在感と迫りくる顔面力。

スクリーンに竜二というキャラクターを確実に、そして恐ろしく深く刻みこんだ倉本の威風堂々としたその姿は、間違いなく、映画ファンを唸らせることになるだろう。

映画『辰巳』のポスタービジュアル


(C)小路紘史

この度、物語の主軸となる5名の登場人物に焦点をあてたキャラクタービジュアルが完成しました。


(C)小路紘史

ポスタービジュアルは5種類裏稼業で働く、本作の主人公“辰巳”。“辰巳”の元恋人・京子を殺害した犯人に復讐することを誓う京子の妹“葵”昔、“辰巳”と同じ組織にいた経歴を持ち、“辰巳”と“葵”の運命を左右することになる“ゴトウ”“辰巳”と同じ組織に属し、その器量の深さ、折衝能力の高さ、大局を見据える冷静さを持つことから、“辰巳”が最も信頼を寄せる“兄貴”。そして、狂暴で凄烈、一切の情けも持ち合わせていない、“葵”の姉・京子を殺害した張本人の“竜二”


(C)小路紘史

これまで小路紘史監督が描いてきた作品の登場人物は、往々に社会のメインストリームから抜け落ちてしまったかのような人々です。


(C)小路紘史

そして、小路監督のデビュー作『ケンとカズ』でも、本作の『辰巳』でも、主人公をタイトルに起用しているのが特徴の一つとしてあります。その理由について監督は「そういった人たちが生きた証をタイトルに刻み付けたい」からだという。


(C)小路紘史

この度、制作されたポスタービジュアルは、登場人物それぞれに生き様があり、それぞれが自身の物語を生きているのだという監督の思いを表出したデザインになっています。

映画『辰巳』の作品情報


(C)小路紘史

【日本公開】
2024年(日本映画)

【監督・脚本】
小路紘史

【キャスト】
遠藤雄弥、森田想、後藤剛範、佐藤五郎、倉本朋幸、松本亮、渡部龍平、龜田七海、足立智充、藤原季節

映画『辰巳』のあらすじ

裏稼業で働く孤独な辰巳(遠藤雄弥)は、ある日元恋人・京子(龜田七海)の殺害現場に遭遇する。

一緒にいた京子の妹・葵(森田想)を連れて、命からがら逃げる辰巳。片や、最愛の家族を失い、復讐を誓う葵は、京子殺害の犯人・沢村兄弟を追う。生意気な葵と反目し合いながらも復讐の旅に同行することになった辰巳は、彼女に協力するうち、ある感情が芽生えていく…。

まとめ

『ケンとカズ』(2016)から8年、多くの映画ファンの度肝を抜いた小路紘史監督、待望の最新作『辰巳』(たつみ)。

希望を捨てた男と復讐を誓う少女が辿る、前代未聞のジャパニーズ・ノワールが誕生しました。

映画『辰巳』は、2024年4月20日(土)より、渋谷ユーロスペース他にて全国ロードショーです。

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